よろしく
こんにちは。
俺的には自分のファンサイトなんて言われちゃうと
ちょっと照れくさいっていうのがあるんだけど・・・。
こんにちは。
俺的には自分のファンサイトなんて言われちゃうと
ちょっと照れくさいっていうのがあるんだけど・・・。
横浜から母を呼び寄せ、自宅でお正月っぽく食事する。
おせち料理は目黒の『鯛の鯛』という店で作ってもらった。
ここ数年ここのおせちでお正月というのが気に入っている。
なんといっても味が良い。
食材、味付けにこだわった職人魂の詰め合わせ的な所にぐっと来る。
夕方から目黒駅の近くで『ウルトラマン』を打つ。
何と!15連荘で箱を積み上げる。
良い感じだ。
年末からなぜか『エヴァ』が出なくなり、
ちょっと流行の『ウルトラマン』を打ってみたら中々面白い。
そんな訳で正月早々やってみたら上手くいった。
7:30頃仕事帰りの西村が立ち寄る。
横利根川に初釣りに行く。
相手はヘラだ。
出船は中島屋から。
三本ほどの”みざお”を積んだ舟(和船)を出し、
先に出船している石井旭舟さんのいるエリアを目指す。
例会が入っているらしく両サイド舟だらけだ。
ヘラ釣りのマナーである一本オールで漕ぐ。
マルキューの新年総会に出席する。
自分自身のポジションはノリーズ代表であるとともに
マルキュー社内では『顧問』の肩書きになる。
”社歌”に始まり”君が代”まで歌う。
爆釣チャンネルの取材に同行してトラウトをやりに行く。
今回の主役はオレではなくノリーズトラウトプロスタッフ木村。
トラウト管釣り界においては『秒殺の木村』と呼ばれるほどのやり手だ。
オレのエリアトラウトの先生でもある。
関東エリア最大の問屋であるツネミさんの展示会へ行く。
現在活動している殆どのメーカーのブースがあって
小売屋さんたちが全国から集まってくる。
まぁ”売り出しの場”ってとこです。
もちろんマルキューブースやDUELブースもあるわけで、
業界の活性を知るにはとても良い所なわけで、
気合を入れて仕事をしに行く。
月間ヘラブナの取材で埼玉の中ノ島センターという釣堀に出かけた。
ヘラブナ社のオレのページは今年から『Myヘラ道』というタイトルだ。
その内訳は、オレ的なヘラの楽しみ方、
すなわち自分のヘラ釣りの確立といったところだ。
テクニックや釣り方よりもどうヘラブナと向かい合うかという
切り口でやっていくつもりだ。
釣りビジョンの番組(特別番組ってかんじ?)で三軒茶屋の屋内釣堀に行く。
企画の一番の内容はヘラブナ界の熊谷(通称クマちゃん)と
釣堀対決って言うものだ。
最初は『どこかのラーメン屋で語ってくれ』なんて企画だんんだけど
そんなんじゃ嫌だってオレが駄目だししたんだ。
『だったらクマちゃんでも呼んで三茶で”ボリ対決”でもしようよ』
って言ったらまんまそうなっちゃったわけで。(笑)
マルキューヘラ研に参加するため千葉県の清遊湖に行く。
どうもヘラ釣りが続いている。
清遊湖は相変わらずの混みようで、
バンバン釣れるわけでもなかったが、
久しぶり(半年ぶり位)のセット釣り(バラケ&ウドン)で38枚19キロ。
昼からロッド&リールの大場が家に来た。
年末に撮ったDVDの編集(沢村との対決のやつ)をやる。
プラから始めて計三日間。
更にはトークもあるんで恐ろしく長い。
ナレーション原稿と合わせてルアー名の間違いや、
説明の間違いが無いかチェックしていく。
内容はそれぞれの釣りの違いが大きく出ていて、
面白いのは当然なんだけど、
細かいところばかりを見なければならない作業なんでそれ所じゃない。
Go for it!の撮影で神奈川県の津久井湖に行く。
何でまたこの時期にやるんだ?ということなんだが、
関東のレイクでというのが前提で、
しかも、良い魚を狙って・・・と考えてたどり着いたのが津久井湖だったのだ。
バスフィッシングの面白さの中心は、バスを探し出していく部分。
「更には、バスの状況を理解していく部分にある」と俺自身感じている。
釣り進んで駒を動かしているうちに、
「やっぱりこういうことだったんだぞー!」という
自分の中での考えが更に集中させていってくれる。
その過程が最高に面白いのだ。
1/20~1/27待ちに待ったアルゼンチンへのドラード釣行だ。
BS-i世界秘境釣行のロケのためだ。
サーモンのルーツと呼ばれるこの魚は、
ピラニアをも食べてしまう鋭い歯と、
最後までジャンプしまくるスーパーファイトが特徴だ。
そして何より黄金に輝くその魚体。
一度は出会ってみたい希少な魚だ。
世界でもブラジルアマゾン水系の一部と、
アルゼンチンの河川、湿地帯に生息している。
つまり、南米の端っこのほうだけにいる魚ということになる。
いよいよ実釣の日を迎える。
朝の気温は20℃といったところか。
長袖のTシャツと長パンで外に出る。
6:30出発ということで、外は明るくなり始めていた。
宿から三分ほどでボート置き場へ到着。
あちこちで魚がざわついている。
ベイトフィッシュたちだ。
体調はやや不良だがやる気は十分。
タックルに関してはワンバイト鵜山の経験上の話から用意していったので、
多分大丈夫なはず。
中でも注意点は『ルアーのフックはシングルのみ』というイベラエリアのルールだ。
よもやここまでの地の果てで、
魚を守るためのレギュレーションが設定されていることに驚く。
1/28なんちゃって新年会が(今頃?)組まれた。
「昼12:00頃から渋谷のラクでね。ダラダラやります。」ってやつだ。
ノリオ軍団系の新年会だけど、まぁまぁ飲み会なので近くの連中でやる。
普段の年はオレの家で1/10頃やっていたのだが、
今年はいろいろあって外でやることになった。
2/2
今日は業者日。場所はいつもの通りインテックス大阪だ。
会場自体あまり広くはないが、
それだけに人がたくさん入っているように感じて、逆に活気付くのが特徴。
ある意味ノリーズにとってアウェイの場所だけに、
今年はどんなもんだろうと気合が入る。
今回、ノリーズブースの出来はかなりいい。
今回のノリーズブールの展示品はロッドがメインだ。
なんと言っても普段全機種を揃えている場所に中々行けない釣り人が、
真剣にロッドを触って説明を受けられる場所として、
とても期待してくれるからだ。
説明スタッフは両日共に魚種別配置を組み、
プロスタッフ達がより細やかな対応を出来るようにしてある。
ノリーズ・エコギアスタッフは本気の釣りをする人間ばかりなので、
どんな質問でもそれぞれの切り口で答えられる実力を持っている。
今日でフィッシングショーも終わった。
俺自身、こうしてみんなとふれあえる機会がもてたのはとても嬉しい。
特に横浜の盛り上がりは凄かった。
これだけたくさんの人間が真剣に話を聞いてくれる姿をみると、
つい自分も熱くなって語ってしまったけど、
ちゃんと理解してくれたかな?
また後でくわしく書くけど今は時間がない。
数時間後にはオーストラリアに旅立たなければならないんだ。
狙うのはマレ-コッド。
BS-iのロケだ。
帰ってくるのは週末になるけど、
その前にショーを盛り上げてくれた皆にお礼が言いたかった。
まぁ、そんなことなんでとりあえず行ってきますよってことで。
今度も良いゲームを期待していて欲しい。
横浜で行われたフィッシングショー2007業者日。
会場は10:00だったので時間ぴったりに入り各ブースの出来映えを見て歩く。
出展者の様子は数年前とはずいぶん変わってきている。
今までまぁまぁのコマを取って出展していたルアーメーカー達が、
急激に姿を消して、新たに通常釣具量産メーカーや、
仕掛けのメーカーがルアー部門に進出してきている。
バスフィッシングバブル期のおつりが今頃返ってきているのか、
はたまた企業的戦略なのか、ここ数年のフィッシングショーのなかでは
一番入れ替わりが激しい様に見えた会場だった。
今回の注目は(オレ的に)やはりカズのところのONEBITE ONEFISH
ヨシのMICROPTERUS、ユウのSNIPEER 3ブランドが
一緒になって会場内にブースを設置したということだ。
2月10日、11日
国際フィッシングショーの一般日だ。
会場の前は朝から凄い列って言うか、
開場しても入場制限せざるを得ないぐらいの人数みたいだ。
今回、今までと最も違ったのは、
遠方からはるばるショーのためにやってきた人間がとてつもなく多かったことだ。
オーストラリアへ行ってきた。
世界秘境釣行の取材だ。
狙いはマレーコッド。
魚としての外見はラージとスモールの中間のような感じで、
上から見ると雷魚っぽいし、模様も雷魚系、テールは丸いし、
なんか不思議な魚だ。
シドニーまで成田から約10時間。
空港に着いたのは朝の9時ごろ。
しかしながら空港から外に出て、まず驚いたのが“暑くない”というかちょっと寒い。
日本から着てきた恰好なので、これで寒いってどういうことなのよ?
瞬間やばいなーと思う。
まぁ、ここから500kmぐらい南方面へ移動するので、
もしかしたらすぐ暑くなるのかな?と思う。
何でも、50年前に乱獲や水質悪化のため絶滅寸前まで行ったらしく、
その後、行政や地元の人々によって20年ほど前から復活してきた
魚だということだ。
この地域の町(というか村)の看板などにはマレーコッドの絵が
書いてあることが多いし、ガススタンド併用の小さな雑貨店には
マレーコッド用のルアーがちょこちょこ並んでいる。
人々はマレーコッドをリスペクトしているし、まさに地域の魚って感じだ。
管理人注:この投稿は過去の掲示板に田辺さんから投稿していただいた物のコピペです。アメリカツアー参戦当時のものです。
みなさん ひさしぶり。
いよいよ日本に戻る日が近づいてきたよ。
今期のツアーは、魚のいるエリアに到達していながら入るタイミングがずれたり、粘るべきところで早々に移動してしまったりと 自分で見つけたエリアに対するコンフィデンスが足りないことが多かったよ。まったく もぅー ってかんじだ。
試合をやったレイクのほとんどが水温9~13度ぐらいで、クランク スピナーベイト そしてジャークベイトを投げまくってプラクティスをこなし、本番はその日に合わせるようにしていったんだ。
それにしてもジャークベイトは諸刃の剣 はまる時はスゴイんだけどずれると本当にだめになる。
まあ巻物系は全般的にそうなんだけど 一番やばいのはやっぱりジャークベイトだろう。
ジャークベイトはショートからロングビルにいたるまでいろんなのを投げ倒していたんだけど そのなかで、これはかなりきてるっていうのがあったんで紹介しょう。
それは、レイダウンミノーディープ(レギュラー)のチューニングバージョンだ。
・・・ 続く ・・・
ゴーフォーの取材で亀山ダムへ出撃。
釣りビジョンの編集状況も考え合わせて、一日の釣行となる。
前情報では、ワカサギが上流部で産卵を開始したらしく、
ナイスサイズがあがり始めたとのこと。
が!しかし、前日に大雨が降ってしまう。
しかも冷たい雨だ。
で、だからといってスケジュール変更できるほど日程の余裕がない。
とにかくやるっきゃ無いという正にゴーフォーイット状態。
折本、麻生が高滝ダムへ行くって言うんで、
俺も行くってことで迎えに来てもらう。
今年初めての高滝ダムだ。
去年は同じ日にゴ-フォーロケで爆釣したというグットタイミングの時期だ。
噂ではもう、ワカサギが上がり始めているという。
しかしながら着いてびっくり。
次々とバスフィッシャーマン達がやってくる。
サンデー51クラブ(石井旭舟さんの会)の例会で野田幸手園へへら釣りに行く。
朝から事務所は人でごった返している。
はっきり言ってぐちゃぐちゃ状態だ。
普通のルアーマンが行ったら引きまくってしまうこと受けあいだ。
オレでさえこの中にいるのは正直辛い。
勿論、人がいないよりいるほうが良いに決まっているのだが、
あまりにも高齢化してしまっている。
へら人口の今後が心配で仕方ない。
フィッシングショーの反省会及びゲーム部ミーティングのためマルキュー本社へ行く。
ショーの反省会はマーケティング部が中心となってやるが、
みんなの記憶がしっかりあるうちに、
来年に向けてのよりよいブース作りの為に役立てようというものだ。
しかしながら話の中心はどうしたって対費用効果の部分にまで行き着く。
それはそうだ。
精進湖の解禁に行く。
釣りものはヘラだ。
ヘラに解禁なんてあったのかーということで俺もびっくり。
確かに湖の解禁なんだから、ヘラも含め釣りが解禁なんだしその通りだ。
なんでも聞くところによると例年は氷を割って釣ることも多いという。
でもヘラたちはみんなお腹を空かせていて水中で餌に向かって群がってくる
バクバク状態なのだそうだ。
100枚なんて楽勝ですよなんて話で、
これは行くっきゃないということになったわけだ。
ロドリのノリオ軍団のページのため、折本と一緒に高滝ダムへ行く。
お題の中心はストレートワーム。
エコギアのストレートワームを使ってバス持ちの写真を撮ろうというのが主な目的だ。
釣況はまだワカサギの遡上が十分でないため、
タフな状態が続いているが、それでも今の時期確実に魚を手にするには
やっぱ高滝でしょ。ということで決定された。
上流のベント部分で釣りをするために、朝早くから準備をする。
それにしてもバスフィッシャーマンの人数は多い。
まだ薄暗いのに20人以上は桟橋の上をウロウロしている。
パターン云々というより、とりあえず魚の写真を抑えます。
ということで、現在最高の地形にあるベント部分に行かなくちゃと、
折本を残してロドリの若林を乗せて舟を出す。
なんと海外遠征釣堀ツアーに行く事となった。
そもそも渋谷の新年飲み会の時にタイのアマゾン釣堀の話が出てきて
「みんなで行こうよ。」との話に
「いいよ。俺も行くから。」
なんて言っちゃったのが事の始まりだった。
実際話がどんどん進んで行って
いざ、スケジュール調整となるとまぁまぁ大変。
でもなんとかスケジュールを調整してやりくりして
釣堀ツアーのために五日間も日数を作ったのだ。
バンコク市内から一時間半かかって、今回のメインであるアマゾン釣堀に行く。
メインの魚はピラルク。
更にレッドテールキャットフィッシュ。
アロワナ、ガーパイク、ピーコックバスも入っているらしい。
いったいどうなってこんな釣り場が出来たのかわからないが、
魚は全て養殖。
アマゾンから取り寄せたのではないことは確かだ。
それにしても体長1~2m以上ものピラルクとか、
世の中では普通に養殖されているのがちょっと驚きだ。
で、釣り場についてびっくり。
水面でピラルクがロールしてるではないか!
市内から1時間くらいの距離にあるバラマンディー釣堀に行く。
俺は知らなかったんだけど、タイには元々バラマンディーがしっかりいるらしい。
でも食用としてメジャーな魚なため、養殖が盛んで
かなりの数の養殖池があるようだ。
その中でも今回行ったのはバリバリの養殖池ではなく、
(ワンキャストワンフィッシュ状態らしいが)
適当に放してあってかなり天然に近い状態の場所。
で、着いてみるとまるでうなぎの養殖池といった感じの
マッディーシャローな長細い池。
スーパーファイトを堪能できるというメコン大ナマズの釣堀へ出撃。
バンコク市内から40分程にある街中の場所だ。
着いてびっくりかなりの広さ(周囲2キロ程か)の池に
デカイ桟橋と池に突き出たコテージ風の小屋が20棟ほど並んでいる。
既に多くのタイ人たちで賑わっている。
50人以上は入っているだろうか。
一日700バーツくらいで街中のビックファイトができるということで
かなり流行っているらしい。
しかも食用に持ち帰るのんじゃなく皆んなキャッチ&リリースだ。
ゴーフォーイットの撮影で九州佐賀県北山ダムへ行く。
北山ダムはかなり昔からバスの入っている津久井湖サイズのレイクで
九州のバスレイクの中でも唯一レンタルボート屋がしっかり充実している釣り場だ。
まぁ、関東でもそういったレイクは多いが、
もともとヘラブナ釣りのために和船を貸し出していたボート屋さんが
バス人口の増加とともに、バス釣り用にボートを増やしていって
台数も設備も整っていくといった流れの中にいた場所だ。
実釣日、前日からの本当に冷たい雨と、朝からの冷え込み
水温が一気に下がってしまう。
あるんですよ。
この時期にはそうした日が・・・っていうか、
ゴーフォーの撮影の日って最近そんな日ばっかりなんだけど。
大体今回はジャークベイトの釣りがやりたくて
たまにはたくさん釣っちゃおうかなって
わざわざ九州まで来たのに状況は最悪。
それでも何とかレイダウンディープのジャストワカサギで
魚をぽつぽつと拾うことは出来た。
でもとても小さい。
BSi世界秘境釣行の撮影でコスタリカに飛ぶ。
最近、海外ロケ多すぎで体調が変。
時差ぼけが治る頃にまた行くっていう感じなので、
どうにもこうにも地に足が着いていないっていう状態だ。
でもやっぱり海外は楽しいし、仕事が入れば喜んでいってしまう。
今回のコスタリカ、狙いは勿論ターポンだ。
ロッド&リール 軍団のページのために四国に行く。
プロスタッフ石川晴彦との釣りだ。
選んだ釣り場は高知県の大渡ダム。
彼の住む松山からも一時間くらいで行ける釣り場だ。
もともと石川晴彦とは四国の軍団の長”塩崎”を介しての出会いで、
彼もお奨めの『達人的若手バスマン』と言う肩書き(だったかな?)。
まぁとにかく上手くて良いやつがいるってことで紹介された訳だ。
ルアマガの取材で九州大分の農業文化公園内にある
日指ダムというまぁまぁサイズの釣り場に行く。
で、久々の岸釣り。
ルアマガの野村からオカッパリの取材でどうしてもやりたいっていうんで
じゃー、ここっきゃないだろうと言う事で
大分のバスをしっかり仕切っている安藤さんに頼んで
取材できるようにセットアップしてもらう。
公園内の釣り場なんで池の周りは遊歩道がしっかり付いているし、
そこをチャリンコに乗って回りながら釣る。
歩いて行くと一周一時間はかかっちゃうぐらいのサイズなのでチャリンコが便利だ。
二時間三百円なので開園時間9:30から17:00までやっても一日1200円だし。
で、しっかりお金も落とせるし、なんといっても行政主体のこの公園で
バス釣りの取材許可がとれるというのがスゴイ。
如何にこの地を大切にして現地のバスマンが動いているのかがわかる。
バハマへボーンフィッシュをやりに行く。
毎度の世界秘境釣行ロケだ。
バハマって地名は、なんだかフロリダのリゾート系地名に思えるかもしれないが、
本来はバハマ共和国というれっきとした独立国だ。
もともとは、イギリスの植民地だったが、なんと言ってもフロリダの目の前。
今ではアメリカ中心のスーパーリゾートになっている。
ただし、バハマ全部がそういうわけではなく、いくつかの島々からなるこの国の、
その中でもひときわ小さいナッソーと言う町のある島がスーパーリゾートなだけで
他の島は人口も少なく、所謂いなかの島々というかんじだ。
今回泊まったのはトランクィルティ フィッシングロッジと言う所で、
アメリカンモーテルみたいなちょっとだけリゾートと言った感じの場所だ。
俺たちのパーティーの他は、アメリカ人4人組が泊まっていただけ。
彼らは三年ほど前から毎年、6日間ほどやりに来ていると言っていた。
毎年、10パウンダーが釣られているので、今年もということで来たらしいが、
今回はもう、二日間釣りしているけれど、激タフだ・・・と嘆いていた。
撮影で行くと、いつも前フリは激タフなんだよね。
ゴーフォーのロケで牛久沼に行く。
しかしながら、この週前半はまるで二月の気温みたいな冷たい雨が降りまくっていた。
その前までは釣果が上がりはじめたみたいだったが、
いきなりの冷え込みで果たしてどうなることやら。
ヘラワングランプリという大会出場のため、椎の木湖にヘラ釣りに行く。
この大会は、和歌山県の竹竿師たちが町ぐるみで竹竿の良さを伝えていこうと
始まったイベントだ。
今回の予選を突破できれば、本場紀州での本戦に出場出来るというわけだ。
へらぶな社の取材を絡めて、竹竿の部でエントリーする。
この大会のために作ってもらった「竿春きよ志作本造り、9.4尺」。
オレにとって初めての総竹の竿だ。
千葉県高滝ダムへ大会ゲストとして行く。
毎年今の時期に行っているんだが、去年は激濁りでウェイインは10人ほど。
今年は三日ほど前から気温がぐんぐん上がっているし、水質も良好みたいだし、凄く釣れそう。
上流部は立ち入り禁止区域なので、本湖がメインになるのだが、
果たしてどれだけ良い釣りを皆出来るだろうと、ちょっと期待した。
しかし、当日の朝イチから凄い風。
何とかスタートできそうだけど、いっぱいいっぱいって感じだ。
スタート後、2時間ほど経ってからオレもボートを出してみる。
まぁ、風も凄いし巻物をやってみようとタックルを準備する。
本湖下流へ行ったのだが、みんなあまり釣れていない。
ロッド&リールの室内取材を代官山でやる。
お茶しながらトークってやつだ。
内容はノリーズフロッグ。初公開になる。
なんと、このフロッグ二年前の冬に西村と一緒にやりだしたのだが、
なんだかんだで、改良して行ってるうちに、丸二年かかっちゃったシロモノである。
西村がこだわったのは、ウィードやカバーのポケットでの水押し演出。
オレがこだわったのはオーバーハング下やブッシュの上を引くオープンウォーターフロッグ。
新塾長号がTriton Boats Japanで公開されてるのは皆さんご存知かと思いますが、コチラはご存知でないのでは?
ノリーズ×エコギア・ラッピングカー!!
仙台のハードコア塾生スペシャルペイントだそうです。
カメラマンの腕前がお下手でアレですけど、実に深みのある色合いでもの凄く◎◎◎◎◎◎なのであります。
「今後、イベントに、営業にフル稼働します!」(by赤い彗星)
期待しましょう!
ゴーフォー牛久沼、Day2を撮りに行く。
お互いのスケジュール上、次の日できなかったし。
って5日後のDay2になったわけである。
この日は朝から暖かめの雨。
オレとしてはとてもやる気の出る天候だ。
スピナーベイトなんかはまったらどうしよーと、
先日のデコのことなんか完璧に忘れてしまう。
久々の琵琶湖釣行である。
今回はカタログや広告用写真撮り及び、ルアーテスト及び、
プロスタッフ山口君の居る琵琶湖大橋側にある
プロショップ・ファインルアーサービスでセミナーも行う予定。
言うなれば結構盛りだくさん釣行なのである。
初日は朝から無風。
一気にディープホール南側の3.5mフラットに向かう。
ここは黒須君一押しのスポットで、
数日前までクリスタルS&ディープクランクで良いサイズのプリが釣れていたらしい。
しかしながら、開始後一時間経っても誰もロッドを曲げない。
ボート3艇で釣っているので誰かしら釣ってもいいはず、
なのに何も起こっていない。
またまた南湖のウィードエリアのランガンする。
シャローの葦際とかどうかと聞くと、減水が激しいのでどうも魚が付いていないらしい。
っていうかここ最近、琵琶湖のバスは(特に大型のフロリダ系は)
3m以深で産卵しているようだ。
プレッシャーによるものだか、フロリダ種が琵琶湖に適応してきたのか、
どちらかは分からないが、確実に春の深さが深くなってきている。
だからこそ沖のウィードエリアがスポーン前後の魚をストックして、
産卵はそうしたエリアのハードボトムを選んでしているようだ。
この日釣った40アップはそんな場所にMCジグ&パワーバランスを
使っていると釣れた。
宮廣君はガイド業があるということで、黒須君と2艇で南湖をやる。
狙いの中心はディープホール周りのウィードフラット&
ウィードの無くなるハードボトムエリア。
絶対、いい魚居るはずだから、何とか攻略していきたい。
しかし、テキサスリグでは釣れるが巻物が全く駄目。
ショットダブルフルが好調なのだが、それでも喰ってくるのはオスか
産卵に関係なさそうな小型のバス。
何とかしようとしていると、サトシン登場。
精進湖へヘラを釣りに行く。
連休中はバス釣り場は混むし、だからと言ってちょっと出かけたいし。
ということで、一昨年も行ったんだけど精進湖のヘラ釣りは
意外と空いていたのでまたまた突撃。
狙いは一番奥の溶岩帯。
この時期浅いところで底釣りが出来たのを覚えている。
で、いってみると何と大減水。
いつものボート屋前は何と水深1mもない。
仕方なしに一番奥のプールに行く。
引き続きヘラ釣り。
芦ノ湖へ行く。
マルキューインストラクター伊藤さとしさんから情報を仕入れ、
湖尻にあるバイオレットから出船。
船留まりと呼ばれるボートがたくさん浮かべてあるエリアの中にみざおを打ってもらい、
13尺で1.5mくらいの水深を攻める。
昨年も同日に来れて良い釣りをしちゃったので
今回はどうかとちょっとワクワク。
7時くらいからエサを打ち始め、最初にヘラらしきアタリが来たのが9時ごろだった。
あまりにも画期的なルアーチューニングシステムに気が付いてしまい、
どうしても人の意見が聞いてみたくなる。
なもんで、強引に折本を誘って亀山ダムへテストに行く。
やはりいい感じで変化している。
これは特許取っちゃったりするでしょって、折本と二人で盛り上がってしまう。
で、テストも終わりなんとなくNEWメタニウムを比較テストしてしまうことになる。
比べるのはDC100だ。
ゴーフォーイット撮影のため、高知県早明浦ダムへ向かう。
三年前に発足した湖上管理委員会も本格的に活動しているみたいだし、
地元とのスタンスもいい感じになってきていて、
これからの四国を背負っていくべきキーとなるレイクだと判断しての釣行となった。
二日目は前日に良いのが見えた(見えたといっても2,3匹だけど)
各クリークのインレット付近を重点的に狙う予定で出発。
なんと言っても夜の間、まぁまぁ雨が降ったので、これは当然インレット狙いだ。
上流に行く前にダムサイドのブイをヒラジャークで狙うとやはり小型。
デカイメスはまだまだ回復していなさそうだ。
もしくは何回かに分けて、まだ産卵のタイミングが合わず半プリでじっとしているのか。
よくわからない。
テストしたいルアーがいくつか出来上がったので、久々に津久井湖へ向かう。
魚がつれるか分からないが、今年は津久井湖へ行きたいって気分なのだ。
一人なのでゆっくり10時ごろ湖に着く。
まだスポーン中って感じなのでテストの巻物には出ないかもしれないが、
動きは良く見えるし、キャストフィールもつかめる。
そうこうしている内に、今回もって行ったニューメタMgと
コンク50の比較テストがしたくなってしまう。
石井旭舟さんの会、サンデー51の例会のため西湖へ行く。
白根ボートから出船してすぐ前の前浜ロープでプラクティス。
21尺の底釣りからはじめ、浅くなってくるポンプ小屋方面へと
竿の長さを短くしながらやっていく。
移動しながらといったって、ヘラの場合最低でも二時間くらいは餌を打ってみないと
ヘラの寄りが分からないので、一日3箇所やれば良いほうだ。
で、長竿の深場では放流したての25cm前後の魚がちょっぴり釣れたが、
15尺まで浅くなってきた所で地ベラが喰いだしてきた。
ネオヘラ・インビテーショナル出場のため、羽生吉沼へ行く。
マルキュー戸井田とかもプラに入っているし、皆と並んで練習する。
釣り方はとりあえず17尺の深宙両ダンゴ。オレの好きな釣りだ。
それにしても今期、管理釣り場で深宙両ダンゴをやるのは初めて。
なぜか今年は管理釣り場にほとんど行ってない。
ヘラはそれなりに行っているんだが殆ど野釣りだ。
なんだかオレの中で、自然に野釣りが好きになっちゃっているみたい。
っていうか、今まで記憶に残っているヘラ釣りって、殆ど野釣りなんだよね。これが。
ロドリ、ノリオ軍団撮影のため、霞水系V6マリンへ行く。
今回の出演はV6マリン奥村君。
お題は今期発表するボルケーノ・ダブルバズ。
所謂、二枚ペラのバズベイトだ。
前後・・勿論カウンターブレイドシステムで組んであるので、
リーリングコースは真っ直ぐになる。
まぁオレ的には今までのボルⅡで左へコース取りしていくのは
それなりに左バンク打ちでやっていくのに、よりタイトになるので好きなのだが、
一般的には曲がるのはやりにくいなんて声も聞こえてくる。
だからカウンターブレイドということじゃ無いのだが、
ダブル同回転だとひねりが強すぎてヘッドが横を向きすぎてしまう。
結果、フッキング率、スナッグレス性共に失われてしまうので、
その辺を考慮してのカウンターダブル採用だ。
S字系で釣れていた西湖が気になって、
持っている全部のS字系とヒラクランクボディを削り込んで仕上げたプロト
数種類を持って西湖へ一人で行く。
到着したのは10時近かったんだけど、風も無くていいかんじ。
八郎潟へ、西村、折本と一緒に極秘プロジェクト遂行のために行く。
現地でSTCの進藤君、そして畠山と合流。
お題はノリーズ・ハードルアー全部で釣れ!ということ。
行くのは八郎潟だからってやり過ぎだろ。
で、状況を聞くと2~3日前から殆どスポーンに突入しちゃったみたいで
突然難しいですー。
本湖も全然駄目だし。承水路は濁りきついしー。
先週まではプリの良いのがまだ居たんですけどねー。って事。
巻物はやばそうな気配。
ポルノグラフティー、ボーカル岡野君と高滝ダムへ行く。
今度お互いのスケジュールが空いているとき釣りしようか、
と言っていたことがやっと調整ついたという感じだ。
まぁ、彼のスケジュールを聞いていると本当に忙しそう。
オレもまぁまぁ忙しいほうだけど、その比じゃないようだ。
岡野君とは知っての通り、ミュージックステーションの一件から
会って飲む機会が出来たわけなのだが、
俺と会う前から広報西山のアレンジで九州内村や琵琶湖黒須、宮廣らのスタッフが
一緒に釣りをしていた。
そんなわけで、何故か既にノリオ軍団に足突っ込んじゃったような感じで
既にロードランナー使いまっしぐらという感じ。
へらぶな社の取材で相模川にヘラを狙いに行く。
今回は何と案内人付き。
なんでかっていうと、
点在する中州状態の島に渡ってそこで釣りをするからだ。
案内役を引き受けてくれた天野さんは、
なんと週3~4日はヘラ釣り三昧の生活のようで、
現在のへらぶな社の編集長、田中里史君がヘラブナ社に入社する以前から
ヘラブナの誌面で活躍していたらしい。
その道数十年のおかっぱりエキスパートだ。
DUELホームページに使用する動画、
及びスチールを撮りに九州唐津にある松浦川へ行く。
ついこの間までは中流にあるスロープが使えたのだが、
橋脚工事が行われるため、スロープは埋め立てられてしまい、
その代わり、最下流にある管理事務所で許可を取れば
下流のスロープから舟を出せるようになったという。
ゴーフォー撮影のため、南紀白浜空港から紀伊半島の中心部に近い
二津野ダムへ行く。
上流部には風屋ダムもあり、レンタルボート店も完備したナイスバスレイクである。
フロリダバスは入っていないが、ボート屋さん公認記録では
57cmまで上がっていると言う。
ノリーズ・爆釣チャンネルのダブルタイトルが西湖で行われた。
昨年に続き、第二回目となる。
前夜祭の場所、設備、そして釣り場の受け入れ態勢、ボートの手配など
どの部分を考えていっても西湖での開催は非常にスムーズに出来たため、
今年もここで行こうということになったのだ。
日曜日、朝からズラリと受付に人が並ぶ。
去年より更にパワーアップしちゃっている感じ。
ボート組もたくさん居たけど、おかっぱりのロードランナー使いも揃っている。
誰に声かけてもみんなオレのことを知っててくれてるし会話が成立する。
まーいつものように自分の釣り成立しちゃってねって、挨拶を済ますと、
いよいよ一斉スタート。
みんなが向かった方向は・・・・ぜんぜんバラバラ。
こうこなくっちゃね。
手堅いスポットに朝から集結しちゃう普通のトーナメントとはちょっと違う。
みんなやりたいことあるしって感じで勝手に行っちゃう。
ネオヘラインビテーショナルの試合で戸面原ダムへ行く。
前日はプラクティス。
出船は6時なので、それに合わせて6時ちょっと過ぎに行くともう皆とっとこ出船している。
ここに集まるメンバーは暑い人ばかりで、当然本気でプラクティスをこなしてくる。
オレの方が気合が足りて無いよね。
でも何だか、自分の心の中で、ヘラブナ釣りだけはその一線を越えたくないって反発がある。
何でも本気モードで取り組んじゃう自分にとって、
息抜き出来る釣って存在してて欲しいっていうのが、
なんとなく本音なのかもしれない。
試合当日。
一斉スタートだって言うし。(勿論手漕ぎですから)
気合で前日のスポットへと向かう。
まー、その昔、津久井湖手漕ぎボートからバス釣りが始まったわけだから、
別にみんなに手漕ぎ負けしちゃうわけじゃないんだけど、とにかく必死で漕ぐ。
まーこの光景は普通のバスフィッシャーマンが見たら
引きまくり間違いなしって感じだろう。
釣りロマンのロケで福島県小名浜堤防に行く。
ここの堤防はとても長く、一体どこまで続くのだろうって長さのが二本ある。
更に外側にも1本デカイのがあるのだが、遊漁船組合が県から渡船の許可を受けているのは
手前の二本だけらしい。
まーそれでも一日では到底やりきれない距離だ。
外側はテトラが積み重なっている場所が多い。
勿論テトラの上から釣りをするのはオーシャンカップやフィッシュリーグでも
禁止しているくらいに、自主規制を普及させようと努力している部分なので問題外。
バスと同じでロックフィッシュの釣りでもけが人や死人を出すと
それを取り巻く船宿や、地域の釣具店、しいては業界から釣り人全員に
マイナスになってしまうので、自分さえ良ければという考えは通用しない。
本来であれば渡船屋さんとかが厳しく言えばいいのだが、
だからってお客さんが来なくなっちゃうのも困るしということで
なかなか規制がかけられない部分なのだ。
商売なんだから辛い所ですよ。
それだけに今の所釣り人側からの自主規制に頼るしかない部分なのだ。
ゴーフォーロケで相模湖に行く。
本当はこの夏、津久井湖リベンジもやりたかったんだが
その場合俺自身が何日かプラしてみて、
自分の釣りでも通用しそうかどうか見てみたいって思っていたので
時間的に無理だった今回は見送ったわけだ。
だって津久井湖は2連荘ででこっちゃうわけいかないでしょ。
オレが釣れないイメージ作ってボート屋さんとかに迷惑かけちゃいけないからね。
この辺がゴーフォー的難しさなんですよ。
自分の釣りをしっかり伝えていく。
この部分をとっても大切にしているので、自分で納得のいく見切りや粘りを展開したい。
そしてとうとう秋山川の最上流部で、たくさんのナイスな個体と遭遇。
こんな所にいたわけですか。
ベイトの量といい正にプライムなエリアに突入。
しかし、ボート多いし、散々叩かれた後。
仕方なくいつものピクピクに手が出る。
どーにか1本とるが後が続かない。
魚はいるのだがある意味手に負えない。
ある意味怒って投げ出したショットフルサイズに待望のナイスバス。
まるのみだし。
しかし何故かバレちゃう。
やっちゃうわけなんですよ。
その後早々に見切りをつけ、またまた本湖勝負。
しかし上手くいかないまま夕刻を迎える。
群馬県のプロショップオジーズが主催するオジーズカップにゲスト出演するため
桐生市にある梅田湖へ行く。
この湖はレンタルボート屋さんもあり、しかもオジーズオーナーらの努力により
エレキの使用も可能になった”プチ”ゲームフィッシングレイクである。
なぜプチなのかというと湖とはいえとても小さい。
エレキで湖岸沿いに走っても一時間もあれば一周出来てしまうだろう
といったサイズだ。
ヘラブナ社の取材で静岡県田貫湖へ行く。
夏だし、高原の湖だし、何と行っても富士山を真正面に見ながら
コンディションの良いヘラが釣れるらしいということで、
じゃー一発癒されに行きますかと決定。
富里乃堰という管理釣り場でナリーズ杯というのがあり、
顔でも出してくださいよって誘われ参加する。
ナリーズって言うのは若手(ヘラの世界では)ヘラマン江成公隆という
人物が主催する、ヘラ会では珍しい順不同の人々が集まる会。
で、周りの人々、有名人達もたくさん集めちゃっての大会がナリーズ杯。
九州佐賀への雷魚ツアーが決行された。
メンバーは行ける行けないなんて最後までズルズルやっていたいつものノリオ軍団遠征大好き組。
ワンバイト鵜山を筆頭に、ハーレム藤田、デザイナー榎戸、釣り女中村、
そして九州地元からハニースポット内村、さらにDUEL広報担当渡辺となった。
もともと九州雷魚ツアーは西村が大好きで年に1~2回は通っていたのが始まり。
今では荻野を始めシーバスの葉多埜まで通いまくっている。
それにしても雷魚を大人数でやりに行っちゃうのはある意味得策ではない。
何故かと言うとそんな大人数が入れる大場所なんてあんまり無いからだ。
その点をふまえ、ハニスポ内村と念入りに電話で打ち合わせする。
”結構大人数だからどうにかなるように場所選んでおいてね。
それと泊まりは綺麗で安いビジネスホテルでね。”
ぐらいの会話だけど。
佐賀のクリークでの初日はノリーズフロッグ&サンダーシャフトの独壇場となった。
っていうか、オレだけノリーズフロッグのプロトを持っていたんで釣れちゃったのねっていう感じだ。
しかも雷魚ロッドにしてはバフッと出たときの吸い込みを重視して作られた
サンダーシャフトのしかも73MH(柔らかい方)をメインに使っていたので
一日終わってみれば結局、魚をたくさん手に出来ちゃったのねってことで。
ロッド&リール誌で新たに連載として始まる”ストロングフィッシャーマン入門”の
収録のために副編集長若林と合う。
それにしても今回のこのタイトルは説明が難しい。
今まで俺がやってきて、最近しっかりと形として魚への向かい方として
説明できるぐらいになったスタイルなのだが、あらゆる角度からの見方なので、
一口で言うのは大変。
若林のほうはネタを切り刻んでこれは?それは?とガンガン入り込んで来る。
ルアーの強さ弱さって?早く答えてよーって感じだ。
でもねー。
そのことを紙にしてたった数行に入れるのってもの凄く大変だし、
大体オレが何十年釣りやって、やっと理解できたことをそんなにスンナリ出しちゃうわけ?
”なんかもったいなくなって来ちゃったなー。”なんて若林にごねる。
悲しいことが続いてしまった。
それでも生きている人間は前を向いて行かなくてはならない。
どんなに辛くても自分達が止まる事を誰も望みはしない。
ここの所特に忙しいんだけど溜まっていた日記もアップして行くのでよろしく。
昨年秋に出した、文化社の田辺哲男の真髄のシリーズを作って行きたいという
オファーでビデオレックの宇田川と一緒に高滝ダムへ行く。
サマーパターンのDVDを作りたいということだったので、
高滝なら上流も本湖もあるからどうにかなるかなっと出撃。
高滝マスター石井君情報では、最近水が悪くてスローダウンして拾っていく
しかないんですよーなんてちょいヤバな情報。
高滝観光のボート乗り場に着くと平日なのにいつものようなたくさんのバスフィッシャーマン。
やっぱり人気なんだな、高滝は。
で、早速支度してまずは上流へと向かう。
勿論先行者もいるし、だいたい最近の虫ルアー流行の影響で皆オーバーハング打ち
とかやってるし。これって毎日そういったプレッシャーがかかっている訳で。
ちょっと甘かったかなっと焦る。
考えても居なかったことで、去年までの高滝上流とは訳が違うのである。
で、どうしたかというと・・・それはDVDで見てください。
ネオヘラプロリーグ第三戦出場のため群馬県三名湖へ行く。
まずはプラクティスデイ。
三名湖は野釣りとはいえ、全面にロープが張り巡らされた準野釣り場と言われるところ。
入っているヘラの量も多く、ボートを着けるのも易しいので、管理釣り場から
野釣り場への中間地点といった釣り場だ。
到着は入場時間を少し過ぎた5時40分頃。
既にたくさんの入場者が有名場所に舟を着けて釣りを始めている。
ゴーフォーイット撮影のため、霞ヶ浦水系に行く。
ボートが置いてあるのは勿論V6マリン。
今期モデルのX2 20fがいよいよ映像デビューとなる。
ラッピングのデザインはノリーズのパッケージなどノリーズ系デザイナーの大川さんが
これでもかって具合に仕上げてくれたもの。
アメリカまでディスクを送ってトライトン経由で仕上げてきたものだ。
ちなみに折本のトライトンも同デザインで赤仕様。
ただ彼のボートは日本のラッピング業者がバスボートもやってみたいということで
試作としてやったもの。
はっきり言ってアメリカのより細かい所は綺麗。
カラーの発色はアメリカのが明るめなのだが、細部は日本なんですよ。これが。
最近日本でもラッピングボート増えてきているんだけど、
元祖は折本の赤のトライトンなんですよ。
それにしても今回のボートはいい感じに仕上がっている。
利根川をメインとして開催されているTBCトーナメントゲスト出場のため
新海さんの北総マリンへ朝イチから行く。
利根川は数日前に黒部川をゴーフォーでやったきり。
本流はぜんぜん御無沙汰。
はっきり言ってよくわかんない状況なのでとりあえず、黒部川行っちゃうつもり。
ちょっとよわっちい自分になんとなくもやもやしながらも、
目の前の濁った水と水位の低さを確認しちゃうと、もしかしたらなんて気になってきちゃう。
世界秘境釣行でフィリピンのバスをやりにいくことになり、マニラへと飛ぶ。
何と最近はマニラから車で6時間ほど走った所にある”レイクパンタバンガン”という
所がとってもホットらしい。
一体どんな所でどんなバスフィッシングができるのかとってもワクワク。
現地での受け入れ態勢は抜群。
空港の出迎えから現場までスーパースムーズに行ってくれた。
朝成田を発ったら、夕方にはパンタのリゾートホテルにインできるというスピーディさ。
前日に分かったことは、バスたちは水面の極小ベイトを食っているか、
ディープのハゼ系を喰っているということ。
中層にベイトが映ることはほとんどない。
つまり、今回持ち込んだタックルでは、テキサスメインでやるっきゃないということ。
ディープクランクやスローロールで一発もバイトが無いのにシャクワームのテキサスだけは食う。
水深3m~20m。
食う所はどこでも食う。
久しぶりに西村と釣りに行く。
場所は霞水系。
前日に西村から連絡があり、V6マリンの奥村とその連れのジャバ男が
チームトーナメントをやりたいと言っているらしい。
別にいいけど、うちらは普通に釣りをするだけだから。
最近好調といわれる北浦から攻めていこうと西村と打ち合わせる。
朝のスタート、V6チームはなんと利根川方面へ行くという。
それって北浦があんまりよくないってこと?
