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4/9-10 印旛沼へ

 ヘラブナ社の取材で印旛沼へ行く。今回のお題は“ヘビーカバーでへら鮒釣りたい“というもの。この時期、印旛沼本湖のヘラは、湖岸にある葦のインサイドのバックウォーターで産卵する。つまり、葦やガマ、さらにはブッシュの奥のキワキワでへらを狙うのである。水深は30-40CMくらいの所。ボートからバスをやっていると、岸沿いにある杭に仕切られた葦際。それの更にインサイドに位置する溜まり状の、バックウォーター部分である。ボートで侵入するには浅すぎてなかなか入れ無いが、帯状の細長いオープンウォーターが存在しているのである。ボトムはかなりのヘドロ状態。へらは葦の茎やブッシュに卵をつけるので、ボトムが少々ヘドロ状態でも入って来る。でも、魚がいつでも居る訳でもなく、ノッコミ時期限定のエリアである。で、地元のヘラマンの情報を頼りに入る場所を決める。3日ほど前まで乗っ込んでいたらしいが、今回はハタキの音は聞こえない。釣り人も殆ど居ないし。はなからヤバイ状態。まー取材日は決まっているわけだし、そうは上手く行くわけが無い。でも、とにかく竿を出す。タックルはヘビー。道糸2号のハリス1.5号。更に針は1本針。普通のヘラ釣りのように2本付けると、魚がカバーの中に突っ込んで行っちゃった時に、もう1本の針が根がかっちゃうので、必然的に1本針なわけである。印旛本湖のヘラって言うと、かなりプレステージの高い代物なのである。新川とか、周りの川系で釣るヘラと、本湖のヘラは格付けが違う。それぐらい難しく、しかも荒々しいヘラなのである。それに、タイミングが合わなければ殆どでこっちゃうって言う所も、一匹の価値を上げているところだろう。で、案の定、この日の釣果は鯉数匹。鮒系の鱗がスレで一枚という結果。しかしめげない。明日はもしかしたらって言うこともあるし。鱗釣れたし。で、翌日も朝一から入釣する。ヤッパリハタキは無い。でも、初日の鱗一枚がギリギリのモチベーションを保つ。昼までに鯉1匹。で、場所移動。そして午後三時過ぎ、初の鮒系が来る。しかし半ベラ。ちょっと見はヘラなのだが、顔が少し変。更に口元は鯉系のちょっと下付き加減のヤツだ。所謂F1個体・・ミックスだ。ヘラの世界では、いくらヘラっぽくても、顔つきがちょっと違うだけでヘラとは認められない。でも、俺的にはちょっと嬉しい。だって鮒系だし。そして夕刻、ウキに動きが出てくる。そして何と、半ベラ3連荘。暗くなるまでやっちゃったわけで、ついにへらの顔を見れずに取材終了。ヘビーカバーで、鯉や半ベラと格闘できただけでも、ちょっと面白かったけど、やっぱり完デコの重みはきっついわけで。来年こそは、印旛本湖のヘラを釣ってみたいわけですよ。

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そんな「地元のヘラマン」も、今期は念願の某ヘラ釣りメジャートーナメントで予選通過したとのことで、懸命に野・競両道を極めんとしておりますデス。

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2009年07月03日 09:56に投稿されたエントリーのページです。

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