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2009年12月 アーカイブ

2009年12月01日

2009/09/24-25 芦ノ湖へ

バサーの取材で芦ノ湖へ行く。ボート屋さんは山木の所。かなり釣りやすい新艇が入ったので使ってみてくださいとのこと。夕方到着すると、珍しく山木が居て、芦ノ湖の話を聞く。何でも今期は結構調子が良かったみたいで、色んなルアーで釣果が出たらしい。いつもは、何でこんな時期に来ちゃうわけって言われちゃうんだが、今回はどうにかなるんじゃないかって話。まーだからって芦ノ湖なんだから、そんなに簡単じゃないのは分かっている。山木は明日から北浦行っちゃうんで、手伝いの人間は頼んであるから、朝は大丈夫だという。で、その日はプリンスホテル泊。まじで?プリンスなんて泊まっちゃっていいの?と、西君に聞くと、格安でインターネットに出ていたんだと言う。ただ、別館のアネックスだというが、その価格がまたすごい。ツインルームが1部屋¥7000-だという。それって1人¥3500-だろ。それでプリンス系。でかしたぞ、西。って感じで芦ノ湖がバッチリ見える部屋に泊まる。限定で出ていて、すぐに埋まってしまうみたいだが、こういうことってあるんだなと、オレ的には満足。釣りの方はというと、結果的にはオレ自身もびっくりのビックフィッシュとの出会いだったわけで。詳しくはバサー誌を熟読して欲しいけど、それにしてもオレだって、芦ノ湖へ来て、2日やって、2日間とも50UP釣ったのってはじめてだし、高校生の頃から来ていた湖で、そういうことが起こるわけですよ。はっきり言って芦ノ湖のポテンシャルも上がったように思えるし、更にすごいのはビハドウですよ。ここまであの手の魚を食わせることってありえるんだなと。自分で作っておいて、自分のルアーにビックリしていたらしょうがないんだけど。ある意味、微波動理論のヤバさを再認識しちゃったわけで。やっぱりバスフィッシングはエンドレスなんだなと。楽しさは尽きることがありませんから。

2009年12月04日

リニューアルニュース

プロスタッフの内村さんと半田さんのブログがリニューアルです!

