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2/12-17 オーストラリア③

何でも、50年前に乱獲や水質悪化のため絶滅寸前まで行ったらしく、

その後、行政や地元の人々によって20年ほど前から復活してきた

魚だということだ。

この地域の町(というか村)の看板などにはマレーコッドの絵が

書いてあることが多いし、ガススタンド併用の小さな雑貨店には

マレーコッド用のルアーがちょこちょこ並んでいる。

人々はマレーコッドをリスペクトしているし、まさに地域の魚って感じだ。

もちろん漁師はこの魚を取ってはいけないし、

釣りのレギュレーションとしては、50cm以上一日2本まで。

1mオーバーを1匹だけってことになっている。

オーストラリア自体、本格的にフィッシングライセンスが導入されたのは

10年ほど前とのこと。

最初は淡水だけで、その三年後に海を含め全ての釣りにライセンス制が

導入された設けられたようだ。

3日で6ドル、年間30ドル。

ボートからだとさらに別のライセンスが必要だそうだ。

オーストラリアのゲームフィッシングで最もプレステージが高く、

人気があるのはバラマンディだが、

マレーコッドはバラのように人の住んでないような

マングローブジャングルの僻地にいるわけではなく

人が暮らす平地の中を流れる川に生息し、

子供から大人まで楽しめ、とっても身近な魚なので

これはこれで人気があるのだとガイドは言っていた。

この水域で最大となるプレデター。

頂点の魚がいるということだけで、

ゲームフィッシング制度へのトリガーが引かれることは間違いない。

ルアーフィッシングの対象魚はどこの国でも

その国のゲームフィッシング制度導入の主軸となる。

日本の場合、淡水には殆どこうした対象魚は存在していなかった。

現在はトラウトを初めとしてバス、雷魚と魚種は増えつつある。

水域を守るため、水を綺麗にするため、レクリエーションのため。

日本は果たしてこれらの魚を有効利用できるようになるのか?

はたまた外来魚という理由だけで拒絶し、

誰も見向きもしないただの水溜りを保存し、

挙句の果てに埋め立ててしまうのか?

日本にどうにか生息できるようになったこれらのゲームフィッシュたちが

果たす役割はかなり大きいとオレは思うのだが・・・。

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2007年02月24日 07:10に投稿されたエントリーのページです。

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