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6/12 相模川

へらぶな社の取材で相模川にヘラを狙いに行く。

今回は何と案内人付き。

なんでかっていうと、

点在する中州状態の島に渡ってそこで釣りをするからだ。

案内役を引き受けてくれた天野さんは、

なんと週3~4日はヘラ釣り三昧の生活のようで、

現在のへらぶな社の編集長、田中里史君がヘラブナ社に入社する以前から

ヘラブナの誌面で活躍していたらしい。

その道数十年のおかっぱりエキスパートだ。


現場に着いてまずチェストハイのウェーダーを着る。

いきなりの川渡り。

普通こんなとこ行っちゃうわけってところをスポスポ行く。

意外に浅い。

だからってヘラバックかついで行くわけだからちょっとびびる。

でもなんだかそのアプローチだけで楽しい。

で、歩くこと10分くらい。それらしきスポットに着く。

岸の所々に竿の振れそうな場所が数箇所ある。

何と岸の草むらの中には簡単に作られた木のマイヘラ台が数個置いてある。

どうやらこんなところにもヘラ師の開拓組みがいるらしい。

では田辺さんはここでやってください。自分らは他に行きますんでってことなんで。

案内人の天野さんとその仲間の人はなんでやらないんですかと聞くと

もしも開拓者の誰かが来たら入れなくなっちゃうからという。

そう、彼らは最初にこの場所を発見した人たちをリスペクトしているのだ。

なんだかスゴイ。

来るか来ないかも分からないのに、知り合いでもないのにしっかり気を使っているのだ。

その道数十年のヘラ道には心の通った一面もあるのだ。

外側から見ると勝手にヘラ台をブチ建てちゃったり、

木を切っちゃったりなんていうまぁまぁメチャクチャなヘラ師たち。

過去の悪いところばっかり目に付いちゃうんだが、

そんな人々ばかりではないし、見えないところで人としての触れ合いや、

やさしさが釣り人たちの中には受け継がれているし、

バスにしたって、ヘラにしたって、海の釣り人にしたって

ちゃんとした人間はちゃんとしてるし、分かってないやつはわかってないってことなんです。

釣りを開始して約4時間。ジャミとの格闘が続く。

今日ったらデコっちゃうんじゃないのーなんて落胆していると11頃最初のヘラが釣れる。

嬉しいんだよねー。この一匹目が。

こういう野釣りってまず最初の一匹目って言う楽しさがある。

オレ自身、川でヘラ釣るのって初めてだから、これまた自分にとっての価値が高い。

で、一匹釣ったらまたまたやる気満々になっちゃうわけで、

夕方までに何とか9枚のヘラを釣ることが出来、

アドベンチャーリーバーヘラをエンジョイしたのである。

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2007年07月21日 07:51に投稿されたエントリーのページです。

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