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2008/12/6-9 オーストラリアへ

BS-i夢の楽園紀行取材のため、オーストラリアへ行く。目的の釣りは”サラトガ”いわゆるアロワナだ。日本の熱帯魚やさんではサウザンバラマンディーといわれるタイプ。何でアロワナがバラマンディー何だか良く分からないが、正式名はそうらしい。
サラトガとはオーストラリアでのアロワナの呼び方。前からずーっとやってみたかった魚だ。特に、普通のノーザンサラトガとは違って、オレンジ色の斑点のあるサウザンサラトガは、クイーンズランド周辺にしか居ない世界でも珍しい固有種。そんなある意味貴重な魚が、ゲームフィッシングのターゲットになっているということで、とても楽しみな釣行だ。しかもトップウオータープラグ中心で、釣りが出来るというのも良い感じ。
 プリズベンでレンタカーを借りて、目的のレイクまで車で約三時間。ナビとかはないので、地図を見ながら慎重に行く。オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、頭の切り替えは必要ないが、それでも交差点の方式とかは違うので、現場を理解しながら進む。バルンバといわれるレイクに到着する頃には、だいぶ気温も高くなり、まさに真夏。いきなりの逆転現象に、ついた日は汗が止まらない。泊まる部屋に勿論エアコンは無い。でもかえって逆にエアコンが無いが故、無理やり体が慣れてくれるので、次の日の釣りには好都合。ただし、寝られればの話だが。苦しい夜を過ごして、翌朝から釣りが始まった。
 最初、何発かのストライクをミスる。そしてついに待望の1匹目。70cmオーバーの見事なサラトガである。もの凄く嬉しい。とくにこうしたロケの仕事だと、自分自身が魚と出会えた嬉しさと、目的の魚をゲットして番組を成立させていく楽しさが、ダブルでやってくる。それにしても、アロワナを手にして喜ぶことがあるなんて、はっきり言って思いもしなかった。子供の頃から、水槽で泳ぐデカイアロワナを見て、凄い魚が世の中に居るんだな、なんて思ってみてはいたが、そんな魚をルアーで、それも自分が作ったザグバグで釣っちゃったわけで、まるっきり考えても居なかった人生を歩んでいるわけだ。今回の釣行は、特別な秘境中の秘境に行ったわけでもなく、空港からたったの3時間で着ける場所であったわけだが、自分自身では、なんだかとっても不思議な体験だった。それにしても、あのサラトガ。なんであんなにフッキングできないわけ?はっきり言って未だに理由が良く分からない。一つだけ悔いが残るのは、プロトでも良かったから、フェイントベイトのポッパーを持っていけばよかったなってこと。多分、フェイントベイトを入れていけば、あそこまで見切られたり、突っつかれたりなんてことは無かったんじゃないかとも思うし。次回行くときは必ずフェイント勝負をしてみようと思っているわけですよ。

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2009年04月02日 07:44に投稿されたエントリーのページです。

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