実際のところ彼らは数日前に北浦で釣りをしていて
小バスのオンパレードに閉口していたらしい。
でもね、きっとやり方があるんじゃないの?と西村と話す。
作戦としてはオレが前で巻物、後ろで西村がスローダウンの釣り。
まずは定番のリップラップやジャカゴエリアから流すが、
ショットフルサイズとディーパーレンジ1/2にギリギリキーパーサイズ。
ネオヘラ亀山戦の為、亀山ダムに行く。
ヘラの状態はあまりよくないらしい。
きっとデコ続出じゃないのって前評判。
とりあえず毎年チェックしているオリキサワボート前で竿を出してみる。
開始後30分くらいで小型を三枚。
更に少し場所移動してまたまた小型を追加。
でかいのはどうか分からないが、この状況だったらもしかするかもと、
エサ合わせに専念する。
BS-iの世界秘境釣行に変わって配信される南太平洋フィッシングトラベラー
という新番組のためにフィージーへ行く。
釣り物はGT。
久々のGTフィッシングである。
GTをやりこんでいたのはもう10数年以上前。
トンガに始まり、モルディブ、クリスマスアイランド、マジョロ、オーストラリア、フィージー、
沖縄諸島etc、色んな島にGTを釣りに行った。
GTの強い引きや、大型プラグに飛び出していくエキサイティングな釣りに
惹かれてのことだが、何と言ってもそうした南の島々に行くのが楽しみであった。
いよいよ受注開始したようですね。
晩秋にクランク?とお思いでしょうが来年のスタンダート要員なんでしっかりおさえます。
え?リリースごとに騒ぎすぎ?
すみません・・・最近ツボ連発なもんで・・・。
以前田辺さんと折本さんが動きに関してチェックしておられるときに盗み見したのがこのBRW2。
そもそもBRW3リリース時に2は出ないの?なんて思っていたので思いもひとしお。
よく動きます。ベタぼれです♪
ショット・ショートリップのプリプリ&ベタベタとのコンビでシャローのバスを根こそぎいきたいです。
最近の国産バルサクランクには良いものが出てきました。
逆に現行のバグリィはばらつきが多くオールド以外は・・・です。
(つーかもうアタリに当たったためしがないので諦めました。)
どちらにしろネックになるのは単価が高いことではないでしょうか。
そこでルアーとしてのポテンシャルが高く、国産のクオリティを保ち、プラ並みの値段に押さえたバルサクランクがあったとしたらどうでしょう?
そんな意味で非常にかっているのがBRWです。
そして待望のダウンサイジング&2fバージョンのリリース・・・・
一軍タックルボックスからアレを出してスペースを空けとか無くては・・・。(笑)
今回はダイスキな二色が追加。
ちなみに青い方は田辺シークレットなんですよ・・・ここだけの話。
2007米トーナメントの主流はフロッグとグラスクランキング。
オールドバグリーから離れた米トッププロにも使って欲しいですね。
BRW1なんてのもハイドリラ・マットのホールを引くのに良さそうですが・・・。
琵琶湖でもいけそうじゃないですか?
本当は自分が欲しいんですけどね。(笑)
本来ならニュージーランドで楽しんじゃってからフィージーだぜっていうコースだけど、
今回はただの乗り換え。
ナンディーで一泊して朝の便でタベウニ島へ渡る。
小型機で一時間くらいのフライトだ。
タベウニ島はまだ、日本の釣り人が入ったことが無いらしく、
情報もほとんど無いが、巨大GTやイソマグロが居るらしい。
キャプテンはアングラーズパラダイスのジョイムシアーズがナンディから入ってくる。
ボートは現地の250ps二機がけ27fを使うという。
セッティングは抜群だ。
プロショップサンスイが主催するソルトウォーターフェスタが川崎・王禅寺で開かれた。
多くのメーカーが管理池の周りを取り囲むようにブースを出展。
池を利用してルアーの動きを見たり、ロッドのアクションをチェックできたりと
中々考えられたイベントだ。
それにしてもソルトウォーターを扱うメーカーって本当多い。
今回はノリーズエコギアブースでロックフィッシュ系ロッドを展示。
さらにアオリイカロッド、フィッシュリーグのダートマックスなど現在の人気商品を中心に揃えた。
更に来期発売予定となっているザグスティックの海用改良版。
釣って釣ってそしてまた釣ってと一年以上かけてやっと商品化という逞しいルアーだ。
ヘラブナ社の取材で利根川神崎大橋の横にある天の川公園へいく。
いわゆる佐原水郷エリアである。
今回のメインテーマは"一人ぼっちで釣り場を占有したい”って我侭な企画。
でもだからってデコっちゃうの嫌だから良い場所探してよって編集長里ちゃんに頼んじゃった訳で。
協力してくれたのがダイワのヘラテスターの生井澤さん。
(すいません。こんな無理難題聞いてもらっちゃって)
そして案内してくれたのが天の川公園というとりあえず釣り公園。
対岸まで6~7mの小さな川で水深も50~60cm。
でもオニバスはあるわ、ヒシモはあるわのルックス最高の場所。
ゴーフォーの取材の為、千葉県雄蛇ヶ池へ行く。
二年前の12月に行った時は、冬にもかかわらずウィードが多く残っており、
一匹しか釣れなかったけど攻略し甲斐のある池として楽しかった思い出のある場所だ。
今回は9月ということもあり、フロッグゲームをしたくって選んだ場所。
事前の情報でもいいサイズがポロポロ釣れているってことで一安心。
ゴーフォーの場合、大体2ヶ月から3ヶ月前に場所と日程を組んでいくので、
直前にその場所のコンディションがどうなろうと変更は不可。
そんなもんでやばい場所が多くなっちゃうんだけど、今回は9月と言う事もあり
気持ち的には自信たっぷり。
ところが・・・・。
朝イチ現場に到着すると、目の前にある池はとんでもないことになっていた。
BRW2がリリースされました!
千葉県片倉ダムで行われた、町田山水主催のトップウォーターフェスタに顔を出しに行く。
なんでまたトップウォーターの集いに行くのかって言うと,今後展開していくウッド系大型トップ
ウォータープラグのテスト及びミーティングをあのアカシブランドの明石さんとやるためだ。
町田山水の渡辺さんにその旨を話すと、とても喜んでくれて、なんとなく
なんちゃってゲストの扱いを受けてしまう。
笹川ボートに着くと、まだ暗いのに大勢の人たちで受付周りはごった返していた。
なんと100人以上の参加者がいるという。
それもそのはず、その筋では有名なトップウォーターブランドの製作者達がはるばる関西から
もやって来ているんだ。
ネオヘラプロリーグの最終戦が椎の木湖で行われるので、前日プラを含め出かける。
この時期如何に管理釣り場といえど、強い深宙両ダンゴの釣りと、
繊細なセットの釣りが両方ありえる時期。
とりあえずどんな感じなのかと竿をだす。
事前情報でセット有利とされていた割には、深宙両ダンゴでいい感じ。
しかも短竿で勝負になりそうな気配。
だったらいいよ。これで行きますよに決定。
だってそっちの方が好きなんだもん。
で、プラなのに一日楽しんじゃう。
いつもそうなっちゃうんだけど、どうもヘラの場合、押さえの釣りとか、本来試合に向けての
プラクティスが出来ない。
新潟本間釣具店の店内イベントの為に、マルキュー営業の瀬川君と車で走る。
まず最初に顔を出したのが、エギングに目いっぱい力を入れてるえびす釣具店。
去年から今年にかけて、新潟エリアは一大エギブームが起こっているという。
エギングプログラム、ダートマックス売れまくりなんですよーと瀬川君が言うとおり、
遠くからでも人が着ちゃう位、ものすごい量のエギタックル。
店主もここまでエギが伸びるとは思っていなかったと言っていた。
しかしながら、売れるエギの中心は1.5号~2.5号と小さめ。
出来れば2号以下は置きたくないんだけど、
お客さんは小さいほうが釣れるって思っちゃうんだよねと、ちょっと呆れ顔。
でも大丈夫ですよ。
ヘラブナ社取材の為、伊豆一碧湖へと向かう。
一碧湖といえば、その昔天皇によりブルーギルが最初に放された湖として有名になり、
さらに津久井湖、相模湖、芦ノ湖といった場所しかレンタルボートのバスフィッシングが
出来なかった今から30年前にも、既にバスが釣れる釣り場として、密かに知られていた湖だ。
その頃、冬になるとわざわざ出向いて行って、バスを釣った思い出がある。
何故冬に行ったかというと、伊東という少しだけ温暖な地、
さらに冬でもどうにか釣れる場所として有名だったからだ。
今考えてみれば、岩場のシャローのある全体水深が浅い湖なので、
冬にも午後には水温が上昇しやすく、バスが口を使いやすいから釣れる実績があったんだと思う。
ゴーフォーイット収録のため、九州大分県の松原ダムへ行く。
松原ダムは、俺自身一回も行ったことの無かった湖なのだが、
この地ではかなりメジャーで、試合もガンガン入っていて、
地元では勝手にタフ&ライトリグレイクとして通っているらしい。
行った日は数日前の雨で、急激に水位が上昇した直後だったらしく、
湖岸の水中に、緑色の草がまるでウィードのように残っている状態。
水質は結構クリアー。
しかもターンオーバーと重なって、エンジンで走ると泡だらけ。
朝一に、ロックパイルクローに良い魚が追っただけで、
かなりゴージャスなバンクを延々流していっても何も起こらない。
昼過ぎには仕方なくスローダウン。
この日喰ったのがコンポジットスカートの1/2ozテキサス。
しかもカバーへのフリップでは一発も当たらないで、
水深3-4mへの適当なキャスティング。
西村とオールスタープラを兼ねて霞水系へと出撃する。
V6マリンへ到着すると、いつもの奥村チームがてぐすね引いていたが、
今日はプラクティスもするからと、あっさり却下する。
まずは鰐川エリアをチェック。
護岸で仕切られた小さい川を上がっていくと、最上流が大きく開ける。
西村は知っていたらしいが、オレは何故か初めて。
見た目はゴージャスだけど、水深は激浅。
魚は釣れない。
そんな時、西村がヒヨコのドリラーを取り出す。
この色しか売ってなくって・・・って取り出したのがピンクのハワイアンカラー。
ところがこれに一発、キロアップが喰う。
居るんだね、こんな場所にってちょっとびっくりするけど、
だからって時間かけてアイドリングしてこんな所まで来たくない。
だってかなり小場所だしー。
北海道、室蘭方面で行われる、オーシャンカップへ行く。
夕方到着すると、会場となる漁港ではもの凄い人数の鮭釣りの人たちでごった返している。
しかも目の前で鮭がバンバン跳ねている。
オレとしては初めての光景。
でもだからって、皆釣れまくっている訳ではなく、たまに誰かが釣り上げるって感じ。
スプーンの下にタコベイトが仕掛けてあり、更に秋刀魚の切り身とかつけている。
その上には飛ばしウキがあって。
レンジを一定にしてスプーンのキラキラで寄せて秋刀魚で食わすっていう感じだ。
オレ的にはちょっとやりたくないかなって感じの釣りだ。
北海道苫小牧で船ロックの(船からのロックフィッシュの)取材を折本とやる。
ソルトウォーターのページで、編集は大場、カメラマンは大森という
まるでバスの取材メンツ。
しかも、大場はこの手の釣りは初めてだという。
それだけに何の先入観もなく、オレと折本のアイナメ釣りを見守る。
船からの釣りといっても狙いはシャロー。
肉眼で確認できる、沖に詰まれた消波ブロックや、沖堤防の際を打つ。
時期的なものや、そのエリアの地形にもよるが、
苫小牧の場合は年中シャローの釣りが多いらしい。
最初は船をかなり離して通常のキャスティング体勢でやっていたが、
船がブロックの側に来た時に、ヘビーウェイトのテキサスに良いバイトがあったことから
船長にもっとタイトに船を付けてくれるように指示。
オールスタークラッシックの為にプラクティスを行う。
V6マリンを基点として,3日間泊まりでしっかり突っ込む。
今回の目的は、集中力を持ってやり続けられるエリアの発見だ。
数年前に比べて、霞ヶ浦水域のバスの数は確実に増えている。
だからといって、ガンガン簡単に釣れるわけではないが、
ありえないくらい釣れないじゃん、という時代からは脱却した。
つまりどのエリアでもちゃんと釣れば、魚はどうにか手にすることが出来る。
そこで問題となるのが、じゃービックフィッシュを混ぜながら、
自分の思い描く釣りを進行できるエリアは、何箇所あるんだってことだ。
つまり、プラクティスの方向性は消去法。
ここじゃないだろとか、この釣りじゃ嫌だろってことで、
この広大な水域で自分にフィットしたエリアを探し出そうというもの。
オールスタークラッシック本番。
釣りの内容自体は結果的に、バサー紙面に載っている通りなのだが、
目指すバスフィッシングはきっちりとやり通したと思っている。
多くのファンの人間が応援しに来てくれたことには、
非常に感謝している。
ある意味、みんなの力があったからこそやり通せたとも言える
オールスタークラッシックなのである。
もし誰も居なかったら、とにかく魚とりに行ってなんて、
途中で折れちゃっていたかもしれない。
やはり、オレはオレで居たいし、皆が忘れもしないような
ゲーム展開をやり遂げたいというプッレッシャーによって、
自分自身が、これまで幾度と無くステップアップ出来て来たのを実感している。
京都で行われるポパイのセミナーに合わせて琵琶湖に入る。
夕方、琵琶湖スタッフの黒須、山口、宮廣と待を合わせて、まずは飲み会。
翌日、新型ルアーのインプレッションテストも含め、
宮廣、黒須と釣りをする。
この時期、この間まで爆発していたコンポジットスカートの
ウィードフリップがまだ存在していたのだが、その爆発力は殆ど失せていて
一時間にワンバイト有るか無いかの渋い釣りに変わっていた上に、
サイズも巨デカには全然至らない。
で、やっぱりジャークベイトでしょってことで、レイダウンミノー110が大活躍。
更に、俺の持って行った秘密兵器で夕方、黒須が59cmを釣る。
しかもオレが使っていた奴で。
やっぱりねってことで、皆びっくりしながらも納得。
ロッド&リールグラビア記事取材の為に、九州大分の芹川ダムへ入る。
手伝ってくれたのはハニースポットの内村君。
近頃、面倒見が良くて付き合いの良い内村は、軍団メンバーの人気の的で、
入れ代わり、立ち代り誰かしらが九州遠征のたびに内村を頼っている為、
取材を入れるにも予約が必要。
今回のお題は勿論「冬ルアー」なのだが、芹川ダムは急激なターンオーバーと
水温低下でものすごく難しいらしい。
たまたまお世話になっている歯医者さんの前田院長から、
「息子の中学のアウトドア部で講師をやってくれ。」
と頼まれたことから、実釣野外セミナーをやることとなる。
多摩大学付属目黒中学のアウトドア部で、今回の参加人数は総勢20人くらい。
釣りモノは湯河原方面のカサゴ。
勿論岸からで、ほぼ全員この手のルアー釣りは初めてだという。
釣果に関してはかなり危ない選択だ。
とにかく柔らかいスピニングロッドと、
5lbのラインを巻いたスピニングリール持参でという前提で、
マルキューからジグヘッドと小型ワームを協賛してもらう。
ライフジャケットは学校が用意。
当日皆は学校のバスで移動。
オレは前田院長さんに乗せて行って貰う。
ゴーフォー撮影収録の為、河口湖へと入る。
ボートを手配してくれたのは、センターフィールドの中原君。
当日、釣況を聞くと、本当にヤバイくらい釣れていないという。
激ターンオーバー+強烈な冷え込みというのが多分の理由みたいだが、
一日やって、ラバージグかなんかで、25cm1匹釣るのも難しいみたいだ。
最近はラバージグのスカート外して、シリコンラバーを軸に直接ぐるぐる巻いて、
イモグラブみたいにして釣っている人間までいるという河口湖。
ワーム禁止になってからみんな、あの手この手を考えて釣りをしているという。
いったい何釣りなんだろうって感じ。
ゴーフォーイット、エキストラDVD撮影のために高知県の早明浦ダムへ行く。
今回のロケはなんと三日間。
だってエキストラだからね。ってことなんだが、早明浦ダムはとても釣れてないよって言う
地元の情報。三年ほど前の大減水、そして大増水の時は本当に釣れまくっていた
早明浦なのだが、今ではまた元の状態。
試合でも5本で3kg台持って来れば優勝スコアだという。
というか数釣るのも今は大変ですよって言ってるし。
ルアマガグラビア撮影の為、亀山ダムへ入る。
今回のお題はザ・メッセージ。編集はマイケル野村。
最近オレ自身が最も力を入れている、バスフィッシングって何だって言う
バスに向かい合うスタンスを実釣を通して表現して行こうって言う企画だ。
そして選ばれたのが亀山ダム。
メジャー中のメジャーだ。
はっきり言えば、一歩間違えるとやっぱりヤバイ亀山ダム。
そんなに簡単じゃないのは解っている。
でもそんな中だからこそ、自分の釣りで向かい合うスタンスが結果的にも伝わりやすい。
東北地区、エコギアパワーオーシャンカップクラッシックのために、小名浜へ行く。
ここの堤防はもの凄く長い。
それだけに釣り人たちにとって見れば、かなり攻め甲斐のある場所。
事前情報でも、朝一はソイ、そして日中はアイナメが釣れているという。
参加者には直前に場所の通知をするし、前プラ禁止なのでイコールコンディションの試合が出来る。
ところが今回、堤防の中間300Mほどが、沖に入れるテトラ作業のため、立ち入り禁止部分となってしまっていた。
その為に、試合を途中に渡船での移動を試みて、2つのエリアでやろうということになる。
朝一、やる気満々のクラッシッククォリファイの人間が集まってくる。
マルキューへら研の例会が、筑波白水湖で行われる為、前日からたまの”和み”を兼ねて行く。
オレ的にはこの前日入りが重要。
プラクティスというより、一人でひっそりヘラブナ釣りがやりたいのが目的。
特に冬の管理池は入れ食いになっちゃうわけではないので、逆に楽しい。
釣り方は底釣り。
やっぱりこの手の釣りの静かな感覚が好きなわけだ。
別に誰かと会話するわけでもなく、一人で自分の世界に入っていく。
ヘラブナ社の取材で椎の木湖へ行く。
椎の木湖を指定したのはオレのほうだ。
なぜかって言うと、数年前のこの時期に、21尺の両グルの底釣りで、10枚10kgオーバーという釣りをしたことがあり、その手の釣りをもう一回やりたかったからだ。
この時期は寒ヘラを入れるので、上手くいけばそんな釣りが出来る。
しかも、椎の木湖っていうのは重量級大型ベラを得意としているので、でかい奴が結構入れられる。
バサー誌のタックルボックス紹介のコーナー取材を自宅で行う。
前にもやったコーナーなので、またやるのって聞いたのだが、
もう7年も8年も前なので、タックルボックスの中身もずいぶん変わったでしょってことだ。
確かに最近、オレのボックスの中身は前とは違う。
一番の違いは一軍アメリカンルアー達が次々と姿を消していることだ。
何故かといえば、自分で作ったノリーズ製ルアーが、その代用となった部分が多い。
細かい部分で使い分けるなら、代用という言葉は当てはまらない。
だって全く同じカラーや動きでもないし。
ただ、本質的な部分で、こんなサイズのこんな動きのルアーが使いたいと思えば、
そこにはノリーズ製ルアーの何かしらが存在しているというのが最近なのだ。
ゴーフォーイットの取材で南紀七川ダムへ行く。
かなり昔のバサー誌、そしてロドリのバトルを含めて三回目の釣行だ。
事前情報としては、夏から秋にかけては凄く釣れていたけれど、
12月になってかなり厳しくなったとの事。
いつもは今頃、上流から落ち鮎が入ってきて、湖岸をぐるぐるやるので
結構いい釣りが出来ちゃったりするはずなんですけど、
今年は上流の鮎が早々に全滅してしまったらしく、鮎の姿は見られないという。
兵庫県明石のフィッシングショップエルモでセミナーを行う為、大阪へ入る。
14日はポルノグラフティーの岡野君がらみで、彼のライブを琵琶湖プロスタッフの
山口、黒須、宮廣と見に行く。
そして夜は飲み会。
この時、ベースの森男君とも出会う。
噂では聞いていたが、森男も岡野に負けず劣らず、ばっくりバスにはまっている感じ。
それにしてもこの二人、気持ちいいくらいにバス釣りが好きだ。
日曜日は明石のフィッシングエルモへ行く。
知る人ぞ知るゴールデンレトリバーのエルモ店長が居るバリバリのプロショップだ。
昼過ぎからの訪問だったのだが、行った時にはもう店内いっぱいの人で
外まであふれ出ちゃっている感じ。正直驚く。
その昔、TIFAの時代からオレのこと応援して来てくれたお店で、
ノリーズとしてやるようになってからも更に力を入れてくれてる、とても付き合いの長いお店だ。
前日に山口と森男がエルモまで迎えに来てくれたので、
朝から琵琶湖で釣りをすることになる。
状況を聞くと、ここの所めっきりタフになったが、
それでもジャークベイトでどうにか釣れるという。
それにしても風はビュービューだし、寒いしとってもタフそう。
沖合いを最初やって、とにかくジャークしまくるが、本当に何も起こらない。
アカシブランドの明石さんと恵比寿のダーツバーでルアマガの取材を受ける。
内容は勿論、来期出すコラボレーションウッドプラグに関してだ。
話のきっかけからお互いに考えるトップウォータープラグの世界、
そして目指すものを語る。
編集はマイケル。
カメラマンは久々に登場の凄腕土屋君。
セットアップばっちりの取材だ。
オレにしては初めてのカテゴリーとなるハンドメイドウッドトップウォーター。
話の成り行きで、今期はスキーをやるぞっと言うことになり、
夕方、神保町の石井スポーツコンペ館へスキーを買いに行く。
付き合ってくれたのは、指導員の資格を持ち、
いまだにバリバリでレースにも出ている村上さん。
スキーをやるのって、もう10年ぶりなので、今のスキー事情も分からないし、
何がどうなっているかも全然分からないので、力強い助っ人を頼んだわけだ。
いよいよスキーへ行くこととなる。
前日の夜に向かったのは軽井沢の先の菅平スキー場。
一緒に行ってくれたのは、お店にも付き合ってくれた村上さん。
やっぱり最初が肝心ですからね。
で、いきなりコケたらどーしよーなんてちょっと不安な10年ぶりの滑り。
大丈夫でしたよ。
勿論上手に出来てるとは思わないけど、なんだか体って覚えているもんなんだなと。
初釣りである。
ターゲットはスミイカ。
本当は年末の29日に行くはずだったんだけど、マルキュー戸井田達が
激荒れですよって言うもんだからパスしちゃったわけで。
そうしたら一日中ナギのスミイカ日和になっちゃって、
しかも皆ガンガン乗せまくっていましたよなんていうオチまでついて。
で、パスしちゃった自分に腹を立てていたオレとしては、
とにかく寒かろうが、風が吹こうが行くぜってってことで出撃したわけである。
ゴーフォーの取材で山口県徳山へ入る。
目指す場所は川上ダム。
はっきり言って危険がいっぱいの1月、2月ロケを
とりあえずなんとかしたいという考えもあったし、
自分の中で冬らしいメタル系の釣りを堪能したいという思いもあったので、
ワカサギレイクの一つである川上ダムを選んだわけだ。
翌日、川上ダムへ到着するとなんと、みたこともないもの凄い減水。
野池みたいになっちゃってるんですけど。
水色もいつもと違ってちょっと粉っぽい。
さすがに水面に魚っ気は無い。
大阪フィッシングショーがいよいよ始まった。
金曜日は業者日なので、オレ的にはノンプレッシャー。
人の出足はいい感じ。
今年は新製品も充実していて、説明することがたくさんある。
この日一番目を引いていたのがやはり、アカシブランドとのコラボレーションルアー
"ベジテーションシリーズ”だ。
雪の中でヘラブナ釣りがしたいという俺の強い願望から、
へら鮒の取材を新潟まで行ってする事になる。
大阪ショー明けで、ちょっとバテ気味だったのだが、
ついに念願の雪の中でのヘラブナ釣りが出来るかと思うとワクワク。
前日、編集長"里ちゃん”からの電話で、
「最高気温マイナスですからそこんとこよろしく」なんて聞いちゃうと
大丈夫かよーなんて思っちゃうが、一度言っちゃったんだから
もう引けないでしょ。
BSi-6の番組収録のため、マレーシアへと向かう。
この番組は世界秘境釣行から始まって、
現在は地球!夢の楽園紀行という名称に変わって毎月ごとに放送されているのだが、
ロケ収録可能で、しかも世界のいけてる魚を、その時のタイミングで
選択するのがいつも難しい。
鵜山にしろオレにしろ、その昔、世界の釣りがTVなどで放映されるたびに
心を躍らせて食い入るように見てきたのも事実。
いけてる魚だったり、素晴らしいロケーションで釣りをする姿を見ては、
驚き、感動し、いつかは行ってみたい夢となって来た訳である。
皆もそうに違いない。
自分達と同じに色んな釣りが見てみたいはずだというのが
二人に一致した意見。
本来であれば鵜山も行った事があるタイからカンボジアにかけての
雷魚でいけば手堅い情報もあったのだが、撮影ビザの関係で
タイは許可を取るのが本当に難しいということで、マレーシアになったわけである。
クアラルンプールの空港で出迎えてくれたのは現地に住む日本人の高橋夫妻。
もともと日本でバスわやっていたこともあり、マレーシア在住になって
ルアーで釣れる魚を手当たり次第開拓していったらしい。
今では釣りチーム「酔いどれ」というクラブを作ってマレーシアのルアー
フィッシング普及のため、活動しているという。
ロケが終了し、帰りの空いた一日は、クアラルンプールまでの
肯定途中にある野池で、ピーコックバスをやることとなった。
7~8年前、食用として輸入、養殖されていたピーコックバスが、
マレーシアではあまり売れず、業者が池に放ってしまったことから、
その池の水路を伝ったり、洪水などで年々エリアが拡大し、
ピーコックバスが釣りの対象魚として密かに流行しているという。
現場に着いたのはうっすらと空が明るくなる頃。
北海道、札幌で開かれる大型釣り問屋、アイビックの展示会へ行く。
マレーシア帰り翌日の北海道入りなので、ちょっと心配だったが、
現地に着くと気温8℃くらいあってどうにか生きていけそう。
もう一つ、新たなる動きがあったのがトラウト管理釣り場商品。
なんと現在では10軒以上の管理釣り場が札幌エリアを中心に出来ているという。
あれだけ天然系トラウトが多い地域でも、やはり管釣りは別次元なのであろう。
確かに皆でワイワイ手軽に釣りにいけたり、
お互いのタックルを見せ合ったり、
色んな釣り人とコミュニケーションをとれるのも管釣りの魅力。
天然系と釣り味を比べてもしょうがないのである。
これはこれの面白さがあるということなのである。
ゴーフォー収録のため、四国の大渡ダムへ行く。
ダムのサイズは津久井湖ぐらい。
水は比較的クリアーで、周りを山に囲まれた、渓谷のような湖だ。
それだけに水温も温まりにくく、3月中旬といえど6℃なんていう状態。
前日夕方に現地入りしたのだが、幸運にも雨。
しかも確実にちょっとは暖かい。
暖かいと言っても10℃くらいなんだけど、
水温が上昇することは、十分期待できる。
俺の中での春先の水温は8~9℃が限界。
それ以下だと自分なりのリズムで釣るのが本当に難しくなるのが、
今までの経験上分かっている。
ヘラブナ社の取材で与太浦方面へ向かう。
今回は対岸に竿が届いてしまいそうな通称”ホソ”と言われる細い川、
と言うか水路と言うか、タナゴでも釣っちゃうわけみたいな所で
オレが釣りたいって言ったもんだから、いけそうな場所を探してみてくれたらしい。
天気予報は朝から雨。
前日まで暖かい晴れた日が続いた中で、いきなりの低気圧。
これはバス行くっきゃないでしょってことで、牛久沼へ向かう。
2月にゴーフォーロケで行った時に、ワカサギパターンも発見できず、
思いっきり食らってしまったレイクだ。
どうにかしたいと思いつつも中々日程が取れなかったが、
この雨のチャンスを逃す手は無い。
朝一、気温は8℃位。
昼には12~13℃まで上がるらしい。
水温は8℃台。
前回来た時は朝5℃くらいだった水温、それから比べれば十分にいける。
それからは延々巻き続け、上流から折り返して反対側を打ちながら下る。
そして3時ごろ、やっと上がり始めた雨の中、スピナーベイトを黙々と
キャストしているボートと出会う。
イケてるなと思い、近づいて声をかけるとなんとロードランナーが並んでる。
投げてるのはシャローロール。
向こうもびっくりしたみたいだがこっちもびっくり。
こんな日に気合入れて巻き続けている人間が、
ロードランナー使いだったなんてとても嬉しい。
亀山ダムでヘラがノッコミ始めたということで、急遽ヘラの支度をして出かける。
オレが好きなのは折木沢ボートの上流域。
通称”砂ブチ”と言われる、サンドバー内側のシャローフラットだ。
この日は若手野釣りエキスパートの生井澤さんと現場で落ち合う。
正直この手のノッコミ系、大型ベラの釣りをやりこんでいる若手ヘラマンは少ない。
殆どが管理釣り場での数釣り、所謂試合系の釣りがメインで、
とにかく手返し良く、たくさん釣れっていうのが今時のヘラブナのメイン。
大阪釣り問屋、中央漁具さんの創立60周年記念パーティーと売出しがあるということで
マルキュー、ノリーズとして出席する。
さすがに中央漁具と言うことで、多くのルアーメーカーの人間が出席している。
何だかとっても懐かしい顔ぶれが多い。
オレ的にはまだ中央さんが、エバーグリーンを立ち上げる前のTIFA時代からの
付き合いなのでもう、20年以上の月日が経つ。
その間にバスブームが来て本当に色々な流れがあった。
その流れの中で、生き残ってきたルアーメーカーの人間達が、
たくさん来ていたものだから、久しぶりだねーっていうノリになったわけなのである。
琵琶湖での釣行は、昨年末から約三ヶ月ぶり。
初日は名古屋メンバーの黒須とやる。
狙うのは当然プリスポーンの個体。
オレ自身はドシャロー狙いをやりたかったのだが、
数日前からの冷え込みで、魚はシャローから姿を消しているという。
で、まぁ南湖の定番でもある、沖のウィードエリア狙いとなったわけなのだが、
オレ的には、自分自身が魚を追っかけてきて、そのエリアをやるわけではないので、
ちょっと流して反応が悪いとすぐにあっちやりたい、こっちやりたいって言う感じで、
黒須にリクエストしてしまう。
二日目はノリーズ期待のフルタイムガイド宮廣とやる。
さすがにほぼ毎日琵琶湖に出ているだけあって風だ時間帯だって感じで、
宮廣はエリアを選んでいる感じ。
それも彼の面白い所は一人ぼっちのエリアをやりたがるってこと。
黒須のそうだったが、宮廣もガイドとして自分のエリアを持ちたがる。
翌日に高滝湖、ノリーズカップが行われるため、
前日入りして湖の状況を見るって言ってもこの日の狙いはヘラ。
高滝ヘラノッコミ情報も入っていたし、
更に翌々日にヘラブナ社の取材も入れてあるので、
その下見もかねてって感じだ。
高滝湖ノリーズカップだ。
毎年多くのバスマン達が参加してくれる一大イベントだ。
当日の参加者は160名近く。
今までの参加記録だという。
盛り上がってますよ、朝から。
桟橋のボートは満杯。
水温も急上昇しているし、凄い釣れそうな感じ。
ただ、夜急に冷え込んだことがちょっと気になる。
果たしてどうなることやらと言う事で、6:40スタート。
ウェイインは1時だ。
ヘラブナ社の取材を高滝ダムでやる。
前々日に一匹も喰わせられなかったノッコミベラが相手だ。
とにかく一匹でいいからエサを食べさせたい。
ヘラが悪いのか、俺のエサがまずいのか、タナが悪いのか、
何が悪いのか分からないまま突入。
ロッド&リールの取材で西湖へ入る。
取材日は3月中に決めていたのだが、
どうも今年はワカサギの産卵が遅いようで、
シャローでの爆発はほぼ起こっていない状態。
良い知らせは前日の夕方に一気にシャローが爆発したと言うこと。
それもレイダウンミノー・ジャストワカサギのディープで喰ってきたと言う。
長野にある大手釣具店バンバンでセミナーを行う。
この店はアウトドアー部門も充実していてかなり豊富な品揃えが売りだ。
セミナーは1時からだったのだが、11時頃に到着。
マルキュー部隊は既に展示品、セミナー会場をセットアップ。
この日一緒にブースを出すことになっていた、マイクロ藤田一派も
既にセッティングを終わらせている。
文化社、田辺の真髄DVD撮りに行く。
場所は山中湖。
例年ならば、山中湖独特のワカサギパターンが、炸裂すべき時期にロケを組んでいたのだが、
どうやら今年は、ワカサギとバスが上手くリンクしていないようだ。
ボート及び、撮影船のセットアップは、センターフィールド中原に頼んでおいたのだが、
当日の朝、彼の顔はさえない。
ゴーフォーイット。
プリスポーンバス爆釣を目指して相模湖へ。
っていうか、どうにか相模湖のナイスバスを、オレ自身が手にしたくて挑戦する。
去年、6月末に行って、アフターのバスに相手にされなくて、
力を落とした釣りでなんとか釣ったのだが、
今年は一足早く、元気有り余るプリを相手にしたいと・・・。
ヘラブナ社取材のため、相模湖へと向かう。
先日、ゴーフォーのロケをした際、柴田ボートの橋本さんが、
もう少しすると本湖側でもヘラが釣れ始まりますよ。
単発ですけど47cmが出ているんですよ。
と言う言葉が忘れられなかったのである。
ガキの頃から通ってる相模湖で、ちゃんとヘラと向かい合ってみたいと、
前から思っていたので、じゃぁやってみちゃうしかないでしょってことで決定。
ヘラブナ社のページって最近、ヘラ版ゴーフォーイットになってきちゃってる。
でも、だからこそ面白い。
ゴーフォーイットロケの為、九州大分県の芹川ダムへ行く。
関東ロケでへこたれそうになっていたので、
久しぶりにリフレッシュしようと、九州を選んだわけで、
それも、数年前の夏(7月)になんと、アオコだらけの湖面で、
ジェっターのリフト&フォールでガンガンはめていった、あの芹川ダムである。
ルアマガ取材で牛久沼へ行く。
何故、牛久かと言うと、伝えたいメッセージがあったからだ。
その内容はフリップ。
フリッピンスティック‐所謂パワータックルをいまだに使ったことがないという
バスフィッシャーマンは日本中にごまんと居る。
一体彼らは、バスフィッシングの極上の楽しみ方をどういうつもりで敬遠しているのか。
その部分をあおりたかったからである。
ネオヘラプロリーグ戦が、羽生吉沼で行われるために行く。
前日プラは牛久取材があったので出来なかったが、
5日前の土曜日に、マルキュー戸井田に付き合ってもらい、
若干プラクティスをしたので、そのセッティングで突っ込む。
内容はパワー系、ディープセットの釣りだ。
バラケをとにかくでかく、魚を寄せるだけ寄せて、
その固まりの外側に居る、型の良い個体を長めのハリスにつけた
ウドンの落とし込みで釣る。
いわゆるパワーボムセット。
パプアニューギニアへのパプアンバス釣行が実現する。
前回のパプアニューギニアからピッタリの丸十年。
その間、チャンスがあればと思ってはいたが、
ロッジやガイドと中々上手くめぐり合えず、
今に至ってしまったわけなのである。
今回も事の発端は、ワンバイト鵜山君の秘境釣行情報から、
去年行って来たんだけど、かなり良い感じで釣りが出来るとこあるんで、
皆で行きませんか、って言うところから始まった。
メンバーは鵜山君サイドから3人、ノリーズ系は青野ダム徳永、
釣り女中村と計7人。
かなりの大人数なのだが、ロッジを貸し切り状態で使ったほうが何かとやりやすい
でしょという彼のセッティングで実現。
ヘラブナ社取材で河口湖へ行く。
テーマは”美ベラが釣りたい”だ。
オレがやったことがある釣り場で、最も綺麗なヘラが釣れるのは、
なんと言っても芦ノ湖と河口湖。
魚体は体高もあり、そして何と言っても鱗がピシッと並んで、
飴色に艶やかなのである。
両者ともにクリアウォーター系、ウィードレイク、それも湧き水系の天然湖である。
さらに、ヘラの試合もあまり行われていないため、
フラシの中に詰め込まれて、ヒレがボロボロになっちゃったりもしていないし、
本当にいい感じの美ベラなのである。
で、この日、パプアニューギニアからの便がオーバーブッキングでぐちゃぐちゃになり、
二日間も延びてしまい、朝の7時に成田到着。
そのまま家に戻り、速攻でヘラの準備をして、
2時には湖畔でエサ打ち開始といったスケジュール。
イタリアのローマで、ヨーロッパフィッシングショーがあるということで出発。
初めてのヨーロッパフィッシングショーだ。
何でそういうことになったかって言うと、
ここ数年、ヨーロッパでのルアー人気が急増し、更にユーロの為替レートが高くなり、
日本製品がガンガンヨーロッパに流れ込みだしたからだ。
ヨーロッパの物価は、日本円に換算するともの凄く高い。
っていうか、ユーロの価値って一体どうなのよって思ってしまうくらい円が弱い。
ゴーフォーイット取材で牛久沼へ行く。
今年二月に突入して、ワカサギパターンで釣りきるんだなんて言っておきながら、
バスとワカサギのリンクしてくる場所さえ分からずに、
殆ど真っ白になりながら完デコを食らった牛久沼である。
リベンジは個人的に済ませたが、なんでまたまた牛久沼でロケを組みたかって言うと、
やっぱり牛久沼は類稀なベジテーションレイクだし、
その中で一匹のバスと出会う面白さをどうしてもちゃんと伝えたかったからである。
爆釣チャンネルとノリーズコラボのダブルタイトルが、亀山ダムで開催された。
前日昼過ぎに、アカシブランドの明石君を目黒駅で拾って、
そのまま現地入りしたのだが、なんと湖の半分以上はまっ茶色の激濁り。
しかも、この日の朝降った豪雨で見る見るそうなったらしい。
雨はまだ降っているし、明日も雨なんて天気予報は言っちゃっている。
おりきさわ、野村ボートと顔を出し、釣況を聞いてみると、
みんなどうにか釣れてるという。
ただし、午前中の濁りがまだ来ていない時点でのことらしい。
宅配のめがね屋さんカップが西湖で行われたので、
ゲスト参加しに行く。
折本や西村、武田も来ている。
本来、みんなあんまり知らないだろうけど、
宅めがオーナーの重宗さんは、ザラオヤジと呼ばれるくらいのスプークマニア。
バリバリのトッパーなのである。
それゆえ、宅めがイベントにはトッパー系の人々が多く集まるのであるが、
オールラウンダーの人も半分近くはいる。
一応、大会形式なのだが、釣果はあんまり気にしないで楽しんで行ってね
的な部分が大きい。
トップ堂の取材で岡山のとある有名トップウォーター釣り場へ行く。
アカシブランドの明石君が見立ててくれた場所だ。
流れこそ無いが、川状の護岸&葦や草のバンクと
延々続く葦に囲まれた本湖を持つ釣り場。
水深は浅そうだがとってもいいかんじだ。
朝一からジョンの準備をして早速船を下ろす。
持って行ったのは当然トップウォーターオンリー。
ベジテーションシリーズを中心に、アカシブランドのウッドは勿論、
ツナミルアーやヒヨコのドリラーなんかも入れていく。
当然、ノリーズのトップも混ぜていく。
ロッドはハードベイトSPの56Lを2本。
コンクの50と100でプラグサイズに合わせてローテーションする。
100にはコブラの20LB、50には16LBを入れる。
ロッド&リールのグラビア取材で九州の遠賀川へ行く。
サポートはまたまたハニースポットの内村君。
今回のお題はカバー攻め。
色んなカバーがあることを条件に遠賀川上流部を選んだわけなのだが、
川のロケって、前日に大雨が降っちゃったとか、
色々リスクもあるんでちょっと心配だったのは確か。
津久井湖へプラクティスへ行く。
何のプラかというとゴーフォーイット。
はっきり言ってゴーフォーの為にプラをしたのは今回が初めて。
番組的にはぶっつけ本番のドキュメンタリー的テイストが主軸なんで、
普通はプラなんてしない。
で、何で今回釣行を決めたのかと言うと、もうデコれないからである。
別に、デコが怖いとか、かっこ悪いとかそういうノリではなく、
前回の津久井湖ゴーフォーでは、2日間完デコで終わってしまっていたからである。
つまり、今回もデコってしまうと、ボート屋さんを含め、
津久井湖に申し訳ない。
オレ的に、バスの経済効果こそが、バスを受け入れてもらえる
最重要な部分であり、だからこそのレンタルボート利用を皆に伝えているにも拘らず、
オレ自身がデコりまくって、釣れないイメージを強調して足を引っ張ってしまっては、
本末転倒になりかねないわけなのである。
ヘラブナ社の取材で高滝ダムへ行く。
