ヘラブナ社の取材で山梨県田貫湖へ行く。目的のお題は、”紅葉を見ながら釣りがしたーい”ということ。で、色々と場所探しをした挙句、このタイミングで、ちゃんとしたヘラも釣れて、しかも紅葉が見れそうと名前が挙がったのが田貫湖だったのである。本音のところで言うと、バス釣りにおいて、景色を最優先して釣り場を選ぶことは稀だ。葦びっしりの牛久沼だったり、山間の巨大人造湖池原ダムだったり、かつての雄蛇ヶ池だったり、かなり特徴的な釣り場だと、そうした感覚が湧くのだが、通常はストラクチャーの有無だったり、ベイトフィッシュだったり、やりたい釣りにあわせて場所を選んじゃったりする。
でも、何故かヘラブナ釣りだと、周りの環境を優先して釣り場を選びたくなる。まー言ってみれば、つりなの中に身を置いて釣りが楽しみやすいといった感覚なのだ。オレにとって、ヘラブナ釣りはやっぱり”和み系”の釣りなのだ。ただ、ヘラ業界や、多くのヘラ釣りの人間を見ていると、とにかくいっぱい釣れてとか、人と競い合ってっていう部分をヘラブナ釣りに求め続けている感じなのである。釣れる管理釣り場に、多くの人が押し寄せるのが当たり前で、例えその近くに、もの凄くロケーションのよい釣り場があったとしても、釣り人の姿は疎らだ。オレからすれば、”なんでまた。もったいないな。“なんて思っちゃうわけなのだが、多数の人間がそうなんだから、もしかしてオレのほうが変なのか?なんて考えちゃいそうなぐらいなのである。
で、ぶっつけ本番で行った田貫湖。本当に紅葉している場所があるのかと、担当のモロちゃん編集長と共に、ドキドキしながら湖畔に到着。そしてありましたよ。一部分だけど、水辺のすぐ上に、真っ赤というかオレンジ色の固まりが。ただその真下はあまりにも遠浅なので、もう少しブレイクが寄るエリアに移動。ちょっと離れちゃうけど、ここなら紅葉も見れるし、富士山だってバックに写っちゃうぜということで、釣り座を決定。
この日、ヘラの食いは渋く、一枚一枚の積み重ね的釣果だったが、田貫湖の艶々滑っとしたナイスヘラも混じって良い感じの釣りが出来たわけで。良い一日が過ごせましたよ。ヘラ師の数は全部で10人くらいだろうか。寒くなってきて、つれなくなって来てるんで、人数こそ少なかったが、多分そのうちの何人かは、オレと同じにこの田貫湖のロケーションを楽しみに来ているんじゃないかと、オレは思うわけなんだけれども・・・・・・。
コメント (1)
またまた、コメントさせて頂きます(ペコリ)
釣りの醍醐味に「景色を楽しむ」というのは、私も絶対にあると思います。
子供の頃、初めて、釣りに行った時、朝靄の中の景色に感動した事が忘れられません!
いまだにワクワクしますw
釣れない事がほとんどですが、普段の生活では得られない安らぎが、
ボートでのバスフィッシングによって受けられますよね。
(亀山なんかは特に)
湖上に出る事が出来たのは、田辺さんのお言葉に寄る所が大きいです。
ありがとうございました!
釣果も伴うように、これからも頑張りたいと思います♪
投稿者: こば | 2009年02月05日 16:00
日時: 2009年02月05日 16:00