サイドバーからチェックよろしくお願いいたします。

2009年12月08日

2009/08/04-05 鳴門海峡へ

シマノの人間と、1つテンヤをやりに鳴門海峡へ行く。飛行機で朝一に徳島空港まで飛んで、30分くらいで鳴門へ到着。目の前には淡路島が見えている。さすがに渦潮と呼ばれるだけあって、橋の下は凄いことになっている。いったいこんなに潮の早い所で、軽いテンヤでボトム取れるんだろうかとちょっと不安。1つテンヤで釣れているなんて情報は1つも無い。もちろん誰もやっていないし。なんて言ってもここはタイラバの本場。みんな落として巻いての釣りなわけで、潮が早くたって、ウェイト調整で着底はしっかり出来る。巻き上げの釣りなので、ウェイトが少々重なっても、釣りは成立してくる。一方、1つテンヤはフォールの釣りなので、着底優先のウェイトにしていけばしていくほど、ナチュラルフォールは期待できず、本来あるべき実力は発揮できない。
 昼過ぎに戻ってくるからという船を待っていると、若い人間達が何人かで帰ってきた。雰囲気バスマンみたいだな。やっぱりタイラバって流行っているのね。と、思っていると、何だか見たことのあるようなシルエットの人間が居る。なんと、青野ダムのプロスタッフ徳永君だし。ちょっと驚く。で、向こうはもっと驚く。そりゃそうだろ。船から降りて来たら、オレが居るんだもんね。”何でここに居るんですか”ということで、一つテンヤのタックルを見せてあげる。こんな細いロッドですかと、みんなビックリしているし。タイラバの釣果を聞いてみると、船中で5匹くらいだという。徳永君は完デコくらったらしいけど。ただ巻き過ぎて、何やっているのか分からなかったらしい。ちょっと辛かったようだ。確かに乗らなくっても、アタリがガンガン出ていれば良いけど、ノーサワリだと、あの単調リズムは彼にはきついはず。本来、ジャークベイトだ、トップだ、メタルだっていうタイプだから。動かして誘って、がっちり合わせていく派ってこと。オレのテンヤコレクションを見せてあげると、うーんと唸っている。だってシンプルだしね。ジャーク&フォールだって説明すると、目つきがワサビーになったしね。
 で、その日の午後、結果はばっちり。2.5kgを頭に数匹のマダイをゲット。船長はタイラバ巻いて比較していたけど、1つテンヤはアリだと十分に理解してくれた様子。潮に合わせて船を流しているので、早さの割りにはちゃんと着底できるし。20-40mダチで、-6号をメインに使ったわけで、流れの感覚がもっと分かってくれば4号メインでいけそう。次の日は朝イチから別の船で出船。船長はビシマ仕掛けのスモールタイラバ仕様。ものすごい漁法だし。ロッドとリールなんだけど、最後の15mくらいはビシマで手で手繰っちゃうよってかんじだ。理にかなったバランスだけど、ルアーマンにとってはちょっと踏み込めない領域かもしれない。朝イチからこの漁法が凄かった。ちょっとあっけにとられる。午前中は船長10匹ぐらい釣って、オレは2匹って言うかんじ。でも、この日の午後、船長漁法はいきなりスローダウン。でもってオレの一つテンヤに連発。それもまぁまぁサイズで良い感じで終了。この日は5匹。結論として、鳴門の水域でも十分1つテニャは使用可能だというかんじ。船長達の興味はなんと言っても、冷凍エビでちゃんと釣果が出ていたというところ。昔は、活きエビを使ったカブラの釣りもあったけど、活きエビが入手困難になってからは、タイラバが主流になっていたらしい。シーズンや状況にあわせて使い分けが出来ればと期待している様子だった。

2009/08/10-11 琵琶湖へ

 岐阜で行われた、プライムエリアのイベントの後、そのまま琵琶湖へ入る。初日は、ゲーム部山口と、プロスタッフ黒須君との釣り。朝イチは、フリップ場を探しに北湖にある川の河口へ行く。そこでいきなりの、フェイントベイトトレジュ108へのバイトラッシュ。山口なんて、ドライバーを探しながらただ巻きしていてドバンと釣っちゃうし。ドライバー巻きと命名。その後、フリップ結構やったけど、チビのみだったので南湖へ戻る。オレがディープダイバーの釣りをやりたいと言っていたので、黒須はそれなりのブレイクへ案内してくれる。この日やりたかったのは、トリプルフルのラトル音の違いと、ラトルなしとの相違。トリプルフルは、去年の春から色々とテストしてきた。オレ的には、ラトルの有無や、音質には気を使ってやってきたので、ある意味納得してたのだが、プロスタッフ達、特にディープクランクを多用する琵琶湖や、高滝ダムなどでやり込んでいる人間達にも、発売前に納得してもらいたいわけで。プロトの数量も限られていたし、ちょっと面白いので、山口君には琵琶湖で実績の高いディープクランクを投げ倒してもらう。オレと黒須はラトルテスト。最初はエリアがキッチリ絞れず、小バスのオンパレードになっていたのだが、その内にエリアが解り、ディープクランク祭りとなる。オレのトリプルフルラトル入りにプリプリの50UP。黒須君もラトル入りに替えて、50弱のナイスフィッシュ。ラトル無しよりも、圧倒的にサイズがいい。きっちりやる気がある魚を引っ張ってきてるなって感じが伝わってくる。その後、魚のレンジが少し上がったなと感じ、プロトのフェイントベイト、クワセディープに付け替えると、これがまた大当たり。2人で釣りまくっている間、何もおきていない山口君が少しかわいそうだったので、オレが使っていたクワセディープを渡して、やってみろよと言う。プロトでの釣りに参加できて彼も嬉しそう。オレ的にはそれまでも十分に比較テストに加わっていてもらったつもりだったんだけどね。で、その後数分で事は起きた。山口が後部デッキで叫んでいるので、見てみるとロッドがグイグイ曲がっている。
”デカイです・・・デカイです・・・・パチーン・・・・・・・”
”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
”山口、お前強引に巻き過ぎだろ!ライン何ポンドだ。”
”14lbです。”
ちょっとロッドを見せてみろよとリールのラインを引っ張るとなんとフルロックだし。このプロトぶち切られ事件で皆のテンションは微妙になり、この日は終了。好く釣れているプロトってとっても重要で、本番量産モデルとの比較には欠かせない存在。釣果を重ねてきた個体だっただけに、はっきり言ってもったいないし。でもね。貸したのは俺だし。ただ1つ良かったなって思えるのは、山口君が巻物をフルロックでやっちゃうなんてミスを二度と犯さないだろうということ。たぶんね。
 2日目は、黒須君のボートを借りての釣り。朝からシャローをちょっとやるが、イマイチなので前日のディープクランク場に戻る。まずはトリプルフルで釣り、その後浅い方でフェイントクワセディープに№.2プロトでやる。そして奇跡は起きた。オレのフェイントにラインが絡んで上がってきたのだ。まさかねって手繰っていくと、なんと兄弟が姿を現した。フェイントでフェイント釣ったし。しかも琵琶湖で。多分魚がウィードの中でルアーを外し、古流に流されずに一晩残っていたのだろう。かなりビックリ、スーパーラッキーな出来事だったわけで。勿論、一番喜んだのは山口君だったわけですよ。

