BSi世界秘境釣行の撮影でコスタリカに飛ぶ。
最近、海外ロケ多すぎで体調が変。
時差ぼけが治る頃にまた行くっていう感じなので、
どうにもこうにも地に足が着いていないっていう状態だ。
でもやっぱり海外は楽しいし、仕事が入れば喜んでいってしまう。
今回のコスタリカ、狙いは勿論ターポンだ。
正に"激ファイト”っていう言葉がぴったりの類まれな大型ゲームフィッシュだ。
今までオレが経験してきた魚達の中で、間違いなくファイトの部第一位と言っていいだろう。
元気の良い時に飛びまくるっていう魚はマーリンを含め色々といるけど
潜るは跳ねるはを繰り返し、それでも尚且つドッカンドッカンやりたがる魚だ。
素晴らしき古代魚である。
今回の釣行ルートは
成田→ヒューストン→サンホセ
っていうコースで、夜の九時ごろサンホセに入れる。
そこで一泊し、次の日にプロペラ機で40分くらい移動して
ターポン釣り場であるパラデルコロラドに到着。
そしてすぐに支度して釣りというスタイルだ。
サンホセでの移動もロッジサイドで車を用意してくれているのでとてもスムーズ。
まぁ秘境と言っても歴史あるシステムの整った釣行である。
お客さんの殆どはアメリカ人で、ヨーロッパからの釣り人も来る。
日本人はあんまり来ないらしい。
日本人の釣り人の場合、やはりバス狙いでの海外
もしくはGTやジギングが多く日本にはいない魚を
釣ってやろうと言う人間はまだまだ少ないようだ。
現地に到着して状況を聞くと、先週まで良かったが今週はあまり良くないとのこと。
それでも今朝は河口で一本あがっているよなんて話。
えー、一本釣ったっていうだけで会話になっちゃうレベルなのかーとかなりあせる。
まぁ、兎に角行ってみようということで河口に向かってボートを走らせる。
ガイドは英語が出来るのでコミュニケーションに支障は無い。
で、河口に到着すると既に5艇ほど横一直線に浮かんでいる。
コチラもその横に着けてアンカーを放り込む。
いきなり固定だよー。
ルアーはミノー系が良いらしい。
まぁとりあえずは色んなタイプを持ってきたんで
一通り試してみようと釣りを開始するけど何も起こらない。
水深は約2~3mととても浅い。
7~8年ほど前に、エコギアビデオの撮影で来た時に良かった
フェザージグ&パワーシャッドの組み合わせとかもやるがなんともない。
前回来た時は河口から外海に出て潮に流しながら釣りをしていたので
潮上に流れながら潮に流しながらルアーを送り込んだり
色々出来たんだけど、今回は固定なのでキャストしても全部
川の流れで後方に持っていかれてしまう。
潮に送ってもすぐにボトムに着いてゴミだらけになっちゃうし、
沈むものはとてもやりにくい。
で、ミノーなわけ。
それも現地では大型のシャローランナーシャッドラップ、もしくはマグナムラパラが定番らしい。
しかも20~30mほど流してからロッドを固定しての待ち釣り。
流れでブルブルと勝手に泳がすってことだ。
ちょっと物足りなくてへこむ。
でもやっぱり釣らなくてはだめなんで、腹をくくってやることにする。
初日は一匹かけたが、ボート手前でリーダーが切れてしまう。
ターポンの口は鑢のようにザラザラでルアーを飲み込まれるとヤバイ。
フロロカーボン120lbリーダーでもいってしまう。
ガイドはリーダーをロッドの中に巻きいれた時点でキャッチなんて言っていたけど
バラシはバラシでしょ?と、オレは思いますけど。
二日目からの釣りは、出来るだけ「河口の固定釣り以外の釣りでやりたい」とリクエストを出す。
外に出れれば一番良いんだけど、ダメなら川の中を動き回って釣りをしたいと伝える。
川の上流部は周りがジャングルだし、ロケーションは抜群。
こんな所でターポンとファイトしたいなーって感じだ。
しかし今期は、水量が少ないようで、ターポンがあんまり
川の中に入ってこないらしい。
それでも、所々でロールするので、居るには居る。
ただガイド曰く、川の中に入ってきてるターポンはデカイ群れじゃないから
競い喰いもなくナーパスに行動しているらしい。
難しいんだな。これが。
ということで、ヤバヤバのターポン釣行になったということで
詳しくは、BSiの番組、もしくは後々発売されるDVDでチェックしてね、と。
それにしてもターポンという類まれな魚はすごい。
みんな無理してでも釣りに行くべき魚だとオレは思う。
世の中にこんな魚が存在するのかよって感じ。
体験してみたらいいと思う。