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4/9-15 バハマへ

バハマへボーンフィッシュをやりに行く。

毎度の世界秘境釣行ロケだ。

バハマって地名は、なんだかフロリダのリゾート系地名に思えるかもしれないが、

本来はバハマ共和国というれっきとした独立国だ。

もともとは、イギリスの植民地だったが、なんと言ってもフロリダの目の前。

今ではアメリカ中心のスーパーリゾートになっている。

ただし、バハマ全部がそういうわけではなく、いくつかの島々からなるこの国の、

その中でもひときわ小さいナッソーと言う町のある島がスーパーリゾートなだけで

他の島は人口も少なく、所謂いなかの島々というかんじだ。

今回、ボーンフィッシュを狙いに行ったのは、

ナッソーからプロペラ機で15分ほど離れたとこにあるアンドロス島だ。

アンドロス島には島の真ん中を横断する水路みたいなフラットエリアがいくつもあり、

その溝を中心として、一大ボーンフィッシュ釣り場となっている。

やはり外海に面したところというより、内海に入ったフラット、

そして潮の干渉がボーンの好きなエビやカニを多く産出して、

「まさにこんなとこだろう」というボーンの生息地となっているわけだ。

バハマでは、ワールドレコードを狙えるぐらいに、デカイサイズが釣れると言われている。

実際、フライでは15ポンド、オールタックルでは18ポンドぐらいが出るらしい。

有名なハワイの近くにあるクリスマスアイランドでは、10ポンドを釣るのは至難の技だが、

バハマでは十分狙って釣れるサイズだと言われている。

ボーンフィッシュは本当に変な魚で、とにかく突っ走りのファイトが他の魚と一線を画す。

オレ自身も、この体長でこんなに走る魚は、他には見たことも体験したこともない。

フッキングと同時に、一気に突っ走るもんだから、

初めてボーンを釣った時には、はっきり言ってあきれるくらい驚いた。

ルアーでやる場合には通常、8lbから12lbぐらいのタックルでやるが、

50センチぐらいの魚体でも、一気に30~40mぶっ飛んでいってしまう。

まーだからこそ、ボーン、ボーンって世界中のフライマンたちが追っかけまわしている対象魚なわけで。

特に、エビカニ好きのボーンはフライには弱い。

まるで本物そっくりのフライが、どんどん開発されていて、

はっきり言ってルアーより効率的に釣れる訳だ。

ボーンフィッシュ自体は非常に臆病な魚で、

ちょっとした着水音でもパニックを起こして逃げていってしまう。

フライフィッシングだとその点でも非常に有利だ。

ルアーでやる場合は、いわゆるフラットヘッドのフェザージグ。

重さは1/8oz~1/4ozといったところだがポチョンと落ちた瞬間に

5~6m範囲のボーンはあっという間に逃げてしまう。

水深は30cmから1mぐらいのところを狙うわけだから意外に気付かれやすい。

ジグヘッド&ソフトルアーも良いのだが、これもまた着水音が出てしまうため同様に難しい。

だからってウェイトを軽くすると今度はディスタンスを取れなくなって、

ボートに気づいたボーンが逃げていってしまう。

かなり微妙だ。

通常はサイトでボーンを見つけて、その進行方向10mぐらいのところに

ルアーをキャストし、ボーンが近づいたときヒキヒクと動かして魚に気付かせ、追わせて食わせる。

つまり、魚の居場所が確認できないと上手く釣りが成立しないわけだ。

バハマでの釣りは、かなりアメリカンな体制がとられていた。

ボートはほぼちゃんとしたフラットボート。

いわゆるガイドが、ボート後方の一段高いステップデッキの上に立って

ポールを使ってゆっくりと、フラット上を移動しながら魚を見つけていく。

いわゆる、この手の釣りのために作られたボートがこのフラットボートだ。

バスボートより喫水は浅く、水深50cmくらいのところでもプレーニングして

走っていけてしまう。(乗ってる方は怖いけど)

エンジンは90馬力前後を使っていることが多い。

アンドロス島には10箇所以上ものボーン専用ゾーンがあり、

結構な数のフラットボートが走り回っている。

この島のボーンが本格的に開発されていったのは、10年ほど前らしい。

しかし、でかいサイズが出る場所として、急激に知名度が上がり、

多くの宿泊施設が出来ていったようだ。  続く

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2007年05月09日 07:42に投稿されたエントリーのページです。

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