イタリアのローマで、ヨーロッパフィッシングショーがあるということで出発。
初めてのヨーロッパフィッシングショーだ。
何でそういうことになったかって言うと、
ここ数年、ヨーロッパでのルアー人気が急増し、更にユーロの為替レートが高くなり、
日本製品がガンガンヨーロッパに流れ込みだしたからだ。
ヨーロッパの物価は、日本円に換算するともの凄く高い。
っていうか、ユーロの価値って一体どうなのよって思ってしまうくらい円が弱い。
で、彼らにとって見れば、日本製(中身はどうであれね)と呼ばれるルアーは、
全然高くなく感じられて、それで一気に日本製人気に至ったみたいなのだ。
ノリーズはそんな流れの中で、出遅れに出遅れてやっと今年からちょっとずつ進出。
なんと言っても在庫があんまり無いノリーズ製品は、
向こうが欲しいって言ってきても全然対応できていないし、
そもそも原価の高いアメリカ製や日本製が多いし、どんなもんでしょーねってやっていたもんで、
思いっきり出遅れたわけだ。
商品点数が多く、大量に生産できるメーカーはガンガン行っちゃってるし、
日本でさばききれなくたって、世界に出しちゃえば良いんだってとこもあるらしい。
正直、凄いことになってるのである。
で、今回、その本質的部分をしっかり見てみたく、ヨーロッパショーへ出向くことになったのである。
行ってみてびっくりしたのは、ノリーズ製品を既に認めてくれていた人がこんなに大勢いたのってこと。
イタリアやスペインでのバスブームや、フランスでのルアーブームにおいて、
本当に手に入りにくいけどクリスタルSって凄い釣れるねとか、
ショットで入れ食いだったとか言ってくる。
なんだかんだで皆知ってるじゃん。
それに、オレのDVD見てるし。
ファンなんですよとか。
えー何時の間にっていう次元だったわけなのです。
そう、既に数年前から日本のルアーメーカーバブルが起こっていて、
日本の釣り雑誌や映像、更にインターネットを通じて皆思い切り研究しているみたい。
これだけ多くのルアーマーケットの製品を経験して、ノリーズにたどり着いてくれている人達が居る
という事実は、本当にびっくりだったのです。
日本では何年もかかり、アメリカではいまだにプライスレンジが合わず、
地道にやってきたノリーズのルアーやロッドたちが、
ヨーロッパではたった数年で認められつつある。
本当にそこまで行っているのかはやや疑問なのだが、その可能性があるということが
とても嬉しかったわけですよ。
まー、と言ってもノリーズ製品輸出の本格始動はもう少しかかりそうなので、
地道にやっていくつもりなんですけどね。
それにしても、ヨーロッパショーでのカープフィッシングの人気は凄い。
なんと言ってもカープ(鯉)の魚体が凄い。
日本の鯉とは桁違いの迫力あるボディーとサイズ。
30kgを超える鯉たちの写真が、どこのブースでもバリバリ露出されている。
なんで日本の鯉はそこまで太っていないのかなと不思議なのだが、
とにかく淡水でこんな魚が釣れるなら人気も出ちゃうでしょって感じだ。
まー、色々と釣りの世界が違うヨーロッパだが、これから自分自身で少しずつ見て行って、
物としてだけでなく、作り手の姿勢として、ノリーズが認められてもらえる日が、
来ればと思っている。
次回は現場で釣りでもしに行ってこようかと思っていますよ。
コメント (3)
ヨーロッパで認められつつあるノリーズ。。世界のノリーズになる日もそう遠くは無さそうですネ!
近い将来、RRやノリーズグッズを持ったヨーロッパの方々がFショーやフィールドで見かけるかもしれないですね。
投稿者: フリーダム | 2008年08月30日 12:26
日時: 2008年08月30日 12:26
バスプロショップとコラボレートできないですかね?
KVDやリック・クランがノリーズルアー使ってるのがサブプライムローン問題前にESPNでバンバン出てればノリーズも一気にワールドワイドになってたはずなのに・・・って本気で思ってました。
そんな”たられば”は今話してもしょうがないですが、本気でノリーズがグローバルブランドになることを願ってますよ!
投稿者: ぶろっこ | 2008年08月30日 21:43
日時: 2008年08月30日 21:43
音楽に国境はないと言いますが釣りにも国境はないんでしょうね。しかもインターネットで情報が入手しやすい、いまの時代は尚更なのでしょう。
マスメディアに頼らず口コミで広がってるのがノリーズぽくって良いですね♪
投稿者: 貴パパ | 2008年09月01日 12:54
日時: 2008年09月01日 12:54