2009年12月11日

2009/08/13-14 津久井湖へ

 ヘラブナ社の取材で、津久井湖を攻めに行く。オレ的には、是非前々からやってみたかった企画。乗っ込み期以外、殆ど話題に上がらない津久井ベラを、普通の時期に、ボートで探しながら釣ってみたい、というもの。だって津久井でバスやってる人間なら解ると思うけど、ヘラの群れ、ガンガン見えてるわけで。それって釣れるの?どうなの?って。お盆の最中なので、朝イチから中央道混み混み。手前で降りて、下道で行くが、着いたのは9時前。早速、津久井観光ボートからボートを出す。なんと、ボート殆ど出切ってるし。勿論バスのお客さん。どうやら小バスだけど釣れている様子。盛り上がっていて良い感じだ。で、とにかくどんな所にヘラが群れているか、探しに出かける。バスマン情報だと、昨日は対岸の4番の岩盤で、多数見かけたということだったので、そこから回って見て行くが何も居ない。大沢もチェックし、さらに名手橋方面に向かうと、橋の少し手前のベントで、小規模ながら群れを発見。じゃーまずはここからと、ボートを付ける。ロープを岸に上がって結んで三点止めで固定するので、まぁまぁ大変。釣りする前から汗ダクだし。最初の岬で2時間ほど中層を釣るがなにもない。アタってくるのはハヤのみ。さらに、これならどうだと、小さいポケットへ舟をつけて、底釣りをするが、やっぱりニゴイとハヤだけ。それじゃー夕マズメは岩盤勝負と。ボートを岸と平行につける。上の木が邪魔なので、ロッドは短くして、ヘラの層ぐらいに水面から2m前後を攻めていく。ヘラの群れがクルーズしてくれば、絶対エサの横を通るはず。ところが、そうなるとそうなるで、全然ヘラの群れは通過しないし。で、薄暗くなって終了。完デコの初日。
 2日目は朝から桟橋の脇でヘラがモジってる。このヘラたちのクルーズラインはどうなんだろうと、魚探をかけて行く。どうやらフラットの張り出し、水深3mくらいを中心に、エッジのインサイドに入っている様子。だったらエッジのラインが岸に一番近づくところのフラット側でどうだと、横のワンドの岸にボートを固定する。18尺でタナ2.5mぐらいの底釣りをやってみる。開始して一時間ほどでどうやらウキが動き始め、最初のアタリで釣れてきたのはなんと手の平より小さな小ベラ。おッとヘラだよ。極小だけど。ということで期待大。その後、数枚の子供店長を釣っていると、いきなり強いアタリ。なんと待望の40cmクラスが来た。この一枚はもの凄く価値のある、サマーシーズンの津久井ベラ。編集のモロちゃんとともに大喜び。そして店長を10枚ほど釣った所で、さらにビックな奴が掛かる。近くに寄ってきた魚体を見てかなり焦る。見たこともないくらいの太さと体高を持ち合わせたスーパービックフィッシュだ。しっかりと取り込んで、しっかりと検量。(ヘラ用のメジャーはなぜか持っているんだよね。)そして45cmオーバーの見事な尺半津久井ベラに認定。オレ自身こんな凄い野ベラ、こんな時期に釣ったの初めてだし。全く想像以上の結果だったわけですよ。その後は夕方まで小ベラと半ベラの嵐。で、津久井湖チャレンジは無事終了。久しぶりの楽しすぎる2日間だったわけで。それにしても今年の津久井湖。小バスが凄い。ヘラやっていると回りを15cmくらいの小バススクールが通過していくし。横にあった立ち木では、入る人間がほぼ毎回、小バス釣り上げていたし。もしかして来年、再来年ぐらいは久々に津久井湖、大復活かもしれないですよ。

