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2009年07月 アーカイブ

2009年07月03日

4/9-10 印旛沼へ

 ヘラブナ社の取材で印旛沼へ行く。今回のお題は“ヘビーカバーでへら鮒釣りたい“というもの。この時期、印旛沼本湖のヘラは、湖岸にある葦のインサイドのバックウォーターで産卵する。つまり、葦やガマ、さらにはブッシュの奥のキワキワでへらを狙うのである。水深は30-40CMくらいの所。ボートからバスをやっていると、岸沿いにある杭に仕切られた葦際。それの更にインサイドに位置する溜まり状の、バックウォーター部分である。ボートで侵入するには浅すぎてなかなか入れ無いが、帯状の細長いオープンウォーターが存在しているのである。ボトムはかなりのヘドロ状態。へらは葦の茎やブッシュに卵をつけるので、ボトムが少々ヘドロ状態でも入って来る。でも、魚がいつでも居る訳でもなく、ノッコミ時期限定のエリアである。で、地元のヘラマンの情報を頼りに入る場所を決める。3日ほど前まで乗っ込んでいたらしいが、今回はハタキの音は聞こえない。釣り人も殆ど居ないし。はなからヤバイ状態。まー取材日は決まっているわけだし、そうは上手く行くわけが無い。でも、とにかく竿を出す。タックルはヘビー。道糸2号のハリス1.5号。更に針は1本針。普通のヘラ釣りのように2本付けると、魚がカバーの中に突っ込んで行っちゃった時に、もう1本の針が根がかっちゃうので、必然的に1本針なわけである。印旛本湖のヘラって言うと、かなりプレステージの高い代物なのである。新川とか、周りの川系で釣るヘラと、本湖のヘラは格付けが違う。それぐらい難しく、しかも荒々しいヘラなのである。それに、タイミングが合わなければ殆どでこっちゃうって言う所も、一匹の価値を上げているところだろう。で、案の定、この日の釣果は鯉数匹。鮒系の鱗がスレで一枚という結果。しかしめげない。明日はもしかしたらって言うこともあるし。鱗釣れたし。で、翌日も朝一から入釣する。ヤッパリハタキは無い。でも、初日の鱗一枚がギリギリのモチベーションを保つ。昼までに鯉1匹。で、場所移動。そして午後三時過ぎ、初の鮒系が来る。しかし半ベラ。ちょっと見はヘラなのだが、顔が少し変。更に口元は鯉系のちょっと下付き加減のヤツだ。所謂F1個体・・ミックスだ。ヘラの世界では、いくらヘラっぽくても、顔つきがちょっと違うだけでヘラとは認められない。でも、俺的にはちょっと嬉しい。だって鮒系だし。そして夕刻、ウキに動きが出てくる。そして何と、半ベラ3連荘。暗くなるまでやっちゃったわけで、ついにへらの顔を見れずに取材終了。ヘビーカバーで、鯉や半ベラと格闘できただけでも、ちょっと面白かったけど、やっぱり完デコの重みはきっついわけで。来年こそは、印旛本湖のヘラを釣ってみたいわけですよ。

