« 2011年03月 | メイン | 2011年05月 »

2011年04月 アーカイブ

2011年04月05日

2010/01/22-23 大原へ

今年初のひとつテンヤをやりに大原へ行く。いつものコースで、午後船に乗って一泊して午前船に乗る予定。去年の秋から進んでいた、大原喜栄丸がオレの作ったひとつテンヤに特化したロックフィッシュボトムのジグヘッドスナッパーを、喜栄丸のオフィシャルロッドとして使って行きたいという話が正式に決まったからだ。喜栄丸の佐藤船長は、俺がこのロッド一本作るのに、どれだけ通いこんで、どれだけプロトを作り続けて、さらにどれだけの魚を釣り込んでいって来たかをずっと見続けてきた人間。その船長が、喜栄丸のロッドとしてこの竿を使って言った時には正直嬉しかったわけで。ただ、ノリーズとして、どこかのオフィシャルロッドとして何かの竿を展開したことは今まで一度もなく、マルキューと共に慎重に会議を重ねたわけなのである。喜栄丸と一緒にやれるようになったもっとも大きな理由は、喜栄丸がある意味、日本での一つテンヤマダイ釣りのちゃんとした元祖であり、尚且つ、決して安くはないが、ハイレベルに仕上げられているこのロッドの良さを求めているような、エキスパートなお客さんが多く存在していること。ノリーズとしてもとても光栄なことであると判断で、正式なコラボレーションが決定したのである。喜栄丸の佐藤船長は、とにかく今までタイを自分自身で釣り込んできている男。それこそ何万匹レベルであろう。しかも大ダイを釣らせることで有名な喜栄丸、その釣法には定評がある。それだけにちゃんと食わせて、がっちりとフッキングして、しっかりと取り込むといった一連の作業の全てを、高次元で実現できるロッドで無いと、ここの船宿では認めてもらえない。お客さんの半数以上がステラを使用しているといったことからも、平均レベルの高さが伺い取れる。しかし、だからこそここを初めて訪れたお客さんも、周りの人々や、船長から得る情報も多く、急激に上達していくわけだ。乗合船だからこそ出来る伝達力のスピードなのである。俺がよく行く東京湾のスミイカ船はやぶさ丸も同じようにいつの間にか全員がハイレベルということになっている。その時々の現場でのシャクリタイミングや、スラッグの取り方、取り込みのロッド角度や投入角度など、上手な人間が多く乗っているほど、得られる情報は多いわけだ。今回の釣行でのクライマックスは二日目の午前船。10時過ぎになってから、船長が急に岸に向かって走り出した。どうしたのと聞くと、仲良しのヒラメ船から、いわしの群れがシャローに入っていると無線があったという。そして到着したのは水深8~10mの超シャロー。俺の探見丸は上から下までいわしで真っ赤。ベイトの上に船を乗せるとすぐさまエンジンを切り、そのまま流す。パラシュートアンカーは入れない。常に動けてイワシの真ん中にテンヤを落としこめるようにするわけだ。まずは、ミヨシ側の人間が3人、大ダイを掛けたらしい。大ドモに居たオレの反対側の人間もファイト中。そしてオレもフォール途中の3号テンヤに明確なアタリ。海面から6mくらいで食ってきた。そして取り込んだのが5.5kgのマダイ。シャローだったのでPE0.6号、8lbフロロのセッティングではちょっとひやひやだったけど、ジグヘッドスナッパーはいい仕事をしてくれる。テンヤはプロトのオーバルテンヤの金赤。反対側の人間のタイはなんと6.8kg。ミヨシ側の3人は全員ラインブレイクしてしまったらしい。なんとも凄まじい大ダイラッシュが一瞬にして、しかも水深10mで起こったのである。その後、船長が5kgの大ダイを取り込んで、このひの大ダイは終了。ロッドはもちろんジグヘッドスナッパー。この手の釣は本当にタックルのセッティングが重要。ドラグを出されながらも魚をコントロールできるのと、そうでないのとでは取り込みの確率が違ってくる。ロッド、リール、ライン全てにシビアな選択が求められる。それにしてもひとつテンヤマダイの世界は一種独特な進化を見せている船釣りだ。現在はこの釣法が全国区で広がりを見せようとしているところだが、釣れ過ぎるゆえの乱獲問題や、リリースの是非もクローズアップされてきている。逆に言えばこうした新しい釣が普及することで、日本の船釣りに新しい風を吹き込むことが出来るともいえるわけで。この釣のパイオニアとも言えるシマノもそうした点を早く察知して、スーパーゲームフィッシャーマンというプログラムを組んだんだと思う。しっかりと見守っていかなければいけない釣なんだと思います。