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2009年12月14日

10/03-09 マレーシアへ

 マレーシアにトーマン&セイルフィッシュ狙いで行く。ツアーの仕切りはウヤマ君。いろいろとものすごく大変なことになってしまっていたウヤマ君が、お医者さんからも海外旅行OKの許可が下りたということで、そのお祝いもかねての、もしくは見張りもかねてのかなりプライベートな釣行だ。メンバーは現地在住のマサとタケちゃん。さらに現地人のワイロン。日本からはカメラマン大森と、ウヤマとオレ。かなり身軽な釣行メンバーだ。オレ的には何を求めるわけでもなく、大好きなマレーシアの熱帯雨林でのんびりしたいのが目的。セイルフィッシュはとりあえずのオプション。トーマンに3日半。ロンピンのセイルは1日半の予定。現地に着くと彼らが出迎えてくれていたが、その中に1人、新メンバーが居る。最初は現地人かと思ったが、日本語話しているし。聞くと、タケちゃんの会社に入ってきた釣り好きの若手らしい。名前はマサボー。ということで、計7人のツアーとなる。まずは空港からダイレクトに、トーマン釣り場へと移動。車は2台で、現地まで4~5時間。結構遠いですよ。釣り場はテメンゴール。ロッジ舟こそ違うけど、2度目となる湖。さすがにマレーシアでもトーマンへの道のりは遠い。というか、はっきり言って、どこでもバコバコ釣れる魚じゃないわけですよ。まだまだ未開拓の、ベトナム、インドネシア、カンボジア、あたりではどうなのか解らないけど、タイとか、マレーシアとか、トーマンが既にメジャーな魚となっている国では釣り人も多いし、さらに食用としてもガンガン獲っちゃってるので、その絶対数は少ないわけで。まるで、南米のドラードと同じように、こうした最強のプレデターたちが、現在の地球上で暮らしていくのは大変なんだと思うわけで。あと100年後とかに、これらの魚種が残っているかの保障も全く無いわけで。やっぱり、そんな魚たちとまだ出会えるのなら、行きたいわけですよ。それもはっきり言って、しっかりとしたツアーが整っている魚でもないし、ウヤマや、マサや、タケちゃんといった友人がいなかったら、オレなんかがこんな所に来れるわけもないし。だからこそ、機会があれば生きたいわけなんですよ。
 現地での気温はやっぱり暖かい。気温としては35℃ぐらいなんだけど、暑くて大変といったわけでもない。釣りの方はと言うと、やはり簡単にはいかない。そんな中、活躍したのはレイダウンミノーMIDの110Fとサスペンド。みんな色々投げていくんだけど、やっぱりこのルアーがトーマン最強のルアーに間違いない、というぐらいにトーマンを引っ張る。それと凄かったのはフェイントベイトのトレジュ110。大森もオレも、最大魚はこれ。オープンウォーターの水面ゲームでは、このフェイントがやはり効く。どう見ても、バイトの仕方が本気モード。ただ、このルアーの若点(弱点)は、トーマンの歯でボディに穴が開いちゃうとこ。動きを最大限に引き出すために、極力薄く仕上げているこのシリーズは、トーマンのキバの長さよりプラスティックが薄い。2匹、もしくは3匹も釣れば、シンキングになっちゃうし。で、ツアー中に手持ちのトレジュは全て穴あき君になっちゃったわけで。まぁトーマン用に作ったわけではないので仕方ないけど、そのうち、世界のプレデター用に、ヘビーデューティー使用も作ろうと思ってますよ。で、楽しいトーマン釣行はあっという間に終了。こういう場所に行くと、のんびりしているようで、同じように繰り返している毎日は、もの凄いスピードで経過してしまう。何でなんだろうか。聞こえてくるのは、鳥と、セミと、動物達の声だけなのに。1日はアッという間に終わってしまう。