2009年07月07日

5/20-21 旧吉野川へ

 バサーの取材で、旧吉野川へ行く。ネオ田辺道場だ。この時期、旧吉野川へ行くのは初めて。トータルで4回目の釣行。オレ的にはかなり好きな釣り場。バスの個体も良いし、なんと言ってもタイダル系の川という、難しさのオプションもついてくる。何か、自分の一匹を見つけていく感覚で、釣りが成立していく感じがたまらない。現場までの移動も楽。徳島空港から、車で10分も掛からない距離だし。タクシーでレンタルボート屋さんまで行けちゃうくらいだ。朝一、ボート屋さんで状況を聞くと、ここ一週間、スポーン終盤に差し掛かった状態のようで、結構タフな状況らしい。巻物で殆ど釣れてないし。もう少し早く来てくれれば良いのに、なんて言われちゃう。でも、ボート屋さんは、オレにとても期待していることを語ってくれた。なぜかというと、今までの釣行の記事や、映像が、ローカル達にとってとても刺激になっているからだという。あんな釣り方あったの?こんな場所でやるの?っていう新しい風が送り込まれて、お客さんがとても喜んでいるという。そんなこと言われちゃうと、だったらっていう気にもなるけど。でもねー、やってみないとどうなるか全然わかんないし。釣り方はというと・・・これはバサー誌で見て欲しい。いやー、面白かったですよ。やっぱり魚がちゃんと居てくれて、それなりに答えが返ってくる素晴らしい釣り場なわけで。正直、関東の人間も、どんどん行って来たらいい釣り場ですよ。アクセスも簡単だし。今までやってきたバスフィッシングって、ちゃんと通用するのかどうか、自分で確かめに行けばいいわけで。そんな体験をするにはもってこいの場所だと思いますよ。

2009年07月10日

4/24-25 琵琶湖へ

  久々の琵琶湖釣行。プリスポーンのビックフィッシュを狙いに行く。仕事は一切絡めていないし。リール数台と、ルアーを少しだけもって、新幹線移動の旅だ。朝一、青野ダムの徳永君が迎えに来てくれる。今日は、彼のトライトンでの釣り。船を出してすぐの真の浜でちょっとやってみる。BTSのブレイドスピンリグで40cm級が来たが、後が続かない。で、南湖へ移動。でも沖のウィードエリアは打たない。今日のプランはシャロー攻め。人工島入り口のうるさいボート屋さんも無くなっちゃったらしいので、まずは人工島インサイドのシャローから攻めていく。しかし、やれどもやれども魚の気配は伝わってこない。この時期に居ないわけ?まー、何の情報も無く、勝手にやっているので良く分からないのだが、何かしっくり来ない。で、北山田方面のシャローを流し、更にどんどんやりきっていく。それにしても釣れない。ここは良いんじゃないのっていう良いんじゃないのっていうリップラップをやろうが、葦をやろうが、何も起こらないし。一体どうなっているんだ琵琶湖っていう感じ。多分バスもベイトも、沖のウィードエリアで止まっちゃっているのねって確信に至るまで、なんと一日。やり切りのワンフィッシュ。だけど、とても面白かったわけで。久しぶりに自分の目で、琵琶湖のシャローを回ったのがよかったですよ。徳永君、つき合わせちゃってゴメンネ。でも、この作業を経てからじゃないと、オレ的な琵琶湖のスタディーが出来ないわけで。次のステップに進めないわけですよ。
 二日目はゲーム部山口君と、彼のハイドラスポーツで出る。とりあえず、前日シャローで完敗しているので、おとなしく彼のブリトロ場へ行く。すぐにブレードスピンで40UPを釣るが、その後は小バスのアタリしかない。しかし、数日前に山口がこのエリアで爆釣したとか力説するので、ラインを変えつつ流しなおす。オレ的には、何をトリガーとしてバスの食い気が出るのか、よく理解していないので、まぁまぁ大人しくやっているのだが、だったらこうだろとも言える要素も持ち合わせてない。状況的に周りが釣れているわけでもなく、かなり厳しい日には違いないだろうが、それにしても難しいわけで。バスが大きく移動するエリアとも思えないし、で、ズルズルやっちゃう。後半、木の浜赤の井エリアに移動するが、やはり小バス。”ビックフィッシュはブリトロだ”にこだわりすぎちゃって、やりすぎちゃった一日になっちゃったわけですよ。うーん。やはり簡単じゃないのですよ。琵琶湖は。
 で、三日目.朝から大風。レイクマリーナでは誰もボートを出していないし。宮廣君も自分のマリーナから船を出すのはヤバいと言っているし。無理を押してもちゃんとした釣りは成立しないだろうということで、きっぱりと中止。残念ながら、4月後半のビックフィッシュ狙い釣行はあえなく終了しちゃったわけで。でも、やっぱり、日本に琵琶湖みたいな所が現存してるのって凄いことですよ。アレだけの釣り人と、ボート数を抱えていても、未だに現役。ちゃんと釣りが成立しているわけで、冷静に考えれば、フロリダバス急増のピークは過ぎてきているわけで。今後、スローダウンしていくことは必至だろうけど、それでも日本一のビックフィッシュレイクであることは間違いないわけで。ある意味、特別な場所であるわけですよ。

