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10/3.4 一碧湖へ

ヘラブナ社取材の為、伊豆一碧湖へと向かう。
一碧湖といえば、その昔天皇によりブルーギルが最初に放された湖として有名になり、
さらに津久井湖、相模湖、芦ノ湖といった場所しかレンタルボートのバスフィッシングが
出来なかった今から30年前にも、既にバスが釣れる釣り場として、密かに知られていた湖だ。
その頃、冬になるとわざわざ出向いて行って、バスを釣った思い出がある。
何故冬に行ったかというと、伊東という少しだけ温暖な地、
さらに冬でもどうにか釣れる場所として有名だったからだ。
今考えてみれば、岩場のシャローのある全体水深が浅い湖なので、
冬にも午後には水温が上昇しやすく、バスが口を使いやすいから釣れる実績があったんだと思う。

1月とか2月にトップウォーターミノーで連発した思い出が今でも俺の中にはある。
たった一人でボートを出して、震えるような体験が出来た湖として一生忘れないだろう。
そんな一碧湖に、初めてヘラブナ釣りに行くことになったわけで、
オレ的にはそれだけで十分に盛り上がってしまう。
盛り上がりついでで編集長里ちゃんに、どこか近くで最高にいけてる温泉宿を探して、
一泊しちゃおうよと提案。
勿論、そんな高級宿は、取材経費じゃ落ちないだろうから、全部オレが出すし、
値段は心配しないでとにかく凄いとこ探しておいてよとお願いする。
たまにはそんな釣りも良いでしょ。
それだけに気持ちは相当楽しい。
一碧湖のヘラはとにかくデカイし、凄く引くんだって良く聞く。
行って見たいと常々思っていた場所なので、事前情報で結構釣るの大変みたいって聞いた所で、
そんなのは関係ない。とにかく行こうよってことで決まったわけだ。
朝イチにボート屋さんに着くと、バスマンが二人、ヘラ師が一人、既に到着していた。
バスマンにバスの情報を聞く。
向こうはかなりびっくりしたみたいだが、色々細かく話をしてくれた。
バスは一日やって2-3匹。良い時で4ー5匹だという。
サイズはまぁまぁで、40upも普通に混じると言う。
ただし、やはりライトリグ系がメインになるという。
釣れっぷりはいい感じだ。
ゴーフォーでもやっちゃおうかと考えるが、何とこの湖、エレキは禁止なのだ。
って言うことは手漕ぎでゴーフォー?
どんなもんであろうか、それって。
ボート屋さんが開いて、中で情報を聞く。
一昨日の日曜に14人のヘラ師が入ったが、釣れたのは2人だけだったという。
でも昨日は6枚釣った人が居るという。
タフだけど釣れない事も無い。
二日やればどうにかなるだろうと思うが、それでもちょっと不安。
まずは16尺いっぱいの底釣りから始める。
どんなもんなんだろうとうち続けていると、開始15分ぐらいでいきなり魚の気配、と同時に良い当り。
竿が合わせた場所で止まったっきり、まるで根がかり。
それがゆっくりと動き出す。
こんなヘラの引き俺には初めて。
地を這うような独特の引きなのだ。
この日なんと、7枚を釣り上げる。
しかもみんな、40cm前後のキロオーバーのヘラばっかりなのである。
最高!しかもこれから戻る場所は、スーパー温泉宿。
更に最高。そんな場面がオレは好き。
勿論その夜は旅館を堪能。
朝飯はお弁当にしてもらう。(ヤバイくらいゴージャスなお弁当だったけど)
次の日は朝からちょっと風はあったけど、それでもとにかくやる。
2時間は何も無かったけど、10時頃になってやっとヘラが来る。
やはり激ファイト、激重の1枚。
この日は6枚。面白すぎる。
こんなヘラの釣り場があったなんて、もっと早く知っていればって思うぐらいの貴重な二日間だったのである。

コメント (1)

タカヒロ:

30年後も記憶に残っている釣行なんて素晴らしいです!
やはり、田辺さんは今も昔も変わらずに、1匹の価値を追い求めて釣りをされてきたのだなぁと感じました。
一生忘れられない釣行が出来るように、頑張っていきたいと思います。

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2007年12月26日 12:51に投稿されたエントリーのページです。

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