何でこの夏の時期に高滝でへらなのかと言うと、
オレ自身がどうしてもやってみたいエリアがあったからである。
それは、境橋下流の本湖真ん中かけて伸びているサンドバーエリア。
はっきり言ってそんな場所でヘラやった人間は、
今まで誰も居ないだろうし、実績なんて無い。
でも、バスを狙いに行くと、このエリアにはヘラが結構居ることが多い。
しかもここのサンドバーは、かなり沖合いでも浅いので、
船を固定するミザオも打てる。
2009年度、ノリーズカタログ用DVDを収録する為に四国へと行く。
何で来期用がこんなに早いのかというと、内容がトップウォータールアーだから。
勿論、ミッションはノリーズトップウォータールアー全部で釣れ。
しかも、説明つきでバッチリ決めてねっていうこと。
でもねー、今時トップでそんなにガンガン出る所ってそこまであるのかよーって話。
それも、2日やそこらで出来るわけ無いでしょ。
しかもちゃんとボートでやるわけだし。
人の誰も来ないような秘密の野池でどうにかしちゃおうなんて気も更々無い。
でもだからって、何日かけても撮るからなんて事は無理だし。
一日数バイトをずーっとまわし続けちゃうわけにも行かないだろうし。
オレの日数も、製作予算も無いでしょってことで。
やる前からどうなっちゃうのスーパーヘビーな構想のわけですよ。
でも、それでもやるっていうことで、とりあえず突入と言うことに。
場所は四国。
ロケ日程を決めた時点では、まだ梅雨明けてないくらいで、
しかもアフター組は回復して居てってことでこの日程。
ところがロケ当日はすっかり梅雨も明けきって1週間以上もドピーカンが続いている真夏日。
水温なんて30℃以上もあるし。
ゴーフォーイット収録の為、津久井湖へ向かう。
いよいよ決戦の日だ。(って自分の中でね)
準備はバッチリ。
自分なりにこんな感じで現在の津久井湖と向かい合ってみたい
って所で組んでみた。
とりあえず、食わせのライトリグではちょっとつまらないので、
除外して出さないつもり。
だって、だから釣れるって程でもないし、
逆に何やっているんだかわからなくなって見失っちゃいそうだし。
サンデー51クラブの例会に参加するため、椎の木湖へへら釣りに行く。
当日は日曜日なので、釣り座はかなりの混み様。
ざっと見て300人は入っているだろうか。
数年前までは、更に多くの人が来ていて、
日曜日は空き座を探すのが大変なくらいだったが、
それから比べると、減ってきているともいえる。
中学時代の同級生、青木から久々にTELがあり、
シイラ船仕立てたから一緒に釣りしようよということで、大磯漁港へと行く。
青木との釣りは、中学時代にバス釣りをしていたとき以来で本当に久しぶり。
同窓会や、仲間内の飲み会で時々会ってはいたが、
なぜか一緒に釣りには行っていなかった。
サマーシーズンの琵琶湖へと突撃。
1日目は今やゲーム部関西営業隊長となった山口と釣りをする。
一緒に乗ったのはベーシスト森男。
山口的には、良い感じのエリアをたくさん持っているので任せてくださいよ
って感じでノリノリ。
で、どんな感じのゲームをするのって聞くと、朝はトップで、
それから沖合いでラバージグ跳ねて、それからウィードクランプ穴打ちってとこですよと
細かいプランまで立てちゃってる。
二日目は、名古屋代表プロスタッフの黒須君との釣り。
まー彼は毎週定期的に琵琶湖をチェックしているんで、
とりあえずプランと言うより、水見て風チェックして、
良さそうなとこ回っていきますよって感じ。
最近ラバージグ良いんですよねってガンタージグを結んでる。
三日目は宮廣との釣り。
ここ数日、やっぱりスローな釣りなんですよねーと朝からちょっと困り顔。
別に開き直ってスローダウンすれば良いじゃんと、
オレはシャクワームをリグる。
宮廣のエリアはどちらかと言うとシャローフラットがあるなだらかな地形の
一番アウトサイドの緩やかなエッジ。
どうやら風が吹けばインサイドで巻物、スローダウンのときは外側って
状況で使い分けているなって感じだ。
マルキュープライムエリア感謝イベントのペアー大会にゲスト参加するために
吉羽園に行く。
朝からかなりの人数の人たちが来てくれている。
参加資格はプライムエリアヘラバッグシリーズを持ってる人達。
それだけに会場はカラフル。
霞ヶ浦水系で、一人サマーキャンプ(泊まりはホテルだけど)をやろうとV6マリンへ行く。
でも、だからって毎日一人で釣りをするのもちょっと寂しいので、
V6の奥村も一緒につき合わせてしまう。
今回の目的は・・・無い。
ただ単に、夏の霞ヶ浦水系で釣りがしてみたかっただけなのである。
釣況を聞くと7月は最高だったけど8月になったらさすがにタフになってきたという。
それでもどうにかなるでしょってことで、気分はやっぱりサマーキャンプ。
ヘラブナ社の取材で埼玉県にある明秋という池へ行く。この日のお題は、ウィードびっしりの中でウキを立てて釣りたいというもの。で、連れて行ってもらったのがその釣り場。池に着くとなんと一面にヒシモがびっしり。こんな所がこんな近場にあったのとびっくり。で、駐車スペースには既に何台かの車。でもちょっと様子がおかしい。みんなランクルとかパジェロの四駆だし、ウィンドーにはルアー系のステッカー貼ってあるし。で、水辺を注意深く観察してみると、何とフロッグ投げてる人間が居る。明らかに雷魚マンだし。やっぱ雷魚いるわけねと、一人で納得。
ゴーフォーのロケのために、芦ノ湖へ行く。ボート屋さんは山木の所。でも彼はJBの試合に行っていて居ない。状況はあんまり良くないみたいですけど、どうにか1匹や2匹釣れるんじゃないですかーと、いつものライトポジティブな口調で電話越しに言われる。で、現場で山木の所に手伝いに来ていた若手に聞くと、スモラバでなんとかなるかならないか位の感じですかねーとの返事。やっぱりそんな感じですか。まぁ、いつもながらなんだけど。オレ的に芦ノ湖はやらなきゃいけない釣り場だし。だってあまりにも最近忘れられてしまっている感のある芦ノ湖。でも、日本のバスのルーツなんですから。ニジマスが食べちゃうからって、ソフトルアー禁止になっちゃってから、みんなとても引いちゃったみたいだけど、だからって古くから入漁料制度をしっかりと導入していたこのゲームフィッシングレイクを、バスフィッシャーマンたちは応援していかなくちゃいけないと、オレは思う。
ネオヘラの試合のために、亀山ダムへ行く。総重量千戦になってしまっているネオヘラの試合の中では、唯一の5枚リミット制の試合。ビックフィッシュを狙ってのヘラブナ釣り。エレキも魚探もアリの試合。密かに燃えるじゃないですか。オレ的には。しかも亀山ダムだし。
で、前日からの勿論プラクティス。 狙いは中々釣れないけど、出ればデカイ笹川筋。魚探をしっかりかけて。でかいヘラが回ってきそうな地形を探す。そしてこの日、待望の40upゲット。良い感じのプラクティスができる。しかし、プラがおわったその日の夕方。なんと折木沢方面でヘラが食いだしたと言う情報。型は小さいとのこと。でも、5枚はすぐ揃っちゃうらしい。そんなこと聞いたって、やっぱりオレにはビックフィッシュ勝負しかないでしょってことで、気持ちは揺るがない。
久々にトラウトの管釣り。ゲーム部早川、ノリーズトラウトプロスタッフ・早掛けマン木村と共に白馬のニレ池へ向かう。去年惜しくもこの世を去ってしまった、トラウトプロスタッフ佐伯君の一周忌、追悼の意を込めて、仲の良かった皆で集まろうと言うことになったわけである。
二年ぶりのニレ池はやっぱり青く白い、独特のエメラルド系水色。オレとしてはかなり好きな釣り場だ。綺麗な鱒と、自然豊かなたたずまいのある丸池。釣りをしたり、バーベキューをしたり、みんなと話しながらリラックスをする。こういう時間もいいものだ。
釣りのほうはと言うと、まぁまぁ苦戦。追いはあるけど中々食べてくれない。オレとしてはプラグの釣りを、前に行った時のように堪能したかったんだけど、今回はちょっと様子が違う。更にスプーンの表層引きもかなり難しい。木村とかは普通に釣っているんだけど、彼の釣りは特殊で、1.5gのウィーパーを使って、水面ギリギリを狙った鱒の目の前に、本当に一定の速度で引いて、食わせこんでしまうというシューティングの釣り。俺も教えてもらってやってみるが、どうもスプーンの上下動を無くして、一定ウォブリングで引くテクニックが難しい。かなりのハイテクニックなのである。
ルアマガの取材で山中湖へ行く。編集は侘び寂びのわかる!?マイケル野村。で、課題はとにかく巻いてみろっていう事。なもんで持っていったタックルは、シャローもディープも含めて巻物中心。押さえのライトリグは置いていく。
で、山中湖センターフィールド・中原の話を朝イチに聞くと。押さえるも押さえないも、かなりつれない状況なんですという力強いお話。デコ率が8割を超えたという前日のトーナメントの結果を見ても、なるほどうなずける。でもこれってお題にピッタリ。”巻き続ければ何かが見えてくるはず”というオレ的なバスフィッシングを成立させるには最適な状況だ・・・とも言える。(ポジティブに言えばね)
で、初日はガンガン行く。ワカサギのポジションは水深6-8mの中層&表層。しかも適度にまとまっていない。シャローの様子は全くノー感じ。ヤマベはサンドバーの水深50cmくらいに少々居るが、バスの姿は全く見えない。山中湖は良く見えるからね。だからってやっぱり、可能性がありそうなつりを展開して、殆ど全湖を回る。そして完デコ。ちょっと激ヤバな取材初日。「まーまー」とかいってマイケルは慰めてくれるが、オレとしては白を通り越して透明になりそうだし。でもね、ゴーフォーでも良くあるんだけど、それでも突っ込むのがオレ流だし、今まで何とかしてきた実績もある。(そーじゃないときも多々あるが) 夜、色々考えるがまとまりはつかない。あの手もこの手も、一体どの手だって感じである。
ゼブコ・モーターガイドのイベント当選者と一日釣りをするということで、霞水系・V6マリンへ行く。状態はそんなに良くないということだけど、まーどうにかなるだろうと心配はしていない。だってバスボートのゲームだし、霞水系だし、クリS握り締めて回っていけば、楽しく釣りは出来るはず。朝イチ、当選者の若者と合う。レンタルボートの釣りはあるが、バスボートは初めてとのこと。釣り暦もかなりあるということなので全然問題なし。ロードランナーはと聞くと、高いから買えないですとの返事。すっきり答えられて「そ、そっかー言葉に詰まる。横からゼブコジャパンの伊藤君が「ボク、いっぱい持ってます。」とか言ってる。今日は同船できて嬉しいですなんて、スタッフの方が嬉しそうな感じ。クリSは持ってる?って聞くと、持ってないです。使ったことも無いですとの返事。「マジ!?」これまた言葉に詰まる。だってバス暦長いって言っていたのにー。
ゴーフォーイットの取材で利根川へ行く。出船場所はもちろんV6マリン。この時期、利根川行きの水門が開くのが7時からなので、朝はちょっと遅め。帰りも夕方5時までに水門を通らないとダメなので上がりも早め。で、決められた時間内でタイド次第の釣りをするしかない。久々の利根川なので(一年ぶりくらいか?)なんとなく楽しみ。まぁ、自分的にはどんな感じなんだーって釣りを進めていくのが好きなので、近場であってもフレッシュな方がテンションは上がる。霞水系の釣りは、そういった意味でも楽しい。エリアで魚の状態が結構違うので、本湖やったり、北浦やったり、川を上がったり更に利根川やったりと、飽きずに楽しめるわけだ。何で利根川にしたかって言うと、三週間ほど前にもの凄く大雨が振って、ここはアマゾン川かって言うぐらいに増水して、釣りにならないだろうっていう状況が続いていたからだ。それって新しい状態が色々あるんじゃないのーって勝手に面白がったわけなのだ。内容的には番組を見てもらえれば分かるのだが、こだわったのはやはりシャローの釣り。
利根川TBCノリーズカップへ、ゲスト参加するために行く。利根川ゴーフォーでやって、自分的には通用しきれていないのを分かっていただけに、更に続きをやってみようかなと言う心構え。TBCスタッフの人間が、少し映像撮りもしたいって言うので同船する。
この日も勿論シャローゲーム。でもこんな感じっていう場所では、スローダウンの釣りも取り混ぜる。ガンタージグにビックエスケープツイン。得意の組み合わせでキロフィッシュを1本取るが、後が続かない。我慢できないし、またまたシャローで早い展開をどんどんやっちゃう。クリSで1本追加するも、3匹で終了。上位の人間達は上流組が多勢で、オレの釣りではエリアを合わせていられなかったのかな?とも言えるし。だからって、釣ってきている人間の殆どがスローダウン系だし。お立ち台の上位3人が全員バグアンツ3inとかコンポジットツインとか言ってるし。小さめのルアーのスローダウンが正解に近かったんじゃないのって、やってない自分をちょっと反省。スローダウンまで行ってるんだから、サイズダウンまでやったっていいんじゃないのとも言うし。うーん。やっぱり利根川って結構難しいんですね。
ネオヘラプロリーグ最終戦が椎の木湖で行われるため、前日からしっかり入る。この面子の中で、シリーズランキングシングルに居るし、ちょっと凄いことになっているわけで、椎の木湖は総重量戦になっているわけなんだけど、とにかくやれるだけやってみようと心に決める。マルキューゲーム部、戸井田君にも付き合ってもらって、ヒゲチョーチンと言われる釣り方も練習する。この時期のタフなときの、喰わせ系の釣りだ。でも、オレ的にはショートロッド両ダンゴの深宙を、とにかくメインに組みたいのも確かで、交互に練習する。試合当日、抽選で引いた席番は何と手前の一番端っこ。これってちょっと有利。そしてスーパーシリアスな数釣り勝負が始まる。とにかく両ダンゴでいく。そしてポツポツだが釣る。隣の二人は浅ダナの両ダンゴでガンガン釣っているが、オレは自分の釣りをしっかりやる。浅ダナ練習してないし、そこまで得意じゃないし。とにかくここまで来たんだからと、自分の釣りをぶつける。
時間経過ごとに上位ウェイトが発表されていくが、そこまで差はつけられず、昼を過ぎた時点で10位くらいにつけられているし。そして延々3時まで、計9時間のエサ打ち合戦が展開されたわけで。結果的に62kgを釣って、なんと11位フィニッシュ。この面子でオレ的にはとっても上位だった訳ですよ。そして年間ランキングは9位。ヘラブナ釣りやり始めて早8年。何だかだんだん自分の釣りが見えつつある状態。これからも頑張っちゃおうかなって勇気のもら得たネオヘラプロリーグ戦だったのです。
バサー誌にて復活したネオ田辺道場の取材のため、利根川へいく。復活した理由は色々あるのだが、一番の理由は多くのバスフィッシャーマン達が、より内容の濃い、コア系記事を望む様になったというとこである。勿論、バサー誌側もある意味、教材的内容の田辺道場を期待していたわけなのだが、オレ的なやり方は”今のオレ”。その昔の(オレにとってはね)基本的なバスの行動論や、アプローチを主軸としたバスフィッシングから、より現場を重視した現在のスタイルを見せて行きたいというもの。ライターは西。カメラマンは大森。かなり真剣モードの取材である。瞬間とリアル。大森はそうしたモーメント系カメラマンの業界第一人者だし、西はまじめすぎるほどに、事の成り行きを纏め上げられるライターだ。唯一つ、ちょっとだけ困っているのは、あまりにも大きな企画の上に、それもぶっつけで魚と向かい合うスタイルなので(いつもと言えばいつもだが)、最悪の事態(完デコとかみえないままとか)の時、道場としてのプロセスをどう表現していくんだろうということ。いつも順調にきめていければ良いけど、そううまく行くわけないし。だからって、望まれる内容はたどり着いてねってことだし。まぁまぁヘビーなわけだ。
そして利根川。内容はバサー誌で二月に渡って掲載されるのでそれを見て欲しいが、やっぱり簡単じゃないわけで。まぁ、オレの今の釣りを出していくと言う部分では、どうにかなったかなと思うけど、今後を考えていくと、ちょっとビビリ気味なのは確か。果たして理詰めをやめて、その時を求める今のスタイルがどこまで通用するか、全くオレ次第の道場となったわけである。
関西のメジャーレイク、青野ダムへと行く。のりーずすたっふの徳永が、レンタルボート店をやっているので、そこのイベントのために足を運ぶ。当日は朝からあいにくの雨。それでも殆どキャンセルも出ずに参加者が集まっている。みんな雨なんかじゃへこたれないタイプのアングラー達だ。ちょっと嬉しい。朝一に釣況を聞くと、小バスは一杯釣れるけど、キーパーは難しいとのこと。2年ほど前の早春に行った時には、小バスなんか全然釣れずにでかいのだらけだったのだが。その話をすると、あんなこと殆ど無くて伝説化してますからと、徳永に笑い飛ばされちゃうし。
で、どんなもんかとオレも船を出す。しっかりライブウェル積み込まれちゃってるし。シャローを打ってみるが魚っ気が無い。そこでMCジグとかで少しずつディープに落としていくと、5~6mを過ぎた辺りから級に当たりだす。でも全然フッキングしない。試しに8gワサビーに替えてやっていくと、釣れるわ、釣れるわ、20cmに満たないような小バスのオンパレード。小バスって言ってもここまで小さいとは。ブルーギルもガンガンディープで食ってくる。コレって明らかに魚は深いわけで。仕方が無いからワサビーでやり続ける。ちょっと良い地形に入ると釣れ続けるんで、小バスといえどもちょっと面白い。そんなもんでついやり続けちゃったらもう昼だし。で、終了。勿論キーパーも混じらず、結果的にはデコってことになる。それにしても、今年一番メタルで釣ったなって感じだし、練習と思えば、たまにはこんなこともあっていいのかなと勝手に納得。大会の結果としては、やはりみんな、キーパーが中々釣れずに苦しんでいたみたい。一体、青野のあのビックフィッシュたちはどこに行っちゃったのって感じだ。それにしても急にここまで魚が増えるのも珍しい。ボート屋やってる徳永君には超ラッキーなことかもしれない。久々の青野ダム、こじんまりとしていながらも、気持ち良い釣り場である。春になったらジャークベイト握り締めて行って見ようと思ってますよ。
ヘラブナ社の取材で再び利根川へ行く。最近バスで利根川へ行っていたときに、ヘラ師の人達と話をしていたら、結構釣れるよって言う会話になり。竿の長さやエサまで聞いちゃって、取材してもかまわないよってことで決定。場所的には、水門の出口が本流にぶつかる所にテトラが入り、しかもディープが横のほうに寄ってきている、反転流が起こるような一等地。魚が居ないわけ無いでしょって場所。勿論、バスにとっても一等地だけど、ヘラの方がバスよりもう少し流れから逃げている、フラットの入り口ってる場所だ。利根川本流でのヘラブナ釣りは初めて。こんな水位の大きな場所で、どうやったら釣れるのだろうと、自分としても刺激的。仕掛けはおじさんに聞いたとおりのドボン仕掛け。(重りを重くしたキャロライナリグみたいな仕掛け)流れないでウキが止まって、こうした川でも使える仕掛けだ。果たしてヘラのアタリはしっかり出るのだろうか、ちょっと不安。
朝一、一投目からいきなりウキが動く。どう見ても魚の気配。編集長と共に、うっそーとあせる。そして数投目。はっきりとしたアタリでいきなり掛かる。しかし、デカ過ぎる引き。レンギョだー。で、腕痛くなるくらいの時間を掛けて、やっと取り込む。そして振り込むとまたまたレンギョ。いきなりのされて切られる。更にレンギョと激しいファイトが続く。もう振り込むの怖いし。でもそんなこと言っていたらヘラが釣れるわけ無い。そして続行。その後、ワタカや、チャンネルキャットとかがガンガン釣れる。こんなに魚がいるわけねと驚く。そして2時間ほどした頃、やっとヘラが釣れる。やったぜーと言うことでやる気満々になるが、この後、タイドが止まってウキが全く動かなくなる。コレだけ激変するものかとびっくり。こんな時間帯は、やっぱバスも食わないんだろうなー。3~4時間何も無く、そして再びタイドが動き出した午後3時過ぎ,やっと魚が釣れだす。レンギョから始まってチャネルキャット、そして最後に再びヘラが釣れる。とても感動的である。普段バスボートから岸のヘラ師を見て、釣れそうもないし、大変だなって思っていたが、いざやってみると本流のヘラ釣り、かなり面白いわけで。おじさんたちひっそりと面白がっていたんだなってことが理解できた一日だったのである。
九州、ハニースポット夜セミナーの為に福岡へと向かう。今回特徴的なのは、ハニースポットの10周年記念イベントに合わせて、夜な夜な勝手に語ってよという企画。スタートはPM7:00。勿論ビールつき。オレ的にはそういうスタイル好きだし、皆も喜びそうなので、じゃー語っちゃうからって言う感じ。で、かなりの人数が集まっちゃっているわけで。スタートから盛り上がるかなと思いつつも、ちょっと何だか様子がおかしい。その異変は、話を始めて10分くらいで察知。だってみんな真剣過ぎ!飲むとか、食うとかじゃなくて、ググっと前のめりで眼光キラリっていう感じなのである。これじゃーリラックスが足りないと思い、俺自身ビールのピッチを上げる。更に、車の運転をしないやつに限っては、しっかり飲めよとあおる。(この辺重要なんだよね)
で、話の内容はというと、やっぱりバスフィッシングの未来について語る。どうしてもオレって皆に伝えたいことがあるわけで、リラックスするよって言っても、バラエティー系には移行しない。ちょっと難しくても未来論は語りたい。自分の人生の半分以上がバス中心で回ってきている人間として、釣りと言うある種特殊な時空間を極上としてきた人間にとって、自分の分かってきたことは伝えたい。自分が体験してきたことは伝えたい。と言うのは、ホンネと言うか本質なのである。普段は周りのことだったり、自分のビジネスだったり、考えながらリミテッドしか伝えられないことを、ノーバリアーで話す。俺の身近に居る人間はみんな分かっていることなんだけど、普通に関わる人間達には、中々その壁を越えて話せないでしょ。
ってことで、終わったのは午前0時半。俺も良く語ったけど、みんな全然帰ったりしないでよく付き合ってくれたね。そんな場を作ってくれたハニースポット内村君には感謝ですよ。そして阪本、ありがとう。オレ思うんだけど、九州の釣り場ってホント、クランキンレイクが多いんですよ。多分地元に居ると、あまり思わないかもしれないけど、日本全国を回って居る俺としては、やっぱり九州男児はクランキンでしょ。っていうことで、ハニースポットもクランキン専門店にしちゃえば。日本初のだし。どう思う”内村”。
九州そのまま居残り組みで、ゴーフォーの取材を行う。場所は大分県、北川ダム。かなりデカイレイクなのだが、今までメディアには殆ど登場しなかったレイク。(あんまり数釣れないし、出ればデカイともいわれているが)今回はゴーフォーイット100回記念と言うことで、設定された取材日は3日間。北川ダム2日に、オカッパリ取材のできる(お金の落とせる場所)農業文化公園を設定。北川ダムはずいぶん前から名前を聞いていて、行って見たいと思っていたんだけど、デコ率かなり高いしということで、九州まで遠征して、取材費使ってデコっちゃ駄目でしょという理論(これは対費用効果か?)で、中々実現しなかったのだが、100回記念と言うことで(よくわかんないけど)やってもいいよってことになったわけだ。嬉しいのはオレ。だってみんな釣れなくたってどうにかしちゃうから位のポジティブさ。
そして初日。完全にサカナ見えてないし。ライトリグでどうにかなんて情報、やりたくないし。で・・・・続きはゴーフォーで。3日目の大分文化公園でのオカッパリ。自転車借りて、オカッパリやっちゃう池だし。昆虫館とかあるんだけど、冬場はお休み?まぁ盛り上がりそうでどうしよーって感じの大分県出支の公園だけど、釣り人は来てるんですよ。その理由は、釣れれば良いサカナだから。足場も良いし、お手軽だし。正直言っちゃえば、本気で釣り公園にしちゃえばいいんだけど。まーその狭間にあるポジションの公園を応援しようと。しかし、現場情報は釣れていないとのこと。巻物なんてもっての外。デコっちゃいますからときっぱり言われる。そして、結果的には朝ゆっくり蕎麦なんて食べちゃっていたわりには(10時過ぎ)、ドカンドカンと釣れちゃって2時過ぎには取材終了。内容は勿論、釣りビのゴーフォー100回記念で。やっぱり、オレのオカッパリもまだまだ捨てたもんじゃないなと、自分的には満足。高校、大学生の頃、どんだけ千葉の野池通ったと思ってるんだよー。でも、今の環境では中々、オカッパリをオレの理論でメディアに出せる釣り場が無いわけなんですよ。
名張にあるプロショップかつきのセミナー&釣り大会に行く。かつきと言えば、三重県を中心に、このエリアのプロ志向の釣りを、昔から仕切ってきた超有名店。特に鮎釣り、そしてバス釣りはこの店の2大看板メニュー。訪れているお客さんも、かなりやり込んでいる人間が多いので、オレ的、そしてノリーズ的にも古くからお付き合いのある店だ。そんなかつきで久々のセミナー。来てくれていた人達は、昔からの人間も何人か居たが、殆どが新しく見る顔ぶれ。何と少年達も何人か居る。最近、少年達は本当に貴重な存在なんですよ。純粋にバスフィッシングが好きになり、釣りしたくってしょうがないって言う彼らの顔つきを見ていると、何だかとってもうらやましい。別にスタイルも無い。流行も無い。目の前にあるのはブラックバスという魚と、色んな形のルアー達。原点の面白さだ。オレだって勿論そんな少年時代を過ごして来たわけだが、はっきり言ってだんだんスレてくる。もっと刺激、もっとイケてる、とか思うようになってくると、どんどん複雑になってきてしまう。まー自分が求めていることを、やってきたらそうなっちゃったわけなので、そうした事が嫌なわけじゃないのだが、戻れない自分が居るのがちょっと寂しいのである。じゃー、だからって原点に戻るぞーっと叫んでみても、本当にそうなれる、無理やり自分に言って聞かせながらじゃないと、その領域には侵入できない。それもある意味表面だけは、アタリも分からず飲み込まれて釣れてしまった魚を、何の違和感も無く”釣れたぜー最高だぜー”って思えるのが原点だろって自分に言い聞かせて、そう感じることはやっぱり無理だし。このルアーで釣れてもつまんないとか、一匹釣れたら移動するぜとか、はっきり言って生意気なわけで。そんな生意気な奴は原点には戻れないのである。つまり、俺を含め、多分バスフィッシャーマンの殆どがそうなっちゃっているわけで、だからこそ少年達は貴重なのである。で、そんな貴重な少年達を、オレのセミナーは変にスレさせちゃうんじゃないのなんてちょっとは気にしつつ、でもだからって、自分の釣りを早く持てよなんて言っちゃってるわけで・・・。勿論この話に結論は無い。
次の日は、青蓮寺湖での釣り大会。久々に会ったノリーズのプロスタッフ渋谷と同船する。状況を聞いてみると、やっぱり昔にも増してタフらしい。夏場はどうにかなるのだが、今の時期はかなり厳しいらしい。ディープをやればマメばっかだし、だからってシャローをずーっとやっても絶対に釣れるなんて言えるほどの確立はないという。でも大会は、一匹の重量勝負だって言うし。じゃーやっぱりシャロー勝負でしょっていうことで、二人で投げまくる。俺が使っていたのは、来期に出すための初期プロトタイプルアー。今あるルアーを色々いじくって、こういったクリアータフ系レイクでも釣れる動きに仕上げて行っている物。はたして青蓮寺ではどうなのっていう所が自分的にも面白い。そしてなんと開始1時間ほどで、700gクラスのナイスフィッシュが釣れてしまう。やっぱりですよ。こんな感じの動きなんですよーと、凄く嬉しい1匹。その後二人ともバイト無しで終了。ウェイインは40人中6~7人。やっぱりタフなわけで。その中、多分ハードベイトで釣られてきたのはオレの1匹だけって感じ。そんなコンディションだったわけで。そんな中だったからこそ、オレにとってはとても重要な日だったわけですよ。細やかな積み重ねで、自分の思うルアーへと仕上げていく。こういう作業ってかなり面白いわけで、ルアー作りはやめられませんね。
オールスタークラッシックのプラクティスのため、霞水系V6マリンへ行く。今回は4日間も日程を組む。最近周りの皆が、いつも以上にプラやって、いつも以上に釣り方にあんまりこだわらず、とにかく釣って来ちゃって下さいよなんていうもんだから、オレとしては、だったらそんな感じもやってみようかなと、とりあえず準備してみたわけだ。もって行ったロッドはなんと12本。自分的にはどうなんだろうと思いつつも、ジグヘッドワッキー用のジグヘッドや、ネコリグ用のウェイトやフックまで用意する。スピニングタックルも3本用意。意気込み的にはちょっと新鮮。
プラクティスはいつものように、西村とか折本とかとやるのだが、今年はWBS村川勇介なんかともやった。で、彼らとあーだこーだ言いながら、色んな所へ行くのは楽しい。でも、正直霞水系なわけだから、やればやるほど消去されていっちゃうわけで。そんなリズムの中、食わせ系ルアー投入なんてタイミングは勿論ない。
プラも2日ほど終了すると、もう食わせ系はいいでしょ。出番ないしって気持ちになってくる。やっぱり巻いて拾っていくしかないでしょってことで、納得のシフト。結果として、かなり手ごたえのあるプラクティスが出来たわけで、それもスピナーベイトメインのクランクベイトもアリっていう、オレ的には理想型のセッティングとなったわけですよ。
オールスタークラッシック本番。みんな暗いうちから大勢来ている。V6メカニック春木君。さらにはマルキューゲーム部スタッフも、色々と準備を手伝ってくれてありがとう。オレとしては今回、かなりいい感触なので、まー任しておいてよぐらいの状態でスタンバイ。朝一のスタートはいつも気持ちいい。応援垂れ幕はちょっと恥ずかしいけど。沖から見れば分かるけど、オレの一番デカイし。で、トライトンボートのポテンシャルもはっきり分かる全開スタート。別に競争しているわけじゃないけど、やっぱり抜かしていくと気持ちいい。こればっかりは、いくら大人になったとはいえ止められない。
そして目的のエリアに到着。答えはモノの5分で出た。水悪いし・・・。ここがいつもの霞ヶ浦の落とし穴なんですよ。分かっているけど変わりすぎ。って言うか、本当に水がちょっとでも悪くなると、魚は全く食わない。一体どんな水なんだろう。濁ったからこんな対応でどうだとか言う次元は超えて、”本当に口を使うかどうか試してみる?”という釣りに突入してしまう。見切るのは簡単だが、こんだけ消去しておいて、5分で見切っていったら釣る場所は無い。で、このエリアに30分くらい費やす。そして移動・・・後はバサー誌を見てください。
ということで2日間、スピナーベイトメインで釣りきりましたよ。当日、消去の場所ばっかりで、結局魚を手にしていったのは、プラでも打っていないニューエリア。だったらプラしなくっても同じじゃない?なんて思わず思ってしまいそうな勢いだ。そしてそれこそが楽しさの集大成なんですよ。今回、成績こそ出せませんでしたが、本当に、久々のイケている試合でしたよ。応援してくれたみんな。そしてスタッフのみんな。本当にありがとうございました。結論として、オレはオレの壁を乗り越えようとしている。いや、もしかしたら乗り越えられているに違いないという自身がなぜかあります。なんかもの凄い次元に突入してしまいそうで、多分みんなに見せられる日があると確信していますよ。
マレーシアへトーマンを釣りに行く。トーマンとはマレーシアを含め、タイやベトナム、カンボジア方面における、熱帯雨林最強のプレデター系フィッシュ。形は雷魚っぽいけど、食性はもっとすばやく、もっと噛み付き系。まるでT-REXのような存在がたまらない。で、今回の張本人はまたしてもワンバイト鵜山君。彼の世界的付き合いの幅は広い。たいしたもんですよ。マレーシア在住のマサとタケちゃんが、普通じゃ行けない許可制のダム上流部に、マザーボートで入るので一緒に行かない?って言うところから始まったらしい。政府に許可とって、密林奥地まで侵入。普通に、ゾウがいて、トラもみれたりするかも。アマゾン奥地の秘境より凄いんじゃないの?というお話に、二つ返事で”行きます。僕が行きます。”となる。で、マザーボートを貸しきるために招集されたメンバーは、カメラマン大森と、釣り女中村。総勢6名のツアーが決定したわけである。
釣行の行程は、まずは成田からクアラルンプール。そして、車で夜の12時ごろ出て、朝7時ごろ現地到着。マサさん、タケちゃん、ロングドライブありがとうございました。だってこのプロセス無いと、オレ達行けないし。まー、彼らにとっては経験済みの行程かもしれないけど、自分達で初めて行ったら到底たどり着けることじゃないし。釣りなんて無理だし。で、ボート発着所から釣り場まで半日。午後から釣りだって言うし。暑いし。水の上だし。否が応にも盛り上がるわけで。朝からビールですよ。
そしてトーマン釣り、マレーシアトーマンには一回行っているので、タックルの準備に抜かりは無い。メインのロッドはHB660H。リールは早巻き遠投系アンタレスDC。ラインはPE2.5号に60lbリーダー。ルアーはレイダウンミノー110を中心に、早く動かしてもアピールできるルアー。フックは#1もしくは#1/0に交換。殆どのジャークベイトが針を大きくして、リーダーを太くすると全くダメダメになってしまうのに、レイダウン110MIDは、いい動きそのままなのである。そういった使い方を予期して作ったわけじゃないけど、現地でNo.1ルアーになってるって(レイダウン持ってるのマサさんタケちゃんだけだけどね)嬉しいじゃないですか。
やっぱりマレーシアの密林は気持ちいい。特にオレが好きなのはセミの声。まるで宇宙の音的な響き音が、とてつもなく心に沁みるの?である。トーマンの釣果はというと、やはりプレデター系。そう簡単には釣れない。で、この日オレと同船した中村が5kgを釣る。凄い魚体だし。で、オレは3kg後半を1匹。久々のトーマンの引きは硬く、色はやっぱり超綺麗でしたよ。
そんなかんだで、めくるめく日々はあっという間に過ぎる。トーマンは大体、一日1~2匹釣れれば上出来といった所。最大魚はカメラマン大森の6kgオーバー。写真はオレが撮ったけど、尻尾が切れてる写真も有ったらしい。ゴメンネ大森。でも良かったですよマレーシア。ゾウは足跡しか見れなかったし、トラなんて居るの?ってかんじだったけど、まだまだ気持ちいい場所ってあるわけで。行かなくちゃ体験できない系オススメ№1の国ですよ。正直、オレの住みたい外国ランキングでは今のところランキング一位ですかね。今後もどうにかして通ってみたいと思ってますよ。
ヘラブナ社の取材で山梨県田貫湖へ行く。目的のお題は、”紅葉を見ながら釣りがしたーい”ということ。で、色々と場所探しをした挙句、このタイミングで、ちゃんとしたヘラも釣れて、しかも紅葉が見れそうと名前が挙がったのが田貫湖だったのである。本音のところで言うと、バス釣りにおいて、景色を最優先して釣り場を選ぶことは稀だ。葦びっしりの牛久沼だったり、山間の巨大人造湖池原ダムだったり、かつての雄蛇ヶ池だったり、かなり特徴的な釣り場だと、そうした感覚が湧くのだが、通常はストラクチャーの有無だったり、ベイトフィッシュだったり、やりたい釣りにあわせて場所を選んじゃったりする。
でも、何故かヘラブナ釣りだと、周りの環境を優先して釣り場を選びたくなる。まー言ってみれば、つりなの中に身を置いて釣りが楽しみやすいといった感覚なのだ。オレにとって、ヘラブナ釣りはやっぱり”和み系”の釣りなのだ。ただ、ヘラ業界や、多くのヘラ釣りの人間を見ていると、とにかくいっぱい釣れてとか、人と競い合ってっていう部分をヘラブナ釣りに求め続けている感じなのである。釣れる管理釣り場に、多くの人が押し寄せるのが当たり前で、例えその近くに、もの凄くロケーションのよい釣り場があったとしても、釣り人の姿は疎らだ。オレからすれば、”なんでまた。もったいないな。“なんて思っちゃうわけなのだが、多数の人間がそうなんだから、もしかしてオレのほうが変なのか?なんて考えちゃいそうなぐらいなのである。
で、ぶっつけ本番で行った田貫湖。本当に紅葉している場所があるのかと、担当のモロちゃん編集長と共に、ドキドキしながら湖畔に到着。そしてありましたよ。一部分だけど、水辺のすぐ上に、真っ赤というかオレンジ色の固まりが。ただその真下はあまりにも遠浅なので、もう少しブレイクが寄るエリアに移動。ちょっと離れちゃうけど、ここなら紅葉も見れるし、富士山だってバックに写っちゃうぜということで、釣り座を決定。
この日、ヘラの食いは渋く、一枚一枚の積み重ね的釣果だったが、田貫湖の艶々滑っとしたナイスヘラも混じって良い感じの釣りが出来たわけで。良い一日が過ごせましたよ。ヘラ師の数は全部で10人くらいだろうか。寒くなってきて、つれなくなって来てるんで、人数こそ少なかったが、多分そのうちの何人かは、オレと同じにこの田貫湖のロケーションを楽しみに来ているんじゃないかと、オレは思うわけなんだけれども・・・・・・。
パワーオーシャンカップ北海道ツアーの締めくくりとなる、ロックフィッシュマスタークラッシックへ特別参加するため、苫小牧の脇に位置する白老の沖堤防へ行く。この堤防、オレ的には初めての場所。聞くところによると、まぁまぁ釣れる有名場所だそう。ツアーを勝ち抜いてきた参加者は、みんな知った顔。上位陣がかなり固定化してきてる感じだ。まるでバスの試合みたい。ピラミッドがかなり出来上がっていて、やっぱり上手な人間は更に釣りに通い、釣りこんでいるので上位をキープする。新しい人間がどんどん出てこないと活性化しないなんて声もあるが、海で試合をやっていても、ルールさえしっかりしていれば、例えリミット制でやっても、上手い奴は上手いっていうことがはっきり分かって良いんじゃないかと俺は思う。で、今回はそんな連中の中へ、オレと折本は放り出されるわけで。ライブウェルを渡され、さぁ釣ってきてね状態。
今シーズン、バス釣りが多くなり、更に海外釣行も加わって、ロックフィッシュの釣りが殆ど出来なかったオレにとって、本当のところ、一年ぶりのアイナメ釣りとなる。まーだからって、多分大丈夫でしょってことで、いつものようにジグヘッド1本、テキサスリグ1本を出す。朝のスタートと共に少し歩いて、みんなの固まりの中から抜け出して釣りをする。堤防の際に沿って、中層をジグヘッドスイミングさせるためだ。人が居ると横にキャスティングできないからね。まずはグラスミノーのL。で、なんと一投目から釣れちゃう。何だ、魚浮いてるじゃん。ってことで、ルアーをミノーMに替えて、更にバタバタと釣り込み、30分もしないうちにリミット達成。みんなの中で一番早いリミット達成じゃないかと言われるほど、順調な滑り出し。久々でも大丈夫なんだってちょっと自信が付く。しかしその後、すっぽ抜けちゃったり、アタリミスっちゃったりで、小アイナメしか釣れず、入れ替えできないまま昼を向かえ終了。何やっちゃってるんでしょうねって。やっぱり早々うまく行かなかったわけで。この日の優勝はプロスタッフの柏木君。更に2位は折本。やるねーってことでオレは6位。全体的に釣果もよく、久々に魚の釣れるクラッシックだったわけです。
ゴーフォーイット収録のため、山梨県西湖へと向かう。この時期に西湖で釣りをするのはオレにとっても初めて。もうこんな時期だし、結構寒いんだろうなと思いつつ、現場に到着すると、はっきり言って完全に寒い。余裕でガイド凍りますからっていう気温。白根のボート屋さんに状況を聞くと、「まぁ、かなり厳しいのは確かですから、一匹でもつれれば上出来とも言えますね。」と言う答え。それってほぼデコっちゃうわけ?と、聞きなおすのも無駄なくらい。やばそうな言い回しだし。
10月にソフトルアー禁止になってから、お客さんは少なくなってきているし、釣果の方もイマイチ。更に、釣れているルアーは殆どスモラバや、フットボールジグにポークの組み合わせだっていうし。ソフトルアー使用禁止って言うのはオレ的にも、本質的にそこじゃないだろって思う部分なんだが、だからって皆が、ハードルアーで上手にバスが釣れないから来なくなっちゃうとか、スモラバで小さくまとまっちゃうから敬遠しちゃう、なんて状態も全然望むべき展開ではない。俺のやれるべき仕事は、ハードルアーを使いまわして、バスとどう向かい合うかを皆に身をもって示すこと。でも、だからってわざわざこんな時期に来なくったってって、ボート屋さんすら思っちゃうかもしれないけど。春の西湖、ハードルアー編は、もう何回も露出してるし。とりあえずこんなやばい時期でも何かある筈だって言う所を見せたかったし。自分でも見たかったわけなのである。