2011年04月12日

田辺さんセミナー情報

3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、亡くな
られた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族
の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

田辺さんがゲスト参加されるイベントの告知です。


津久井湖オープン30周年イベント
http://www.nexyzbb.ne.jp/~numamoto/boat5-open.htm
4/23埼玉県・キャンベル春日部
http://www.johshuya.co.jp/shop/shop.php?s=171&no=62648#tab

3・11チャリティーカップin牛久

3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

マルキュー株式会社およびノリーズ、たまやボートとしましては、以下の要領でチャリティーを目的に大会を実施し、被災地の皆様に義援金をお届けしたいと思います。
バスフィッシャーマン皆様のご参加をお願い致します。

日 程 2011年5月8日(日)
大会開催 牛久沼 たまやボート 牛久市新地町57 TEL: 029-874-6631
時 間 6:30~13:00
ゲスト 田辺 哲男 プロ
参加費 エントリーフィー2000円 ボート代別


http://www.tamayaboat.com/3.11nories/index.html

2011年04月15日

2011/02/04-6

2011年大阪フィッシングショーに行く。金曜日の業者日は、今年の横浜のショーが3月という事もあって、関東や東北からの業者も多く、にぎやかな顔ぶれとなった。世の中の景気がどうであれ、みんな真剣に釣りと向かい合っているのだなというのが第一印象だ。こうしたフィッシングショーというのは、各メーカー達で釣り界を盛り上げていこうというのが本質的な目的。確かに、その場ですぐ売り上げにつながるわけでもなく、釣り人全員が来場するわけでもなく、現状では出展を見合わせるメーカーも増えたのは確かだが、もしもみんながそうなってしまったら、釣り業界は殺伐としたものになってしまうだろう。それだけにお互いが協力していく姿勢はある意味失われていないはず。今年のショーの中心はやはり、いろいろなブースで行われているセミナーを聞きに来るという感じ。数年前からの流れだが、プロダクツを見るのは自分の見たいものだけ。だけど、いろいろな釣りの話を聞いて帰りたいといった感じ。気負ってくるというよりは、楽しんで一日を過ごす人間が増えてきているのだろう。バスロッドに関しては、やはり、小口径ガイドセッティングが進行中。リールに関しては軽いものも投げられるベイトフィネス系リール。ルアーの方向性はどちらかというと各社バラバラなのかな?俺がセミナーを行ったシマノでは、ついに待望のカルカッタコンケスト50DCが発表。さらに驚くべき性能の夢屋製マグネシウムチタンシャフトスプール。この二つがオレ的には釣れるリールとしてのイチオシ。ノリーズブースで注目を浴びていたのは、勿論ストラクチャーニューリリースモデル。去らないいろいろあって発売が遅れに遅れているBスウィートのシャロークランクや、チューニングモデルのクリスタルSにも注目が集まっていたかな。とりあえず5インチだけを展示したノリーズ初のシャッドテール”スプーンテールシャッド”もシャッド好きや他のメーカーからの注目を浴びていたし。その泳ぎに確信を得ていたのは、水槽で泳がすことのできたプロスタッフたち。ブリトロが爆発する前に、実釣用プロトを揃えてねとのリクエスト。琵琶湖の宮廣、黒須ががんばったレイダウンミノーのフローティングニューカラーや、ハイフロートモデルも即戦力としてみんな欲しがっていたし。ノリーズブースの今期のテーマは”通”やっぱり今の流れの中で、メジャーを目指すのではなく、自分たちを信じてわかる人間にわかってもらえればいい。通のブランドを見失わず目指しましょうということ。今年も大勢のプロスタッフたちが手伝いにきてくれたし、ブースに来てくれた人たちにはがっちり深い話が出来たと思いますよ。

2011年04月20日

セミナー報告

田辺さんから嬉しい報告!