続く...

2009年12月16日

マレーシア後編

次のターゲットであるロンピンのセイルにいくのは、いったんクアラルンプールへ戻って一泊して、底から出発。約三時間半ぐらいだろうか。反対側の海へ行く。そこで目にしたのは小型ボートの船団。なんと、休日ともなれば、これら何十艘の船がすべて出払ってしまうという。地元でも人気の釣りだ。長さは約30ft。幅は狭く、和船のFRP製プレジャーボートといった感じか。エンジンは大体、90馬力二機掛け仕様。しっかりプレーンするし、結構速い。大体4人位の釣り人がフィットするといったサイズだ。まずは昼前に到着して、午後船で釣りをする計画。釣り場まで約一時間。結構沖まで来たけど、水深は20mぐらい。そして、そこにはいくつかの鳥山と共に、セイルフィッシュの姿があった。周りにも船がたくさん。まるで、日本にいて乗り合い船に乗っている感覚。シーズン中は(海が穏やかな季節)何時もここら辺にセイルがたまっているらしい。はっきり言って、世界的に有名なセイルフィッシュ漁場だ。早速ルアーで狙っていく。フックは山水で教えてもらった特性2本合体フック。普通のトレブルや、シングルだと、本当にフッキングしずらいらしい。で、この日、計5回ほどバイトさせたが、なんと全部すっぽ抜け。ガンガン追い合わせしようが、すっぽ抜けちゃう。はっきり言って、なんだよこれーってかんじ。聞くところによると、もっとガンガン追ってくる時で、しかも次から次へとルアーを食いに来る状態じゃないと、ルアーで掛けていくのは難しいらしい。それでも、簡単にルアーに、掛かってくる日もあるんだよねと、現地キャプテンは言う。でも、今までに結構な日本人アングラーが来てるけど、大体は諦めて、アジを使った泳がせで釣っていくからと、早くアジで釣っちゃえばーぐらいの勢いで話してくる。そうだねーなんて言いながら、最初の半日は完デコ。次の日、やはり朝から同じような状況。で、オレとタケちゃんは、別船の、マサ&大森チームに近づき、サビキをもらう。アジ大作戦だ。だってフラストレーションたまりっ放しだったし。やる気のないパヤオに着いたシイラを相手にしているようで、だったら言いよって言うのが正直な話。アジを釣りつつ、泳がせ開始。で、アジを入れるとあっという間のバイト。まだ1分経ってないしっていう感じだ。で、タケちゃんと共に、セイルの引きを楽しむ。最初は凄いけど、ファーストランが止まると、以外にあっさり。大人しくなっちゃう。オレは雷魚ロッドのサンダーシャフトMHスピニング改造バージョンでやったけど、ステラの5000番。PE3号のセッティングで、25~30kgのセイル一匹につき、ファイトは15~20分ぐらいかな。でも、まぁまぁデカイ魚だから、ファイト的満足度は高い。で、この日、サクっと3匹釣って、もう十分なので、またまたルアーで挑戦。で、案の定何発かミスって終了。感想はと言うと、一度体験すれば、ね。っていうぐらいですかね。オレ的にはね。やっぱマレーシアはトーマンですよ。湖じゅうを走り回って、1匹ずつと出会っていく。そしてあの魚体とファイト。そしてあのロケーション。オレ的にはやっぱりバスでしょって感じなんですかね。まー、とにもかくにも、今回も色々と楽しいマレーシアでしたよ。お世話になったタケちゃん。マサ、ワイロン、そしてハラマキ。どうもありがとう。マサボーも立派なフィッシャーマン目指してね。