で、実釣編は釣りビジョン、ゴーフォーイット101回目で見て欲しいわけなのだが、やっぱり簡単じゃなかったのは確か。でも、行き着くところはあったわけで。オレ自身とっても現況になったし、感動できた、11月末の西湖ロケだったわけですよ。
ロックフィッシュ・マスタークラッシック。パワーオーシャンカップ東北シリーズの締めくくりとなる試合が、相馬の沖堤防で行われた。オレと折本は、またもや特別参加と言うことで、みんなと竿を交える。状況的には、あまりのメジャー沖堤のため、魚は結構スレてますねって感じらしい。でもだからって、どうにかみんな釣れるんじゃないですかっていう位の前評判。
当日の朝、沖提へ渡って驚いたのはエサ釣り師の数。かなりの人、人、人なのである。一番多いのはド定番の適当投げ釣り。天秤に3本針くらいで、一人で2~3本出しているタイプの釣り。対象魚は何でも来い系。更に、ブラクリ&イソメショートロッドの、堤防ヘチ&テトラ狙いの釣り人も多い。コマセ系サビキ釣りの人々も居る。ソフトルアーを使ったロックフィッシュ系ルアーマンの姿もチラホラ。で、一体何百人この堤防に乗っちゃってるのって言うくらいの賑わいよう。
試合が開始されてから、かなりの時間魚を掛けていない感じ。何故かオレは一匹釣れる。やっぱり中層だし。更に折本も釣ってる感じ。当然中層狙いだろう。ボトム組は苦戦。それもそうだ。これだけエサ仕掛けが入っている堤防なんだから、よっぽど新しい魚が入ってこない限り、根周りは厳しそう。そんな展開の中、数時間経っても、釣れていない人間多数。オレも、朝のそれっきりだし。で、折本君は何故か絶好調。入れ替えまでしてるみたいだし。そして、みんなどれだけ難しいんだよってゲームを楽しみつつ?試合は終了。何と朝から飛ばしていた折本君が優勝だし。みんなちょっとびっくり。オレもびっくり。ヘチの中層狙いの釣りを、北海道に続き、やり通しての釣りだ。奴にはそういう釣りがピッタリなのか、とにかくポツポツながら釣ってきちゃうんだから凄い。この日、釣果は全体的にイマイチ。当たり前である。だってこんだけエサ釣り師が入っていて、みんなどんなに小さなアイナメやソイだってリリースしたりしない。挙句の果てに、堤防にこびりついてるカラス貝を、ガンガン削り取って、割りながらコマセにしちゃってるし。正直、そこに規制は一切無い。これじゃー、どんなに立地の良い釣り場だってもたないだろう。そんな中自分達は、リミット制を取り、ライブリリースしているわけで、何だかとっても切ない。でもだからって、誰かがやらなければ、誰もやらないわけで。そんな挨拶を、試合後の挨拶でしたわけなのだが、この日お世話になった渡船屋さんの人も、最後まで聞いてくれていたので、どういう風に受け止めてくれたのか気になるわけで、本当に理解してくれれば最高なんだけどね。
ルアマガの取材で、九州大分県安岐ダムへ行く。エレキだけで十分釣りが出来る小規模な人造湖である。水色はクリアーに近い、ややスティン系。ベイトはギョタンへの写り方を見ている限り、ヤマベ、さらにワカサギといった感じである。地元では「ワカサギいるんですか?」っていう答えだったが、オレ的にこの写り方はワカサギでしょって感じなのだ。現物を見ていないんで・・・・絶対とは言い切れないけど。で、そんな中でのディープクランクの取材。久しぶりにルアー限定の釣り。オレとしては楽しいし、伝えたいことがたくさんある。そもそも、日本のバスマーケットで、ディープクランクの人気は薄い。何故かと言うと、オカッパリでは殆ど使わないから。岸からやると、相当急深な釣り場でない限り、とてもやりにくいわけで、確かに無理して使う必要はない。しかし、ボートの釣りであれば、ディープクランクは欠かすことの出来ないハードルアー。だけれども、みんなこの手のルアーの経験値が少ないが故、使いこなしていないというのが本当のところだろう。で、今回、その部分をメッセージとして伝えたかったわけで。魚探を使って更に精度のあるクランキングを、「みんなやってみなよ。」という根本の上に、釣りを展開したわけなのである。クランキングを少しやりこんだ人間なら分かると思うが、この手の釣りは面白い。障害物から抜けた直後のバイトだったり、真下での追い食い。動きとカラーが合ってくれば、バイトはより深くなるし、とっても気持ちが良い釣りが出来る。そうした状態が更に深い、目で判断出来ない、水中で展開されるディープクランク。リップやラインから伝わるシグナルを頼りに、こんな感じ、あんな感じとやったり、魚探のベイトを見ながら、アプローチを考えたり。正に”ホラ来たぜ”といった釣った感の非常に強い釣りなのである。内容はルアマガ2009年2月号でじっくり読み奨めて欲しい。
ロッド&リールの取材で山口県徳山に入る。ボート手配は田中大介。初日の実釣は弥栄ダム。レンタルボートの設備もある中規模の人造湖だ。本来ここで2日間びっちりやるつもりだったのだが、ボート屋さんの定休日と重なって一日だけとなったのである。その昔、ビックフィッシュマッチプレーで、沢村と釣をしたことのある弥栄ダム。そのときは何と、二人とも500gクラスの魚を釣っただけで、結構タフだったのを覚えている。で、その後、ここのダムは少しずつ型の良い魚も混じるようになってきたという話だったので、久々の取材をいれてみたのである。
朝一にボート屋のおじさんがみんなに配るための地図をくれた。何と、マッチプレーの時の、ロドリのマップそのままだし。しかも、オレの写真まで載ってる。更に、おじさんはオレには全く目もくれず、凍ったボートに水を掛けてるし。編集若林と共に、これってどんなもんですかねーとか話をしてみたが、まー釣には全く興味が無く、ただ町営のボート屋さん業務をこなしてるわけなんだから、こんなもんかな?と、二人ともちょっと寂しい。で、釣のほうは、予定通り冬の攻めの釣を展開。ところがこれまた中々釣れない。結構広いレイクの割りに、エレキで回っているものだから、大きな変化に中々出会えない。かといってとにかく進んで行っても、その先に何があるのかしらないし・・・やや困惑。しかし、まー巻物中心でやっていかないと進めないので、その中でも、強すぎず弱すぎずの巻物、”プロリグスピン”にパワーバランスをつけてやっていく。そしてやっと最初の1匹。もう昼過ぎだし。というような感じで、最終的にはある意味たどり着いたわけですよ。ベイトとリンクした冬のエリアへ。内容はロドリ三月号でチェックしてね。
2日目は、オレの大好きなワカサギ系レイク川上ダムへ行く。お題は前日に紹介し切れなかったメタル3兄弟。いわゆるジギングスプーン、テールスピン、ブレードベイトを使った釣だ。朝一はボートを降ろした上流スロープの真ん中から釣り始める。だってワカサギの反応だらけだし。しかし、魚からの反応は全く無い。こんなにベイト居るのにってちょっとあせる。仕方ないので、ちょっと色気を出して、ディープクランクを巻いてみる。最近絶好調の、トリプルフルプロトタイプをいれていくと、何といきなりのビックフィッシュ。1500gオーバーのナイスコンディションだ。川上ダムでは中々釣れないサイズ。この一匹で、じゃー巻き倒して行こうよ・・・ってわけにはいかない。だってメタル3兄弟だから。ちょっと心残りだけど、本題を追い始める。そしてこれまた行き着くわけですよ、1200gサイズのバスたちに。内容はこれまた三月号で。この日もう一艇、スロープから降ろしていたジョンボートが居て、なんとスロープ前のワカサギびっちりエリアで一日、フットボールとライトリグをやり続けた結果、小さいのが1本釣れただけだったそうで、やっぱり、普通にやっちゃうと、口を使わせられない状況だった感じ。冬のメタル系、そしてクランクベイトってやっぱり重要な、攻めのルアー達なわけですよ。1日ずつの釣りだったけれど、今回の取材はかなり内容のあった釣りが展開できたと思いますよ。
BS-i夢の楽園紀行取材のため、オーストラリアへ行く。目的の釣りは”サラトガ”いわゆるアロワナだ。日本の熱帯魚やさんではサウザンバラマンディーといわれるタイプ。何でアロワナがバラマンディー何だか良く分からないが、正式名はそうらしい。
サラトガとはオーストラリアでのアロワナの呼び方。前からずーっとやってみたかった魚だ。特に、普通のノーザンサラトガとは違って、オレンジ色の斑点のあるサウザンサラトガは、クイーンズランド周辺にしか居ない世界でも珍しい固有種。そんなある意味貴重な魚が、ゲームフィッシングのターゲットになっているということで、とても楽しみな釣行だ。しかもトップウオータープラグ中心で、釣りが出来るというのも良い感じ。
プリズベンでレンタカーを借りて、目的のレイクまで車で約三時間。ナビとかはないので、地図を見ながら慎重に行く。オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、頭の切り替えは必要ないが、それでも交差点の方式とかは違うので、現場を理解しながら進む。バルンバといわれるレイクに到着する頃には、だいぶ気温も高くなり、まさに真夏。いきなりの逆転現象に、ついた日は汗が止まらない。泊まる部屋に勿論エアコンは無い。でもかえって逆にエアコンが無いが故、無理やり体が慣れてくれるので、次の日の釣りには好都合。ただし、寝られればの話だが。苦しい夜を過ごして、翌朝から釣りが始まった。
最初、何発かのストライクをミスる。そしてついに待望の1匹目。70cmオーバーの見事なサラトガである。もの凄く嬉しい。とくにこうしたロケの仕事だと、自分自身が魚と出会えた嬉しさと、目的の魚をゲットして番組を成立させていく楽しさが、ダブルでやってくる。それにしても、アロワナを手にして喜ぶことがあるなんて、はっきり言って思いもしなかった。子供の頃から、水槽で泳ぐデカイアロワナを見て、凄い魚が世の中に居るんだな、なんて思ってみてはいたが、そんな魚をルアーで、それも自分が作ったザグバグで釣っちゃったわけで、まるっきり考えても居なかった人生を歩んでいるわけだ。今回の釣行は、特別な秘境中の秘境に行ったわけでもなく、空港からたったの3時間で着ける場所であったわけだが、自分自身では、なんだかとっても不思議な体験だった。それにしても、あのサラトガ。なんであんなにフッキングできないわけ?はっきり言って未だに理由が良く分からない。一つだけ悔いが残るのは、プロトでも良かったから、フェイントベイトのポッパーを持っていけばよかったなってこと。多分、フェイントベイトを入れていけば、あそこまで見切られたり、突っつかれたりなんてことは無かったんじゃないかとも思うし。次回行くときは必ずフェイント勝負をしてみようと思っているわけですよ。
埼玉県にある、とってもこじんまりとしたヘラ釣堀へ行く。名前こそ、弁天閣釣道場といった、中々凄みのあるネーミングなのだが、実際は25mプールよりも小さいかな?ッて感じの長方形の堀。で、今回ヘラブナ社の取材で何がしたかったかというと、底釣りオンリーという釣堀で小さくまとまりつつも、本気で底釣りやってみたかったわけだ。うちだしからすぐにウキが動き始める。魚たくさんいるみたい。っていうか他にお客さん3人しか居ないし。そりゃー寄って来ますよ。で、数投で一枚目をキャッチ。しかし、予想以上にヘラは小さい。その後もコンスタントに釣れるが、普通のサイズよりヘラは小さめ。でも、だからこそこんな冬でもガンガン釣れてくるのかな?ちょっと気を抜いて、早いアタリとか取って行っちゃうと、途端に上ずる。で、アタリが無くなる。糸ずればっかり。で、しっかりと、じっくりと底釣りを仕上げていくと、連荘で釣れてくる。かなり面白い。コレだけ小型のヘラを釣っていったのは初めてだけど。これはこれで面白いのねって感じだ。それにしてもこんな街なかに有って、こんなに釣れてても、みんな来ないんだなってちょっと驚き。やっぱり小型だから嫌なのかな?それとも有名じゃないから?オレとしては十分成立していると思うわけなのだが。一人の時間を楽しく過ごすとか、子供連れて行くとか、なんかちょっと今のヘラ事情って寂しいと思うわけなんですよ。
バサーの取材で、南紀合川ダムへ入る。この時期の合川ダムはオレ的にも初めて。それだけにかなり楽しみ。合川のバスはコンディションも最高だし、結構凄い。でも、今までに何回かやってみて、強めのルアーで決めていくのは、かなり難しかったわけで、その辺がオレとしても、何とかならないかと思っていた部分。で、12月だったら何かあるのか、それともヤバイのか。とにかくやってみましょーよと言う事で、自分のゲームを展開する。
ボート屋さんの情報は、かなり難しい状況とのこと。ただ、シャローでもディープでも、ポロっと良いのが釣れてますよとのことで、そのポロっとという確率ってどうなのよという部分も含めて、ガッチリと取り組む。その内容はバサー誌で2回にわたってコレでもかって言うくらい詳しく書かれているので、じっくり見て欲しいが、自分でもびっくりするくらい、バスが釣れちゃったのが今回の合川ダム。それも、ローカル定番のラバージグとことんバンク打ちとかのゲームでなく、自分で探し出したパターンで、バッチリ決まっていったので、充実した2日間が過ごせたわけですよ。
正月、初釣りがしたくなって、亀山ダムへ行く。ゆっくり出発して、おりき沢ボートに着いたのは9時ごろ。勿論、ルアーテストも兼ねているので、とにかくシャローゲームを中心にスタート。ってロッド3本しか持って行ってないんで、とにかく巻く。ベイトっ気はシャローには無い。でも、やっぱり冬のシャローは気持ち良い。いい加減なキャストじゃ釣れそうもないし、タイトに狙って決まっていくと、今年も頑張って行きましょーよというカンジになっていく。亀山ダムって殆どの場合、オーバーハングとか多いので、とてもルアーの性能が分かりやすい。弾道、着水音、そして障害物サイドからの離れて行き具合など。オープンウォーターだと分かりにくい部分がクッキリ浮かび上がってくる。ほんのちょっとのウェイトバランスや、ルームの位置で一つのルアーがどんどん変化していく。スプリットリングのサイズから、勿論フックサイズ、シャンクの太さなど、これはどう、これならどうと、やっていくのは結構楽しい。更に魚が釣れちゃったりすると、自分のプロトタイプにより自信が持てて来る。
この日、シャローでのバイトは無かったが、終了間際にちょっと1匹釣りたいなと思い、ジャカブレードをフラットの沖合いでやっていると、すぐさまバイト。40cm弱の初バスを1匹ゲット。やっぱりジャカブレードは凄い。春夏秋冬ジャカ投げっぱなしのジャカマイスターになっちゃうっていうのも頷ける。根掛からないように引くテクニックを身に着けると、どんなタイプのレイクでも使えるし、あらゆる時期にシャローからディープまで使える。今年は出来るだけ、シーズンを通して投げていこうと思っているルアーだ。
エコギア-アクアの夜メバルテストへ行く。乗るのはシーバススタッフ葉多埜の船。折本と三人で、ジグヘッドのセッティング具合や、針持ちなど色々とテストしていく。で、やっている本人達の会話は、やばいよ、やばすぎるでしょって話ばかり。この場所って何時もこんなに釣れちゃうのって葉多埜に聞くと、「ここでこんなにメバル釣れてるの初めてだし」とか言っちゃってる。で、結論として、一体どうするんだよ、こんなに釣れるもの作っちゃって、という話になる。アイナメとかやっている時もそうだし、アクアの結論って全てそこに行き着いちゃうわけで。発売まであと半年。かなり心してプロデュースしていかないと、みんな訳わかんなくなっちゃいそうで、とても心配。ルアーとエサのハイブリット。誰も本気で立ち入れなかった部分に到達してしまったがゆえに、出てくる問題も山積みだ。
ヘラブナ社の取材で急きょ、埼玉県浦和近くにある、中の島センターへ行く。本来は千葉へ行く予定だったのだが、朝一の天気予報で、埼玉・東京に大雪注意報が出ちゃってるし、千葉は雨の予報だし。だったら雪が降りそうな埼玉方面にしようよってことで、予定を当日変更したわけだ。せっかく降るかもって言ってるのに、暖かい方面に行っちゃダメでしょ。もったいないからね。ヘラブナ社のもろちゃんも、そーきますかっていう具合に、既に柏まで行っちゃっているのに引き返すハメに。
選んだ中の島センターは、オレの大好きな、住宅街の真ん中にある静かなボリ。まわり、家に囲まれてるし、ネットも張ってあるので、風には強い上に、いいヘラがそこそこ入っている。現場に着くと、当日入っていた例会はキャンセルになったらしく、(大雪警報だからね)お客さんはオレ達だけ。いい感じですよ。独り占め。釣り開始後程よくあたりだし、いいヘラが釣れてくる。でも雨降ってきちゃっているし。どうやら雪にはちょっと足りないみたい。気温の低さが。やや残念だけど、風も吹かない、しとしと雨の水面のウキは、とてもクッキリで本当に気持ちいい。釣り方は段底。竿をもっと長くすれば、更に釣れるのだろうけど、目の前にウキを立たせたいので、8尺いっぱいでやる。さすがに、独り占めでも水温は下がっているようで、ヘラの動きは鈍い。それでも一枚、また一枚とカウントを重ねる。ともかく、たくさん釣るのが目的ではないので、エサの配合とか色々変えながら、ヘラの様子を見る。ヘラブナ釣りもルアーと一緒で、エサが色々あるから面白さも倍増するわけで。終わってみれば、楽しい時が過ごせたなーっと言う感じ。冬は冬なりに楽しめるわけですよ。
ゴーフォーロケのため、四国の野村ダムへ入る。2009年一発目の番組のためだ。今年よりゴーフォーイットは年6回のロケとなる。理由は釣りビジョンの様々な諸事情。オレ的にはシーズンを分割しちゃうんでちょっと寂しいが、まーそう決まっちゃったわけで仕方が無い。で、年明け一発目なんで、ちょっと完全燃焼できそうな場所へ行こうと、野村ダムにしたわけだ。出来ればシャローのシャッドゲームとかで決めて行きたいと思っていたわけなのだが、フタをあけると、冷え込みすぎのスーパータフ状態。ローカルたちの話だと、300-400gのバスをディープで何とか拾っているのが最近だって言うし。それでもオレ的には、ディープのダウンショットとかで、その手のバスを釣るなんて、いくらなんでもないわけで。当然、場所が変わろうが、冷え込もうが、いつものゲームでどうにかしようと試みるわけですよ。内容は番組でチェックして欲しいけど、なんと、初日からディープメタル系の釣りでしっかり釣れちゃったわけで、それもいいバスも混じってきちゃってるし。十分満足な内容となったわけですよ。番組的には出来上がっちゃってるくらいの初日だったので、2日目も同じ展開でスコア出しても意味ないでしょってことで、2日目はシャロー1本勝負。状況的には低気圧追加後の日なので、シャローは更に厳しそう。でも、一日やってみれば、もしかして一発凄いの出ちゃうんじゃないのっていうちょっぴりの期待もあったわけで。その辺は自分でもとことん追っかけてみたかった部分でもあるし。そして巻きとおしましたよ。アノ手コノ手で。色んな場所を遣り通した結果、見事に完デコ。番組にDay2は無かったけど、幻の2日目は存在したわけで、オレ的にはスッキリ。やっぱりそういうことで良かったのねって、十分納得できましたよ。コアなファンはそんな2日目も見てみたいって思うかもしれないけど、初日の内容濃すぎて、時間内に入りきらなかったということで・・・。真冬の野村ダムはやっぱり真冬でしたよ。
サンデー51の例会で、茨城県の白水湖へ行く。オレの場合、冬のヘラブナつりの回数は多い。春ののっこみ時期も凄いものがあるが、冬の”静”のヘラブナ釣りも好きだ。動かないウキが、和み感をより一層引き立ててくれる。勿論、激しいウキの動きと、アタリが連動して来るシーズンの釣りは、それはそれで決まってきたぜ感があるのだが、アタリ逃さないからねって、ウキをじっと見つめちゃうのも趣がある。この日、皆は深場を狙っていたが、オレ的には、外してもいいからって、一番の超浅場へ入る。今期入れられた新ベラが釣れる可能性があるからだ。本来は18尺以上、21尺とかのロッドでやる場面なのだが、14尺を選択。何でかって言うと、ロングロッド振り回して、右手に負担を掛けたくないから。本業のキャストの時、痛みが出てきちゃうことがある。そこで、できるだけ長尺は使わないようにしているわけだ。釣れだすと、夢中になって止めれなくなっちゃうからね。でも、周りに人も居ないせいか、ポツポツ釣れて、成績も悪くなく、手堅く楽しんじゃった一日になったわけで、いい感じでしたよ。
前日の夜から久々の雨。それも、予報では10℃以上になるという。これは行くっきゃないでしょってことで、朝起きてから準備する。家を出たのは7時過ぎ。気温は6℃。なんだ暖かく無いじゃんと思いつつ亀山ダムへ。到着すると、何と車の温度計は11℃。良い感じだ。で、準備を済まして、9時半ごろ船を出す。まずはフェイントベイトをやってみようかと、クワセシャッドのテナガを投げてみる。その3投目。ブッシュの中を引いたとき、いきなり枝に引っかかる。何だ良い所なのにと思いつつ、ボートを近づけていくと、いきなり白い腹がグァっと見える。え?バス逃げちゃったの?と思った瞬間、ロッドがグイグイと引きこまれてるし。何と、根がかったルアーを食べちゃってるし。これってフェイントの力なの?かなりあせる。45UPの良いバスだし。ボート桟橋の真横で釣れたので、折木沢マー君に早速TEL。目の前で釣れたから写真でも撮る?って聞くと、すぐ行きますってことで、ルアーがついたまま水中に魚を入れて待機。30秒くらいで、マー君やってきて記念撮影。珍しいタイミングだ。その後、ローカルテクニックでも練習しようかと、オーバルヘッドにノリーズ・プロト・チャンクをつけて、赤ガエルパターンを試す。とりあえず、密かな流行とも言われる、ラバージグ・ジャーク&フォールでやってみるが、どうも感覚が掴めない。1時間ぐらいやったが、何も起こらないので、じゃーこれでどうよと、得意の中層ただ巻きにチェンジ。途端にプリプリの45㎝くらいが釣れる。えー、それで良いの?ってことで、今度はブレイドスピンもつけて、チャンク版ブリトロリグにする。ウェイトは1/2oz、キャストしてすぐ巻き始めても、2mくらい下を引ける。ちょっとカウントダウンすると、3~4mをキッチリ横に引ける。速度を遅くしようと、ウェイトを軽くすると、一定層を横に引きずらい。特に、亀山みたいな急深バンクを、ショートキャストでキッチリ入れて行きつつ、一定層を引くには、1/2ozがぴったり。オーバルヘッドは浮き上がりにくく、根がからない。この釣りには、無くてはならないって感じだ。で、またまた40UPが釣れる。それも、プリプリのやつ。やっぱり雨の日は良い。上流からは、段々と濁りが落ちてきてしまっていたが、もう少しやってみると、更にまたまた40UPのプリプリ君。この釣りってもしかして凄い?果たして、赤ガエルとリンクしているのか?その辺は定かじゃないが、この時期にしては、とってもいい釣果で終了。
バサーの取材で、またまた亀山ダムへ行く。なんとこの日も雨。もしかして大変なことになっちゃうんじゃないの?と、期待してみるが気温は8℃くらいで低い。つばきもとボートから出して、とりあえず上流へ行く。が、しかし、何と上流から濁りが落ち始めているし。雨降り過ぎだったわけ?じゃー強めで勝負っていうことで、開始早々、スピナーベイトで1本取るが、濁りは酷くなる一方。しかも気温は朝より下がっているし。で、どんどんヘビーな沈黙へ突入して行ってる感じ。しかし、ここからが面白い所。先週たまたま亀山に来て、釣れちゃったからって、そんなの関係なさそうな変わりようだし。じゃーやってみますかってことで、自分の魚を求めて動く。詳しくはバサー誌で公開されるけど、ホント、バスフィッシングってやりがいのある釣りですよ。だったらこれでどうよっていう展開が、無限にできるんだから。
ルアマガの取材で、相模湖へ入る。なんでまた相模湖入っちゃうわけ?ってみんな思うかもしれないが、これは自分自身への挑戦でもあるわけで。この時期の相模湖は、今まで殆どやったことは無い。でも、だからこそ何かあるんじゃないの?っていう楽しみも大きい。正直、ボート屋さんの情報を聞いても、難しいのはこの上ないって感じだし、甘くないって言うのは分かっている。こういうメジャーレイクへの取材だったり撮影は、自分自身へのプレッシャー度も高い。だって、同じ日に何人も釣りに出ているわけだから、しっかり比較されちゃうのは当たり前の話。で、だからって、タダなんでも良いから魚を釣ればいいって話じゃない。オレが泣きながら、ライトリグで一匹釣りましたなんてやってて、周りのお客さんたちがスピナーベイトでいいヤツ連発しちゃいましたなんて言われちゃったらヤバイわけで。何時だってちゃんとしたゲームを前提に、突っ込んでいかなければならないわけですよ。で、今回のゲーム。ルアマガ5月号に、メッセージと共に掲載されてるんで、しっかりチェックしてください。それにしても最近のマイケル野村君。いい感じでまとめてってくれてますよ。オレとしては、もっとうまく釣って行って、これでどーだーってやりたいんだけど、現実的に、そうはいけてなし。でも、その一部始終を、まとまりのあるストーリーで完結させてくれているんだから。ホント、俺なんかの仕事って、良い編集者や、できるカメラマンが居てくれてこそのものなんですよ。観る側は、そんなところも気にしてページをめくって行って欲しいなと思いますよ。文章や、写真のクォリティ、そしてレイアウト。何で釣れたの、どこで釣れたのなんて、表面だけでなぞるんじゃなく、それぞれの雑誌社や、編集者の個性を読み解くように見ていくって言うのが、実は面白い所なんですよ。
ロッド&リール、最強のバス釣り入門の撮りおろしの為に、遠征に行く。メインは写真。この時期だけに、一歩間違えるとやばいのは当然のこと。実のこと言うと、本当に大変だったわけなんですよ。釣れなくて。初日完デコ。シャローから全く魚の気配が、感じられないようなコンディション。厳しい冷え込み。どうすんだよーって感じで、かなり追い込まれていたわけで。そして2日目。朝から大雨。そして大風。でもそんな日ってもしかしたらあるでしょ。で、ガンガン行くわけなんだけど、何と昼を過ぎてもノーフィッシュ。あまりの悪天候に折れる寸前。っていうか、編集者や、カメラマンに申し訳なくて。何でこうなっちゃってるんだよって、思わずには居られない展開。飛行機の時間もあって、釣りが出来るのは4時くらいまで。しかし、二時過ぎ、最後の望みを、その日もっともいい感じに見えたクリークで、しかも二流し目に、攻めを変えていった途端、別世界に突入したわけなんですよ。ルアーはフェイントベイト。クワセの100ディープミノー。これの3mレンジ、超でっとポンプリトリーブが、はまってくれたわけで。いい魚を連発できたんですよ。ホント危機一髪。忘れられない日になったわけなんですよ。
ゴーフォーの取材で、牛久沼へ行く。はっきり言ってちょっと早いんじゃないの感はある。なぜなら、この時期は、天候次第でどうにもならなくなっちゃう日が多々あるからだ。特に、牛久沼みたいに、全体の水深が浅い釣り場は、急な冷え込みなんか、モロに影響されちゃう。ただ、逆な意見で言うと、暖かい日が来ると、いきなり水温が上がってくれちゃったりする。取材日を決めるのは、一ヶ月以上も前の話だから、まーどんな天候でも、突っ込んで行くことになるわけなので。決定した時点で、腹をくくってやるわけだ。
当日、牛久沼に着いて、早速たまやボートで話を聞く。丁度、3日前の日曜日に大会があって、まぁまぁ渋いんですけど、釣れればいいバスなんですよとのこと。で、確立はというと、45人参加で、ウェイイン5人とのこと。おっと、40人デコっちゃうわけ?っていうと、9人で1人が釣れればいいっていう確立。しかも、この時期たまやさんに来る連中って、極めて牛久沼エキスパートなひとで、まぁまぁ、簡単じゃないのは確かだ。ただ、この日、何と朝から結構暖かい。しかも、気温はぐんぐん上がって、17℃くらいまでなっちゃいますよっていう上向き予報。もしかしてあるんじゃないの?あるある。っていう感じで、大会結果とは別話しモードにしようと考える。なんたってシャローの牛久沼ですからね。そして、朝から向かったのは、西谷田。本当は、住宅下方向から打っていこうと考えていたんだけど、朝のオープニングとか撮ってる間に、次々とボートが出て行っちゃって、ぱっと見、やるところなさそうなんで、一気に西谷田へ。なんと、西谷田上流攻めっていうのは、オレにとって初めて。何時も何故か、河口のディープ隣接部分を打って、その後ストレートラインが続きすぎちゃうんで、引き換えしちゃっていたわけで。でも、そのストレートラインを上がっていくと、開けたフラットエリアが広がっているという。だったらそこまで行って見ちゃおうかなと考えたわけだ。で、物語はそこからスタートしちゃうわけで、はっきり言って大変なことになっていったわけですよ。オレだって今まで、あんなでかいのばっかり、牛久沼で揃っちゃったのは初めて。とにかく、くれば凄いバスばっかり。しかも、クリスタルS投げまくりで、ゲームが成立していっちゃったんだから、最高の展開となったわけで。内容はゴーフォーイットで見てもらいたいわけなんだけど、強いルアー、強いパターンと、ダブルではまっていった瞬間だったわけですよ。しかも、エリアをあえて変えて行っても、2日続けて、崩れることなく出来ちゃったと。これだけバスをやり続けていても、強/強ではまっていく時ってそうないわけで。しかも、パターンとして2日続けてなんてさらに少ない。いやー、本当いい天候に恵まれましたよ。更に牛久沼のバスたちも、更に凄い育ち方をしてきているし。やっぱりワカサギが効きましたねっていうのが本当のとこなんでしょう。しっかりワカサギを入れ始めてから、もう4~5年経つからね。後は個体数がもう少し増えてくれれば、最高なんだけど、ある意味、今の状況の方が、一匹の価値が分かりやすいとも言えるし。まー何にしても、やっぱり牛久沼は、全国区から見てもスーパーな釣り場なわけですよ。
メキシコ、レイクバカラックで釣りをする。オレにとっては、初のバカラック。(意外でしょ?)目的はBS-iの夢の楽園釣行の撮影。しかし、この原稿を書いている現在、世の中は大変なことになっている。メキシコ発の、新型インフルエンザ(H1N1)問題だ。正直、タイミング的には危機一髪だったような日程。その時は、何も知らずに行っていたわけなんで、バカラックの釣りを堪能していたわけなんですよ。で、釣りの方はというと、超スーパー良かったわけで、しかも、皆がやっている、お約束の8inリザードキャロライナや、スティックワーム、ワッキーノーシンカーとか、6inスイムベイトとかの釣りではなく、独自のパターン構築で、ビックフィッシュ連発出来ちゃったとこが、非常に満足だったわけで。10lbオーバーは5匹。7~9lbもたくさん。しかも、活躍したのは、クリスタルSディーパーレンジ3/4oz、ガンタージグ1/2oz&コンポジットスカート。パワーRTブレードスピンリグ。更にはヒラクランク150。と、オレ的なルアーのまんまだし。映像としたら凄すぎることになっているわけで。オンエアー予定は7月か8月。でも、今の状況で一体どうなるのかちょっと心配。もしかしたら幻のビックフィッシュ映像になっちゃったりして。ただ今回、メインスポンサーであるシマノのロッド、リール、さらにニューラインのテストも兼ねていたので、シマノTVにアップされるのは確実だけど。内容は映像で、ということで、楽しみにしておいてくださいよ。オレも楽しみだけど。
高滝湖で、ノリーズカップが行われるため、前日から入る。とりあえず、レイクの状況を見ようとボートを出し、色々と回ってみる。まずは、上流部に向かってちょっとやってみると、すぐに1200gぐらいのナイスフィッシュが釣れる。フィリンプに3/16ozスキップインザシェードのお約束リグ。ただ、この日はPEラインでやってみたかったので、タックルは、PE0.8号用に
HV660MLSの組み合わせ。更に上がったところでも一本。ただ、爆発の雰囲気は無い。いつものいい場所で単発って感じ。こんなもんなのねってことで本湖へ戻る。相変わらず、スロープ横は凄い人気。鶴岡とか、オレの目の前でボコボコ釣ってる。バグアンツ3inのキャロと、MCジグ+ロッククローなんかが良いみたい。まー、どう見てもこのスポット入れば、魚釣れちゃうでしょって感じの、ワカサギのよりっぷりだ。で、だったらシャロー流してみようと、シャッドと、BTSのブレイドスピンリグを握り締めて、護岸沿いを流していく。しかし、何にも釣れない。左側を流して、最下流の橋まで来たところで終了。巻物難しそう。
大会当日。朝から凄い人。なんと150人オーバーの参加者で、今迄で最多の、参加人数だという。観光組合のおじさんたちも嬉しそう。勿論、オレも嬉しい。なんたってノリーズカップだし。それにしても、ロードランナー使いの人間が増えたこと。いけてるじゃないですか、みんな。ガンガン釣っちゃってよって思うが、とりあえず昨日の状態では、巻物かなり難しいですよと。皆に伝えとく。まー風次第ともいえるけど。で、この日、オレの予想をはるかに上回る釣れっぷり。80人くらいはウェイインしてきたって感じ。やっぱり高滝ダムって凄いわけで。ただ、この日は完全にクワセ系の釣りだったのがちょっと残念。今年は、公魚の稚魚放流も、うまく行ったみたいなので、夏から秋にかけては良くなりそう。
ヘラブナ社の取材で印旛沼へ行く。今回のお題は“ヘビーカバーでへら鮒釣りたい“というもの。この時期、印旛沼本湖のヘラは、湖岸にある葦のインサイドのバックウォーターで産卵する。つまり、葦やガマ、さらにはブッシュの奥のキワキワでへらを狙うのである。水深は30-40CMくらいの所。ボートからバスをやっていると、岸沿いにある杭に仕切られた葦際。それの更にインサイドに位置する溜まり状の、バックウォーター部分である。ボートで侵入するには浅すぎてなかなか入れ無いが、帯状の細長いオープンウォーターが存在しているのである。ボトムはかなりのヘドロ状態。へらは葦の茎やブッシュに卵をつけるので、ボトムが少々ヘドロ状態でも入って来る。でも、魚がいつでも居る訳でもなく、ノッコミ時期限定のエリアである。で、地元のヘラマンの情報を頼りに入る場所を決める。3日ほど前まで乗っ込んでいたらしいが、今回はハタキの音は聞こえない。釣り人も殆ど居ないし。はなからヤバイ状態。まー取材日は決まっているわけだし、そうは上手く行くわけが無い。でも、とにかく竿を出す。タックルはヘビー。道糸2号のハリス1.5号。更に針は1本針。普通のヘラ釣りのように2本付けると、魚がカバーの中に突っ込んで行っちゃった時に、もう1本の針が根がかっちゃうので、必然的に1本針なわけである。印旛本湖のヘラって言うと、かなりプレステージの高い代物なのである。新川とか、周りの川系で釣るヘラと、本湖のヘラは格付けが違う。それぐらい難しく、しかも荒々しいヘラなのである。それに、タイミングが合わなければ殆どでこっちゃうって言う所も、一匹の価値を上げているところだろう。で、案の定、この日の釣果は鯉数匹。鮒系の鱗がスレで一枚という結果。しかしめげない。明日はもしかしたらって言うこともあるし。鱗釣れたし。で、翌日も朝一から入釣する。ヤッパリハタキは無い。でも、初日の鱗一枚がギリギリのモチベーションを保つ。昼までに鯉1匹。で、場所移動。そして午後三時過ぎ、初の鮒系が来る。しかし半ベラ。ちょっと見はヘラなのだが、顔が少し変。更に口元は鯉系のちょっと下付き加減のヤツだ。所謂F1個体・・ミックスだ。ヘラの世界では、いくらヘラっぽくても、顔つきがちょっと違うだけでヘラとは認められない。でも、俺的にはちょっと嬉しい。だって鮒系だし。そして夕刻、ウキに動きが出てくる。そして何と、半ベラ3連荘。暗くなるまでやっちゃったわけで、ついにへらの顔を見れずに取材終了。ヘビーカバーで、鯉や半ベラと格闘できただけでも、ちょっと面白かったけど、やっぱり完デコの重みはきっついわけで。来年こそは、印旛本湖のヘラを釣ってみたいわけですよ。
バサーの取材で、旧吉野川へ行く。ネオ田辺道場だ。この時期、旧吉野川へ行くのは初めて。トータルで4回目の釣行。オレ的にはかなり好きな釣り場。バスの個体も良いし、なんと言ってもタイダル系の川という、難しさのオプションもついてくる。何か、自分の一匹を見つけていく感覚で、釣りが成立していく感じがたまらない。現場までの移動も楽。徳島空港から、車で10分も掛からない距離だし。タクシーでレンタルボート屋さんまで行けちゃうくらいだ。朝一、ボート屋さんで状況を聞くと、ここ一週間、スポーン終盤に差し掛かった状態のようで、結構タフな状況らしい。巻物で殆ど釣れてないし。もう少し早く来てくれれば良いのに、なんて言われちゃう。でも、ボート屋さんは、オレにとても期待していることを語ってくれた。なぜかというと、今までの釣行の記事や、映像が、ローカル達にとってとても刺激になっているからだという。あんな釣り方あったの?こんな場所でやるの?っていう新しい風が送り込まれて、お客さんがとても喜んでいるという。そんなこと言われちゃうと、だったらっていう気にもなるけど。でもねー、やってみないとどうなるか全然わかんないし。釣り方はというと・・・これはバサー誌で見て欲しい。いやー、面白かったですよ。やっぱり魚がちゃんと居てくれて、それなりに答えが返ってくる素晴らしい釣り場なわけで。正直、関東の人間も、どんどん行って来たらいい釣り場ですよ。アクセスも簡単だし。今までやってきたバスフィッシングって、ちゃんと通用するのかどうか、自分で確かめに行けばいいわけで。そんな体験をするにはもってこいの場所だと思いますよ。
久々の琵琶湖釣行。プリスポーンのビックフィッシュを狙いに行く。仕事は一切絡めていないし。リール数台と、ルアーを少しだけもって、新幹線移動の旅だ。朝一、青野ダムの徳永君が迎えに来てくれる。今日は、彼のトライトンでの釣り。船を出してすぐの真の浜でちょっとやってみる。BTSのブレイドスピンリグで40cm級が来たが、後が続かない。で、南湖へ移動。でも沖のウィードエリアは打たない。今日のプランはシャロー攻め。人工島入り口のうるさいボート屋さんも無くなっちゃったらしいので、まずは人工島インサイドのシャローから攻めていく。しかし、やれどもやれども魚の気配は伝わってこない。この時期に居ないわけ?まー、何の情報も無く、勝手にやっているので良く分からないのだが、何かしっくり来ない。で、北山田方面のシャローを流し、更にどんどんやりきっていく。それにしても釣れない。ここは良いんじゃないのっていう良いんじゃないのっていうリップラップをやろうが、葦をやろうが、何も起こらないし。一体どうなっているんだ琵琶湖っていう感じ。多分バスもベイトも、沖のウィードエリアで止まっちゃっているのねって確信に至るまで、なんと一日。やり切りのワンフィッシュ。だけど、とても面白かったわけで。久しぶりに自分の目で、琵琶湖のシャローを回ったのがよかったですよ。徳永君、つき合わせちゃってゴメンネ。でも、この作業を経てからじゃないと、オレ的な琵琶湖のスタディーが出来ないわけで。次のステップに進めないわけですよ。
二日目はゲーム部山口君と、彼のハイドラスポーツで出る。とりあえず、前日シャローで完敗しているので、おとなしく彼のブリトロ場へ行く。すぐにブレードスピンで40UPを釣るが、その後は小バスのアタリしかない。しかし、数日前に山口がこのエリアで爆釣したとか力説するので、ラインを変えつつ流しなおす。オレ的には、何をトリガーとしてバスの食い気が出るのか、よく理解していないので、まぁまぁ大人しくやっているのだが、だったらこうだろとも言える要素も持ち合わせてない。状況的に周りが釣れているわけでもなく、かなり厳しい日には違いないだろうが、それにしても難しいわけで。バスが大きく移動するエリアとも思えないし、で、ズルズルやっちゃう。後半、木の浜赤の井エリアに移動するが、やはり小バス。”ビックフィッシュはブリトロだ”にこだわりすぎちゃって、やりすぎちゃった一日になっちゃったわけですよ。うーん。やはり簡単じゃないのですよ。琵琶湖は。