2009年07月19日

貴パパ参戦記

何時もお世話になってる貴パパさんからダブルタイトルの参戦記が届きました。

とっても楽しいイベントで田辺さん初め、関係者の皆様には本当に感謝です。

それといつもびっくりするくらい沢山見える参加者の皆様。

来年もガンガンもりあがっていきましょう!

それでは貴パパ参戦記どうぞ。

dt2009.jpg

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2009年07月23日

5/7-8 相模湖へ

ヘラを釣りに相模湖へ行く。ヘラブナ社の取材なんだけど、自分的には乗っ込みにうまくはまってちょーだいよと、お願いしちゃうくらいの時期。で、当日は雨。これは頂きなんじゃないのと、朝から盛り上がる。しかし、気温はどんどん下がり、雨は豪雨に変わり、しかも水位はどんどん上昇していく。1時間で10cm以上上昇しているんじゃないのって感覚。底釣りやっているのに、すぐにタナが狂って行っちゃう。この日、お世話になった天狗岩のボート屋さんは、周りも釣れていないし、心配して何度も見に来てくれる。昼過ぎに移動を決意。なんと秋山川を後にし、本流をどんどん上がり、大曲と呼ばれる場所まで行く。それにしても、初めて乗ったけど、テントつきの和船って凄い。これだけの豪雨をものともしない。船の中に全然水が溜まらないし、体も全く濡れないし。後ろに竿掛け付けて振り込むヘラブナ釣だから出来るけど、キャスティング仕様にはなりえない。今までバスをやりながら、あのテント船を見ていたけど、中は結構広々してるし、だからアレなのねって実感してしまう。で、上流部では流れと格闘。ウキはガンガン流されちゃうし。それでもアタリはとれる。でも、釣れてくるのはハヤとニゴイばっかりだし。そして初日はデコって終了。二日目は、いつもバスで使わせてもらってる柴田ボートから出船。っていってもちょこっと移動の天水ワンドでやる。この日も豪雨。水位も上昇。しかし、諦めかけた昼頃、待望の一枚目がくる。40cmには届かないが、見事な良いヘラだ。この一枚目があるから、やっぱり釣りはやめられない。だって凄く嬉しいのは本音だし。その後、沖にある波除の竹群の下に良いヘラが居て、宙釣りで釣れるよってことで移動。これまた見事なプリプリの相模ベラを釣って、めでたく取材終了。この日、柴田ボートではバスも結構釣れていたみたいで、朝の豪雨のときなんかスピナーベイトとバズベイトで連発しちゃったらしい。最近思うのだが、こういったクリアー系、ハイプレッシャーレイクでは、やっぱり天候がとっても重要ですよ。普通じゃない状況。この辺がキーとなっているのは確かなわけで。現場に行って体験するのが一番上達への近道なんですよ。

2009年07月28日

お待たせしました!

とうとう公開です!!

田辺哲男初のバカラック映像です!