2009年12月19日

2009/10-14 釣りロマン

 ひさびさの釣りロマンを求めてのロケ。場所は青森県津軽半島。竜飛岬の横。対象魚はマダイ。釣り方は一つテンヤ。エサも、ルアーも無いぞ。一匹の魚と、どう向かい合っていくんだという、スーパーゲームフィッシャーマンを求めて企画の、いよいよ地上波デビュー戦である。オレとしても、その本質的な部分をしっかり伝えて行きたいと、気合が入る。エコギアアクアも発表されて、アクアでの釣果も望めたけど、今回は冷凍エビ一本で行く。釣り自体の面白みを伝えるためには、見ている人間、特にオレのこととか知っているルアーマン達に、何で、タナベ、いきなりタイ釣りなんだ?何でエビなんだ?っていうところからしっかり押さえて行きたいからだ。この釣りの面白さは、ウルトラライトなタックルと、ジグヘッド同様のテンヤを繰り、当りを取り、フッキングにまで持ち込む部分と、さらにマダイという引き味の良い魚とのライトタックルファイトにある。それを水深のある、潮の流れのある海で行うのだから、毎回が同じようにならないわけで、単調さを排除した、攻めの釣りが展開できるわけだ。まさに、ルアーで釣るからとか、エサだからという問題は二の次で、どう攻略して、ビックファイトを味わうかという所に、中心点がある、バスでもそうだが、ルアーを使っていても、面白い釣り方もあれば、我慢のデットスローただ巻きとか、置いておけとか、これってどう?って釣りだってある。ある意味その辺の部分を、より多くの皆に伝えて行きたい訳で。ただ魚を釣るという行為から、どうその一匹と向かい合うかというグレードに、底上げが出来れば良いなと思っているわけなのである。幸い、番組的にはかなりのビックフィッシュも釣ることが出来たし、何だか面白そうと言う部分が前面に打ち出せて、上手くいったと思っている。こうした釣りに、一人でも多くの人間が興味を持ってくれれば面白い。釣りの導入口にもなるし、ましてや、そういう本質的な部分が、バスフィッシングや、その他の釣りにフィードバックされるはずである。まさに、ルアーで釣ったから嬉しいとか、とにかく一杯釣って食べたいからとか、初心者のままから進化していない。お子様の日本の釣り業界や、メディアや、プロたちに対しても、もっと大人の釣りをしようよという突破口になるようにと、期待をしているわけである。