で、三日目.朝から大風。レイクマリーナでは誰もボートを出していないし。宮廣君も自分のマリーナから船を出すのはヤバいと言っているし。無理を押してもちゃんとした釣りは成立しないだろうということで、きっぱりと中止。残念ながら、4月後半のビックフィッシュ狙い釣行はあえなく終了しちゃったわけで。でも、やっぱり、日本に琵琶湖みたいな所が現存してるのって凄いことですよ。アレだけの釣り人と、ボート数を抱えていても、未だに現役。ちゃんと釣りが成立しているわけで、冷静に考えれば、フロリダバス急増のピークは過ぎてきているわけで。今後、スローダウンしていくことは必至だろうけど、それでも日本一のビックフィッシュレイクであることは間違いないわけで。ある意味、特別な場所であるわけですよ。
ヘラを釣りに相模湖へ行く。ヘラブナ社の取材なんだけど、自分的には乗っ込みにうまくはまってちょーだいよと、お願いしちゃうくらいの時期。で、当日は雨。これは頂きなんじゃないのと、朝から盛り上がる。しかし、気温はどんどん下がり、雨は豪雨に変わり、しかも水位はどんどん上昇していく。1時間で10cm以上上昇しているんじゃないのって感覚。底釣りやっているのに、すぐにタナが狂って行っちゃう。この日、お世話になった天狗岩のボート屋さんは、周りも釣れていないし、心配して何度も見に来てくれる。昼過ぎに移動を決意。なんと秋山川を後にし、本流をどんどん上がり、大曲と呼ばれる場所まで行く。それにしても、初めて乗ったけど、テントつきの和船って凄い。これだけの豪雨をものともしない。船の中に全然水が溜まらないし、体も全く濡れないし。後ろに竿掛け付けて振り込むヘラブナ釣だから出来るけど、キャスティング仕様にはなりえない。今までバスをやりながら、あのテント船を見ていたけど、中は結構広々してるし、だからアレなのねって実感してしまう。で、上流部では流れと格闘。ウキはガンガン流されちゃうし。それでもアタリはとれる。でも、釣れてくるのはハヤとニゴイばっかりだし。そして初日はデコって終了。二日目は、いつもバスで使わせてもらってる柴田ボートから出船。っていってもちょこっと移動の天水ワンドでやる。この日も豪雨。水位も上昇。しかし、諦めかけた昼頃、待望の一枚目がくる。40cmには届かないが、見事な良いヘラだ。この一枚目があるから、やっぱり釣りはやめられない。だって凄く嬉しいのは本音だし。その後、沖にある波除の竹群の下に良いヘラが居て、宙釣りで釣れるよってことで移動。これまた見事なプリプリの相模ベラを釣って、めでたく取材終了。この日、柴田ボートではバスも結構釣れていたみたいで、朝の豪雨のときなんかスピナーベイトとバズベイトで連発しちゃったらしい。最近思うのだが、こういったクリアー系、ハイプレッシャーレイクでは、やっぱり天候がとっても重要ですよ。普通じゃない状況。この辺がキーとなっているのは確かなわけで。現場に行って体験するのが一番上達への近道なんですよ。
ゴーフォーイットの取材で、長野県野尻湖へ行く。野尻湖での取材は本当に久しぶり。7~8年ぶりなんじゃないのって感じ。最後に行った時には俺の手には負えないんじゃないの感が強く、ヤバイ釣りに突入しなくちゃならないんだったら、ってある意味ヒキ気味になっちゃていたレイクだ。で、何でここでゴーフォーなのかというと、一番の理由は長野のリリ禁。でも、その経済効果と、地元の努力があって、許可レイクとして認可された事が大きい。こうしたレイクを応援していくことで、少しでも力になれたらと思うのは当然なわけで。少し怖いけど、とにかくやってみようと思ったわけだ。
で、今年からノリーズのプロスタッフになった金子君が野尻に詳しいということで、状態をきいてみたところ、かなり難しいけど、釣り方をあわせていけば、何とか魚は手に出来ますよとのこと。で、どんな釣り方って聞くと、”エコギアストレートのマス針がけストレートただ引き”ときた。うーん。今のオレには手が出しにくい代物。やっぱりヤバいんじゃないの。当日ぼーとやさんに聞くと、”ミノドラが良いですよー”って答え。えっ?ミノドラって?なんとここでは、小型シャッド系などをドラッキングして行く釣り方を、ミノドラと言っているらしい。それくらいメジャーな釣り方だそうで、ドラッキングをしてジャークを繰り返していると腕が痛くなって大変だとか・・・キてますよ。で、これまたオレには手が出せない代物。オレが泣きながらドラッキングをしている姿を皆が見たら・・・やばすぎるでしょ。そんなかんだで、どうにか魚を手に出来る釣り方は、俺の中では不可に近い状態からスタート。その内容はゴーフォーイットでしっかり見てください。それにしてもあんな展開ってあったわけで。オレだって思っても見なかったですよ。でも、面白いですよ。バスフィッシングって。この魚の持つポテンシャルは半端じゃないわけで。ゲームフィッシュの多さまであることは間違いないわけですね。野尻のスモールも、やっぱりちゃんとしたスモールマウスの姿を忘れていなかったことも、身をもって確認できたし、ホント行って良かったですよ、野尻湖。それと、今回めぐり合ったフィッシャーマン。オレとしては本当に嬉しかったし、感謝していますよ。彼の持つロッドが緑色だったと分かった瞬間。居るじゃない。伝わるじゃないって、内心嬉しかったわけで。勿論、あの三本だけのセッティングって、少々やりすぎな感も否めないけど、彼はその段階を、この後、越えていくのはとうぜんだし。そこを通過していくからこそ、目指せるものが見えてくるはずだし。そんな彼の姿が、番組を見てくれた皆に、インパクトを与えたんじゃないかなって思いますよ。
千葉県大原港へ、マダイ釣りに行く。シマノ発、スーパーゲームフィッシャーマンへの道において、主軸となるべき釣り場の第一歩である。現在の船釣りにおいて(他の釣り分野でも同じだが)ルアー釣りとエサ釣りの変な部分での区分は大きい。ルアーはスポーティーだが、エサはそうでないみたいな見方。特に、バスやトラウト、オーシャンルアーから入ってきた若い人間達において、エサを使うという抵抗感がはっきりと存在している。果たして、ルアーはゲーム性が高く、エサを使うとそうでもなくなってしまうのだろうか。はっきり言ってそんなことはない。ヘラ釣りだってエサを使うし、船釣りにおいても、イケてる魚たちは沢山居る。要はそれぞれの魚と、どう向かい合うかが釣りにおいて重要なことであり、それぞれの釣りには様々な楽しみが存在している。そうした釣りの根本的な面白さを追求し、そこに存在するゲーム性を前面に打ち出して行こうよ。というのが今回の一大プロジェクト。どんな釣りにおいても自らのスタイルを追及できるようなスーパーゲームフィッシャーマンを目指そうよというスタンスである。まさにつりそのものの、存在意識をルアーもエサも無く、しっかりと見つめなおして行くためのとてもいい機会なのである。そんな中、近年大原で一大ムーブメントを起こしつつある、鯛釣りの話が飛び込んできた。オレ自身、子供の頃からオヤジと一緒に、東京湾でテンヤを使ったシャクリ釣りをやって育ってきたので、鯛釣りが面白いのを知っている。しかし今回の釣りは、今までのシャクリ真鯛を遥かにしのぐ方向性が含まれている。今までは、テンヤを下につけて、そのテンヤだけじゃ潮に流されまくっちゃうので途中に中オモリをつけてしゃくっていた釣りか、もしくは道糸にいくつものカミツブシオモリをつけて、ライン全体を沈めて、その先にカブラやテンヤをつけて釣っていたビシマ釣りが、今やこの釣りに急激に偏向してきているという事実。その真意を知るべく、発祥の地である本場大原へと出かけたわけである。その釣りの名称は一つテンヤ。メインタックルはとても繊細なスピニングロッドと、ステラ2000~3000番クラスのスピニングリール。そしてPE0.6~1.0号、更にリーダー10から12lbといったスーパーライトタックルだ。そして、このタックルだからこそ、しっかりと入れ込めるライトテンヤを使っての釣り。エサには普通に売っている冷凍エビ。入手困難な活けエビじゃなくても釣れちゃうって所も凄い。このタックルで3kg~5kgというデカイ鯛が掛かったらどうなっちゃうのっていうのも興味深いし。で、初日。午後1時発の午後船に乗る。船は一つテンヤを積極的に取り入れている新幸丸。この船の特徴は、8~10号のカブラを使った、水深40~60mのややディープの釣り。エリアに着くとシーアンカーを入れて、エンジンを切って潮に流していく。まず最初戸惑うのが、このライトテンヤで、しっかりと底取りをして、そしてエサ取り達にやられちゃう前にアタリを取っていく事。新幸丸で教わっていったのは、着底後潮で吹き上がって行くときにでるアタリを、しっかりと合わせていくというスタイルの釣り。それにしても色んな魚たちが釣れてくる。さすがに真鯛はそうそう釣れないみたいだが、ハナダイやホウボウといったちゃんと引いてくれる魚も来る。確かにライトテンヤでの釣りは面白かった。スーパービックマダイこそ釣れなかったが、ちゃんと真鯛も混じったし、引きも十分楽しめた。後は自分なりにどう攻め込んでいくのかを見せつけていければ、より充実した釣りになって行くはず。なんかやり甲斐のある釣りだし、なんと言っても一匹の価値を語りやすい。オレ的な真鯛釣りっていうのもいい。
二日目は、一つテンヤの元祖とも言われるき栄丸。船としてのスタイルは、30~40mのシャローを中心に鰯などのベイト探しつつ5空号のライト系テンヤを入れて行く釣りだという。船長からの最初のアドバイスは、大き目のストロークを使ったリフト&フォールを主体とした釣りがいいとの事。ラインに出るフォール時のアタリを見逃すなという正に俺の好きなタイプの釣り。いいじゃないですか。まるでジグヘッドを湖の中で自在に操る感覚ですよ。バスにしろ、ロックフィッシュにしろ、こうした釣りはバッチリとやりこんでいるから水深がやや深くなってきてもイメージはつかめるし、ラインが細いぶん、タナも取りきれるし。この日はシマノのインストラクター永井さんも付き合ってくれたので、自分がどんなペースで真鯛を釣っているのかも良く分かったし。何だか、いいリズムが随分つかめてきた感じ。この釣り、今後全国的なブームを呼びそうな予感。タックルの進化による新しいスタイルの日本伝統釣法。やっぱりテンヤの釣りって、ただ魚が釣れるって言うことだけでなく、釣りとしてしっかりとした存在感を持ち合わせてきたからこそ、続いてきた釣りなんだなと、つくづく感じた大原の真鯛釣りだったわけですよ。
北海道小樽の沖提で行われるパワーオーシャンカップへ行く。今期初めての、北海道ロックフィッシュである。土曜日の夕方入りして、北海道のプロスタッフ達と飯を食べる。最近の北海道の釣りの流れや、ロックフィッシュの盛り上がり度など、色んな話が聞けて楽しい。それにしてもみんな良い釣りしてるわけで、冬場の海アメやサクラマス、さらには鮭も釣っちゃったり、勿論ビックアイナメ、ビックソイの話しも絶えない。
朝一、風の状態で、沖提へ渡れるかどうかの判断から。まずは沖提の状態を見に行く。一本の堤防は、波が時折来るが、真ん中のは全然大丈夫そうだ。で、とりあえずスタート準備を告げる。みんなやる気満々。小樽沖提は適度に釣れて、大会としては何とかなるはずと安心してみていたが、朝一のスタート以来、釣れてこない。やばいのかと思っていると、一時間経ってようやくポツリポツリと釣れだす。みんな今日の状況にアジャストしてきてる様子。探る層や、使うリグ、そしてワーム。最近のみんなのレベルを物語るように、色んな釣りをやれるようになってきている。釣れている人間の感じを見ていると、どうやらアイナメは小さめの小魚を捕食している様子。それもボトムベッタリで食っている。普通、ベイトフィッシュ捕食パターンの場合、浮いていることが多いのだが、今回は違う。で、だからと言って、エビカニ系ルアーではイマイチのよう。オレはちょっとアクアでガヤを釣ってみたくなり、バグアンツの手だけをジグヘッドにつけてやってみる。正に入れ食いだし。北海道のみんなは、普段ガヤ(エゾメバル)を殆ど相手にしていない。でも、今回はガヤもキープの対象にしているので、釣れるとしっかり計測して、ちゃんとキープしている。正に一匹の価値を伝えるには良い機会。だって関東だったら20cmのメバル釣れれば上等だし。今後のことを考えると、やっぱり必要な魚なんですよ。いくら北海道でも。この日、ガヤも混じったウェイインもかなり居た。ここまでの人数がウェイインできたのは、ガヤのお陰ともいえる。上位は勿論、ビックアイナメを釣った人間なのだが、ある意味、今まで行ってこなかったサイズリミットの縮小により、対象魚を増やせたということは、良かったことだと思う。多分次回からはガヤ専用タックルも登場して、リミットメイクしてから大型狙いとかの作戦も立てられてくるんじゃないかと思うし。やっぱり魚あってのトーナメント。魚あっての釣りなんだと思うわけですよ。
ルアーマガジンの取材で高滝ダムへ行く。伝えるべき内容は、ネストの魚を出来るだけ釣らないよう、そうじゃなくとも釣れる釣りにトライしていこうよ、というもの。確かに、現状メディアに出ている人間で、そうした事をはっきりと口に出来る人間は少ない。なぜなら大半の人間が取材もやっているため。もしそうしたことを大々的に伝えていこうとすると、試合中に目の前の魚を釣れなくなってしまう。はなから不利な状況になってしまうのは目に見えている。だったら触るのは止めておこうと。当然そうなってしまうだろう。もしオレが逆の立場だったら、ここまで言い切れないかもしれない。幸いにも、現在試合に出ているわけではないので、言える立場の俺が、そうしたことを一般のアングラーに伝えていこうと。取材で目の前のビックフィッシュを釣れないかもしれないけど、それくらいはいくらでもリカバー出来るし。その為にとことんハードベイトゲームを突き詰めてきているわけだし。でも、だからといって、ある意味こうした部分をクローズアップしていくと、混ざる可能性があるなら釣りするなとか、試合では釣ってもいいのかとか、全体の流れを全く無視して、極論で訴えてくる人間も居る。はっきり言って論議をしようとしているわけではないし、オレ的に少しでも多くの一般アングラーが、バスを守りながら釣りをしていこうとする気持ちを持ち合わせて欲しいと願っているわけだ。そうした内容を伝えることはとても難しい。でも、だからと言って、触らなければ何も起こらない。こうした記事がきっかけで、今後試合においても開催時期を慎重に決めていくことになる日が近くあるかもしれないし、レイクを取り巻いて生活をしているボート屋さんなどの口からも、そうした事がどんどん前に押し出されるようになって来るだろうし。バスによって生活しているメディアやメーカーもしっかり気にしてくるだろうし。魚あってこその釣りなわけで。その為にやらなきゃならないことは、まだまだ沢山あるわけなんですよ。
琵琶湖へ出撃。目的はトップウォーターの釣り。だってやりたいし。ということで、完全プライベート釣行。1日目はゲーム部山口君と。プロスタッフ黒須君のトライトンを借りて湖に出る。まずはなんとなく木の浜から流して、赤の井方面に向かう。狙う水深も良く分からないから、良さそうなエリアを縦に切る。そうこうして一時間。レイダウンミノー110と、ジュピタで、ある種のウィード周りというか、ハードボトムの盛り上がりに集中していることが判明。これってスポーニングエリアのピンスポット周りなのねっと、意外にあっさり現状が分かる。それからは、山口と二人で、けっこう沢山のバスを釣る。ドピーカンなのに、レイダウン110フローティングのトゥイッチ&ステイにガブッと出てくる。面白がってやっていると、段々風が出てきて難しくなってきたので、シャロークランクベイトにチェンジだ。来期予定の、オレ的バルサクランク「スウィーティー」が好調。リップ違いのプロトで、ウィードの抜けをテストしつつ、楽しく釣って終了。やっぱり琵琶湖のウィード攻略は面白い。それにしても黒須のTR-21は良い船だ。全開で80マイルメーター振り切っちゃうし。浮き浮きロールだし。バスボートって感じが良い。正に名艇っていうのはこのことか。
2日目、プロスタッフ宮廣の船で出る。最近良い感じで魚を見つけているらしい。朝一はドシャロー。ジュピタにスーパービックフィッシュが出るが乗らないし。宮廣はレイダウン110プロップでナイス40UP。そして、この後展開はどんどんやばくなる。宮廣とオレで、50UP、55UP何本釣っちゃうのっていう展開。勿論、40UPは普通に出てくる。完全にスポットと地合が一致している。はっきり言ってトップでこんなデカイバスがガンガン出てきたのって初めてかも。主役はレイダウン110プロップ。ジュバっと強めに引いてストップ。今回使ったロッドはレギュラーの660H。アルデバランにパワープロのPE3号。リーダーはナイロン20lb。強めのショートジャークもやりやすいし、ウィードの中からバス出せるし。かなりいけてるセッティングでしたよ。それにしても、宮廣エリアは凄いポテンシャルだったなと。よく見つけてきますよ。チビが来ないで来ればスーパービックフィッシュ。地合がずれれば何にも無いし。正にビックフィッシュが陣取ってスポーンしたスポットの周りですよ。この日、思い出深かったのは、そんな場所で、まだ残っている後期の小型バスのネストの上に、マーカーブイまで打って、必至でシェイクしていたボートの姿。こんな良い釣り出来るエリアで、どうしてそうなんだ。もったいないだろうと。琵琶湖に浮けてるのにもったいない。それだけ凄いレイクなのに。
またまた大原へ、一つテンヤマダイをやりに行く。メンバーは、シマノの船ロッド開発チームと広報担当。そしてカメラマン。それにしても一体何本ロッド持ってくれば気が済むのっていうくらい、凄いプロトの数。でも分かるよね。その気持ち。船宿によって、流し方も、水深選びも一定じゃないし、それぞれのスタイルにアジャストさせてタックルをセッティングしなくちゃならないし。バスで言えば、ジグヘッドロッドのプロトを10本ももって釣りに行くって感じですかね。まぁ、本人達も十分面白がっているはずなんだろうけど。ある意味、スペックで売ろうとしている(っていうか売りが成立する)バスロッドの世界より、パイオニアとしての試行錯誤から生まれてくるロッドのほうが魅力的だよね。図面でロッド作って売れるパーツつけて、能書き並べりゃ成立しちゃう世界ってどうなんだろうと。やっぱりロッド作るなら釣りしようよと。でも、俺が使うロッドは前回釣りしたロッド。だってもっと知りたいし。二日や三日使って分かるわけないし。次はこんな調子使ってみたいとか、長さはこうだとか。で、この日なんと、2.5kgのマダイとファイト。良い感じですよ。怖いくらいの引きと、ライトタックルのバランス。人の作ったロッドほど不安なものはないし。で、見事ランディング。ある意味嬉しい。やるねーこのブランクス。でもリールシートと、グリップレングスはこれくらいが良いなーって感じになっちゃうけど。
次の日の朝一船でも、マダイは続くわけで。キロオーバーを数匹釣って、更にこの釣りが好きになる。やっぱりマダイって良いヒキなわけで、青物とも、底物とも違う、硬いだけじゃない引き。食味だったり、めでたいとかだったり、マダイの評価って一般的にはドメジャーだけど、釣りの対象魚としても、その引きの評価は、オレ的に高いわけですよ。それにしても、常に動かし、落とし、誘うテンヤの釣りって、やっぱり面白いよね。
ヘラブナ社の取材で、山中湖へ行く。オレとしては、山中湖に一回もヘラ釣りに行ってないし。兎に角やらしてよって言う感じ。ウェブでチェックすると(オレだってたまにはそんなこともする)何やらレイク荘ってとこの釣れっぷりが良い。しかも本湖に一番近い船宿だし。ここでしょってことで行って見る。衝いたのは6時頃。なんだかみんな、兎に角行っちゃってる感じ。船宿の人は居ないし。で、待つこと三十分。引船から帰ってきたのはおねーさん。えっ、こんな感じなの?はっきり言ってあせる。そして、待ち組み5,6艇で釣り場へ引いてもらう。途中、後ろのお客さんを降ろしてから、ここでいい?と止めてもらったのは、シャローフラットの張り出し先端。ここがね、5m、ここ4m、ここ3mと、魚探見ながら舟の付け位置を支持してくれる。”ここは18尺でやってよね。みざおはそこ打って。あっ、あたしが打つから。”キてますよ。完全に仕切られてる感じが何かフレッシュ。やっぱりそうこなくっちゃね。で、文句は1%も無いオレ。逆に早くやってみたい。どうなんだと。初日、ヘラは釣れず、コイと半ベラが迎えてくれた。エサもタナも良く分からないし。で終了。2日目。おねーさんに連れられて、かなり遠くまで行く。この辺いい感じだから。っと降ろされる。みざおは言い訳無用で、自分で打つ。そして、開始から15分。いきなりヘラの気配と共に、40UPが来る。そして連荘で3枚。取材だけに、この3枚は嬉しいし。その後アタリは消えたが、おねーさんが通る度に話しかけてくれる。釣れたことを本当に喜んでくれる。これですよ。この船宿が釣れてる理由は。いい世界が存在していたわけで、釣りはこうでなくっちゃ。で、その後、昼前からガンガン釣れだして、いいやつばっかり16枚。山中湖の凄さを知ったわけで。帰りはセンターフィールドの中原のところにちょっと顔出して、山中湖バス釣れてますよの話を聞いて、帰ってきたわけですよ。
バサーの取材で、南紀二津野ダムへ行く。このエリアのレイクは、オレにとって特別な場所。何故かっていうと、居るだけで気持ちの良いロケーションの場所が揃っているからだ。日本中の色々な場所に、バスを求めて行っているが、この地域のように山深く、それで居てトロンとした空気を持ち合わせている場所は少ない。春夏秋冬、何時の季節でも、そんな感覚を受けるのが不思議なくらい。合川、七川、二津野、風屋、七色、池原。魚のクオリティーや、ロケーションもそれぞれ違ったものを持ち合わせているのだが、空気は似ている。この地でバスを釣っているというだけで、なんだか嬉しい気分になってしまう場所なのである。特に今回の二津野ダムは、十津川温泉と一緒の場所なので泊まりも最高。なんと言っても、どこに宿泊しても全泉掛け流し(村の規定なのだという)なのが良い。オレにとってこの掛け流しっていうのは重要な部分。浄化剤が入っていない、ちゃんとした温泉に入れる場所って少ないからね。それも、釣り場と一緒になった場所はそうは無い。更に食べ物も最高。特に十津川産しめじはでっかくて香りも良いし、ビックリするくらいウマイ。そんなもんで、いくら取材といったって、行くだけで嬉しがってる二津野ダムなわけで。更に魚の釣れ具合はというと、バサー誌でチェックしてもらえれば分かると思うが、かなり楽しい。なんと言ってもこのレイク、上流の風屋ダムからの下層の水を引いているので、水が二層に分かれていて、この春の季節は、完全なシャロー型レイクとなっている。プランクトン、ベイトともに上層の温かい水に居るので、バスのレンジも当然上。今回初めて気が付いたことなんだけど、そういうことだったのねって感じだ。で、このクリアーウォーターなわけなので、水面系ルアーがとっても効いた。特にレイダウン110プロップ、ビハドウ、そしてトレジュ。バス自体まぁまぁスレていて、ファットフラットのピクピクでさえ見切ってしまうくらいなのに。この手の細身のトップウォーターにはとても弱い。水面で、ルアーの力の出し入れをしているだけで、しっかりと良い魚が、手に出来ちゃうわけで。その辺の攻め具合は、バサーを読んで理解しちゃってくださいよ。
シマノの”スーパーゲームフィッシャーマンを求めて”企画で、三浦半島、松輪港へカワハギ釣りに行く。はっきり言って、オレ的には、このカワハギ釣りはどう面白さを伝えていいか、分からなかったジャンルの釣り。でも、どんな釣りからも、どう魚と向かい合うかを見つけていく、スーパーゲームフィッシャーマン的見地から言うと、避けては通れない道。その昔、今から10年以上前に、2回ほどカワハギ船に乗ったことがあるが、イメージ的には叩いたり、弛ましたり、仕掛けに色々と工夫してとにかく数を釣っていく釣りって感じだったので、出会い感動系のオレとしては、ちょっと引き気味だったっていうのが正直な話。で、今回は、現在のカワハギ釣りをシマノのカワハギインストラクターの飯田さんていう人と一緒にやってみて、キテる部分を探り出してみようよって言う釣行。シマノの広報、船ロッド開発部隊も加わっての釣りだったのだが、もの凄いロッドの本数にちょっと戸惑う。ところが、飯田さんの最初の言葉ですっかりすっきり。”仕掛けはこれだけで良いです。”と取り出したのは、25号オモリが下に付いた、3本針のただの胴付き仕掛け。色々、上に付けたり、飾り付けたりしなくても全然良いと言う。それよりも基本は中層で、この仕掛けをダイレクトに吊るして、そこで食いアタリを出していけば良いよと言う。その為に、これらのロッドがあるんだという。アタリを取って、ちゃんとアワせていく釣り。勿論、弛ませて、吸い込ませて釣っちゃうぞっていう釣りも、考え方としてはアリなのだけれど、それよりも中層で釣りきれる釣りをしっかり身に付ければ、食いが少々渋くなろうが、何とか釣りきれるという。いつの間にかエサ無いしとか、張ったら掛かってたとか、飲み込まれちゃったとか、フラストレーションと隣り合わせの数釣りじゃなくて良いわけね。ということで、まずはスッキリ出来ちゃったわけなのですよ。だったら追っかけちゃうからね、そこんところ。ってことで、この日はロッドを替えたり、針を替えたりして、オレなりに色んなことを吸収して言った釣りだったわけですよ。釣果的にも、終わってみれば皆ビックリっていう感じになっちゃったわけで。数を釣る為にやるっていうより、プロセスを追いかけて行くことによって、釣果は後から付いてきたっていうことだったわけで。そこんところはバスでもヘラでも一緒だし。後はどこの部分で決まったぜって満足できるかを、自然に感じられるようになるかってことなんだろうなと。
宅配のめがね屋さん主催の大会に顔を出す為に、山中湖へ行く。朝からの出場は、色々有りすぎでやりきれないので、ウェイイン前にいくよってことで、11時ごろ現場に到着。桟橋にはオリモトの姿が。もう帰ってきたのと聞くと、もう揃えちゃったし、まぁまぁデカイしOKだと言う。凄いなそれって聞くと、センターフィールドの中原の船で一緒に釣りしていたらしい。で、二人ともとっとこ揃えちゃって。中原は、今度はMCの女の子を連れて出て行ったらしい。あっという間に二人で揃えちゃう中原も結構なもんだが、朝から中原の連れて行ってくれた場所で、朝の一投目にジグヘッド投げたら、中層で止めちゃってて、アワセたら今日一番デカイ魚でしたなんて言ってるし。この男、バスをナメてるのか?!この日、目の前でバスの放流が行われており、漁業組合長と話をすることが出来た。何でもダウンタウンの撮影が近々あるので、それに間に合わせたと言う。勿論、放映後の山中湖に落ちる経済効果を考えた上である。”すごいじゃないですか。ちゃんとセッティングするなんて。”ってオレが言うと。でも放映が夏休み後なので、ちょっと残念なんですよって返事が返ってきた。もっと子供達とか、たくさん山中湖に来て欲しいんですよねって言っている。オレ的にちょっと感動してしまう。現在、山中湖はかなり上手く回っている。冬はワカサギ。春から秋はバス。ヘラブナも人を集めているし。漁業組合の積極的な方向性が目に見えてる。この日、大会でウェイインされた魚のうち、8割以上は放流の魚だ。前回ものなのだろうが、口元に皆傷がある。でも、もし放流がなされていなければ、これだけ皆が魚を釣ってくることは出来なかったわけだ。勿論、釣れている情報が無ければ地上波だって入ってこない。確かに、地元の中原でさえも、よく言っているが、ネイティブに価値観を見出してしまうのがバスフィッシャーマン。でも、放流が出来る環境にあるレイクであるならば、放流魚って大事なわけで。大切に扱わなければいけない魚だとも言える。移動の際も、口元が割れないようにしてやることも重要だし、釣り人側も、何だ放流かって言うんじゃなく、そこに未来のバスの価値観を持ち合わせなくては行けない時期に来ているようにも思える。いずれにせよ、この山中湖が、バスにとってキーレイクの一つであることには間違いないわけで、頑張って欲しいわけなのである。
ノリーズ、爆釣チャンネルのダブルタイトルを西湖で行った。候補地はいろいろあったのだが、ソフトルアー禁止になってしまった西湖で、ハードルアーオンリーの大会をやろうよってことで決定。それも、スモラバ、ポークとかは無しにして、純粋にハードだけで、どんな感じになるのか見てみようと。色々データが出れば、ボート屋さんの参考にもなるし、皆にも突破口が見つかるかもしれない。今後、西湖だったり、河口湖や、芦ノ湖なんかも、日本を代表するバスレイクとして盛り上がっていって欲しいし。ワームが使えないだけで引いちゃうようなバス釣りじゃなく、とにかく何かの物体にして、水中に漂わせておけば食ってくるよなんていうバス釣りでもなく、定められたルールの中でも、ちゃんとしたバスフィッシングがみんなできるようになって欲しい。確かに、ハードルアーを上手く使い分けるのは簡単じゃないし。プレッシャーの掛かった釣り場で、たくさん釣れるなんて日も少ない。でも、納得の行く1本を目指すことによって、成立してくるバスフィッシングは、永久的であるし、そこにはクォリティが存在する。だからこその西湖だったわけで、朝イチ、集まってくれたアングラー達はみんな、変にやる気マンマン。だよね。だってどんな展開が起こるかわかんないし。いきなりトップでガバッとビックフィッシュかもしれないしね。みんながスタートしてから、オレもセッティングを終わらして釣りを始める。トップから、ジャカやワサビーまで総動員してやっていくが、たまに子供店長が、ワサビーにぶら下がって来るぞってかんじ。ベイトも殆ど見えないし。どうやら、やはりの予想でタフっぽい。雨でも降ってりゃ別なんだろうけど、まぁまぁ良い天気だし。それでも何人かは、魚を手にしている様子。釣っている人間の話を聞くと、ビハドウや、朝プロトのトレジュをゲットできた人がトップで釣れたという。更にジャカブレイドや、インザベイトでポツポツ。サイズはイマイチらしい。スピナーベイトや、クランク、バズベイトなんかは不発らしい。そりゃ、これだけ穏やかなんだからしょうがないし。で、ウェイイン。みんな一匹が多かったけど、どうにか1/4程の人間が釣ってきてくれてるし。ある意味、残った100人近くがデコっちゃったぜ、とも言えるのだが。表彰式で、お立ち台のワンツーは驚くべき釣りを展開。一位はなんと、みんなビックリのディープクランク。しかも4mだっていうし。確かにアリですよ。それも、ナナメに延びた沖のロープにヒラ打たせながら釣ったって言うんだから、たいしたものですよ。きまくりでブッチギリの優勝。2位はこれまた、ワサビー18gで中層ジギングときた。ヒメマスの群れ狙いでキャスト&ジャーク。やりますねー。これもありですよね。言われて見て、アッと思った人間も多く居たと思うけど、オレも同類。ディープクランクも、ワサビーの中層も、自分のコマの奥深くにあった夏のクリアレイクのパターンだったけど、今回全く試していないし。それに、沖のロープを利用したり、ワサビーをヒメマスへのキャストなんていう的を射た攻めには参りましたよって感じ。でもよかったですよ。まだまだ色んな可能性があるんだって言うことを感じることが出来て。それにしてもトレジュの釣れっぷりは凄かったですね。本来ならダブタイ前に発売だったのに遅れちゃってゴメンネ。当日貰えなかった人間には、申し訳ないと思っていますよ。当日、遠くから参加してくれたみんな、ありがとう。プロスタッフ達もありがとう。そして、いつもの顔ブレのみんな、さらには新規ででてくれたみんな、ありがとう。来年は更に盛り上がるようにオレも頑張りますんで、またヨロシクね。
ヘラブナ社の取材で伊豆の一碧湖へ行く。たまにはのんびりと、良い型揃いの一碧湖の美ベラを釣りたいっていう企画。何時も本当に釣れるの?なんてヘビーな取材なんで、とりあえず息抜きも兼ねて、魚が多い釣り場でも行こうよと。前回言ったのは11月の冬前。底釣りですごいヘラばっかり来た思い出がある。今回は宙釣りをやろうと、タックルをセットする。竿は短めでいいみたいで、10~13尺くらいで十分だと言う。久々の深宙。気が付いてみれば、今年初めての深宙だし。いつも底釣り。もしくは一本半の宙とか。ホ先の近くまでウキ上げて、宙釣りしてないし。初日はゆっくり出て行ったので、開始は10時ごろ。それでも夕方までに10枚以上釣れる。二日目は朝イチから。やっぱりこじんまりとして、風にも強い一碧湖は気持ちいい。で、食いはもの凄いわけじゃないんだけど、セッティングをいろいろと替えて、なんとかコンスタントに40枚以上釣る。ただ、ちょっと残念なのは、40cm近い大型のヘラが来ても、みんな尻尾が丸くなっちゃっていること。みんな釣った魚をフラシに入れるので、ヒレがボロボロになっちゃってるのである。確かに、大会をやるにはフラシが無いとどうしようもない。でも、これだけのいい魚が育つ水を持ち合わせた湖なので、もったいないのは確か。山中湖では、クリーニングバッグを改良した、ソフトタイプのフラシが流行し始めているが、正にそんなスタイルの方向性が、このレイクにもあって欲しいとつくづく思った。
ゴーフォーイットの収録で霞ヶ浦へ行く。ニュートライトンの走りも皆に見せたいし。簡単じゃないのは分かっているけど、どうにかしちゃうからってことでV6マリンから出発。ところが朝からスゴイ風。これ幸いと、走りのシーンなんか撮ってみちゃう。やっぱり波がある中でのバスボートの走りがみんな好きだろうし。っていうかオレが好きなだけかも知れないけど。で、とにかく釣りが可能そうな与田浦へゴー。水門くぐって、アイドリング走行でちょっとめんどくさいんだけど、頑張って行く。与田浦って浅いし、プアだし、どうなんだって言う感じなんだけど、しっかりデカイ魚も居る。小場所って言ってしまえばそれまでなのだが、そこには与田浦なりの、味のある釣りがあるんですよ。で、詳しくは番組で見ていって欲しいんだけど、なんとなく小さくまとまっちゃった感のある初日与田浦編から、Day2は霞ヶ浦勝負。いやーよかったですよ。得意のジュピタが決めてくれたんで、ベジテーションウッドプラグの中でも最強のジュピタ。最近すごい活躍なわけで。正に強さのゲームが展開できる最高のルアーですよ。ということで、がっちりきまったゴーフォー。今年はある意味絶好調なわけで、いつもこんな風に行ってくれれば良いんですけどね。
北浦にあるバス釣堀、富士見池へ行く。目的は、玉大付属目黒学園の中高、アウトドアー部の部員にバス釣りセミナーをするため。なんとこのアウトドアー部、ほぼ釣り部かっていうくらい、みんな釣りが好きみたい。っていうか、担当の先生が釣り好きなわけで。部活は色んな所に釣りに行っているみたい。でも、バス釣りは殆どしていないという。どちらかというと、防波堤や岸からのえさ釣りだという。オレからすると、彼らの好みはルアー釣りなんじゃないのなんて思ってしまうが、昔とはちょっと様子が違うみたい。そんなもんで、ほぼバスを触ったこともないっていう学生達を相手に、とりあえず富士見池でバスっていう魚を釣ってもらおうということになったわけで。部員数十人を引き連れて、池を占拠する。助っ人にはV6奥村を呼ぶ。オレ1人じゃやり切れないしね。まずは定番といわれる、3inバグアンツ5gテキサスを皆にやってもらう。勿論、ほぼ全員スピニングタックル。とりあえず、投げ方、動かし方、あわせ方なんて教えてみて、各自勝手にやってもらう。しかし、というかやっぱりか、というかみんなアタリまではもらえるが、アワセがきまらない。まー、テキサスリグだからね。だからってジグヘッドむき出しリグだと根がかっちゃうだろうし。困ったななんと思っていると、先生達の用意したシンカーやフックの塊の中から、ウォーターグレムリンのスプリットショットのパッケージを発見。これかなと思い、一人の学生のリグをスプリット仕様に変更。ワームはバグアンツのまんま。すると一分もしないうちに、その学生は初バスとご対面。更に、あれよあれとと釣りまくり、あっという間に5.6本釣り上げる。これはと、皆を集め、スプリットショットリグに変更させる。もちろん先生のリグも。それからが凄かったわけで。デコだった子も、オレと奥村が付きっ切りで指導してデコ脱出したし。みんなガンガン釣ったわけですよ。はっきり言って、一般で入場していた人たちが、ダウンショット、ノーシンカーイモグラブなんかで釣っていたより、ルアー初めての学生の方が釣っちゃっているんじゃないのって勢い。ある意味忘れかけていたりグ。俺も使ってみて、その釣れっぷりを再認識したわけで。だってスモールシンカーで沈めたノーシンカーなわけなんだから。しかも、タテもヨコも引けちゃうわけだからつれますわな。午後からは、ハードベイトで頑張って釣り続けちゃう学生も居て、いい感じで進行。オレ的にはもちろん、一匹の価値や、ハードベイトでのつりの話もしたし。みんな喜んで帰っていった一日でしたよ。一番夢中になって楽しんでいたのは、担当の先生と、体操の先生だったけどね。
岡山県にある、プロショップビックワンの大会にゲスト参加するため、旭川ダムへ行く。なんと、オレとしてはボートでやるのは初めてのレイク。シーズン中はかなりの数のトーナメントも開かれていて、この地では、メジャー中のメジャーレイク。上流域にはレンタルボート屋さんもあり、何で今までやりにこなかったんだって所だ。車でレイクに沿って走っていると、見た目まんまの川の様なレイク。かなり特徴的な場所だ。当日はビックワンの息子さんも同船しての釣行。禁止エリアだったり、スローダウンエリアがかなり複雑に存在しているので、一緒に乗ったほうが良いよってことで釣りをしていく。スタートと同時に、かなりのボートが上流へ向かっていく。このシーズンで川型レイクといえば、流れのある上流はお約束だもんね。で、オレは下流へゆっくり進む。狙いの魚は、ベイトがらみのディープダイバーフィッシュ。トリプルフル投げまくっちゃうから根って感じだ。スタートしてすぐにベイトの反応が出始めてきたので、とりあえず沖目のフラット部中心にトリプルフルで流していく。なんとすぐにバイト。でも、ハスだし。しかもダブルストライクしてるし。これってもの凄い量のハスが居るんじゃないの?ってことはビックフィッシュありだろうと、開始早々から投げっぱなしの展開になる。下りながらみんなの動向を見ていると、やっぱりフラットサイドが岸によって、岩がごろごろしているような流れの当たるエリアに固まっている。一級エリアは人が多くて投げきらないので、ベイトの有無だけを探してやっていくが、バイトは無い。途中シャローにベイトを目視できたので、トレジュで水面を攻める。するとなんとこれが”ハス”に大当たり。ハスに続くハス。一体何匹釣れてきちゃうのっていう感じで、トレジュにガンガン出てきちゃう。オレ的にこんな感じって初めてだし。トレジュがすごいのか、このダムがこんな感じなのかわかんないけど、なんだか凄い所だなと驚く。だって、ハスだってフィッシュイーターなわけだから、ベイトがしっかり居ない限り、こんなにたくさんいるわけが無い。ってことは、バスにだって良いレイクに違いない。ただ、川型レイクに多く見られる、増減水が激しいと、個体数は望めないが、良いサイズは居るはず。で、とにかくディープクランク投げまくりで、どんな感じになるか見てみたくてやり続ける。数回小バスが食ってきたけど、ビックバスは来ない。やっぱりちょっとやり過ぎたかな?と考えつつも、でもね、やってみたいしってことでやり続けてみる。で、終了時間まで巻き倒して終了。ウェイインでは何匹かのすごいナイスフィッシュが、出てきていた。殆ど上流部で釣られたらしい。やっぱり食い気のある魚を狙わないとダメだったらしい。いくらベイトが居ても、しっかり流れが出ていないとね。まるでリバーバス的な旭川ダム。来期は必ず、やりに行っちゃいますからね。ビックワンさん。その時はよろしくお願いしますね。