Bs-i 夢の楽園釣行をチェックです!!

http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0800600

以下HPより


誕生からおよそ45億年を経過した地球。急速に文明化が進んだ世界で、今も楽園とよばれる国々がある。手つかずの自然が多く残り、海、渓流、湖など美しい景観を持つ国を、人々は楽園と呼ぶ。地球上の楽園で楽しむための手段の一つに「釣り」がある。水辺の地域では必ず「釣り」に親しみがある。時には生活の糧であったり、レジャーであったりと、用途は様々だが、現在世界中で釣りは重要な「文化」の一つとして認識されている。日本では釣れないようなビッグフィッシュ、そして日本には生息しない魚も、世界中の楽園にはまだまだたくさん存在する。釣り人(アングラー)は、そんな魚を夢見て、憧れ、日本では味わうことの出来ない興奮を求めて旅に出る。番組では、そんな世界中の釣り、未開の楽園を求めて旅する釣り人に密着し、「釣り」という文化を通じて、雄大な自然景観、その土地の文化・習慣を紹介する。ハイビジョンならでは美しい映像、楽園のリゾート感、迫力あるビッグフィッシュとのファイト。臨場感を存分に引き出した「地球!夢の楽園紀行」で味わえる!


乞う!後期待!!

2009年07月30日

祝!優勝!

w.b.s.プロシリーズ第4戦において、我らがノリーズプロスタッフの麻生さんが優勝!

http://www.wbs1.jp/tournament/pro/report/2009/4th/4th.html

とっても親しみやすい人柄で、各種イベントでお会いしても大変気さくに話しかけてくれます。

今後もご活躍をお祈りします!

がんばってください。

5/12-13 野尻湖へ

 ゴーフォーイットの取材で、長野県野尻湖へ行く。野尻湖での取材は本当に久しぶり。7~8年ぶりなんじゃないのって感じ。最後に行った時には俺の手には負えないんじゃないの感が強く、ヤバイ釣りに突入しなくちゃならないんだったら、ってある意味ヒキ気味になっちゃていたレイクだ。で、何でここでゴーフォーなのかというと、一番の理由は長野のリリ禁。でも、その経済効果と、地元の努力があって、許可レイクとして認可された事が大きい。こうしたレイクを応援していくことで、少しでも力になれたらと思うのは当然なわけで。少し怖いけど、とにかくやってみようと思ったわけだ。
 で、今年からノリーズのプロスタッフになった金子君が野尻に詳しいということで、状態をきいてみたところ、かなり難しいけど、釣り方をあわせていけば、何とか魚は手に出来ますよとのこと。で、どんな釣り方って聞くと、”エコギアストレートのマス針がけストレートただ引き”ときた。うーん。今のオレには手が出しにくい代物。やっぱりヤバいんじゃないの。当日ぼーとやさんに聞くと、”ミノドラが良いですよー”って答え。えっ?ミノドラって?なんとここでは、小型シャッド系などをドラッキングして行く釣り方を、ミノドラと言っているらしい。それくらいメジャーな釣り方だそうで、ドラッキングをしてジャークを繰り返していると腕が痛くなって大変だとか・・・キてますよ。で、これまたオレには手が出せない代物。オレが泣きながらドラッキングをしている姿を皆が見たら・・・やばすぎるでしょ。そんなかんだで、どうにか魚を手に出来る釣り方は、俺の中では不可に近い状態からスタート。その内容はゴーフォーイットでしっかり見てください。それにしてもあんな展開ってあったわけで。オレだって思っても見なかったですよ。でも、面白いですよ。バスフィッシングって。この魚の持つポテンシャルは半端じゃないわけで。ゲームフィッシュの多さまであることは間違いないわけですね。野尻のスモールも、やっぱりちゃんとしたスモールマウスの姿を忘れていなかったことも、身をもって確認できたし、ホント行って良かったですよ、野尻湖。それと、今回めぐり合ったフィッシャーマン。オレとしては本当に嬉しかったし、感謝していますよ。彼の持つロッドが緑色だったと分かった瞬間。居るじゃない。伝わるじゃないって、内心嬉しかったわけで。勿論、あの三本だけのセッティングって、少々やりすぎな感も否めないけど、彼はその段階を、この後、越えていくのはとうぜんだし。そこを通過していくからこそ、目指せるものが見えてくるはずだし。そんな彼の姿が、番組を見てくれた皆に、インパクトを与えたんじゃないかなって思いますよ。

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