ヘラワングランプリという大会出場のため、椎の木湖にヘラ釣りに行く。
この大会は、和歌山県の竹竿師たちが町ぐるみで竹竿の良さを伝えていこうと
始まったイベントだ。
今回の予選を突破できれば、本場紀州での本戦に出場出来るというわけだ。
へらぶな社の取材を絡めて、竹竿の部でエントリーする。
この大会のために作ってもらった「竿春きよ志作本造り、9.4尺」。
オレにとって初めての総竹の竿だ。
穂先がカーボンで、バットが竹の竿は(合成竿という)もう何本も持っているのだが、
穂先まで竹の竿というのは初めて。
なんか手が出しづらかったのだが、使ってみるとびっくり。
全然何のストレスもなく使えるし、ハリス0.2号でも椎の木湖のヘラを十分相手に出来る。
やっぱり感じいい。
で、釣りの方はと言うと、朝から激シブ。
四月七日に練習に来たときは攻めの釣りを見出し、ガンガン釣りこめたんだけど、
この日はさっぱり。
こんな時は、じっくりどっぷり、一枚一枚丁寧に釣らなきゃいけないのは解っているんだが、
どうしても色々攻めたくなってしまう。
タナをじっくり作ってやろうと思うんだけど、
ちょっと釣れだすとまたまた攻めを試したくなってしまい、やっぱり自滅。
とってもやりすぎちゃったなって感じの釣りでした。
やっぱり性格なんですよね。
っていうか気質なんだな。
釣りをしだすともっともっとってなっちゃうのが。
自分のスタイルに持ち込みたいって言うのが。
抑えていくところは抑える。
このことが出来ないとヘラの大会ってダメなんだよね。
やはり修行が足りないってことなんですよ。