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3/1 精進湖

精進湖の解禁に行く。

釣りものはヘラだ。

ヘラに解禁なんてあったのかーということで俺もびっくり。

確かに湖の解禁なんだから、ヘラも含め釣りが解禁なんだしその通りだ。

なんでも聞くところによると例年は氷を割って釣ることも多いという。

でもヘラたちはみんなお腹を空かせていて水中で餌に向かって群がってくる

バクバク状態なのだそうだ。

100枚なんて楽勝ですよなんて話で、

これは行くっきゃないということになったわけだ。

当日は朝の冷え込みこそ厳しかったが、風もあまり無く

ぽかぽか陽気になっていった。

で、ヘラはというと、最初の3時間はノーアタリ。

話が違うよ。

でもこれは野釣り。

まぁそんなもんだと腹をくくって餌を打つ。

精進湖の端の赤池から出船して通称"コタツ”という場所でやっていたのだが

減水中なので21尺で底釣りが出来る。

昼近くになってやっとウキに動きが出始める。

しかし食いアタリが出ない。

仕方が無いので針を更に小さく軽くする。

ウキの動きは更に軽くなるが、やはりアタリが出ない。

半ばヤケクソ気味でビン詰めの固形エサ「力玉」を下針につけて打つ。

するといきなりしっかりとしたアタリでナイスな地ヘラが釣れてしまう。

これかよーっていうことでバランスの力玉をやり続ける。

なんと昼から4時までに26枚。

周りはデコっちゃってる人もいるくらいのタフな中、しっかり釣れちゃったのである。

編集長も「バランスの底釣りで力玉つけてやった人は始めて見ましたよ。」

なんていうレアな釣り方。

やっぱ釣りは応用力だよってことで一人喜ぶ。

解禁といえば昔は芦ノ湖のトラウトに通ったものだ。

ちょうど中学生の頃からずっと行き続けていた。

なにしろ釣れましたからね。

ガイドが凍ろうが、雪が降ろうが、ものすごく楽しかった思い出がある。

大型ブラウンが増えて、大型のドナルドソンも沢山放流されていて、

それはものすごいことになっていた。

しかしながら近年、芦ノ湖は全く別の湖になってしまっている。

マスの絶対量がまるっきり違う。

特別解禁でさえデコっちゃうなんて話が飛び交うほどだ。

ボート屋さん達はその理由をしっかり知っている。

釣り客が激減したことにより放流量が年々減っていき、

どんどん釣れなくなり、更に釣れないから人が来なくなり、

放流量が更に減り、益々釣れない状況になっているというもの。

こうした負の連鎖が始まったのはバスのワーム禁止条例からだと

そこに暮らす多くの人々は言う。

確かにあれだけのクリアーレイクで、ソフトルアーを使わずにバスを釣ることは

一般的フィッシャーマンにとっては難しい。

バスも執拗に投げられるハードルアーを直ぐに学習してしまうし、

ますます難しくなる。

シーズンの大半がバス客で賑わっていた芦ノ湖の収入は激減したと

ボート屋さん達は口を揃えて言う。

もともとは固定にたまったワームをマス類が食べて死んでしまうから

そんな理由でやりだしたワーム禁止のプログラム。

それでいてみんながデコってしまう現在の芦ノ湖。

日本のゲームフィッシング発祥の地、芦ノ湖が大ピンチにあると

オレは思うのだがどんなもんだろう?

コメント (1)

noriyuki aikawa:

そうなんですよね。
悪循環って言ってしまったら、それまでなんですけど・・・・。

師匠の芦ノ湖の話を聞くと、近所の売れない、居酒屋を思い出してしまいました^^;。すいません・・・・。

そうだ!師匠、琵琶湖も何だか、ピンチらしいですよ。暖冬のお蔭で、今年はターンオーバーしてないらしんです。その為、湖底の酸素濃度が、今年は、かなり少なくて湖底生物が、激減してて生態系が崩れそうだって、科学者が騒いでました。
自然って、やっぱり凄い力なんですね。一生物の影響なんか、自然に比べたら遥かに、小さい事だと感じてしまいました。


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2007年03月17日 22:54に投稿されたエントリーのページです。

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