月間ヘラブナの取材で埼玉の中ノ島センターという釣堀に出かけた。
ヘラブナ社のオレのページは今年から『Ｍｙヘラ道』というタイトルだ。
その内訳は、オレ的なヘラの楽しみ方、
すなわち自分のヘラ釣りの確立といったところだ。
テクニックや釣り方よりもどうヘラブナと向かい合うかという
切り口でやっていくつもりだ。
まぁ、あっさり、すっきりオレ的な題材だと思うでしょ?
オレが現状のヘラ界で表現できるのはそんな方法だし。
（バスでもいっしょだけど）
釣果第一主義がヘラ釣りなんだという認識を
これからヘラブナ釣りに興味を持ってくるような人々に
刷り込んでもらいたくないからだ。
そんなんじゃみんな引いちゃうでしょ？
ヘラ釣りだって、磯釣りだって、鮎釣りだって、バス釣りだって
試合がクローズアップされる場面は多い。
個人の想いや、試合への立ち向かい方がいろいろあったとしても
表面に出てくるのはやかり”結果”や”釣果”だったりする。
とにかく”釣ったが勝ち”になってしまうと、
どうしたってアリアリの何でもアリな世界に突入していくわけで、
逆にそうしないとそこで「たくさん釣りました」という結果を出すのは難しい。
そうした世界がどんどんエスカレートしてしまった結果、
若い人間たちがつりに入ってこなくなってしまったのだとオレは思う。
だって最初からスゴイ難しそうだし、
道具も、仕掛けも・・・餌だって難しくなってるし・・・・。
そこに突入しないといきなり取り残されちゃいそうだしって感じだ。
それぞれの釣りが持つ本来の魅力を前面に出していかない限り
その流れは止められない・・・とオレは思う。
前置きが長くなったが今回、中の島センターでのヘラ釣りは
『寒い冬だからこそ暖かい風も吹かない静かな池でヘラブナ釣りしたい』
というシンプルなものだ。
だって楽しいんだもん。（笑）
そういうシチュエーションによって”浮きが見えにくい”とか
”流れが出ちゃって大変”なんてストレスもないし、
とにかくリラックスして釣りに没頭出来る小さな空間。
そんな場所が都会のすぐそばにあって・・・。
だからこそ行きたいんだってことだ。
それにしても気持ちよく釣りが出来た一日だった。
内容は『月刊ヘラブナ』をみてくれ。