日曜日、朝からズラリと受付に人が並ぶ。
去年より更にパワーアップしちゃっている感じ。
ボート組もたくさん居たけど、おかっぱりのロードランナー使いも揃っている。
誰に声かけてもみんなオレのことを知っててくれてるし会話が成立する。
まーいつものように自分の釣り成立しちゃってねって、挨拶を済ますと、
いよいよ一斉スタート。
みんなが向かった方向は・・・・ぜんぜんバラバラ。
こうこなくっちゃね。
手堅いスポットに朝から集結しちゃう普通のトーナメントとはちょっと違う。
みんなやりたいことあるしって感じで勝手に行っちゃう。
ノリーズカップは一匹だし、爆チャンも2匹だし。
いっぱい釣る必要が無いからまずは強気のゲームでスタートでしょ。
そういう気持ちで皆が集まってくれているのが嬉しい。
誰が上手いとか、誰が一番だとかはほぼ関係ない。
自分が思っているゲームが出来るか出来ないかだけを楽しみに来てくれている。
その結果、うまくいけば最高だというスタンスだ。
バスフィッシングは同じ土俵でちゃんとしたトーナメントが成立する数少ない釣り。
トーナメントなくしてバスフィッシングがここまで普及することは無かっただろうし、
今後もとても重要な部分を占めていくと思う。
でも、試合をやってやればやるほど魚は痛むし、そのレイクの絶対数は減ってくる。
これはトーナメントが頻繁に行われている水域と、そうじゃない水域を比べれば察しがつく。
本来であればアメリカのレイクのように、まず管理システムが存在しなければならない。
釣り人一人当たり、一日何匹釣れればこの湖の正常値で、
それ以下に落ちた場合はレイクをクローズすることもあるし、
魚やえさを補充する場合もある。
そういったリサーチがしっかり行われたうえで、その水域が受け入れられる人数、試合数などが
算出されれば最高なのだろうが、日本ではこうはいかない。
だけど試合は行われるし、それが無かったら人が集まらない場所だってある。
今回のよーに、今のオレに出来るのは、持ち込むリミット数をへらしたり、
魚を大事に扱うようにって皆に呼びかけるしかない。
試合を入れすぎちゃってるレイクには試合数減らした方がいいとか、
エリアを制限した方がいいとか言うのだが、出ている人間にしてみれば、試合は楽しいし、
広いエリアで釣りたいし、持ち込む匹数が多い方がウデの差がついて面白いって
思うだろうし。この問題について絶対こうだって言える人間は居ないだろう。
レイクの管理システムが出来るのが先か、魚が減って人が来なくなり
水域を有効利用できなくなるのが先か、日本の釣りの未来はいまだに見えてこない。
で、話がそれたが、この日の西湖はやっぱり難しかったですね。
オレも皆に声をかけつつ釣りをしてみたのだが、回復したビックフィッシュは沖合いに浮いちゃって
いるみたいだし、ベイトについたバスを食わせるのも簡単じゃないし、
シャローをウロウロするバスもそんなに居ないしって感じで、みんな苦戦しちゃってたみたいです。
それでも何匹かナイスフィッシュが持ち込まれたし、ヒラクランクで釣れたとか、
プロリグで良い魚捕ったとか、スローダウン一辺倒じゃなかったみたいだ。
さすが西湖ということで、今回を機にこのレイクが好きになった人間も多かったんじゃないかと思う。
ということで、無事西湖でのダブルタイトルは終了。
爆チャンスタッフ、ゲーム部スタッフ、そして手伝ってくれた皆、お疲れ様でした。