ゴーフォーイットの取材で南紀七川ダムへ行く。
かなり昔のバサー誌、そしてロドリのバトルを含めて三回目の釣行だ。
事前情報としては、夏から秋にかけては凄く釣れていたけれど、
12月になってかなり厳しくなったとの事。
いつもは今頃、上流から落ち鮎が入ってきて、湖岸をぐるぐるやるので
結構いい釣りが出来ちゃったりするはずなんですけど、
今年は上流の鮎が早々に全滅してしまったらしく、鮎の姿は見られないという。
かなり減水気味で、何だか初めてのレイクみたい。
奈良、和歌山などいわゆる南紀の人造湖は殆どがクリアウォーター系の貧栄養湖タイプの湖。
行って見れば解るが、山々の殆どが植林された針葉樹群。
落ち葉を落とす広葉樹系が殆ど無い。
水はクリアーだが、プランクトンが発生するような栄養が殆ど無い為、
小魚も少なく、寂しい生物層の水域が作られる。
そんな湖が多い中、七川ダムでは比較的ベイトも多く、バスの固体も太っている。
ノーザンしか入っていないが、それでもかなり良いサイズのバスが釣れる貴重なレイクなのだ。
しかも、レンタルボート有り。
オレとしては遠征してでも行って見る価値のあるレイクとしてオススメなのだ。
当初のプランでは、シャローの巻物で大型を拾い、ディープをメタルで決めるつもりで
勝手に釣りを成立しちゃっていたのだが、そのプランは初日にあっさり崩れる。
大減水の為、上流部は全体が浅くなりすぎていて、ベイトは居るがバスは全然入っていないし、
下流部はターンしたニゴリ気味の水が溜まっていて、思う場所にベイトが居ない。
やっぱり冬って難しい。
初日は鳴きながらのフィッシュ。
でもだからって次の日も釣れるかって言われるとやばいぞって感じなのだ。
しかもビックフィッシュを狙って・・なんてやって行くと大変。
内容的には番組をチェックしてねって言うことなのだが、
やっぱり行き着く所、自分にとっての自信ルアーって本当に必要だ。
釣れなくても、ベイトが無くっても、1時間2時間と延延投げ続けられるルアー。
そしてその一発をミスらないで取れるタックル。
冬のバス釣りって、寒いし、難しいし、ちょっと大変なんだけど、
釣ったときの満足感って本当に大きい。
やっぱりやめられませんね。この世界は。