2009年12月21日

2009/10/16-17 高滝湖へ

 高滝ダムへ、ヘラブナ社の取材でヘラを釣りに行く。やりたかったのは、魚探とエレキを使って、高滝ベラを追い求めるというもの。昨年も一度、この企画をやって、本湖上流スロープ下のフラットの沖合いで、竿を出してやったのだが、何と半ベラばっかりで(マブナとヘラブナのハイブリット)ヘラは完デコ。今年こそはと、まずは古敷谷川方面へと向かい、まだ釣り人が来ていない、沖のワカサギロープへ船を固定して竿を出した。丁度ゆるいかけ上がりで、18尺のロッドで底が取れる所を魚探で探し、きっちり底釣りをする。はっきり言って、とてもワクワクするシチュエーションなわけで。どうなるんだろうという楽しみが先行する。エサを打ち出して、30分もしないうちに、ウキが動き出す。釣れて来たのはなんと、35cmオーバーの半ベラ。その後もいいアタリでデカイ半ベラが続く。ぱっと見はヘラ。体高もあるし、これはと思うのだが、良く見ると目つきがちょっと違ったり、口びるのあたりがちょっと変。それって半ベラなわけで。そして昼頃、待望のヘラが釣れる。型は32~3cm。でも十分に嬉しい。だってヘラが1匹来てくれれば、その後も可能性があるわけで。そしてその後、ちょっと移動しながらこのエリアで粘るが、釣れて来たのは見事な半ベラばかり。まったく、引きも強いし、ウデ痛くなっちゃうからってかんじ。
 次の日は、本湖上流へ向かってのド真ん中にあるワカサギロープに船をつける。朝一からまわりはもじりだらけ。魚探にもヘラの群れがしっかり映る。これまたヤバいシチュエーション。フラットが終わり、6m近くにまで落ちていくカケ上がりのやはり18尺ラインに船をつける。しかし、この日はまたもや半ベラ。それでも2枚のヘラを混じらせ、1日が終了。ビックヘラは釣れなかったが、何だか充実した2日間。冷静に考えると、半ベラが居てくれたからこその、楽しい釣りだったわけで。だって、二日でヘラ三枚じゃあまりにもウキ動かなすぎで、つらすぎでしょ。だけど半ベラが混じってくれたからこそ、あーだこうだって出来たわけで。はっきり言って、半ベラに感謝なわけで。やっぱり魚が居てくれるからこその釣りなんですよ。それにしても高滝の大型ベラ。ノッコミ期以外にどうやって釣ればいいのか。未だに不明。誰もボートでチャレンジしていないし。まだまだチャレンジは続いちゃいそうですよ。

2009年12月26日

2009バサーオールスタークラッシック

 バサー、オールスタークラッシックの為に、霞ヶ浦へ入る。火曜日から金曜日まで、4日間プラクティスしちゃうからねと予定を組んだが、火曜の午前中は豪雨で、出船したのは10時過ぎ。この日はカメラマンも同行したしね。しかし、雨の後は風。本湖予定してたのに、どんどん風が強くなってっちゃうし。じゃあ、ということで、カメラマン榎戸に、カメラをしまってもらって、走りのプラをさしてもらう。今年のトライトンX3にして、まだ完全なラフウォーター走っていないので、どれくらいのもんだか走ってみたい。北利根出口から古渡まで。ヘビーな和田岬から西の州沖も通るコースだし。北西の風ががっちりと抜けていく、いい仕上がりっぷり。行きは向かい波なんで、ボートを立て気味でプレーンしていく。全く問題なし。古渡の中で少し釣りをするが、中でも風が凄くて、ちゃんと釣り出来ない。帰りは追い波。とりあえずどこまで並みの上を飛べるか、どこで刺さるかやってみることにする。しかし、今回のトライトン、ここでも問題なし。全く刺さることも無く、スローダウンすることも無く、戻れてしまう。とってもいいかんじ。ほとんどイケちゃいそうだねっていう船だ。やっぱりバスボートで重要な部分は、ラフウォーターでの走波性。だって荒れそうだから行けないとか、荒れてきたから帰らなきゃとか、そんなことが先頭に立ってたら、釣りに集中出来ないしね。そこんとこのポテンシャルは自分でしっかり知っておく必要があるわけで。勿論、オレだってラフウォーターが好きなわけではない。でも、自分の船を知ってこその安全性だとおもうし。タックルは使いこなすためにあるのだと思っている。そんなことで、初日は最高の走りのチェックの日となったわけで、榎戸君。つき合わせちゃってゴメンネ。
 水、木曜の2日間は、西村を乗せてプラクティスをする。毎年のことだが、西村との釣りは面白い。ある意味、過去にとらわれず、やる気のある魚探しに徹することができるからだ。そうなると霞水系って意外と狭い。ほぼ瞬間消去で、どんどん回れちゃう。そんな中、2日間やって、ちゃんと巻いても良さそうな場所は2ヵ所のみ。しかも、決して広くないエリアだし。他はどうしたってスローダウン必至かなってかんじ。でも、魚の好きそうなかんじは煮詰まってくる。
 3日目は折本君とのプラ。この日面白かったのは、折本が本気でリグってきたコンポジットツイン・テキサスリグの威力。それまで王道のバグアンツとロッククローでオレはやっていたのだが、なんと折本はコンポジットツインで後ろからバイトを出していく。そんなことが2度ほど続いたので、オレもコンポジットツインに変えて見ると、何とガンガン食ってくるし。霞でガンガン?まさにそんなプラクティスになっちゃったわけなのである。
 で、ルアーの傾向も絞込み、やるべき魚の状況もバッチリ自分なりに把握してのオールスター戦。しかし、しかしなのである。内容はバサーでチェックして欲しいんだけど、結果的には、まぁまぁ失敗。食うクワセまで煮詰めすぎちゃったっていうか、シャローがだめになっちゃうと、オレって結局、走り回っちゃうっていうか。霞ヶ浦ってやっぱり難しいレイクですよ。

