ロケが終了し、帰りの空いた一日は、クアラルンプールまでの
肯定途中にある野池で、ピーコックバスをやることとなった。
7~8年前、食用として輸入、養殖されていたピーコックバスが、
マレーシアではあまり売れず、業者が池に放ってしまったことから、
その池の水路を伝ったり、洪水などで年々エリアが拡大し、
ピーコックバスが釣りの対象魚として密かに流行しているという。
現場に着いたのはうっすらと空が明るくなる頃。
ボートをセッティングし、高橋マサさん、鵜山、そして俺の三人で出撃する。
朝一の光景は凄まじかった。
あちこちでガバッ、ゴボッっとバストが起こっている。
サンドバーの先端をまずは攻めると、プロトのレイダウンウェイク110プロップに
いきなりのビックフィッシュ。
デカイデカイと俺が言っているのに、二人は釣りに夢中。
ネットはボートの後ろの方にたたんで置いてあるし。
で、水面に出た魚を見てやっと二人も納得。無事ランディング。
デコッパチのナイスピーコックである。
サイズ53cm、ウェイト6ポンド超、そんなに太っていなかったんだけど重さがある。
骨太と体質のようだ。
はっきり言ってオレ的に初のピーコック。
アマゾン釣行は基ちゃんが仕切っていたので、彼に任せていた感じで、
ピーコックと触れ合う機会がなかったのである。
いい引きだし、魚も綺麗だし、凄い魚だ。
この日バイトが無くなった10時ごろまで、三人でピーコックを楽しむ。
活躍したのはレイダウンの110。
#1のトレブルフック2個仕様にしても良い動きで、ナイスサイズ連発。
ついでに3キロクラスのトマンも釣れちゃうし。
いやー楽しかったですよ。
マサさんありがとう。
それにしても、この手の魚が侵入してしまった現場は今後一体どうなっていくのであろうか。
釣りをした池でも5~6人のオカッパリフライ&ルアーマンを見たし、
確実にルアーフィッシングターゲットとなっていくわけではあるが、
一方では日本のバスと同じような問題も起きると思うし、
最終的には安定した個体数に落ち着くのが本来だが、
それまでの行程において、フィリピンのように獲り尽くされてしまうのか、
もしくはゲームフィッシュとして認識されるのか、
もしくは害魚扱いになってしまうのか。
ルアーフィッシングが流行し始めて、まだ3~4年だと言うマレーシア。
ジャイアントスネークヘッド、そして新たなるターゲットピーコックバスの今後に注目したいと思う。
チーム酔いどれさん。いい意見でしっかりしたルアーフィッシングの普及をお願いしますよ。
期待していますから。