ヘラブナ社の取材で、利根川へヘラブナを釣りに行く。事の発端は、北総マリンの新海さん。
”うちのお客さんで、和船に200馬力積んじゃってヘラやってる人が居るんですよ。”
って話を聞いたからだ。和船に200馬力か?ありえないでしょ。そんな人見てみたいし。それでヘラやっちゃってるって尋常じゃないでしょ。オレ的にかなり興味津々。出来れば一緒に釣りが出来るようにセットアップしてくださいよって、新海さんに頼んでみたら、良いですよってことで話が実現したわけだ。朝一に現場で初めてお会いした青山さんは、優しそうな感じの人。イメージではバリバリの人かと思っていたが、話を聞いていると、利根川本流のヘラが好きで好きで、船まで作ってもらっちゃって、エンジンを徐々にでかくしていったらしい。言ってみればコテコテの本流師だ。まるで、利根川のヘラは仕切ってるぜっていうぐらい詳しいし。北総のある長門川を出て、本流でプレーンし始めると、ノーズもそれほど上がらずスムーズな立ち上がり。さすがに全開にはしていないが、良い感じでプレーンしている。音だけ聞いているとまんまバスボートだし。この日は、色々と水を見て回った後、二箇所で釣りをしたが、釣果としてはヘラは1匹。凄かったのはキャットとレンギョ。やばいくらい釣れてきちゃうし。そんな中でのヘラブナってとっても貴重。それにしてもここまで入れ込んでる本流師ってすごい。管理釣り場も行かないし、利根川以外でヘラ釣っても面白くないって言い切っちゃってるし。ヘラ竿の穂先と二番は、レンギョが来ても抜けないようにって接着しちゃってるし。ウキは磯釣りに使えそうな程デカイし。今まで散々利根川のニュースポットを求めて釣り込んできたんだろうなと思うと、イケてるヘラ師の代表ですよ。小さくまとまる、まとまらないの話とは別次元で、自分の思い描くヘラブナ釣りを追求しているのってカナリかっこいいわけで。ヘラブナ釣りもここまで迫力のある釣りに持ち込めるんだって勉強させてもらった一日でしたよ。新海さん、青山さん。どうもありがとうございました。おかげでバッチリ記憶に残る一日ができましたよ。
ゴーフォーイットの収録で、奈良県の池原ダムへ行く。”最近のゴーフォーは、やばい場所でもしっかり決めて撮れているんで、どこに言っても大丈夫でしょ。お盆明けからかなり釣れなくなっちゃうって言われる池原ダム攻めてみてくださいよ”って言われちゃったもんだから。まー、大きく外してないから、ハイリスク行っちゃう?なんてことで決定。でも、オレ的には池原ダムはとっても好きな場所。なんと言ってもロケーションがスゴイ。他にあんなレイク、日本には無いしね。それに、最近の強気のゲームで、ここんとこ池原ダムではやっていないし。もしかしたら、何かあるかもしれないし。ナニゲにテンションは上がっていたわけで。お世話になったスポーツワールドの藤原さんに話しを聞くと、「真面目な話、厳しいですよ。」との答え。ただ殆どのお客さんが、小さくまとまっちゃってダメなんで、強いゲームでやったら話は変わってくるかもしれないですよ。と、ポジティブなビジョン。勿論、オレが好きそうな釣りでの釣果なんて出ていない。先週、トップで釣った人が居ましたねってくらいだし。サイズも出ていない。40UPはかなり難しいとのこと。50だ60だなんて話は、今期もサイト絡みの釣りになっちゃっているようで、寂しい話しだし。でも、だからって、オレは自分の釣りをやるだけ。シーズンがどうであろうが、自分なりの読みで攻め切ってみますから。で、内容はゴーフォーの番組で見て欲しいんだけど。今回は何かありましたね。まだまだ不十分だけど、そこにきっかけがあったわけで。そうじゃなかったらあのバスは釣れていないんですよ。別格の個体っていうのかな。スゴ系のバスとどうにか出会えたのが収穫でしたよ。その先の次元には進めなかったけど。まだまだチャレンジの幅は、あるように思えたわけで。それにしても、やっぱり池原は良かったですね。あんな水域でバスを釣る。まだ行ったことが無いバスフィッシャーマンが居たら、ぜひ行ってみてください。シーズンはいつでもいいと思いますよ。それぞれの時期に難しさがあるわけだから。
バサーの取材で芦ノ湖へ行く。ボート屋さんは山木の所。かなり釣りやすい新艇が入ったので使ってみてくださいとのこと。夕方到着すると、珍しく山木が居て、芦ノ湖の話を聞く。何でも今期は結構調子が良かったみたいで、色んなルアーで釣果が出たらしい。いつもは、何でこんな時期に来ちゃうわけって言われちゃうんだが、今回はどうにかなるんじゃないかって話。まーだからって芦ノ湖なんだから、そんなに簡単じゃないのは分かっている。山木は明日から北浦行っちゃうんで、手伝いの人間は頼んであるから、朝は大丈夫だという。で、その日はプリンスホテル泊。まじで?プリンスなんて泊まっちゃっていいの?と、西君に聞くと、格安でインターネットに出ていたんだと言う。ただ、別館のアネックスだというが、その価格がまたすごい。ツインルームが1部屋¥7000-だという。それって1人¥3500-だろ。それでプリンス系。でかしたぞ、西。って感じで芦ノ湖がバッチリ見える部屋に泊まる。限定で出ていて、すぐに埋まってしまうみたいだが、こういうことってあるんだなと、オレ的には満足。釣りの方はというと、結果的にはオレ自身もびっくりのビックフィッシュとの出会いだったわけで。詳しくはバサー誌を熟読して欲しいけど、それにしてもオレだって、芦ノ湖へ来て、2日やって、2日間とも50UP釣ったのってはじめてだし、高校生の頃から来ていた湖で、そういうことが起こるわけですよ。はっきり言って芦ノ湖のポテンシャルも上がったように思えるし、更にすごいのはビハドウですよ。ここまであの手の魚を食わせることってありえるんだなと。自分で作っておいて、自分のルアーにビックリしていたらしょうがないんだけど。ある意味、微波動理論のヤバさを再認識しちゃったわけで。やっぱりバスフィッシングはエンドレスなんだなと。楽しさは尽きることがありませんから。
シマノの人間と、1つテンヤをやりに鳴門海峡へ行く。飛行機で朝一に徳島空港まで飛んで、30分くらいで鳴門へ到着。目の前には淡路島が見えている。さすがに渦潮と呼ばれるだけあって、橋の下は凄いことになっている。いったいこんなに潮の早い所で、軽いテンヤでボトム取れるんだろうかとちょっと不安。1つテンヤで釣れているなんて情報は1つも無い。もちろん誰もやっていないし。なんて言ってもここはタイラバの本場。みんな落として巻いての釣りなわけで、潮が早くたって、ウェイト調整で着底はしっかり出来る。巻き上げの釣りなので、ウェイトが少々重なっても、釣りは成立してくる。一方、1つテンヤはフォールの釣りなので、着底優先のウェイトにしていけばしていくほど、ナチュラルフォールは期待できず、本来あるべき実力は発揮できない。
昼過ぎに戻ってくるからという船を待っていると、若い人間達が何人かで帰ってきた。雰囲気バスマンみたいだな。やっぱりタイラバって流行っているのね。と、思っていると、何だか見たことのあるようなシルエットの人間が居る。なんと、青野ダムのプロスタッフ徳永君だし。ちょっと驚く。で、向こうはもっと驚く。そりゃそうだろ。船から降りて来たら、オレが居るんだもんね。”何でここに居るんですか”ということで、一つテンヤのタックルを見せてあげる。こんな細いロッドですかと、みんなビックリしているし。タイラバの釣果を聞いてみると、船中で5匹くらいだという。徳永君は完デコくらったらしいけど。ただ巻き過ぎて、何やっているのか分からなかったらしい。ちょっと辛かったようだ。確かに乗らなくっても、アタリがガンガン出ていれば良いけど、ノーサワリだと、あの単調リズムは彼にはきついはず。本来、ジャークベイトだ、トップだ、メタルだっていうタイプだから。動かして誘って、がっちり合わせていく派ってこと。オレのテンヤコレクションを見せてあげると、うーんと唸っている。だってシンプルだしね。ジャーク&フォールだって説明すると、目つきがワサビーになったしね。
で、その日の午後、結果はばっちり。2.5kgを頭に数匹のマダイをゲット。船長はタイラバ巻いて比較していたけど、1つテンヤはアリだと十分に理解してくれた様子。潮に合わせて船を流しているので、早さの割りにはちゃんと着底できるし。20-40mダチで、-6号をメインに使ったわけで、流れの感覚がもっと分かってくれば4号メインでいけそう。次の日は朝イチから別の船で出船。船長はビシマ仕掛けのスモールタイラバ仕様。ものすごい漁法だし。ロッドとリールなんだけど、最後の15mくらいはビシマで手で手繰っちゃうよってかんじだ。理にかなったバランスだけど、ルアーマンにとってはちょっと踏み込めない領域かもしれない。朝イチからこの漁法が凄かった。ちょっとあっけにとられる。午前中は船長10匹ぐらい釣って、オレは2匹って言うかんじ。でも、この日の午後、船長漁法はいきなりスローダウン。でもってオレの一つテンヤに連発。それもまぁまぁサイズで良い感じで終了。この日は5匹。結論として、鳴門の水域でも十分1つテニャは使用可能だというかんじ。船長達の興味はなんと言っても、冷凍エビでちゃんと釣果が出ていたというところ。昔は、活きエビを使ったカブラの釣りもあったけど、活きエビが入手困難になってからは、タイラバが主流になっていたらしい。シーズンや状況にあわせて使い分けが出来ればと期待している様子だった。
岐阜で行われた、プライムエリアのイベントの後、そのまま琵琶湖へ入る。初日は、ゲーム部山口と、プロスタッフ黒須君との釣り。朝イチは、フリップ場を探しに北湖にある川の河口へ行く。そこでいきなりの、フェイントベイトトレジュ108へのバイトラッシュ。山口なんて、ドライバーを探しながらただ巻きしていてドバンと釣っちゃうし。ドライバー巻きと命名。その後、フリップ結構やったけど、チビのみだったので南湖へ戻る。オレがディープダイバーの釣りをやりたいと言っていたので、黒須はそれなりのブレイクへ案内してくれる。この日やりたかったのは、トリプルフルのラトル音の違いと、ラトルなしとの相違。トリプルフルは、去年の春から色々とテストしてきた。オレ的には、ラトルの有無や、音質には気を使ってやってきたので、ある意味納得してたのだが、プロスタッフ達、特にディープクランクを多用する琵琶湖や、高滝ダムなどでやり込んでいる人間達にも、発売前に納得してもらいたいわけで。プロトの数量も限られていたし、ちょっと面白いので、山口君には琵琶湖で実績の高いディープクランクを投げ倒してもらう。オレと黒須はラトルテスト。最初はエリアがキッチリ絞れず、小バスのオンパレードになっていたのだが、その内にエリアが解り、ディープクランク祭りとなる。オレのトリプルフルラトル入りにプリプリの50UP。黒須君もラトル入りに替えて、50弱のナイスフィッシュ。ラトル無しよりも、圧倒的にサイズがいい。きっちりやる気がある魚を引っ張ってきてるなって感じが伝わってくる。その後、魚のレンジが少し上がったなと感じ、プロトのフェイントベイト、クワセディープに付け替えると、これがまた大当たり。2人で釣りまくっている間、何もおきていない山口君が少しかわいそうだったので、オレが使っていたクワセディープを渡して、やってみろよと言う。プロトでの釣りに参加できて彼も嬉しそう。オレ的にはそれまでも十分に比較テストに加わっていてもらったつもりだったんだけどね。で、その後数分で事は起きた。山口が後部デッキで叫んでいるので、見てみるとロッドがグイグイ曲がっている。
”デカイです・・・デカイです・・・・パチーン・・・・・・・”
”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”
”山口、お前強引に巻き過ぎだろ!ライン何ポンドだ。”
”14lbです。”
ちょっとロッドを見せてみろよとリールのラインを引っ張るとなんとフルロックだし。このプロトぶち切られ事件で皆のテンションは微妙になり、この日は終了。好く釣れているプロトってとっても重要で、本番量産モデルとの比較には欠かせない存在。釣果を重ねてきた個体だっただけに、はっきり言ってもったいないし。でもね。貸したのは俺だし。ただ1つ良かったなって思えるのは、山口君が巻物をフルロックでやっちゃうなんてミスを二度と犯さないだろうということ。たぶんね。
2日目は、黒須君のボートを借りての釣り。朝からシャローをちょっとやるが、イマイチなので前日のディープクランク場に戻る。まずはトリプルフルで釣り、その後浅い方でフェイントクワセディープに№.2プロトでやる。そして奇跡は起きた。オレのフェイントにラインが絡んで上がってきたのだ。まさかねって手繰っていくと、なんと兄弟が姿を現した。フェイントでフェイント釣ったし。しかも琵琶湖で。多分魚がウィードの中でルアーを外し、古流に流されずに一晩残っていたのだろう。かなりビックリ、スーパーラッキーな出来事だったわけで。勿論、一番喜んだのは山口君だったわけですよ。
ヘラブナ社の取材で、津久井湖を攻めに行く。オレ的には、是非前々からやってみたかった企画。乗っ込み期以外、殆ど話題に上がらない津久井ベラを、普通の時期に、ボートで探しながら釣ってみたい、というもの。だって津久井でバスやってる人間なら解ると思うけど、ヘラの群れ、ガンガン見えてるわけで。それって釣れるの?どうなの?って。お盆の最中なので、朝イチから中央道混み混み。手前で降りて、下道で行くが、着いたのは9時前。早速、津久井観光ボートからボートを出す。なんと、ボート殆ど出切ってるし。勿論バスのお客さん。どうやら小バスだけど釣れている様子。盛り上がっていて良い感じだ。で、とにかくどんな所にヘラが群れているか、探しに出かける。バスマン情報だと、昨日は対岸の4番の岩盤で、多数見かけたということだったので、そこから回って見て行くが何も居ない。大沢もチェックし、さらに名手橋方面に向かうと、橋の少し手前のベントで、小規模ながら群れを発見。じゃーまずはここからと、ボートを付ける。ロープを岸に上がって結んで三点止めで固定するので、まぁまぁ大変。釣りする前から汗ダクだし。最初の岬で2時間ほど中層を釣るがなにもない。アタってくるのはハヤのみ。さらに、これならどうだと、小さいポケットへ舟をつけて、底釣りをするが、やっぱりニゴイとハヤだけ。それじゃー夕マズメは岩盤勝負と。ボートを岸と平行につける。上の木が邪魔なので、ロッドは短くして、ヘラの層ぐらいに水面から2m前後を攻めていく。ヘラの群れがクルーズしてくれば、絶対エサの横を通るはず。ところが、そうなるとそうなるで、全然ヘラの群れは通過しないし。で、薄暗くなって終了。完デコの初日。
2日目は朝から桟橋の脇でヘラがモジってる。このヘラたちのクルーズラインはどうなんだろうと、魚探をかけて行く。どうやらフラットの張り出し、水深3mくらいを中心に、エッジのインサイドに入っている様子。だったらエッジのラインが岸に一番近づくところのフラット側でどうだと、横のワンドの岸にボートを固定する。18尺でタナ2.5mぐらいの底釣りをやってみる。開始して一時間ほどでどうやらウキが動き始め、最初のアタリで釣れてきたのはなんと手の平より小さな小ベラ。おッとヘラだよ。極小だけど。ということで期待大。その後、数枚の子供店長を釣っていると、いきなり強いアタリ。なんと待望の40cmクラスが来た。この一枚はもの凄く価値のある、サマーシーズンの津久井ベラ。編集のモロちゃんとともに大喜び。そして店長を10枚ほど釣った所で、さらにビックな奴が掛かる。近くに寄ってきた魚体を見てかなり焦る。見たこともないくらいの太さと体高を持ち合わせたスーパービックフィッシュだ。しっかりと取り込んで、しっかりと検量。(ヘラ用のメジャーはなぜか持っているんだよね。)そして45cmオーバーの見事な尺半津久井ベラに認定。オレ自身こんな凄い野ベラ、こんな時期に釣ったの初めてだし。全く想像以上の結果だったわけですよ。その後は夕方まで小ベラと半ベラの嵐。で、津久井湖チャレンジは無事終了。久しぶりの楽しすぎる2日間だったわけで。それにしても今年の津久井湖。小バスが凄い。ヘラやっていると回りを15cmくらいの小バススクールが通過していくし。横にあった立ち木では、入る人間がほぼ毎回、小バス釣り上げていたし。もしかして来年、再来年ぐらいは久々に津久井湖、大復活かもしれないですよ。
マレーシアにトーマン&セイルフィッシュ狙いで行く。ツアーの仕切りはウヤマ君。いろいろとものすごく大変なことになってしまっていたウヤマ君が、お医者さんからも海外旅行OKの許可が下りたということで、そのお祝いもかねての、もしくは見張りもかねてのかなりプライベートな釣行だ。メンバーは現地在住のマサとタケちゃん。さらに現地人のワイロン。日本からはカメラマン大森と、ウヤマとオレ。かなり身軽な釣行メンバーだ。オレ的には何を求めるわけでもなく、大好きなマレーシアの熱帯雨林でのんびりしたいのが目的。セイルフィッシュはとりあえずのオプション。トーマンに3日半。ロンピンのセイルは1日半の予定。現地に着くと彼らが出迎えてくれていたが、その中に1人、新メンバーが居る。最初は現地人かと思ったが、日本語話しているし。聞くと、タケちゃんの会社に入ってきた釣り好きの若手らしい。名前はマサボー。ということで、計7人のツアーとなる。まずは空港からダイレクトに、トーマン釣り場へと移動。車は2台で、現地まで4~5時間。結構遠いですよ。釣り場はテメンゴール。ロッジ舟こそ違うけど、2度目となる湖。さすがにマレーシアでもトーマンへの道のりは遠い。というか、はっきり言って、どこでもバコバコ釣れる魚じゃないわけですよ。まだまだ未開拓の、ベトナム、インドネシア、カンボジア、あたりではどうなのか解らないけど、タイとか、マレーシアとか、トーマンが既にメジャーな魚となっている国では釣り人も多いし、さらに食用としてもガンガン獲っちゃってるので、その絶対数は少ないわけで。まるで、南米のドラードと同じように、こうした最強のプレデターたちが、現在の地球上で暮らしていくのは大変なんだと思うわけで。あと100年後とかに、これらの魚種が残っているかの保障も全く無いわけで。やっぱり、そんな魚たちとまだ出会えるのなら、行きたいわけですよ。それもはっきり言って、しっかりとしたツアーが整っている魚でもないし、ウヤマや、マサや、タケちゃんといった友人がいなかったら、オレなんかがこんな所に来れるわけもないし。だからこそ、機会があれば生きたいわけなんですよ。
現地での気温はやっぱり暖かい。気温としては35℃ぐらいなんだけど、暑くて大変といったわけでもない。釣りの方はと言うと、やはり簡単にはいかない。そんな中、活躍したのはレイダウンミノーMIDの110Fとサスペンド。みんな色々投げていくんだけど、やっぱりこのルアーがトーマン最強のルアーに間違いない、というぐらいにトーマンを引っ張る。それと凄かったのはフェイントベイトのトレジュ110。大森もオレも、最大魚はこれ。オープンウォーターの水面ゲームでは、このフェイントがやはり効く。どう見ても、バイトの仕方が本気モード。ただ、このルアーの若点(弱点)は、トーマンの歯でボディに穴が開いちゃうとこ。動きを最大限に引き出すために、極力薄く仕上げているこのシリーズは、トーマンのキバの長さよりプラスティックが薄い。2匹、もしくは3匹も釣れば、シンキングになっちゃうし。で、ツアー中に手持ちのトレジュは全て穴あき君になっちゃったわけで。まぁトーマン用に作ったわけではないので仕方ないけど、そのうち、世界のプレデター用に、ヘビーデューティー使用も作ろうと思ってますよ。で、楽しいトーマン釣行はあっという間に終了。こういう場所に行くと、のんびりしているようで、同じように繰り返している毎日は、もの凄いスピードで経過してしまう。何でなんだろうか。聞こえてくるのは、鳥と、セミと、動物達の声だけなのに。1日はアッという間に終わってしまう。
続く...
次のターゲットであるロンピンのセイルにいくのは、いったんクアラルンプールへ戻って一泊して、底から出発。約三時間半ぐらいだろうか。反対側の海へ行く。そこで目にしたのは小型ボートの船団。なんと、休日ともなれば、これら何十艘の船がすべて出払ってしまうという。地元でも人気の釣りだ。長さは約30ft。幅は狭く、和船のFRP製プレジャーボートといった感じか。エンジンは大体、90馬力二機掛け仕様。しっかりプレーンするし、結構速い。大体4人位の釣り人がフィットするといったサイズだ。まずは昼前に到着して、午後船で釣りをする計画。釣り場まで約一時間。結構沖まで来たけど、水深は20mぐらい。そして、そこにはいくつかの鳥山と共に、セイルフィッシュの姿があった。周りにも船がたくさん。まるで、日本にいて乗り合い船に乗っている感覚。シーズン中は(海が穏やかな季節)何時もここら辺にセイルがたまっているらしい。はっきり言って、世界的に有名なセイルフィッシュ漁場だ。早速ルアーで狙っていく。フックは山水で教えてもらった特性2本合体フック。普通のトレブルや、シングルだと、本当にフッキングしずらいらしい。で、この日、計5回ほどバイトさせたが、なんと全部すっぽ抜け。ガンガン追い合わせしようが、すっぽ抜けちゃう。はっきり言って、なんだよこれーってかんじ。聞くところによると、もっとガンガン追ってくる時で、しかも次から次へとルアーを食いに来る状態じゃないと、ルアーで掛けていくのは難しいらしい。それでも、簡単にルアーに、掛かってくる日もあるんだよねと、現地キャプテンは言う。でも、今までに結構な日本人アングラーが来てるけど、大体は諦めて、アジを使った泳がせで釣っていくからと、早くアジで釣っちゃえばーぐらいの勢いで話してくる。そうだねーなんて言いながら、最初の半日は完デコ。次の日、やはり朝から同じような状況。で、オレとタケちゃんは、別船の、マサ&大森チームに近づき、サビキをもらう。アジ大作戦だ。だってフラストレーションたまりっ放しだったし。やる気のないパヤオに着いたシイラを相手にしているようで、だったら言いよって言うのが正直な話。アジを釣りつつ、泳がせ開始。で、アジを入れるとあっという間のバイト。まだ1分経ってないしっていう感じだ。で、タケちゃんと共に、セイルの引きを楽しむ。最初は凄いけど、ファーストランが止まると、以外にあっさり。大人しくなっちゃう。オレは雷魚ロッドのサンダーシャフトMHスピニング改造バージョンでやったけど、ステラの5000番。PE3号のセッティングで、25~30kgのセイル一匹につき、ファイトは15~20分ぐらいかな。でも、まぁまぁデカイ魚だから、ファイト的満足度は高い。で、この日、サクっと3匹釣って、もう十分なので、またまたルアーで挑戦。で、案の定何発かミスって終了。感想はと言うと、一度体験すれば、ね。っていうぐらいですかね。オレ的にはね。やっぱマレーシアはトーマンですよ。湖じゅうを走り回って、1匹ずつと出会っていく。そしてあの魚体とファイト。そしてあのロケーション。オレ的にはやっぱりバスでしょって感じなんですかね。まー、とにもかくにも、今回も色々と楽しいマレーシアでしたよ。お世話になったタケちゃん。マサ、ワイロン、そしてハラマキ。どうもありがとう。マサボーも立派なフィッシャーマン目指してね。
ひさびさの釣りロマンを求めてのロケ。場所は青森県津軽半島。竜飛岬の横。対象魚はマダイ。釣り方は一つテンヤ。エサも、ルアーも無いぞ。一匹の魚と、どう向かい合っていくんだという、スーパーゲームフィッシャーマンを求めて企画の、いよいよ地上波デビュー戦である。オレとしても、その本質的な部分をしっかり伝えて行きたいと、気合が入る。エコギアアクアも発表されて、アクアでの釣果も望めたけど、今回は冷凍エビ一本で行く。釣り自体の面白みを伝えるためには、見ている人間、特にオレのこととか知っているルアーマン達に、何で、タナベ、いきなりタイ釣りなんだ?何でエビなんだ?っていうところからしっかり押さえて行きたいからだ。この釣りの面白さは、ウルトラライトなタックルと、ジグヘッド同様のテンヤを繰り、当りを取り、フッキングにまで持ち込む部分と、さらにマダイという引き味の良い魚とのライトタックルファイトにある。それを水深のある、潮の流れのある海で行うのだから、毎回が同じようにならないわけで、単調さを排除した、攻めの釣りが展開できるわけだ。まさに、ルアーで釣るからとか、エサだからという問題は二の次で、どう攻略して、ビックファイトを味わうかという所に、中心点がある、バスでもそうだが、ルアーを使っていても、面白い釣り方もあれば、我慢のデットスローただ巻きとか、置いておけとか、これってどう?って釣りだってある。ある意味その辺の部分を、より多くの皆に伝えて行きたい訳で。ただ魚を釣るという行為から、どうその一匹と向かい合うかというグレードに、底上げが出来れば良いなと思っているわけなのである。幸い、番組的にはかなりのビックフィッシュも釣ることが出来たし、何だか面白そうと言う部分が前面に打ち出せて、上手くいったと思っている。こうした釣りに、一人でも多くの人間が興味を持ってくれれば面白い。釣りの導入口にもなるし、ましてや、そういう本質的な部分が、バスフィッシングや、その他の釣りにフィードバックされるはずである。まさに、ルアーで釣ったから嬉しいとか、とにかく一杯釣って食べたいからとか、初心者のままから進化していない。お子様の日本の釣り業界や、メディアや、プロたちに対しても、もっと大人の釣りをしようよという突破口になるようにと、期待をしているわけである。
高滝ダムへ、ヘラブナ社の取材でヘラを釣りに行く。やりたかったのは、魚探とエレキを使って、高滝ベラを追い求めるというもの。昨年も一度、この企画をやって、本湖上流スロープ下のフラットの沖合いで、竿を出してやったのだが、何と半ベラばっかりで(マブナとヘラブナのハイブリット)ヘラは完デコ。今年こそはと、まずは古敷谷川方面へと向かい、まだ釣り人が来ていない、沖のワカサギロープへ船を固定して竿を出した。丁度ゆるいかけ上がりで、18尺のロッドで底が取れる所を魚探で探し、きっちり底釣りをする。はっきり言って、とてもワクワクするシチュエーションなわけで。どうなるんだろうという楽しみが先行する。エサを打ち出して、30分もしないうちに、ウキが動き出す。釣れて来たのはなんと、35cmオーバーの半ベラ。その後もいいアタリでデカイ半ベラが続く。ぱっと見はヘラ。体高もあるし、これはと思うのだが、良く見ると目つきがちょっと違ったり、口びるのあたりがちょっと変。それって半ベラなわけで。そして昼頃、待望のヘラが釣れる。型は32~3cm。でも十分に嬉しい。だってヘラが1匹来てくれれば、その後も可能性があるわけで。そしてその後、ちょっと移動しながらこのエリアで粘るが、釣れて来たのは見事な半ベラばかり。まったく、引きも強いし、ウデ痛くなっちゃうからってかんじ。
次の日は、本湖上流へ向かってのド真ん中にあるワカサギロープに船をつける。朝一からまわりはもじりだらけ。魚探にもヘラの群れがしっかり映る。これまたヤバいシチュエーション。フラットが終わり、6m近くにまで落ちていくカケ上がりのやはり18尺ラインに船をつける。しかし、この日はまたもや半ベラ。それでも2枚のヘラを混じらせ、1日が終了。ビックヘラは釣れなかったが、何だか充実した2日間。冷静に考えると、半ベラが居てくれたからこその、楽しい釣りだったわけで。だって、二日でヘラ三枚じゃあまりにもウキ動かなすぎで、つらすぎでしょ。だけど半ベラが混じってくれたからこそ、あーだこうだって出来たわけで。はっきり言って、半ベラに感謝なわけで。やっぱり魚が居てくれるからこその釣りなんですよ。それにしても高滝の大型ベラ。ノッコミ期以外にどうやって釣ればいいのか。未だに不明。誰もボートでチャレンジしていないし。まだまだチャレンジは続いちゃいそうですよ。
バサー、オールスタークラッシックの為に、霞ヶ浦へ入る。火曜日から金曜日まで、4日間プラクティスしちゃうからねと予定を組んだが、火曜の午前中は豪雨で、出船したのは10時過ぎ。この日はカメラマンも同行したしね。しかし、雨の後は風。本湖予定してたのに、どんどん風が強くなってっちゃうし。じゃあ、ということで、カメラマン榎戸に、カメラをしまってもらって、走りのプラをさしてもらう。今年のトライトンX3にして、まだ完全なラフウォーター走っていないので、どれくらいのもんだか走ってみたい。北利根出口から古渡まで。ヘビーな和田岬から西の州沖も通るコースだし。北西の風ががっちりと抜けていく、いい仕上がりっぷり。行きは向かい波なんで、ボートを立て気味でプレーンしていく。全く問題なし。古渡の中で少し釣りをするが、中でも風が凄くて、ちゃんと釣り出来ない。帰りは追い波。とりあえずどこまで並みの上を飛べるか、どこで刺さるかやってみることにする。しかし、今回のトライトン、ここでも問題なし。全く刺さることも無く、スローダウンすることも無く、戻れてしまう。とってもいいかんじ。ほとんどイケちゃいそうだねっていう船だ。やっぱりバスボートで重要な部分は、ラフウォーターでの走波性。だって荒れそうだから行けないとか、荒れてきたから帰らなきゃとか、そんなことが先頭に立ってたら、釣りに集中出来ないしね。そこんとこのポテンシャルは自分でしっかり知っておく必要があるわけで。勿論、オレだってラフウォーターが好きなわけではない。でも、自分の船を知ってこその安全性だとおもうし。タックルは使いこなすためにあるのだと思っている。そんなことで、初日は最高の走りのチェックの日となったわけで、榎戸君。つき合わせちゃってゴメンネ。
水、木曜の2日間は、西村を乗せてプラクティスをする。毎年のことだが、西村との釣りは面白い。ある意味、過去にとらわれず、やる気のある魚探しに徹することができるからだ。そうなると霞水系って意外と狭い。ほぼ瞬間消去で、どんどん回れちゃう。そんな中、2日間やって、ちゃんと巻いても良さそうな場所は2ヵ所のみ。しかも、決して広くないエリアだし。他はどうしたってスローダウン必至かなってかんじ。でも、魚の好きそうなかんじは煮詰まってくる。
3日目は折本君とのプラ。この日面白かったのは、折本が本気でリグってきたコンポジットツイン・テキサスリグの威力。それまで王道のバグアンツとロッククローでオレはやっていたのだが、なんと折本はコンポジットツインで後ろからバイトを出していく。そんなことが2度ほど続いたので、オレもコンポジットツインに変えて見ると、何とガンガン食ってくるし。霞でガンガン?まさにそんなプラクティスになっちゃったわけなのである。
で、ルアーの傾向も絞込み、やるべき魚の状況もバッチリ自分なりに把握してのオールスター戦。しかし、しかしなのである。内容はバサーでチェックして欲しいんだけど、結果的には、まぁまぁ失敗。食うクワセまで煮詰めすぎちゃったっていうか、シャローがだめになっちゃうと、オレって結局、走り回っちゃうっていうか。霞ヶ浦ってやっぱり難しいレイクですよ。
タックルアイランド合同トーナメントにゲスト参加するため、亀山ダムへ行く。場所は松下ボート。参加人数は百数十人。とても多い。いいことですよ。ボートゲームにこれだけの参加者が来てくれているのは。それにタックルアイランドの力も凄い。まさに、オカッパリ大会とかいたレベルで集客しちゃうんじゃなく、ちゃんとやり込んで行きたいバスフィッシャーマンを大事にして、全店合同で同じ方向性をもってイベントをやっていく。ある意味、一皮向けた進化型のプロショップなわけで。バスフィッシングを本気で追求したいっていう心意気が伝わってきますよ。で、この日の亀山ダム。やっぱりというか、決して簡単ではなく、みんな苦戦。それでも何匹かのビックフィッシュがウェイインされ、大会は無事終了。上級クラスの人間が集まっているので、湖上でやったセミナーも、みんなスムーズに受け止めてくれる。オレにとってはとてもやりやすい状況。攻めのバスフィッシングセミナーがばっちり出来ましたよ。この日のビックリは松下ボートの桟橋の内側に、かなりの量のウィードがあったこと。種類的にはカナダモ系なんだけど、これって凄い事。ボート屋オーナーに聞くと、なんでもここ一年、水位が安定して、ウィードの成育が良くなっているとのこと。今後も、県側により、亀山の水位は安定させていくみたいで、もっと増えるでしょうとの話。とっても明るい話で、もし亀山がウィードレイクになったら、スゴイ事になっちゃうんじゃないのと、期待しちゃうような状況だったわけですよ。
ソルトウォーター紙の取材で、大原へタイ釣りに行く。目的は、エコギアアクアの登場によって、今まで通常の塩ビ系ソフトルアーでは、かなり無理があったタイへのアピールが激変したのを公開するためだ。モチロン、乗るのは通常の一つテンヤ船。当然乗り合い船。なもんで、オレ以外は全員エビを使ったテンヤを投入する。その中で、アクアを装着したジグヘッドやフットボールジグ、さらにはテンヤがどれくらい出来るか。それと、1つテンヤ用のロッドと、通常のロックフィッシュボトムを使って、ルアーロッドではどうなのかなどを、編集者とともに理解していくというもの。一緒に乗っているエビテンヤの釣り人、更にはキエイ丸の船長も、その辺のところは興味があるよう。王道的な考え方でいくと、どっちが釣れるの?入れ時はいつ?という話になるのだが、オレ的な考え方は、エサもルアーもない。より面白くなる釣りを、その場のあわせて選べばいいということを伝えるのが中心になっている。さらに、ルアーをやり続けている人間が、エサを使うのに抵抗があるなら、アクアからエントリーすればいいし、ロッドも今まで使っているルアーロッドでも可能ですよというところ。釣果的結果から言えば、この日のタイの匹数では、エビエサの常連組の3/5と言った感じか。アタリの数は同等、もしくはそれ以上なのだが、タイのアベレージが小さいため、ノラないことが多く、ちょっと苦戦。エビエサだと、最初のバイトをミスっても、エビが割られて、メインフックとマゴ針に分散して、セカンドバイトでノリ易くなるのだが、アクアだと、二つに割れちゃうとかいう事が無く、セカンドバイトでもコダイにはやや大きいかというかんじだ。その為、マゴバリのセッティグや、ジグヘッドのフックサイズなど、まだまだ改良の余地がある。タイの主体サイズが大きくなったり、エサをとられやすい状況では、当然、アクアは優秀な結果が残せると思うのだが。でも取材的にはそこそこの結果が残せたし、ルアーロッドでも十分釣りは成立させられたし。特に、キャスティングで狙う場合は、ルアー系ロッドの方が有利なのは確か。エサとルアーのハイブリッド的な釣りとして、十分通用する事が証明できた。1つ面白かったのは、オレだけヒラメが2枚もつれたという事。しかも、ラバージグにアクアのセッティングでだ。ガンゾウヒラメも入れると、計4枚のヒラメ。これだけ多くのエビが投入されている中でのこの結果なので、やっぱり違うベイトのシルエットに見えたのは確か。船長曰く、ハゼやキスを食べているからじゃないかと。しかも、ヒラメのバイトはフォール時に持っていっちゃうぐらいのデカイアタリ。そのどれもがラバージグ丸呑みで、メインフックに掛かっているし。これまた新しい可能性が出てきた訳で。オレ的には、まだまだ面白い事、一杯残っているなって感じたわけですよ。
ゴーフォーの取材で山中湖へ行く。センターフィールドの中原君の情報では、魚はまぁまぁ深いとのこと。トリプルフルを4mラインで巻きまくっていると、いい奴が食ってきますからと。でも、一日引き倒して、1本か2本、もしくはデコですからという。でも、食わせ系を入れていっても、結果的にはいっぱい釣れる訳じゃないし。とにかく簡単じゃないけど、全く釣れない訳じゃないですよ、との事。う〜ん、よくわかんないけどそれって、オレなりにやれば良いんじゃないのってカンジ。シャローは、ワカサギレンジが4-6mなので良くないって話だったし。
で、当日は朝から雨。しかも気温は5℃ぐらい。はっきりいって寒いし。今年は11月に入っても暖かかったから、丁度冬の始まりに突入していったってかんじ。でも、雨なんでオレ的にはちょっと嬉しい。だって、早いゲームでやりきっちゃって良いよって、許可が出たようなもの。オレ的にはね。そして、二日間のゲームが始まる訳で。内容はいつものように釣りビジョンでチェックして欲しい訳だけど。やっぱり、自分のフィーリングで湖と向き合う事が、一番だと言う事ですよ。どんなに前情報があっても、自分でやった情報じゃない限り、釣る人間が変われば、当然狙う魚も変わる訳で。結果的に、これこそオレの魚だっていう部分にまでたどり着けたわけで。バスフィッシングの楽しみ方を十分伝えられたんじゃないかと思いますよ。
バサーの取材で高滝ダムへ行く。オレ的には殆どやった事の無い、この時期の高滝。狙いはもちろん、ワカサギとリンクした活性のあるバス。プロスタッフ石井君の話では、巻きモノは最近、今イチになっちゃいましたねとの事。手堅いのは、1/8ozジグヘッド+ロッククローですかねと、彼の得意リグが効いている様子。トリプルフルより、クワセディープの大を、ちょっとドラッギング気味に潜らせて、4,5mラインまで入れ込んじゃえば、食ってくる時はありますけどね、とのこと。どうやら最近の高滝湖、ドラッギング気味で、サスペンドシャッドや、ディープ未ノーを入れ込んでいく釣りが、上級クラスのローカルたちに定着しているよう。ソフトボトムの高滝では引きずりっぱなしで、潜らせすぎてボトム叩きっぱなしでもダメだし。それはそれでテクニックが必要とされるけど、オレ的にはそうじゃない次元でどうにかしたいし。もちろんというか、なんとなくというか、ライトリグ用のスピニングタックルも持ってきていないし。で、やっぱり自分の釣りで向かい合えよって所しか、行き場は無い訳で。詳しくはバサー誌で見てほしいんだけど、正直、オレ流巻きモノの食わせにたどり着けちゃったわけで。またまた自分のコマが増えましたよ。かなり面白かった高滝取材だった訳ですよ。
大原のタイ釣り船、キエイ丸の船長とヘラブナ釣りに行こうという事で、ヘラブナ社の取材も入れて、大原の野池へ行く。キエイ丸のオチ(佐藤船長)は現在、ヘラ釣りにハマり気味。オチ自身、子供の頃から釣りが大好きで、海の釣りから、バスやシーバスなどルアーの釣りに至るまで、何でもやって来たと言う。勿論、タイの1つテンヤにしても、元祖的な存在なので、オチ自身があれやこれやと、やりながら完成していった釣り。釣り好きだったから成し得た所が大きい。そんな釣り好きで、一生懸命魚と向き合っている男だから、オレ自身もキエイ丸に通っている訳なんだけど、今までヘラの話はしたけど、一緒にやった事が無かったので、じゃーやろうかという流れだ。取材日がこんな冬の寒い時期になっちゃったのは、大原のタイ船の定休日が、第1、第3月曜日だということ。オチ自身は、シケで船が出せなかった日とかに、ヘラ釣りしているみたいだが、取材日に決定しておかないと行けないので、この日になった訳だ。
で、初日の朝イチから、ヘラ釣りに行く。予定では1日目にヘラ、2日目の午前船でタイの写真も押さえて、昼には終了と言ったかんじ。ところが実際はそんなに甘くない訳で。色々あっちゃったわけですよ。詳しくは月刊ヘラ鮒を見てほしいんだけど、まー楽しい2日間でしたよ。でも、今回の取材で心に残った事の1つに、これだけ多くの野池を回ったというのに、バスマンの姿を見たのはたった1つのの池で、しかも、フローターに乗ったトッパーの人間だけ。ヘラが居るくらいの野池だから、当然深さもある訳で、バスも居るだろうけど一人しかあわなかった事実が、非常に気になった訳で。確かに12月に入って厳しくなっているし、寒くなっているけど、何でオカッパリは居ないんだ?って事。そして居たのはフローターに乗った一人のトッパーの人間だって事。つまり、バスと向かい合う本気度、更には自分の中での面白度が、こんな所に現れているんじゃないかというとこだ。フローターの彼は、野池だろうが、冬だろうが、完全にバスフィッシングの楽しさを知っちゃっているわけで、たった一人で浮いていた訳だ。だけど、まだバスのルアー釣りにまでしか行き着いていない人間は、寒くなればこないし、釣れなければ来ない。同じ千葉でも、亀山や高滝には、この日でもたくさんのバスフィッシャー万が行っていた事は確か。ここんとこが、現在オレが最も危惧している点なんですよ。本当の面白みを知らないうちに、バス釣りを止めていってしまった人間が、今までに何人居た事か。こんな面白い釣りを、そんなに簡単に止められる訳無いでしょ。つまり、自分はバス釣りを、とりあえず分かったなんて思っちゃったから、ただ魚を喰わせる釣りに飽ちゃったんじゃないかと。釣れなきゃ面白くないんじゃないかと。
