ゴーフォーイット収録のため、九州大分県の松原ダムへ行く。
松原ダムは、俺自身一回も行ったことの無かった湖なのだが、
この地ではかなりメジャーで、試合もガンガン入っていて、
地元では勝手にタフ＆ライトリグレイクとして通っているらしい。
行った日は数日前の雨で、急激に水位が上昇した直後だったらしく、
湖岸の水中に、緑色の草がまるでウィードのように残っている状態。
水質は結構クリアー。
しかもターンオーバーと重なって、エンジンで走ると泡だらけ。
朝一に、ロックパイルクローに良い魚が追っただけで、
かなりゴージャスなバンクを延々流していっても何も起こらない。
昼過ぎには仕方なくスローダウン。
この日喰ったのがコンポジットスカートの1/2ozテキサス。
しかもカバーへのフリップでは一発も当たらないで、
水深３－４ｍへの適当なキャスティング。
それもテキサスのキャスティングタックルなんて考えてなかったので、
フリッピンスティックに２０ｌｂラインでそんな釣りをやっちゃう。
なんだかんだで5本のバスを手にするが、
釣りたいスポットで思うように釣れていないので、かなり不完全燃焼。
面白かったのは、同じ日に舟を出していた地元の二人組は、
二人で1本やっと釣れただけだという。
しかもライトリグでじっくり狙っていたにも関わらずだという。
オレが岸のカバー打ちで魚を手にしていたのなら、そんなもんなのかって思うが、
３－４ｍのバンクに２０ｌｂライン、1/2ozのコンポジットスカートを適当に打っていった方が、
圧倒的に良かったという事実が面白かったのである。
なんとなく、それぐらいの魚だったら、ワームがそばに落ちてきたら別にどんなリグでも
喰っちゃって良さそうなんだけど、そういうこともあるんだなーと考えてしまう。
オレがクリアーと感じた水は、ターンの影響でやはり普通よりは濁っていたということなのかな？
だからでかくて強い方が良かったのかな?なんて思わざるを得ない感じだった。
二日目は抑えにコンポジットスカートを考えて、とにかく前日魚っぽく感じた
流れ込みエリアを次々と回る。
なんと言ってもターンオーバーだし、流れ込み攻めは王道だからね。
で、昼を過ぎても何にも釣れない。
ここまで来てデコッちゃうわけ?
巻こうが、テキサス打とうが、本当に何も起きないのである。
残り２時間を切った所でオレも切れる。
とにかく行くぜーっとまたまた走る。
前日、雨のせいとターンでまっ茶色になっていた上流部まで行くと、なんと普通の色に戻っている。
泡こそあるが、そこには極小ベイトの姿が。
まずはどうにか一本と思い、コンポジットスカートを打っていくと、
なんとピックアップで横から魚が追った。
これだったのかーと、すぐにディーパーレンジ1/2ozにチェンジして巻き始める。
そして、ゴーフォーイットが番組として成立したのである。
勿論、俺の中でも成立なのである。
そのときに合わせてとにかく動く、何時もオレ自身言っているくせに、
勝手に見切るからいけない訳で、
だからって見切らなければ、次にいけないしって言うことで、
修行はまだまだ続くわけなんですよ。