4月17日(日)神奈川県・津久井湖にて開催された、
津久井湖オープン事務局主催
『津久井湖オープン30周年記念イベント』と
『津久井湖オープングランドチャンピオン大会』で
ノリーズ愛用者が優勝しました。

当初は、3/14(日)に開催予定のイベント大会でしたが、
3/11の東日本大震災の事もあり、
4/17に延期して大会名も
「チャリティートーナメント」として開催された大会です。

当日は、田辺哲男プロもゲスト参加していました。


この大会で優勝されたウエイトは、1匹で55cm2750g!
津久井湖ならではの、とってもグッドなバスです。

%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%90%E3%82%B92.JPG

予想以上に立派なバスに思わず田辺さんもにっこり。


%E3%83%90%E3%82%B9%E3%81%A8%E7%94%B0%E8%BE%BA%E3%81%95%E3%82%93.jpg


更に驚きは続いて・・・使っていたタックルを聞いて、再びにっこり。

%E5%84%AA%E5%8B%9D%E8%80%85.jpg


【ロッド】   ノリーズロードランナーヴォイス 6100H
【ルアー】  ノリーズ ガンタージグ 1/2OZ (トレーラー:OSP社)

なんと優勝された小島さんは、某有名釣具チェーン八王子寺田店勤務の方でした。

%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB.jpg

ショップ勤務でありながら、プライベートでノリーズを愛用している。
さらにはこうした場面でしっかりと結果を出してくださるなんて、
自分も一ノリーズファンとしてお礼が言いたいくらいです。
また、こうした方がいらっしゃるショップであれば、
しっかりとしたアドバイスもいただけそうですね。


%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC.jpg

冒頭では東北で被災した斉藤雅樹さん(プロスタッフ)から
「バスが釣れて嬉しい!生きてて本当に良かった」
というコメントをもらったといういい話を聞けましたが、

イベント最後には、またまた深イイ話が・・・

タイトルをつけるなら

「バスがもたらす経済効果と、バスを選択したアメリカ」

一つの土地で何をしたら、最も経済を動かすか。
一つのレイクが何をしたら最も高額のお金を生めるのかを考えた時に、
アメリカは内水面では“バスだ!”決定した。
例えば、今日のように60名で同時に津久井湖で釣りをして、たったの2匹しか釣
れなかった結果でも、また津久井湖に釣りに来る。
内水面において、他にそのような魚がいるだろうか?
今日という一日だけでも、一体どれくらいの経済がバスによって動いているか。
それを考えた時に、最も経済が動くのはバス!とアメリカは理解した。
まだ日本は、害魚だなんだど理解を示してくれない部分も多く、
アメリカの様には行かないが、理解してくれている釣場も増えている。
中には、東日本大震災の人達へ微力ながらも援助する為に、
釣券・ボート代の一部を義援金に回す、といった運動も起こっている。
バスという生き物は、とてもポテンシャルの高い魚で、
経済の面から見ても素晴らしい魚。
だから、世の中は大変な時期だけど、
バス釣りが好きならば釣りをしてください。
被災者の方達はもちろん、あなたの釣り場を管理し守ってくれている人達の為にも、


『頑張って仕事して、一杯お金を儲けて、一杯釣具屋さんに買い物に行って、堂々と一杯釣りに行って下さい。』

と最後は締められました。

自分の文章では意味が伝わりにくい部分もあると思いますが、
とても奥の深い、良い話だったと思います。

2011年04月21日

津久井湖OPセミナー動画

いつもお世話になっております。
貴パパです。


先日4/17の2011年度津久井湖オープン30周年記念大会・GC大会
「チャリティートーナメント」に参戦してきました。
津久井湖OPは4年ぶり位の参戦でしたが、
参加しているアングラーの質、レベルとも高くアットホームな大会でした。


さて、表彰式終了後にセミナー報告でもありました。
田辺さんのセミナーの動画を撮って来ましたのでご覧ください。

タイトルは「バスがもたらす経済効果と、バスを選択したアメリカ」
田辺さんがもう何年も語り続けてる内容ですが、
今だからこそ、色々なことへの布石に繋がればいいと思いました。

いつものデジカムではなくモバイルでの撮影なので、
視聴し辛いかもしれませんが、内容と雰囲気が伝われば幸いです。

2011年04月23日

SHOTAプロのセミナー開催

滋賀県のFINE LURESさんでSHOTAプロのセミナーを開催します。

%E5%AE%AE%E5%BB%A3%E3%81%95%E3%82%93TOP.jpg


詳しくはこちらで
http://www.finelures.com/

About 2011年04月

2011年04月にブログ「魁!!田辺塾」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2011年03月です。

次のアーカイブは2011年05月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。