オカッパリ7割、ボート3割と未だに言われているバス業界。一体これら釣り人の中で、何人がバスフィッシングにたどり着いているのだろうか。デコろうが、寒かろうが、自分が足りなかったと思えるバスフィッシング。やっぱり、どうにか伝えたいと思っているのはオレだけなんだろうか?そんな事は無いはず。まだまだがんばらなきゃいけない事はたくさんある。
ロドリのストロングフィッシャーマン入門の、実釣取材で四国の野村ダムへ行く。ふゆだからこその力の出し入れや、エリアの選定、何を見て、何を感じて目指す魚と出会っていくのかを、バッチリ取材していく。内容は勿論、ロドリ1月末発売号で見て欲しいんだけど、予想もしなかった状況変化もあり、いくら野村ダムとはいえ、全然簡単じゃなかった所が、正に冬の釣り。
取材を終わって思うところは、やっぱり冬のバスフィッシングは、オレ好みだってこと。ボートは四国のプロスタッフ、石川晴彦のFRP船を出してもらう。取材艇はいつもの越智が、角田からレンジャーをアルミを借りてきてくれた。みんなありがとう。彼らが居なかったら、こういう四国のメジャーレイクで釣り出来ないしね。それにしても、毎度通っちゃうんだけど、松山にあるうどんや”やしま”のうどんはウマイ。オレ的にはやっぱり、日本一ウマイと思っちゃうんだけど、香川在住の石川晴彦は、ウドンとは別物のウドンだとか言っていたけどね。
ワンバイトのウヤマ君、釣り女の中村を誘って、大原へひとつテンヤをやりに行く。乗るのは勿論、キエイ丸の午後船。この午後船って本当に丁度いい。出船は11:30なので、家を朝の8:30に出ても十分余裕で間に合う。ってことは、起きるのも7:00だし。普通の生活リズムでも全然平気だし。前日に何か入ってても行けるからね。で、みんな初めてのテンヤなので、ロッドは俺の持っているやつで、リールはPE0.8号を巻いてきてもらう。エビのつけ方を教えて、早速釣り開始。水深は30m前後。深くて40m。でも、この日は潮が早くて、彼らに貸した5号のテンヤでも底取り難しめ。オレは4号でやっていたけど、釣れども釣れども、小型のタイばっかり。そうこうしている内にウラ側、そして隣の人間が3㌔クラスを釣り上げる。さらに、ウラ側の初めてやりましたって子に4㌔クラス来てるし。で、うちの三人は小ダイのみ。何が悪いって言われてもわかんないし。ちゃんとやってるつもりなんだけど、合わせると小ダイ。雨は降ってきちゃっているしで、あっという間に暗くなってきちゃって終了。後から聞くと、みんな6号とかのテンヤでやっていたみたい。難しくしすぎちゃったのかも。かなり悔しい。だって、良いタイが食っていた日だったし。で、次の日。オレ1人でまたまた大原まで走る。このまんまじゃ終われないでしょ。船は前日ほど混んでいなかったので、船長のオチと並んでやる。ところが潮は前日と違ってトロトロ。3号のテンヤで、30mの底取れちゃうし。でもって、軽いテンヤしっかり入れられれば、こっちのもの。アタリはガンガン来る。とにかく釣りまくってみる。でも、大ダイは誰にもこない。この日、夕マヅメに1.5kgぐらいのを釣って終了。数は竿頭ってかんじ。でも、自分的にはスッキリ。確実に上達できてるなって手ごたえだし。やっぱり、この釣り面白い。オレ的には、スミイカと並んで船釣りトップ2ですよ。奥は深そうだけどね。
東北のパワーオーシャンカップの締めくくりである、東北ロックフィッシュマスタークラッシックへ出場しに行く。フィッシュリーグの番組が無くなってから、オレとオリモトは、クラッシックに特別参加して、みんなとガチンコ勝負するようにしている。一緒にちゃんとやっていかないと、みんな寂しいって言うし。今年、北海道のクラッシックはオリモトが、東北はオレが行くことにした。場所は相馬の沖堤。パワーオーシャンカップの最終戦が先週行われた所。タフな場所だけど、クラッシックで25人ほどだし。シーズンも遅くなって、水温も下がって、アイナメが入ってくるだろうと予測しての選択。勿論、プラクティス禁止、事前情報の入手も不可というルール。みんながイコールの状態で試合が出来る用にだ。ロックフィッシュの試合では、各自がボートを出してやれば最高だけど、今のところ一つの堤防でやること位しか、イコールコンディションでは出来ない。人数は極端に少なければ、船上で場所をローテーションしながら出切るけど、まぁまぁの人数になるとそうはいかない。で、相馬の沖堤はかなり長さがあるので、時間でヒート分けして、堤防のエリアを区切ってやる。勿論、デットフィッシュはマイナスの3匹リミット制。オレ的にはダブルスピニングタックル。1つは、堤防ヘチのサスペンドフィッシュを釣るためのRB610LSにフロロ5lb、そして1/4ozイワシヘッドにパワーミノーSの組み合わせ。もう一本はテキサスリグ用スピニングRB610MHSにPEの0.8号、12lbリーダーそして1/2ozテキサスリグ、ワームはイカジャコ小。このリグはスピニングならではのラインスラックの多さを上手く使って、ボトムの隙間や穴にダイレクトに落とし込むリグ。ワームも小さくして、シンカーも重くして、どこでも入れていく、最近お気に入りのテキサスリグだ。で、最初は際で浮いているアイナメの様子を見る。すると二投目で、25cmにギリギリ足りないノンキーパー。更に数投で26cmのキーパーを釣る。なんだ、十分浮いてるし。しかも浅い。上から1mも落としていないところでバイトしてきたし。ということで、人数も少ないし、ヘチの一等地をガンガン打って行く。周りは全然つれていないし。でもオレにはバイトもあるし、ノンキーも来るしで続行。2本目のキーパーはやっぱり26cmくらい。そしてなんと40UPも釣りリミット達成。なんだかオレだけ釣れているとの噂。さらに35cmぐらいの釣って入れ替え。パターンがはまる。みんな見ていると深すぎ。オレが釣っているの見てるから、みんなもヘチをやりだしているけど、タナと探るスポットがちょっと違う。で、11:00の終了までに、5本のキーパーと3本のノンキーを釣って終了。終わってみれば、魚を釣ったのはオレを含め、たったの3人。で、オレ以外の二人は一匹ずつだったし。ってことで完全優勝。ちょっとやり過ぎちゃったのってカンジ。(ごめんね)で、クラッシックごちそう様でした。それにしても釣れなさすぎ、魚居なすぎ。はっきり言ってピンチである。リリース無くして根魚は保てないって言うのが本当の所だろう。いくら小さいのは逃がそうよって言っても、例えばエサ釣りなら飲まれちゃうのが殆どだし。ルアーだって初心者は持って帰っちゃうのが普通だし。渡船やさんとかが、ルールを決めていくとか、なんとかローカルルール的、魚を存続させる方法を見いだしてほしいと思う。難しい問題だけどね。
ルアマガの取材で、九州大分の芹川ダムへ行く。”ザ・メッセージ”今回の伝えたいお題は「バスフィッシングをやろうよ。」ということ。冬の釣りの面白さ、というか冬だからこその面白いバスフィッシングの世界が存在しているということ。その面白みはどういう部分なのかを表現していくページだ。誌面の写真には出てこないだろうが、取材中ずうーっと、編集のマイケル野村が同船している。カメラマンは別船から写さなくてはならないんで大変だけど、実際その全てを感じて行くのは同船が一番。一緒に走って移動して、一緒に魚探をみて、バスと出会うプロセスをオレと同レベルで体験してもらう。その日のレイクを自分の釣りで攻略していく時間を共有することで、伝えるべきことはより明確になっていくはず。一月末に掲載されるザ・メッセージ。1人でも多くのフィッシャーマンに届けばいいと思っている。
管理人注:ルアーマガジン3月号です。
今季初となるスミイカ釣りに行く。船宿は金沢八景のはやぶさ丸だ。船長のスミイカにかける情熱は、東京湾でもN0.1クラス。それだけにレベルの高いお客さんが多く、タックルもウキスッテとかエギとかを付けていないテンヤ一本勝負の船宿。別に船でスッテ禁止になっているわけじゃないけど、20年以上前のスッテをテンヤの上に付け出した時代から、テンヤでのスミイカ釣りの面白さを最上のものとして理解してきたエキスパートたちが、こだわり続けてきた世界がそこにある。オレ自身も、スッテやエギでのアプローチをやっていった事はあるが、現在はやっぱりテンヤ勝負にこだわってしまう。まるでハードベイトの釣りって言うカンジかな?エギの方がルアーっぽいけど、テンヤにはシャコを付けるけど、釣りの内容はテンヤの方が投げてシャクって、フォールさせて、技ありなのである。アオリイカのキャスティングのエギの釣りがテンヤで、胴付き仕掛けでエギを付けたのがスミイカのスッテというとこだろうか。そんなカンジのスミイカ。ゲーム部の人間たちと行く。戸井田、関口、ベースのモリオ、釣り女中村と爆釣片桐。総勢6人。ところが船宿に着いてびっくり。人、人、人だらけで、なんと片側10人ずつ、20人も乗る事になっちゃっているし。別船に仕立てが入っちゃって、船長の船は満員。さすがにこれだけ乗ると大変。一杯ずつ、ポツリポツリと上がる。しかーし、なのである。オレだけ全然釣れない。隣のモリオは2ハイ釣っているのに、オレは完デコ。右隣も4ハイ釣っているのにオレはゼロ。一対何年スミイカやっていると思ってんだ。船中がタナベだけ釣れてないしーって言っているようなプレッシャーの中、最後の最後にイカを乗せるが途中で落っこち。はっきり言って、言い訳無用のパーフェクト完デコ。しかも、年の最後の釣り納めにだ。やっちゃいすぎでしょ。ということで、オレ的には次の日も出船を決める。帰りがけに船長に声かけて、明日も来るからと言って逃げ場を塞ぐ。2日目、オレには作戦があった。釣り方を全く変えて、ノーマルの大しゃくりにする。アタリを取って乗せていくオレの釣りじゃ通用しなかったので、シャクったら乗っちゃうよってかんじの普通スタイルで挑む。もしデコったら・・・とちょっとビビるが、このままじゃタナベ=ヘタになって年が終わっちゃうんでがんばる。するとなんと、開始一投目、2シャクリ目にイカが来る。いったい昨日は何だったんだ?船長も大喜び。で、午前中、ミヨシに乗ったオレの方に潮があるうちに、5ハイを釣り、午後は1つずつ拾って4ハイ。竿頭は大ドモ横で11パイだったけど、どうにか納得の釣りが出来た訳で。やっぱり行かなきゃダメなんですよ。釣りは失敗しても失敗と向き合わないと納得の釣りは来ない訳で。ということで、最高の釣り納めが出来た2009年、ありがとうございました。
今年の初釣りは亀山ダム。西村と一緒に、冬の攻めでもやっちゃいますか、ということで出撃。野村ボートに着くと、お客さんは5人くらい。さすがに、正月明けだし、時期的には極寒だし、いくら亀山といえど人は少ない。でもびっくりしたのは、そのうち3人がロードランナーを使っていたというリアルな事実。西村と共にいきなり盛り上がる。嬉しいじゃないですかー。こんな日に来ている人間がロードランナー持っていたりしていると。しっかり伝わっているんだなと、気持ちはポジティブ。やっぱりこういうことですよ。大丈夫、大丈夫と二人で確認し合う。で、この日の釣りのテーマはディープメタル。状況的には、雨降りそうだし、なんとなくトロンとした朝だし、普通ならシャロー攻めなんだけど、どんな感じかしっかり見ていこうということでディープ。前日の釣果を見ていると、なんとジャカブレイドで3匹釣ってきている人間が居るという。この時期ダントツの釣果。これまた伝わっているんだなーと更に盛り上がる。とりあえず二人で、主要なディープ変化と、ベイトエリアを探して回る。しかし、ベイトが足りないっていうかみつからない。ワサビー、ジャカを投入するが何も起こらない。そうこうしている内に昼を過ぎ、今度は上流を責めに行く。すると白鳥島で、オレノジャカにバイト。続いて西村がワサビーでちびっ子を釣る。このサイズがまだ食ってくるのかと二人でビックリ。つまり、ディープは十分生きているって事ですよ。冷たくないっていうか、冬眠しないっていうか。だったらもう少し浅くっても大丈夫だろうって事で、6m~7mラインをジャカで攻めていく。すると、フラット側のエンドでベイトを発見。すぐにバスが来る。しかもデカイ。しかし、何とバラす。やっと来たのにくやしい。初釣りデコっていう文字が脳裏をよぎる。オレだって人並みの感性を持ち合わせているらしい。次に来たのはニゴイ。そしてさらにニゴイ。しかしこれってすごい。ベイトと魚がリンクしている。で、すぐさまバスが来る。900gぐらいか、なかなかいいバス。良かったですよ。で、更に西村に700gぐらいのが釣れる。何と30分もしないのにバス3匹が釣れたし。やっぱりベイトだし。そしてジャカだし。西村は12g。オレは8g。どっちでも食うし。色関係ないし。ということで納得の終了。やっぱり探していけば見つかるわけで、バスフィッシングってこうだよねっと2人で盛り上がっちゃった初釣りだったわけですよ。
ゴーフォーのロケで、和歌山県合川ダムへ行く。南紀の人造湖はどこも良い感じのロケーションなんだけど、合川は川が三つもあって、1つのレイクで3度美味しいってタイプの湖。三つの川の水質はどれも違うので、バス探しが楽しい。しかもこの時期にやるのは初めてなので更に楽しい。で、前日の夕方に現地に着くと雨。ちょっと寒いけど、とってもいい感じ。今日やりたかったナーと残念な感じ。天気予報は明日から晴れだし。しかも、世界的寒波がついに日本上陸何ていっているし。いやな予感。朝イチ、ボート屋さんに行くと、船の中とか氷りまくっているし。デッキ真っ白だし。今季初の氷りっぷりだと、若いお兄さんが言っている。釣果のほうは、年明けからみんなデコりまくりだっていうし。しかも水位がすごい。満水より4m増しだという。それってオーバーフロー状態でしょ。湖岸線はまるで森。カバーだらけ。予期していなかった状況にちょっと焦るが、でも何かあるでしょってことで、オレ的には平気。そして釣りがスタート。内容はゴーフォーの番組で見て欲しいけど、今回もキてましたよ。特に2日目。朝から風と雪と寒波。あまりの良い画に(番組的にネ)ディレクターは当然この日をメインにしていきたいだろうし。だからって強気なオレの釣りはちっとも釣れないし。でも、1日目に釣れた釣りには戻りたくないし。ということで、バスフィッシングって凄いわけで。釣れてもバスフィッシング。釣れなくともバスフィッシング。今回はそんなスタンスがしっかり出せたと思いますよ。
バサーの取材で、山口県徳山の川上ダムへ入る。この川上ダム、オレ的に冬の釣り場としては大好きな場所。なんと言ってもワカサギの量が半端じゃない。障害物は殆ど無いが、ディープの地形変化は結構あるし、冬のディープをするには十分。しかも魚体も太っていて、綺麗な魚が多い。しいて言えば、湖があんまり大きくないんで、やや簡単すぎるかなといった感じ。で、余裕で徳山入り。現地の田中大介に船を用意してもらう都合で、前日は一緒にメシを食べる。で、開口一番。難しいです。釣れないですよ。昨日は二人で一匹でしたと言われちゃう。マジ・・・・・で?!あの川上ダムがどうしちゃったの?年明けから全然釣れていないんですよねとダメ押しの一言。ワカサギは相変わらずたくさん居るらしいが。でも、大丈夫。オレって意外に冬のディープ上手だからさ。ってことで実釣。何が起こったかはバサー誌で見て欲しいんだけど、とにかく大変だったわけで。毒でも入り込んだんじゃないのって言うくらいのタフさ。でもワカサギはわんさか居るし。ベイトとリンクしていれば強いルアーでもどんどん食べちゃうからっていう俺の持論がどんどん崩れ去る。かなりのピンチ。やっぱりバスってやばいわけで。いったい何時になったらもっと理解できるんだろうと、思わず弱気になっちゃうような場面だったわけですよ。でも、逆に言えば、やっぱり冬の釣りは辛いけど楽しい。イケてる魚ですよ。バスは。
大阪フィッシングショーに行く。金曜は業者日、土日は一般日でどちらも一緒。今年は業者日から、いつもより人が多いかんじ。東京ショーの業者日が無くなっちゃったので、業者は大阪を見に来ているカンジだ。特に周りで、問屋さんの売り出しも絡んでいるんで、なおさらなんだろう。この日の課題は、今年のビジネスはどうなんでしょうねってこと。どうも良い話にはなっていない。しかし、オレ的にはやっぱりバスでしょうっていう返事。アオリイカもメバルも、急に人気が出るけど、その行き先は誰にも予想できない。だけどバスは日本にバスマーケットが出来てきてから、もう40年も経つんですよ。津久井湖に5回行って5回デコっても、6回めいっちゃう人間はたくさん居る訳だから。他の湖にいったっていいのに、どうにかここで釣りたいってがんばっちゃう訳だから。そんな魚って一対難種類居るんでしょうね?そんな魚って、一対何種類居るんでしょうね。ってことで、もっとバスを信じましょうよと。土日の勢いは凄いの一言。特に大阪は会場が狭いから、その混みっぷりは半端じゃない。今年のショーで目立ったのは、今まであまり見かけなかった普通のおじさんや、家族連れが増えた事。どうやらこの不況で時間が出来て釣りを始めた人が結構居るみたい。これって良い事ですよ。確かに新しい若い子がたくさん増えたとはいわないけど、おやじが釣りを初めれば、子供たちだって釣り覚えるだろうし。その釣りが堤防でも何でも良い訳で。そしてノリーズブースは去年にもまして大盛況。もうアウェイとかいえない状況。どうやらノリーズのコンセプトは、しっかり伝わっているみたいだ。原因の最大要素はやはり琵琶湖だろう。それを立証するかのように、黒須や宮廣のやるm琵琶湖セミナーは大人気だし。ガイドを通して、琵琶湖で釣りをしてみて、次は自分たちでレンタルボートを借りて、水の上からゲームをやる層が、確実に増えてきている。いいかんじじゃないですか。今後彼らが南紀方面のレイクへいったり、中国四国に遠征したりと、バスフィッシングのより面白い部分に、触れるようになったら最高ですよ。ということで、今年も、フィッシングショーを通して夢をもらった訳で。がんばれバスフィッシングな訳ですい。
亀山ダムに、トップウォーター修行をやりに行く。やっぱり雨が降りそうだったり、気温が上がりそうな日はがんばって行かないとね。でればデカイ冬のトップ。最近のオレのトレンドだ。今まではそこまで、冬の水面にこだわっては居なかったけど、去年の冬あたりから、何で出るんだろう、どんな動きやルアーが良いのだろうと気になってきた訳で。しかし、だからといって一筋縄じゃ行かない。こんなオレでさえ、どっちかって言うと手探り状態。でもそこが面白い訳で。自分的には、何年か前から散々、早春のワカサギパターンを突き詰めて行った感覚と一緒。自分なりに発見して行く事が、多ければ多いほど面白い。しかしまだ今の所、まだ行き着くどころじゃなく、とにかく一匹でもいいから出てきて頂戴ってところ。釣れなくても、出ただけでも嬉しい。ちょっとずつ近づいた気がしてくる。で、この日はワンバイト。乗らなかったけど。湖上であった釣り人は、何とクリSの1ozで52cmだし。もう一人、4匹釣ったって言う人は、レイダウンミッドのレギュラーだし。釣れていない亀山で、ノリーズルアーが大活躍って言う一日だったみたい。でもそんなリアルな情報も、その場にいって、その状況で聞くから価値がある訳で。この日の状況で、自分のトップは一回出たっきりって言う事実を自分のものにして行く事が大事。釣りに出れば得るものはたくさんある訳なんですよ。
国際フィッシングショーに行く。いわゆる東京ショーだ。場所は横浜のみなとみらい。金曜日から一般日となり、より多くの釣りファンが来れるように考えられた今回のショーは、昨年にも増しての入場者数。業者日が無いので、オレ的には殆ど見て回ることは不可能。セミナーのメインとなったノリーズとシマノのブース、そして控え室が今回の居所。今期、オレのテーマでもあるバスフィッシングを本気で普及させるべく、セミナーを行う。日本でバスフィッシングをする上で、一番恵まれているのは関東のエリア。何といってもほとんどのレイクにレンタルボートがあるのが強み。バスを初めるよと言って次の日にボートに乗って、釣りをする事だって可能なのだ。しかし、現実にはルアーでブラックバスを釣るといった、いわゆるバス釣りの枠から出る事も無く。何年も過ごしてきてしまった人間もまだまだ居る。それじゃもったいないだろうってことで、そこからの脱出に本気で取り組む。一回でも良いから湖の上で、真っ白になってみてくれと、みんなに語りかける。ルアーが何でルアーなのかという根本的な部分を理解し、魚を探し出すプロセスを楽しめるバスフィッシングを普及させない限り、未来の日本のバスフィッシングは無くなってしまうんじゃないかと、オレ的にはとっても心配している。しかしその一方で、亀山や高滝といった、超人気ボートレイクも、よりいっそうの盛り上がりを見せているし、相模湖や津久井湖といった、一匹の価値系レイクも多くのファンを集めている。確実に釣り人が育ってきているのは確かな訳で、伝わってきているのも確か。それだけに今年は容赦しないぞっていうスタンスで、みんなと向かい合う。目指すべきはバス歴が何年であろうが、どこに住んでいようが、釣行日数が足りなかろうが、上手かろうが下手であろうが、試合に出ていようが出ていまいが、楽しくて抜け出せない程の存在価値を持ち合わせたバスフィッシングになるよう、みんなをハメて行く事。逆に言えば、せっかくバスと関わったのに、止めちゃってほしくないってことですよ。オレ的には、別にみんなが同じスタイルでバスフィッシングをやって行かなくても良いと思っている。それぞれ色んな考え方があるからね。でも。自分が楽しいと思って伝えられる事は全て伝えて行きたいし、その世界に足を踏み入れてほしい訳だ。で、フィッシングショーではそんな思いをみんなに伝えて行く事にこだわってみた。もちろん、ノリーズブースは大盛況。嬉しい限りですよ。もう1つ盛り上がっていたのはシマノブースでの1つテンヤコーナー。スーパーゲームフィッシャーマンというタイトルのもとに、エサもルアーも無い、釣の典型的な楽しみをみんなに伝えて行こうと立ち上がったこのプロジェクトの現在メイン的な存在となるこの釣が、ものすごい注目を集めていた。この釣に人気が集中してきた事の原因は、釣り方やタックルが、今時として受け入れやすいのは確かだが、それ以外に従来から船をやってきた人間にとっても、今までルアーをやってきた人間にとっても、全員にとって新しい釣りと受け止められた事だろう。昔からタイ釣りをやってきた人間に言わせると、そこまで新しくないし、必然的な進化だしってことになるのだが、タイ釣りとしては圧倒的な釣果とあいまって、各社のタックルの開発状況を見ても、やっぱり新しい訳である。そんなかんだで、今年のフィッシングショーも確実に進化している訳ですよ。それにしてもノリーズブース、そしてセミナーにあんなたくさんの人が来てくれて、ちょっとびっくりですよ。あそこに居た全員に、しっかりと思いが伝わって行くようにがんばるしか無いと。今期は新しいコンセプトを持ち合わせた、ロードランナーのストラクチャーシリーズも出して行くし、その出来映えにオレ自身もびっくりしている訳だけど、より多くの人々に体験してもらえたらと思ってますよ。
ヘラブナ社の取材で亀山ダムへ行く。ボート屋さんはつばきもとボート。なんでいきなり、ヘラ釣りに亀山ダムなのかというと、先週バスを釣りに言った時にもの凄い量のヘラがたまって浮いている所を発見しちゃったからである。このヘラ達って釣れるのか?という大きな疑問と期待。勿論この時期にヘラを釣っている人間はほぼ皆無。一月の初め頃まではやっていたみたいだが、3月のノッコミまではみんな殆ど竿を出していない。つまり実績も無ければ情報も無い。果たして魚探でヘラを探して、エサを打ってみると言う大胆な釣りは、通用するのかというのが今回のテーマ。実釣は一日だけ。でもとっても楽しみだったわけで。特に今期、亀山は減水しているので、ボートも付けやすいし、結構どこでも狙えるって言うのが良い。魚探で探してヘラを釣るスタイルは今まで殆ど無い。バスフィッシングが日本にやってきて数年後に魚探を使い出したとき、そんなの使えば誰でも釣れるんだから認めないなんて話は良く聞いたけど、果たしてそういった反響は出るのであろうか。それにしても亀山ダムのヘラ。やっぱり簡単には釣らせてくれないわけで。価値ある釣りが存在しているわけですよ。
亀山ダムへ、トップウォーターゲームをやりに行く。2月にも何度か言ったのだが、どうも上手くタイミングが合わない。出来るなら雨の日にやりたいのだが、そうそう良い雨が予定通りに降ってくれるわけでもないし。特に今年の雨は冷たい低気圧が多く、千葉のこの地でも5℃とか6℃の雨ばかり。湖の表水温より低いと決して良くない。で、この日はどうかというと、3日前にとても暖かい雨が大量に降った後の状況。天候こそ晴れだが、雨によって確実に水温は上がっている。勿論濁りはガッチリ入っているだろうが、それよりも水温でしょって事で行く。折木沢ボートに着くと、店前からかなり濁っている。しかし、上流は大分澄み始めているという。だったらササ濁りの上流でしょって言うことで、上流へ向かう。ロッドは560L、ルアーはジュピタ。もう一本は660Hにヒラクランク。更にショットロングビルシャロー(オメガ)も引きたかったんで、630LにコンクDCプラスをセッティングした。コンク50のセッティングを入れなかったのは、新しいDC100がどこまで軽量ルアーに対応できるかをもっとやりこみたかったから。内部機構も、軽量ルアー対応のダイヤルが付いた訳だしね。630Lにしたのはロングキャストもショートキャストも平均点でこなしてくれるロッドだから。解りやすい訳だ。そんな三本のタックルで釣り上がって行ったわけだが、魚からの反応は一向に無い。これってカバー撃ちの状況なんだろうなって思いながらも、今回のテーマの釣りをやり通していく。気持ちとして、濁り中でトップ系はどこまで通用するのかを理解して行きたいわけで。今まではとっとこフリッピンスティックを握り締めていたわけだが、この時期、この濁りで、トップ系でやり倒したことが無いのは確か。案の定。水が染み出ている部分や、流れ込み付近では、アカガエルがケロケロと鳴いている。濁りと晴れということを除いては、オレ的に考えている亀山トップの方程式は成立している。ジュピタをガンガン動かして、カバーを攻めていく。流れ込みとかではフォローでヒラクランクを入れる。ドシャローのフラットはショットΩを引いていく。しかし、夕方になってきても何も起きない。で、3時過ぎ、折木沢ボートに戻ってきて、まだ時間があったんで、とにかく1匹釣ってみようかということで、ショットのタックルに赤のエントリーを結んでキャストしていく。濁りの中のドシャローバイブレーションパターンだ。すると、水深60cmぐらいの所でバスが食べた。900gくらいのオスだったけど、やっぱりねって感じ。その後、30分以上上流に向かってもう一度エントリーを引きまくったけど、時間切れで終了。桟橋に戻ると、この日50upの見事なバスが上がったらしい。更にその人間は、同クラスをバラし、40upは2本釣ったらしいとマー君から聞く。そしてルアーはバイブレーションだという。やっぱりパターンとしてきていた訳なのねと、とても納得。まるで自分が釣れた位得した気分。どれくらいの濁りの状況なのかは、その日湖に浮いた人間にしかわからないわけで、この水でこのパターン、この状況。この水温でこのパターン。っていうのが非常に解りやすい。で、トップはやはり辛いけど、クランクも辛いけどっていうのは自分でやり通したから分かっているし、で、エントリーでしょっていうのも確信できちゃったんだから、お得でしたねっていう、亀山ダム、激濁りの一日だったわけですよ。
大原での1つテンヤDVDロケに行く。前日からの予定で2日間ロケのはずが、時化で前日は出船できず、この日だけとなる。予報だと、北東が強く吹き出すことも考えられたので、最悪勝浦港への避難も考えて、キ栄丸は御宿沖へ向かう。狙う水深は張り出し外側の水深60m~65m。エッジにかかって上がりだすと、45mぐらい。とりあえず4号のテンヤでやっていく。さすがに60mを越えると4号(16g)だとボトムをちゃんと取っていくのは難しい。でもしっかり着底させていくと、小さいながらもタイが食べてくる。船長のオチも何匹か釣っていたが、そのうち、これじゃないよ、だいたいつまんないしねって、場所を移動する。そう、狙いは中層に浮いた大ダイ。潮は更に早くなっていっちゃうけど、イワシの反応もある。60~70mエッジ外側を攻める。1日しかないロケで、どうにかするぞということで、オレ的にテンヤを3号(12g)にチェンジ。とにかく上からゆっくりと落として、食わせていきたい。潮は2ノット。3号を65mに落とし込むにはかなりギリギリ。でも、そこが面白い。めげずにやり続けていると、水深55mを越えたあたりで、フォールしていくテンヤがグンと引き込まれるナイスバイト。サミングの体制のまま合わせを決めると、掛かった瞬間からがこっと重いし。で、ロッドをタメきれず、前方にノサれていく。間にベールを返す。そしてそこからドラグ出っ放し。2ノットの潮にノッてガンガン走っていっちゃうし。オレ的にもあせる。ラインが70mぐらい出ている上に、更に50m以上走って行っちゃってるわけだから、ドラグをしめるべきか、どーするんだーってかんじ。いいじゃないですか。こうした記憶がしっかりと残る釣りって。だからこその1つテンヤ。内容は出したシマノから出した、HOW TWO1つテンヤのDVDを見てみてください。バッチリ決めてますから。なんとこのDVD,販売価格200円。確かにロッドやリールのプロモーションも含まれているけど、凄い事ですよ。さすがですねシマノさんというところですかね。
ゴーフォーイットの収録で、亀山ダムへ入る。何と、これ以上ないんじゃないのっていうかんじのタイミング。前日は曇りで、最高に暖かい気温。そして、夜半から翌日午前中まで雨の予報。前日夕方に前ノリした状態ではかなり盛り上がっていたわけで。しかし翌朝、現場のノムラボートに着くと、湖面はまっ茶色。しかも準備している段階で、雨は全く止んで晴れ間が出てきちゃうし。予報と違うし。しかも、雨降りすぎだし。・・・残念・・・。でもね、だからといって、突っ込んでいくのがゴーフォーイット。はっきり言って、今年の亀山ダムって異常な人気っていうか、最近皆とってもいい状態で育っているわけで、特にレンタルボートを使ってのバスフィッシングを理解していった人間たちが、シーズンごとの難しさを理解していくという、本来あるべきバスフィッシングの姿が、クローズアップされてきたのが嬉しい。その昔、昔から30年前のバスの記事は、殆どといっていいほどボートの記事だったわけで。そうした流れの中で、バスオブジャパンやJBTAといったトーナメント団体が出てきた時代。バスフィッシングイコールボート。エレキや魚探、エンジンを使う装備を揃えていくことが、始まりの第一歩だったわけですよ。ところがその後、各地の池や湖や川でガンガンバスが増え始め、オカッパリから手軽にルアー釣りが出来るという事で、マスコミ業界を初め、多くの釣り人たちがバス釣りに参入したというバスバブルになっちゃったわけで。そこから最近に至るまで、絶対的人口比率はあまり変わることがなく、しかしながら確実にバス釣り人口は減少し始め、段々寂しくなってきたわけですよ。しかしながらここへ来て、やっとその絶対的人口比率が変化し始めてきたように感じるんですよ。勿論、地域によっても違うと思うけど、ルアーを取り扱う釣具店やプロショップの人間達は、その辺が一番良く解っていると思いますよ。正に目指すべき流れの方向が定まってきた感じですね。亀山や高滝は正にその中心地。関西では琵琶湖が中心。九州とかでは北山ダムとかがあるし。そしてそこから各ボートレイクへとみんなが挑戦して行くのがこれからの流れ。一匹の価値をしっかり理解してくれる人間が増えれば、釣りは更に面白くなるし。そこから自分が魚とどう向かい合っていくかというエキスパートな部分に突入してくれればいう事なしって事ですよ。で、そんな中心地でのゴーフォーイット。はっきり言って俺自身のプレッシャーは大変なもんですよ。どうちゃんと釣るんだよってことですからね。ちょこざいなことは出来ませんから。ということで、内容は番組で見てください。そこにはちゃんとバスフィッシングがありますから。
バサーの取材で牛久沼に行く。今回のお題は、何で春のこの時期にクリS祭りがあるのってことを、全部明かしてくださいよって事。えー全部!?それって今まで散々メジャーにしすぎて、自分で釣りに行くことさえままならない状態になっちゃった、プライムな状態のプライムなレイクが増えちゃうって訳で。もう行くとこなくなっちゃうんだからって内心思うんだけど、やっぱりそんな釣りってみんなに伝えたいし。ボート屋さんだって人がいっぱい来てくれれば喜ぶし。レイクにとっても、バスの将来にとってもいいことなのは確か。で、やりますよってことで突撃。でもね、そうは言っても相手は牛久沼ですから。簡単じゃないのはオレもみんなも分かっている。でも、だからこその牛久沼。頑張りますから。で、内容はバサー誌を2号にわたって熟読してください。はっきり理解できれば、バスフィッシングがもっと鮮明にクッキリ見えてくるはずですから。
世界夢の楽園釣行(TBS-i)の番組収録の為、エジプトにナイルパーチを狙いに行く。成田からカイロまで直行便で約13時間。そこからアスワンまで2時間。更にそこから車で3時間。途中の乗り継ぎ時間も含めると20時間以上。そしてやっとナセル湖のボート乗り場に到着。そこには40ftクラスの母船が一艇と、釣り人が二人ずつ釣りをし、尚且つ寝泊りする50馬力25ftクラスの船が四艘。システムは母船が移動して、ランチを取るための場所に行く間に、スピードの速い小船で各スポットを釣りまわり、母船に追いつくというスタイル。午後も同じく停泊地まで母船が走り、夕方そこに行き着いて、夕食を食べて寝るというもの。それを毎日繰り返し、約五日間かけて、上流方面のアブシンベルまで行くというもの。毎日が釣りだけで、しかも20kg、30kgといったビッグナイルパーチをキャスティングで狙っていく。かなり楽しそう。事前に用意していったルアーは、ラパラのスーパーシャッドラップ、Xラップ、そしてストームのデカイディープダイバー。あとはマスキー用のデカイプラグ。どうやらトップ系や、普通のミノーよりはディープ系やでかくてうるさい系ルアーがいいみたいだ。ただ、ストームのスイムベイトも必要ということ。活性の無い時は弱くするって言うことなんでしょう。タックルはサンダーシャッド73Hに、コンケストの300に250DC、ラインはPE4号にリーダーは80lb。で、早速釣り開始。そこいら中に小島や岬があるわけで、そんな中で、ボートで岸付けして、そこから陸に上がってキャスティング。どんなもんでしょうねと、色んなアプローチをしていく。とりあえず現地ガイドは英語が話せるのでなんとかなる。ただ、やっていく過程で気付くことがどんどん出てくる。やはりというか。普通というか、今まで釣れた場所を順繰りに回って行くのだ。もちろん、地形や水深は色々あるわけで。魚が居れば居るし、居なければ居ない。しかもデカイ魚にめぐり合うのは結構難しそう。オレ的には段々フラストレーションが溜まって来る。初日は2kgのが1匹。2日目は3kgのが1匹。ヤバイ展開ですよ。ということで、オレ的に動き出す。やはりどこへ行っても、魚との向き合い方は一緒。自分の釣りがやりたいわけで。そこで、今までこのアフリカンフィッシャーマンのツアーが始まって以来の、アプローチを試みる。現地ガイドもビックリの狙い方だ。詳しくは5月中オンエアの毎週月曜夜11時からのTBS-iを見てみて下さい。それにしても釣りが終わってから行ったアブシンベル神殿の中は結構凄かったですね。カイロのピラミッドやスフィンクスはあまりの人の多さと、物売りのおかげでしょんぼりだったけど。エジプトらしい所もちょっとは見てきましたよ。
高滝湖の観光企業組合主催のオープントーナメントにゲストとして出席する。毎年この時期に行っているんだが、何時も大勢の人が来てくれて嬉しいイベントだ。今年は何と、上流部の立ち入り禁止期間が変更になったという。何事かと話を聞くと、どうやら観光組合のみんなで会議をやり、お客さんの前向きな声を取り入れて決定したという。それにより4月中は、本湖の二つのワンド、5月いっぱいは上流部エリアを禁止にしたという。勿論、岸にもそのたて看板を設置したという。お客さんの声とは、今までの4月10日から5月10日よりも、5月中いっぱいのほうがネストも多く見られるし、フライを守ってるバスも多いので、そのほうが禁止期間としては効果的だという前向きな魚を守るための考え方だ。それも1人や2人じゃなく、何時も来てくれるローカルたちからの意見だという。とてもいいことだ。そして更にいいことなのは、その声をしっかり聞き入れて、運営していこうとする観光企業組合の姿勢。ちょっと間違えば5月の連休は人が多いから開放しようとか、トーナメントやりたがる人間も居るからその日は認めようなんて目先に走りがちなルールだが、湖を利用する人間と、そこを管理する人間たちが一丸となって、バスを、そして釣り人を守っていこうという姿勢が素晴らしいし、先を見据えたビジョンを持ち合わせているのがいい。確かな効果はやってみないと分からないが、オレ的にも賛成な期間変更だと思う。で、トーナメントの方はというと、前々日にたっぷり降った冷たい雨の影響で、予想通りのタフな状況。それでもみんんな、どうにかこうにか魚を釣ってきて、やはり高滝ダムっていう魚が上がっていた。今回は朝の挨拶で、ウェイイン時はリミット3本を釣っても写真は一匹、もしくは二匹までにするのをルールとしたので、誰もバスを落とすことなく、しかも皆ちゃんとケアーしてくれていい感じでしたよ。ある意味アレだけの釣り人が連日入っていても、バスのコンディションも釣果も極端に落ちることなく、いい状態をキープしている高滝ダム。類稀な水質と、管理する側の熱意が上手くかみ合わさった大切なバスレイクとして、益々良い方向へと向かって欲しいものである。
ヘラブナ社の取材で印旛沼水系に入る。去年の取材では半ベラとコイだけで終了してしまい、印旛ベラは未だに手にしたことが無い。今回は地元に住む福田兄弟のお奨めスポットが狙い目。何と福田兄弟は、お父さんお母さんと共に家族でこのスポットに入るという。親子四人でヘビーな印旛沼をホームグランドにしているなんて、しかもほぼ誰も来ないシークレットスポットを開拓しているなんて凄い事ですよ。車を降りてからヘラ道具を担いで歩くこと約10分。枯れた葦の隙間を通り抜け、ぐちゃぐちゃの泥の上をビビリながら歩き、着いた場所はガマの新芽が生え始めている。ちょっとしたフラット。両サイドは葦が生えているんで、ディープ隣接の小規模フラットといった感じだ。水深も結構あり、思わずスピナーベイト引かしてよって言う場所。やっぱり気持ち良いですよ。こういったベジテーションの中で釣りをするのは。結果は月刊へら鮒を見てもらえればと思うんだけど。ついに印旛ベラに出会えちゃったわけで。思っていたよりシルバー系の魚体で、それでいて体高のあるしっかりとしたかっこいいヘラでしたよ。予想ではもっと黒々としているのかと思ったけど、とても綺麗なヘラで感動しちゃいましたよ。福田兄弟がいなかったらとても釣れていた状況じゃなかっただけに感謝してますよ。次回はボートを借りて印旛ベラを狙ってみたいと思ってます。誰もやってないし。平日にもかかわらず、バスマンも結構ボートを出していたし、バスはどうだったんでしょうかね。久々に印旛のバスもやってみたいし。水の感じは良かったんで今年は好調なんじゃないでしょうかね。
7/18に山中湖畔にあるプロスタッフ中原さんのお店
センターフィールドが新店舗リニューアルオープンします。
当日は田辺さんも来店される様子ですので、
足を運んでみてはいかがでしょうか?
詳しくはセンターフィールドのブログにて!