ペーパーメディア各誌発売です!

ルアーマガジン、ロドリ共に田辺さん愛用の品々公開です。

http://www.naigai-p.co.jp/luremagazine/lm/

http://www.chikyumaru.co.jp/rodandreel/

穴が開くほど見てやりましょう。(笑)


バサーは高滝湖。

写真はいつもの、アーティストとして尊敬してしまう大森さん。

そこが気になっちゃうのは管理人だけでしょうか?

http://e-tsuribito.jp/pages/magazine/basser/

夢の楽園紀行

BS-TBSの地球!夢の楽園紀行~fishing traveler~
#48「美しい海・山岳渓流・憧れの巨大魚再び!夢の楽園総集編」に田辺さんが出演されています。

菅原正志さんとの対談形式で、2年間の同番組とご自身の海外釣行を振り返る総集編です。12月28日に再放送があります。
http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT0800600

2009年12月29日

2009/11/08 亀山ダムへ

 タックルアイランド合同トーナメントにゲスト参加するため、亀山ダムへ行く。場所は松下ボート。参加人数は百数十人。とても多い。いいことですよ。ボートゲームにこれだけの参加者が来てくれているのは。それにタックルアイランドの力も凄い。まさに、オカッパリ大会とかいたレベルで集客しちゃうんじゃなく、ちゃんとやり込んで行きたいバスフィッシャーマンを大事にして、全店合同で同じ方向性をもってイベントをやっていく。ある意味、一皮向けた進化型のプロショップなわけで。バスフィッシングを本気で追求したいっていう心意気が伝わってきますよ。で、この日の亀山ダム。やっぱりというか、決して簡単ではなく、みんな苦戦。それでも何匹かのビックフィッシュがウェイインされ、大会は無事終了。上級クラスの人間が集まっているので、湖上でやったセミナーも、みんなスムーズに受け止めてくれる。オレにとってはとてもやりやすい状況。攻めのバスフィッシングセミナーがばっちり出来ましたよ。この日のビックリは松下ボートの桟橋の内側に、かなりの量のウィードがあったこと。種類的にはカナダモ系なんだけど、これって凄い事。ボート屋オーナーに聞くと、なんでもここ一年、水位が安定して、ウィードの成育が良くなっているとのこと。今後も、県側により、亀山の水位は安定させていくみたいで、もっと増えるでしょうとの話。とっても明るい話で、もし亀山がウィードレイクになったら、スゴイ事になっちゃうんじゃないのと、期待しちゃうような状況だったわけですよ。

About 2009年12月

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