バサーの取材で九州遠賀川へ入る。状況的には二日前からの豪雨で大増水、激濁りの大変な状態。夕方前日入りした状態では、もう雨も止んで晴れてきているタイミングだし、すぐに回復はしないだろうが、さかな探しにはもってこいのセッティング。ちょうど去年くらいからだろうか?劇濁りとか、激寒とか、大増水とか、何だかもの凄くヤバそうな状況でバスを探していくのが、楽しくなってきている自分がいるのに気付いた時がある。特に、今まで何回か行っているレイクだと尚更だ。普通の状況のときに行って、やっぱりねっと答え合わせをするような釣りをするより、どこにいるの?この水で食うの?とか、このルアーで出てくるの?とか今までに経験したことのない時間を過ごせる方が、とっても得をした気になる。だってその現場にいない限り、実体験できないわけだし。いつもいつもある状況じゃないんだから、ある意味ラッキーとも言えるわけである。そして今回の遠賀川。内容的にはバサー誌にこれでもかってぐらい詳しく載っているので、それを見てもらえばいいのだが、はっきり言って超ビックリな展開になっていったわけで。今まで、計10回ぐらいはこの川に入っているが、こんなにアベレージがでかくて、高活性になったことは無かっただけに、自分自身での快心の釣りが出来ちゃったわけだ。それにしても今回、改めて思ったのは、ガンタージグの持つスーパーポテンシャル。確かのこのジグがガンターズビルで、試合中に2日間続けてビックフィッシュ賞を獲得したのは、奇跡的な出来事としてオレの中にインプットされている。しかしながら、あれから十数年経つのに、やっぱりこのジグは凄いわけで。どこのレイクに行こうが、このジグを使った時って結局、いい魚とめぐり合っている。やっとの思いでのワンフィッシュもあれば、今回のように落とせば喰っちゃうような激喰いもあるが、常に魚のクォリティが、アベレージサイズを大きく上回る。コンディションの良い個体なのである。良く、黄金比率なんていわれているが、オレ的にはそんなに簡単ではない。ただ魚を釣るっていう面では、どのルアーにも確かに存在している。しかし、こと魚のコンディションを選んでいい魚を喰わしていくっていう事になると、理屈だけでは説明できない世界が、明らかに存在していると考えている。でも、だからこそ、この釣りは面白いし、ルアーを作ること自体もエンドレスに面白いことなんだと思う。
ひさびさの琵琶湖。翌日のセブンパームスのセミナーがある為、前日から入って釣りもしちゃおうという計画。一緒に乗るのは黒須君。最近はクランキンでいいサイズを釣っているという。オレ的にはとりあえずトップの釣りがやってみたい。実は、数日前に琵琶湖に行ってきたという宅メガの重宗さんからいい情報が入ってきたのだ。”トップで結構釣れますよ。”と。彼はバリバリのトッパーなので、トップしか投げないから普通の情報とは違う。”岸のほうで釣れますよ。”おっと、めずらしい。最近の琵琶湖ってモロコが接岸している春以外、魚は水通しの良い沖目についていることが多いし、スポーンも沖のハードボトムでやっている。これって何かあるんじゃないのと、黒須君にも、シャローのトップ、チェックに行こうよと持ちかける。そして、朝イチから入ったエリアで、2人はすごい光景を目にする。何と、水中丸見えの水深1~2mにバスがクルーズしている。さらに、たまにオイカワを追ってバストしてるわけで。さすがに岸際は、普段から水が通らないのでウィードにはアオミドロが付着しているし、大丈夫かよって感じ。なのにバスは居るし、オイカワも居るし、ブルーギルもたくさん居る。これってってことで、2人で色んなトップをやって行く。定番のレイダウンミノーフローティングからプロップ、さらにはトレジュ、フロッグまで。で、発見したのがビハドウのただ巻き。オイカワ&クリアウォーターの組み合わせならこれはどうよって入れて行ったビハドウが大活躍。エリアをどんどん変えながら、オイカワを探してただ巻き。探る範囲も広いし、スピードのある釣りなので、次から次へとチェック出来る。そうこうしながらやっていくと、どんどんバスガ居るべきパターンが見えてくる。で、54cmを頭に、この日はかなりのナイスフィッシュを釣っちゃったわけで。何と、彼らが今までやっていなかったパターンが出現しちゃったわけで。これには黒須君も大喜び。途中、クランキンエリアではショットオメガでいい魚を釣って、この日は大満足。やっぱり琵琶湖って色々あるわけで、楽しい。今回大活躍したビハドウタックルは、HB630MにメタニウムDCに、パワープロ3.5号、20lbナイロンリーダー。正にドシャローウィードにつかまることなく、沈まないで引けるPEラインがいいセッティングだったし、魚が掛かってもかなり強引にボートに寄せてこれたし、いいかんじで使えましたよ。
セブンパームスのセミナーもいい感じで終了。勢いのあるプロショップだけに、人数もさることながら、幅広い客層、さらには店員さん達のアグレッシブさに嬉しい限り。やっぱバスでしょって再認識させてくれるだけでも大収穫。で、この日は宮廣君とポジティブに発進。俺がセミナーをやっていた日曜日に、黒須君はお客さんと数え切れないくらいの40upと、58cmを頭にやばいくらいの数のビックフィッシュをビハドウで仕留めていたらしい。で、その話が宮廣君にも入ってきて、だったらオレ達もやっちゃうからねーと、朝二ぐらいで入った宮廣君エリアで、オレがビハドウで56cmを釣ると、そこからまたまた新しい展開になっていく。どうやら宮廣君、この手の魚は見つけていたのだが、レイダウンでは見切られちゃっていて、上手く釣りきっていなかったという。彼自身もビハドウただ巻きの力にはビックリだと言う。ビハドウのサイズは、2フックでも3フックでもどちらでも同じように出たわけで、サイズというよりも引き波と細見のシルエットがキモのよう。で、この日も順調にエリアを煮詰め、ビハドウ引きどころを次々と発見していったわけで、2日間の琵琶湖をたっぷりとエンジョイしちゃったわけですよ。
亀山湖でヘラブナをやる。この日は、前々から一緒にやって教わりたかったマッシュポテトを使った大型ヘラの達人、金子元さんとの釣り。元さんの指定した場所は、何とトキタの桟橋。水通しがよく、シェイドの出きる桟橋の中層を攻めると言う。オレが到着した時には桟橋に沿ってボートが既にセッティングしてある。トキタで話しを聞いてみると、桟橋沿いには二艘くらいしか入れないので、最近は予約で埋まっているとのこと。そんな世界があったの?と、ちょっとびっくり。この日はマッシュの基本的なエサの作り方から、アプローチの仕方を教わる。何といってもこの手の釣り、普通のヘラブナ釣りとはエサも違うし、ウキから針まで違う。ハリはでっかく、エサもでっかく。普通のサイズでは食いきれないサイズで大型だけを狙って行くと言うスタイル。粉末マッシュポテトはマルキューから出ている徳用マッシュっていうやつだが、雪印っていうロゴもはいっているし、どうやら普通に食べられるタイプのよう。通常の麩エサと違って、煙幕を張るように、細かく溶けて行くのが特徴。数年前からチャレンジしていたマッシュポテトだけど、自分一人じゃどうにも解り辛かった訳で。この釣りを50年もやっている元さんとの出会いは、オレにとっても興味津々の出来事。このタイプの釣り、全然メジャーじゃないし、ある意味マッシュは普通のヘラエサなんて言うイメージが有ったので、一体どうなるんだろうと楽しみだった訳だ。エサを教わり、だいたいのイメージを教えてもらって釣り出すと、開始から2時間程経って、釣れてきたのは43cmの丸まると太ったヘラ。その後46cmも釣れ、さらには49cm。オレ自身の最大ベラがあっさりと釣れちゃったわけで。この日、計6枚のデカベラを釣り、オレとしてはかなりびっくり。これってマッシュの力?確かに桟橋のワキって言う一等地だけど、だからってそんなに簡単にこのサイズに出会えちゃう訳が無い。この世界には何かが有る。そう確信するには十分な出来事だった訳で。メインじゃないけど、ヘラブナをやり始めてかれこれ7〜8年。どうやらまたまた楽しくなっちゃうような次元の釣りに出会っちゃったわけなんですよ。どこまで突っ込んで行けばいいのかは現状では分からないけど、自分なりにある程度の納得がいくまでは行っちゃうんだろうなって思ってますよ。
ロッド&リールの取材で高滝ダムへ行く。この日のお題はカバーでの釣り。カバーだからってことで迷わず上流へ向かう。しかし、川へ入って遭遇したのはフラットの上で時折バストするバス。追われているのはオイカワみたいだ。ってことで、ちょっとビハドウやらしてね、とキャストするといきなり釣れてきちゃうし。岩盤沿いにビハドウ入れても食ってきちゃうし。カバーじゃなくてゴメンゴメンと言いながら、この釣りを封印。で、カバーを攻めるが魚はどうやら沖目に出ちゃっているみたいで反応は薄い。だってベイトも沖目だからね。でもそこは高滝、丁寧にカバーを打って行けば、必ず出会える。だってカバーだからね。と言うことで、目的とする取材は無事終了。最終はMCジグ1/4ozにパワーバランスと言う喰わせ系でサイズアップして行ったのだが、この状況では上出来だったでしょう。内容はロドリの本文で見て欲しいけど、実は2日間の釣りで一番釣れたのはビハドウ。写真的にカバーじゃなかったんで殆どカットされちゃったけど、はっきり言って恐るべしビハドウってカンジだったんですよ。だってあれだけ攻め続けられているオープンウォーターのバスを喰わせて行っちゃう訳だからね。
青森に、シマノTVのロケへ行く。狙いはマダイ。6月の末に、1つテンヤをプライベートでやりに行った時に、かなり良いサイズが揃ってきたので、だったらちゃんと紹介しましょうってなったわけだ。で、何をちゃんと紹介するかと言うと、先ずは釣り方。最近オレ的に煮詰めて行ってるパターンは、今までのフォール&着底の釣りから、それプラスクランキンのように巻き続けて喰わせて行くと言うタイ釣り。今まではライトなテンヤで上から狙って行ったのをウェイトをあえて重くしたテンヤを使い、潮で流し込んでそこから広いエリアを巻いてきて、魚を引っ張ってきちゃおうと言うスタイル。今までの釣りにプラスすることによって、幅はグンと広がる。更に凄かったのは、6月末の時も、今回も、通常の冷凍エビエサよりも、エコギアアクアの方が何倍もバイトが有ったと言う事実。特に巻きの場合は、オレンジとかホワイトとかいった派手目のカラーを入れて目立たすことがキーとなったし。喰いも深く、フッキング率も良かったことだ。ウマヅラやフグと言ったえさ取りが少なかったせいもあるが、その圧倒的な差にはオレも同船者も船長もびっくり。やっぱり入れ時なんですよ。更にリグを自由自在に操れるひとつテンヤの釣りならではの対応が有ってこそ。それにしてもやっぱりアクアって凄い。今まで難攻不落だった、ソフトルアーでのタイ釣りを無理無く成立させちゃう訳だから。ひとつテンヤの釣りって、思っていた通りのポテンシャルを持ち合わせていた訳で。魚のコンディションに合わせて、色んな形でアプローチ出来るっていうのはとっても良いことですよ。たぶん、ここから発生するテクニックや、タックルの進化もまだまだあるだろうし。この先も楽しみな釣りですよ。実際の内容はシマノTVにアップされるので、チェックしてみてください。この時はホワイトのアクアが良かったんだけど、多分ベイトがイカだったんじゃないかと、オレ的には思ってますよ。シーズンが移り変わって、ボトム系のかにやエビ、ウニとか貝がベイトになってくると、レッドやグリパンが効いてくるし。今年は冬になるまで、もっとアクアウを使ったタイ釣りをやりこんで見ようと思っているので、まだまだ発見することが有りますよ。それにしても今回の”巻き”。より縦横無尽に海を切って行けるだけに、ゲームにこれまでに無い広がりをもたらせてくれると思ってますよ。
TBSiの地球夢の楽園紀行を収録する為ヤップ島へ行く。ヤップ島はグアム島のちょっと先にある小さな島。メジャーなパラオはその先。取り立てて大きな観光がある訳でもなく、その存在すら知られていないレベルの島だ。勿論、海外の釣り場としても全く有名じゃない。どこの国かと言うと、ポンベイやマジョロといった小さな島からなるミクロネシア連邦。何でこのマイナーなヤップ島へ行くことになったかと言うと、たまたまヤップ島へ支援に行っていたとある日本人が、その釣り好きさから、島のリゾートオーナーにより釣り担当として雇われたところから話しが始まる。ヤップ島のリゾートのメインはダイビング。ダイバーあこがれの魚、マンタと遭遇出来る確立の高さは、世界でも類を見ないと言う。それだけにダイビング船はしっかり揃っている。この船を有効利用する為に、釣り客も欲しいといったオーナーの思惑だ。で、そのとある日本人と言うのが、その昔、JBTA時代に試合で顔を合わせていた宮田さん(通称ジャンボ宮田)だったわけである。その宮田さんが、番組作成側に、「田辺さん来てくれないかな」となったのだ。ジャンボ(昔からそう呼んでいたからね、オレより年上なんだけど)と久々に再会したのは成田空港のロビー。顔すらはっきり覚えていなかったのに、会った瞬間から次々と記憶がよみがえる。それにしても面白いもので、一緒にトーナメントやっていた人間が、なんでまたヤップ島とか言う場所に住んじゃって、しかも挙げ句の果てに釣り担当とかになって、日本からのお客さん増やしたいんだよねってなっているんだろう。で、オレ的にはジャンボの為だったらがんばっちゃうからねとなったわけで。釣り場の話を聞いていると、メインの魚はGTとイソマグロ。しかし、数はいけるけど、巨大GTがうようよいるわけでもなく、イソマグロはイソマグロだし。オレとしてはそうした釣りよりももっと手軽に南の海を満喫できる釣りも紹介しようよと提案する。だって日本から近いし。グアム経由でいけるし、これって安・近・短コースでしょ。だったら誰でも気持ちよく、しかも高確率で楽しめる釣りをフューチャーしたって良いわけで。で、アオリイカはどうなの?ロックフィッシュ系はどうなの?ライトタックルアジ系はどうなの?と、色々ジャンボに聞く。しかしジャンボ、今までGTとイソマグロばかり追っかけていたらしく、他の魚についてはやりこんでいない。じゃー1から開拓するしかないねって事になったわけである。オレとしては開拓はかなり楽しい。とりあえず番組的にはGTの画は絶対欲しいというので、まずはGT。ドシャローPE6号。久々のパワーファイトだ。初日の開始早々、10分もキャストしていないぐらいであっさりと十数キロのGTが釣れちゃう。なんだ、いけるじゃん。しかもそこまで小さくないしってかんじ。で、GT釣ったから速く探索に行こうよってことで、まずはロックフィッシュを試みる。するとすごいことになってしまう。こんなにいるの?ってかんじで正に入れ食い。さすがにエリアや水深を外すと何も無いが、きっちりエリアを見つければ大変なことになってしまう。しかも普通のロックフィッシュタックルじゃ取り込みきれないデカイサイズも喰ってきちゃう。一番効いたのはインザベイトの30g。これのアップ&ダウンはすごい。その強さで魚を引っ張って来ちゃうので、ワンキャストワンフィッシュ・・というかひとおろし、フォールでバイトっていうかんじ。タックルはサンダーシャフトを自分でスピニングに改造したものに、5000番のリール。PE3号。リーダーは50lbっていうぐらいのミディアムヘビータックルがはさにドンピシャリ。久々というか、こんなに多くのロックフィッシュがいる島って20年以上も前に行ったマジョロ以来だ。まさに、まだこんな近場に人間に取り仕切られていない場所があったんだと驚きである。根魚っていうのは、どこへ行ってもその海の荒れ方を知る1つのバロメーター。そりゃー、GTやイソマグロだってまだまだいるのは納得できる。そして、番組的には最終日に釣った23kgぐらいのハタでエンディングを迎える。オレとしてもソフトルアーとジグヘッドで釣ったロックフィッシュの中で、今までで一番のビックサイズ。タックルはサンダーシャフト730Hにコンケスト400.PEは5号。リーダーは100lb。いいセッティングでしたよ。ある意味ギリギリのセッティングとも言うけど。それにしても、まだ凄い所がこの世界に残っていたわけで。しかも日本からこんな近場で。オレとしては皆是非行っておいたほうがいいと思える釣り場だ。きっと後10年も経てば、居なくなっちゃうかもしれないし。魚の豊かな海。日本の南の海も何百年も前はこんなに豊かだったんだろうか。
山中湖センターフィールドの新店オープンイベントに行く。今まで、湖岸道路で場所を借りてショップをやっていた中原君。ついに自分で土地を買って、人生かけた本気の勝負に出ることになったわけで。応援しに行かなくっちゃね。それにしても今、この時代にプロショップとして新店がオープンできる中原君、大したものである。ひとえに彼の真面目で優しい人柄が、お客さんに対しても、揃える商品にしても反映されているんだと思う。釣れる物を揃える。自分が使ってよいと思ったモノを勧める。親身になって情報を伝える。プロショップとしての王道をこなしてきて、ここまで登ってきたのだから、内容にブレは無い。まぁ、確かに奥さんの接客がピカイチだからという意見も否めないが。で、この日朝からひっきりなしにお客さんがやってくる。車の止めやすさも手伝って、釣りを全くしないようなかんじの、観光っぽい人もやってくる。バス専門店として、こうした店が山中湖に存在しているんだということを見てもらえてるだけでも、こっちとしてはちょっと嬉しい。この日、センターフィールドは売れに売れていた。ノリーズユーザーの多さも手伝ってか、ロードランナーもう30本以上出ましたとか言ってるし。まじ?ですかっていうかんじ。大体売れ筋アイテム複数在庫しちゃってるし。一体どこから集めてきたのってゲーム部担当営業も驚いてるし。オレのセミナーにも大勢の人が来てくれたし。本当に心地よい一日でしたよ。
ゴーフォーイットの収録で相模湖へ行く。暑さはピーク。アオコはいっぱい。6月中はまだ釣れていたんですけどねっていういつものタイミング。そんな中でもオレ的には勝算はあった。やや勝手だがトップウォーターゲームに持ち込めれば何とかなると。ここ数年、トップウォータールアーを作りこんできただけに、ノリーズのトップ群は弱いのから強いのまで、細いのから太いのまで、かなりコンプリートされている。これらのトップの出し入れさえ出来れば、何とかなるんじゃないかと思っていたワケだ。しかし、しかしながらである。小バスは釣れてもまともなサイズを釣るのは想像を絶する難しさ。どんどん追い込まれて行っちゃうし。今年のゴーフォーイット。ここまでエンディングで謝らないでどうにか済んでいたのに。ピンチだし。内容は番組で見て欲しいんだけど。それにしても30℃以上ある水温。35℃はあるんじゃないのっていう気温。すごいことになってましたよ。でもバスを釣るボートは予想以上に多かったし。良かったですよ。そんなことにはめげないバスフィッシャーマンが大勢いるのが見れて。お世話になった柴田ボートさん。冷たいものを差し入れてくださった天狗岩ボートさん。ありがとうございました。今期はプライベートでの相模湖攻略でもしてみたいと思ってますのでまたよろしくお願いしますね。
バサーの取材で河口湖へ行く。一週間前のセンターフィールドのイベントで来ていた人たち曰く、今の河口湖は激タフですから、デコ確率も高いですよ、といったたぐいの情報ばっかりだったし。でも、バサーの編集者”西”は、是非見てみたいです。田辺さんの河口湖。スモラバ、ポークとか当然使わないだろうし、読者はそういうスタイルを望んでいるんですよ。とか言っちゃっているし。勇気づけてくれるのは良いんだけど、バサーの頁って二ヶ月に分けてday1day2って出して行くのが通常だから、2日続けてデコッちゃったらどうするんだよってちょっと弱気なオレ。だって河口湖ってここ十年来、秋のゴーフォーで1回やったのと、中原君と数時間一緒に釣りしたぐらいだし。ゴーフォーの時だってあんなにベイトがいたにもかかわらず、確か2日で一匹釣れただけだったはずだし。で、当日は中原君のボートを借りて、取材艇は魚屋ボート。魚やボートさん曰く、朝夕に食いが集中しますから、上手くすれば大丈夫ですよとにこと。10時過ぎると殆どダメになっちゃいますけどねとの情報。で、いつもの通り、やるっきゃないでしょってことでスタート。内容としてはバサー誌にこれでもかって言うぐらい詳しく書いてあるんで、そんなゲーム進行だったんだなって理解して欲しいんだけど。それにしても今回、つくづく実感したのは、自分の釣りの大切さ。ちゃんとハマる時はハマるわけで。後はその日、その時のコンディション次第なわけですよ。前回どうだったかとか、先週がどうだったかなんて、やっぱり関係ないわけで。それがバスフィッシングなんだし。行って良かったですよ、河口湖。ってことで、次回のバサーもイケてるとこやろうねなんてことになってるし。やりますよ。オレ的には。バスはどこに行ってもバス。バスフィッシングは、そこにバスがいる限り成立するわけだから。
ルアマガソルトの取材で青森へタイ釣りに行く。もともと、貯まったJALのマイルでプライベート釣行使用としてたんだが、だったら取材も入れますよと言うタイミング。一年かけて作り上げた、ひとつテンヤソルトルアー対応のロックフィッシュボトム・ジグヘッドスナッパー710MLSと炎月ひとつテンヤマダイ240MHを持ち込む。リールはステラC3000。最近、アクアを使うにしろ、エビを使うにしろ、巻きで食わすテクニックも導入しているので、遠くの魚でもしっかり合わせの効く、強めのバットの出番が多くなってきている。ルアマガソルトの記事のことも考えて、アクアメインの方が良いのかと聞くと、意外にも、エビエサも用意して釣って欲しいとのこと。おっとそう来るって感じだ。正にオレ的には、その辺のところは皆に理解して行って欲しい部分。状況に合わせて、狙う魚に合わせて、同じタックルを使っていながら,エサもルアーも両方使い分けられるのがこの釣りの更に面白いところ。タイと言う魚だからこそ成立するハイブリットな感覚。アイナメやソイと言った通常のロックフィッシュだったら、ジグヘッドにエサ付けてとも思わないし、ましてやバスをやる時にエサを付けようとも思わない。ルアーの強弱によって、殆どのコンディションを攻略出来る。魚はルアーを出し入れしながら釣るのが面白い。タイと言う魚は、タイラバに代表される弱めのアクションや、サビキなどよりナチュラル系を好む魚。ジギングスプーンで釣れないことも無いが、本来のローテーションにはやや無理がある。エサで言えば、コマセにロングハリスのオキアミから打たせ釣りなど、ナチュラルなフリーフォールに至るまで、様々な釣り方の存在するタイ。その中でも、誘って落として、投げて巻いてと、多岐にわたるアプローチで攻略出来るテンヤの釣りは、かなりハードルアー寄りの釣り。だからこそのハイブリット感覚なんだろうと思う。今回の青森のタイ攻略の内容は本誌の方で見て欲しいが、オレ的にはこの釣りに対して、そんな感覚でとらえているわけなのである。
ルアマガソルトの取材から2日空けて、今度は釣り東北のマダイ取材。場所としては今までやったことの無い山形県、そして秋田県のタイだ。編集長の伊藤さんが、ひとつテンヤをチャレンジするには、この辺の場所&船でどうでしょうと、選んできてくれた所。実際、オレのいった時点では、りょうほうともひとつテンヤに関してはまだ何も起きていない状況。タイラバでの釣果はあるが、ひとつテンヤではやったことが無いと言う。実際、山形酒巻港の船長は、テンヤは持っているんですけどねと、船の中から3〜4個のテンヤを出してきてくれたんだが、まだ使ったことが無いと言う。ある意味、興味はあるんだがどうアプローチして行ったら良いんだろうという状態。初日、午後三時に出船して、漁港のすぐ外側の水深30〜40mを狙いに行ったのだが、釣りを開始して直ぐに一匹目のタイがお目見え。さらに、もうそろそろ地合いですねと言っていた夕マヅメ。スーパービックフィッシュがオレの8号テンヤ,アクア仕様に食ってきた。何と85.5cm、7.4kg。やったぜってかんじ。船長も記録だと言って相当の喜びよう。今までタイラバで毎日のようにやっていた場所で、まさかこんなサイズが居たのとびっくりしているし。それとともに、ひとつテンヤのヤバい可能性も分かってくれたみたいだし。今回の釣り東北誌はかなり濃厚にオレ的一つテンヤ考を掲載してくれている。たぶん今後の日本海のタイ釣りは、急激に進化してくるはず。だって魚が居るわけですからね。より楽しく、より深く。そして一匹の価値が分かりやすいこの釣り。今後の日本の船釣りを変えて行くだけの力は持っているとオレは思っているんですけどね。
西湖にて爆釣チャンネルカップが行われた。ノリーズカップとのダブルタイトルにはならなかったが、多くのノリーズファンも集まってくれて、白根ボートのある前浜には、ズラリとボートが並んだ。今回は西湖ルールの中で、ルアーに縛りをつけたわけではないので、皆どんな釣りでやってくるのかも楽しみだし。心の中ではみんな頼むよってかんじだったんだけどね。結構な人数がプラクティスもこなしていたみたいで、それぞれ、オレ的には状況をこっそり聞いてみていたんだけど、前段階で釣れていたのは、ワサビー、ジャカブレイド、ビハドウ、ビハドウシンキングチューン、デカめのラバージグ&ポーク、ガンちゃんのところのシンキングダブルプロップも良い魚を食わしたみたいだし。フォールのリアクションか、金属音で寄せて、追わせて、食わすといったルアーが強かったみたい。雨だったり、風だったり、荒れていてくれれば強めの巻物も効くんだろうけど、やっぱり状況は難しそう。大会中はパトロールも兼ねて釣りをしていったが、シャローにベイトがいるところは意外に少なく、その代わり、水深4~6mぐらいにワカサギがびっしり。今年はかなりの数が育っているかんじ。来年の春は久々のワカサギパターン爆釣がやってくるのかとちょっと期待しちゃう映りっぷり。オレ自身の釣りでは、まず8gワサビー水深2mくらいの岩陰でバスがくわえて持っていくがすっぽ抜け。シングルフック仕様はウィードも掛かりにくいが、バスも掛かりにくいのは確か。掛かっちゃえばバレにくいんだけどね。更にワカサギ群の中で、インザベイト30gを引きまくっていて、着底と同時バイトで良い魚かけるもバレちゃう。やっちゃたぜと思いながらも色々と試していく。風が出だしたんで、ベイトが視認できた場所へ戻ってシャローでビハドウ。これに一発ナイスバスが来る。バッカンに水を入れて、とりあえず本部に戻ってウェイイン。1610gの丸々太った良いバスでしたよ。とりあえずセミナーの話ネタも自力で作ってみる。散々みんなもオレも流した場所なのにやっぱりタイミングなんだよね。で、この日のウェイイン。みんななんとか魚を持ってくる。っていっても80人中10人ぐらいだけど。やっぱり難しかったみたいで優勝の人間がすごい。ビハドウで5匹もかけて、3匹獲ってブッチギリ優勝。やっぱりそんなかんじなんですよね。内心ホットする。ノリーズルアー頑張ってもらわないとね。こんな状況でデカイの釣ってこその存在意義なんだから。キタイノシンキングチューンビハドウや、シンキングダブルプロップはどうやら、追って来たけどぐらいだったようで。プレッシャーが掛かると見破られちゃうのかな?トップは追わせれば食わせる力はあるけれど。水中は難しいのか?それとも水中のコンディションなのか?おれにとってもまだまだ興味のあるセッティングなので、意識しているんだけど、まだまだ理解できていない。それにしても西湖のバスフィッシングって、いつもながらバスの気持ちを知るにはもってこいの場所。複雑なカバーとか濁りとか無いから常に簡単にはならないが、バスの気持ちと攻めが一致すると魚が釣れてくる場所なんだと思う。それにしても綺麗なあの水での夏のバスフィッシング。やっぱり気持ちいいですね。釣れた人も、釣れなかった人も、皆が楽しんでくれたと思っていますよ。
前々から誘いを受けていたイタリアでのバストーナメントにスポット参戦できるスケジュールが取れたので、イタリアへ向かう。トーナメントの名称は、エリートトーナメントトレイル。イタリア、スペイン、フランス、ポルトガルなどのバスフィッシャーマンが出場しているユーロ圏トップクラスの試合だ。ヨーロッパでのバスフィッシングの歴史はまだまだ浅く、やっとしっかりした形式の試合がここ数年で始まってきたというかんじ。ユーロになってから国境もなくなってきたので、フィッシャーマンはボートを引いて、色々な国のトーナメントに参戦しているといった感じ。バスボートもまだまだ発展途上で、15~17fが主体。しかしすでに、22f200馬力台のボートも数艇入っている。形式的には、二人一組のチームトーナメントが主流だという。今回の試合もチームでの参加。イタリアには既に、ノリーズノプロスタッフが10人以上いる状態で(イタリアのエージェントが盛り上げてくれてるわけだけど)、その中の一人と同船して釣ってくれとのこと。レイクの名称はボルセナレイク。場所的にはローマからフィレンツェに向かっていく途中にある。ローマから3時間ぐらいのところだ。一日プラクティスをして、二日間の本戦をやるといったかんじ。向こうからの事前情報では、クリアレイクでフィネス中心の試合だという。ウィードが少しとほとんどがオープンウォーターなので、カバーゲームや強めの巻物はほとんど出番なしですよとの話。そう言われても、オレとしては、でもね。自分なりに組める釣りにしていかないとどうしようもないし。で、メインで用意して行ったのは、ビハドウやウェイクプロップ、トレジュなどのトップ系。レイダウンミノーのジャーク系。さらにダブルフルやトリプルフルのクランクベイト系。ワームはあんまり。まぁ、要するに琵琶湖や山中湖といった感じでやってみれば良いかな?と。ベイトはラッテリーナという8~10cmくらいのやつだという。当然、イメージは沸かない。そんな感じで突入したプラクティス一日目。いきなり風も強いし。ウィードエッジを流していきますよというパートナーの意向。オレが探すからといった釣りじゃなさそう。というか、まんまる形状のレイクだし。ハンプやアイランドといった複雑さもあまり無さそうだし。まぁ、成り行きでといったスタンス。でも今回のパートナージャコブは、ノリーズスタッフの中でも若手実力ナンバー1と言われるくらいの、イタリアではビックネーム。昨年度のイタリアBASSフェデレーションアングラーオブザイヤーで、アメリカでのBASSフェデレーションチャンピオンシップにも出場してきたという。さすがにクラッシックまでには上り詰めていないが、かなり国際的なバスフィッシングが、もう既にユーロ圏には根付いてきている。で、この日魚を釣ったのは、ディーパーレンジ1/2ozとトリプルフル。ジャコブはジェッターでキーパーを数匹釣る。なんかいっぱい釣れるわけじゃないけど、普通のゲームでもイケそう。ただビックフィッシュにはたどり着いていないけど。で、試合当日、ボート数は40台ぐらい。ロードランナーのラッピングでバッチリ決めているノリーズチームも参戦している。結構本格的ですよ。ルールは当然、いまや世界基準のキーパー5本総ウェイト。この日は朝から風もなく、いいかんじ。で、朝イチ入ったウィードエリアでいきなりのラッシュ。パートナーは6インチストレートのネコリグ。オレはレイダウン110ウェイクプロップ。なんとプロップが効いた。30分も経たないうちにリミット達成。でもサイズが伸びない。600~800gの間で揃ってしまう。その後もグラム単位の入れ替え。ディーパーレンジ、ジェッターでも釣れるがサイズ変わらず。こんなものなのかなとなんとなく理解。でも面白い。だってノリーズルアー、イタリアのレイクでもしっかりと魚をキャッチしているし。この日、約4.2kg釣ってウェイイン。結果は9位。なんと上位は2㌔フィッシュとか混ぜている。みんな一匹とかなんだけど何か混ざっている。オレたちは平均していい魚。何かよくわからないけど釣りがあっていないのかな?でも一匹良いのが入れば、一気にトリプルスコアになっちゃいそうなかんじでもあるし。二日目、朝から風が強くてトップが効かない。で、ディーパーレンジで一本ずつ拾う。でもかなり釣れない。昼近くまでなんと2本のキーパー。しかし、午後になり、風がちょっと収まって、ボートがしっかり流せるようになり、ディーパーレンジでリミットメイク。そのままウェイイン。当然スコアは足りない。入れ替え出来てないしね。そしてトータルでのスコアは16位。皆どうにか釣ってくるわけで。上位の人々は何とテキサスリグのミディアムディープズル引きで釣っていたらしい。まぁ、そんな感じなんでしょう。オレたちはプラからそういう釣り、やってないし。そんなコンディションだったわけで、いい勉強さしてもらいましたよ。変にハードルアーが効いちゃっていただけに、行き着けなかったわけで。スローダウン一日やって、リミットが揃わないチームもいっぱいいるわけだから、その辺の見切りは難しいとこなんですよね。で、今回のイタリア。一番びっくりしたのはノリーズブランドの知名度。さらに皆オレのこととかも分かっているし。日本発進のバスと、アメリカ発進のバス。その両方を良いとこどりしながら発展してきているのが正に、ヨーロッパバスフィッシングスタイルというかんじだ。それにしてもやっぱり凄いのはバスという魚。国境を越えた試合。世界中を行きかう情報。やはり、ほかの魚ではやりきれなかったことを、実際に起こしている。もちろん皆が懸念している、外来魚問題としてのバスの存在も、今後ヨーロッパでクローズアップされてくることは間違いない。グローバル化が先か、外来が先か。その答えは多分後数十年経たないとでてこないんだろうが、間違いないのは魚には国境というくくりを、人種というくくりと同様に当てはめられても、釣りというジャンルには決して国境は存在しないということ。たとえどこの国にいこうが、頑張れバス、頑張れバスフィッシャーマンと思ってしまうのは、オレだけじゃないと思うのだが。
ゴーフォーイットの収録で、おかやまけん高梁川に入る。ボート準備を手伝ってくれたのは四国の石川晴彦と岡山の黒杉哲雄。で、前日夜入りして皆と会うことになっていたのだが、何とその日は降り続く大雨。オレ的には川のバスだけにかなり心配。そして夜、二人とも普通に大丈夫でしょうなんて言っているし。どうやらちょっとやそっとでは濁りが来ない川らしい。笹濁りになるとかなり期待が出来るとの事。オレの知っているメディアで見た高梁川は、クランキンとかで入れ食い状態だったが、彼らによると、その話はもう忘れたほうがいいという。数年前のそのころが、ウィードの状態が急激に変化して凄かっただけで、今は普通に難しく、チャプターで3kgも釣ればお立ち台間違いないですからという。そうなんだーと、なんとなく納得。まぁ、試合のスコアがどうだろうと、濁りがどうだろうと、ロケは決定しているわけだし。いつものようにオレ自身のバスフィッシングをぶつけていくだけですから。で、次の日。川は大増水のまっ茶色。濁りには強いですからといっていた二人の口から大丈夫ですという言葉はなくなってるし。こんな状態の中での今回のゴーフォーイット。内容は釣りビジョンの番組で見てほしいんだけどオレとしては大満足の出来だったわけですよ。やはりこれだけ急激に変化してしまった状況の中でのバスフィッシングって楽しい。すべて見つけながら、探しながらの釣りじゃないですか。情報も効くルアーも関係ない。そのときのバスフィッシングなんだから。今回、非常に頼もしく思ったのが、ガンタージグの存在。このルアー、米国メガバックスでの鮮烈デビューを飾ってから、早や10年以上。やっぱり外すに外せないスーパー一軍ルアーですよ。何でこんなにしっかり、いい魚をキャッチしてくれるんだろうと、作った本人もびっくりしちゃうぐらいなんだから。今年だけで既に、何回もびっくりしちゃっているんだけど、きっと残りのシーズンにも出番はあるわけだし。最近思うんだけど、やっぱり、スピナーベイトとラバージグって基本中の基本のルアーですよ。サイズを小さくしすぎたり、弱くしすぎたりして、その本来の力を見失いがちになってしまうこともあるわけだけど、ルアーがルアーとしての力を持つことによって、つりが成立してくるというか、そうじゃないと成立してこないときこそのルアーなんだと思いますよ。来期用のガンタージグヘビーカバースキップロッドも完成したし、マーケットからの消えてしまっていたルアーの生産もしっかり組んであるし。スーパーパートナーのコンポジットスカートも揃っているし。まぁ皆さん期待していてくださいよって事です。
バサーの田辺道場取材のため、津久井湖へ行く。今日は、バサーオールスター号の都合上、普通だったら二ヶ月で分けるページを一回でまとめるタイミングの為、ちょっとリスキーな場所でも攻めちゃおうかなって事での津久井湖。オレ自身、10月の津久井湖はものすごく久しぶり。で、釣れてる情報もあるわけでもなく、とにかく突っ込む。朝からちょっと雨模様。いいんじゃないですか?やっぱりオレの釣りは、ローライトコンディションの方がスコアが出るタイプですから。釣りを開始していくと、雨が降っているにもかかわらず、やはりいつもの津久井湖っぽく何も起こらない。だったら、どうにか一匹、釣れそうな低気圧通過中に釣っていこうということで、早い段階からスローダウン。しかも食わせを意識した、オレ的ベイトフィネス。MCジグ1/4ozにパワーバランス。ラインは障害物に絡めてもどうにかするからの14lb。そんなのフィネスじゃないからって普通はなりそうだけど、このラインポンドにこのウェイト、このシルエットの落とし込みは、オレ的には食わせのライト系なんですよ。だって結構タフった時でもちゃんと活躍してくれるし。皆が6lbの1/22ozとか言っていてもほぼ同等に釣果が出ているわけだから。そんな感じかな?と思っているわけで。ある意味、ベイトフィネスって言葉先行系で、釣れたら後付け感のある釣り。もしかしてほかのルアーやリグでも食っていたんじゃないの?って言われればそうとも言うかもっていうレベル。特に大勢のトーナメントで叩き合いしているって言う状況とかじゃなければ、食っちゃう確率は高い。この辺のところが、これから色々と見失わないようにしていかなくてはならない部分。オレの中でももっとフィネス的アプローチも勉強していかなくちゃダメなのかな?とも思うし、結局、その日その時のコンディションの中で、比べていかなければ、イマイチ答えは分からないはずだし。で、その辺のところは来シーズンも含め、やりこんでから理解していきたいとは思ってますよ。ただ、ロードランナーストラクチャーの、ワーム系ロッドのセッティングでも、マイクロガイドをはじめ、サイズを色々と変えてテストをしていったけれど、特にベイトフィネス系ロッドには、やっぱり6~14lbくらい幅のあるラインポンド数や、1/22~1/4ozとこれまた幅のあるルアーウェイトを組み合わせられるくらいのポテンシャルを持ち合わせてほしいかなと。とにかくフィネス、とにかくライトでセッティングし過ぎちゃうと、状況対応能力がせますぎて、かえって難しくなっちゃうかなと。で、この日の津久井湖。スタートはそんな感じのリグで魚を手にしていったんだけど、その後の展開はヤバイぜ津久井湖ってかんじだったんですよ。詳しくはバサー誌で見てほしいんだけど。結局のところ、やっぱり強い釣りの方向性に持ち込んで言ってのフィニッシュ。こんなスコアー、津久井湖でオレ的には20年以上ぶりじゃないのってぐらいのいい魚が揃っちゃったわけで。この日夕方、他に出ていたバスフィッシャーマンと話したんだけど、とりあえず皆、1~2本は釣れたコンディションだったみたい。だけどサイズは30~35とか言ってたし。特にフィネス的アプローチに徹した人間はそんな感じで。一人、ディープクランクで50up一本つれたって言ってたし。やっぱりねの展開なわけですよ。とりあえずフィネス系で魚を手に出来たからって突っ走っちゃうと、終わってみればスコアーも出ないし、サイズも出ないと。つまり、せっかくの良いコンディションの日に、魚が引っ張りきれないと。で、巻物系の強い釣りでビックフィッシュ。だけど数は出ないよと。そこで強いスローダウンを混ぜ合わせていくと、サイズも数も良い感じになるわけで。まぁまぁそういう展開は理想なわけで。つまり、全てはその日なわけですよ。ただ、常々言ってるけど、巻く釣りだったり、強いスローダウンだったりって言う釣りは、自分のリズムやアプローチにコンフィデンスがないとやりきれないからね。いつも食わせで乗り切っちゃってると、出し所が来ても分かりにくいし、上手くこなせないし。やっぱり思うに、自分の中で決めた幅で上手にやりこんでいくのが最適かなと。それにしても津久井湖。オレみたいな釣りでもしっかりと受け止めてくれて、本当にありがとうって感じですよ。
釣りロマンを求めてのロケで亀山、高滝に入る。今年に入って釣りロマンでバスを放映するのは約8年ぶり。春先に基ちゃんが霞水系でバスをやり、今回オレが出番。シマノとしては今期を皮切りに益々バスに力を入れていくという方向性を打ち出したわけで。地上波全国ネットの釣りロマンもそうだし、ジャッカル社とのコラボレーションや、その他バスメディアに対しての盛り上げも積極的に行っていくとの事。とにかく嬉しい事ですよ。やっぱりバスでしょってことになったわけだし。力を入れるに足りうる魚だってことになったんだから。バスのメディアは様々な方向性を向いているわけだから、その演出方法は色々あって当然。オレ的にはもちろん、いつも言っているような方向性。で、選んだのは千葉の2大メジャーレイク。亀山と高滝。勿論、ボートゲーム。とりあえず、現在のバスフィッシングのスタート地点はこうあるべきだと思える場所。全国のバスを取り巻く環境に対してもっとも正しい発信が出来るかなと。さらに、バス釣りや釣