トップ堂の取材で岡山のとある有名トップウォーター釣り場へ行く。
アカシブランドの明石君が見立ててくれた場所だ。
流れこそ無いが、川状の護岸&葦や草のバンクと
延々続く葦に囲まれた本湖を持つ釣り場。
水深は浅そうだがとってもいいかんじだ。
朝一からジョンの準備をして早速船を下ろす。
持って行ったのは当然トップウォーターオンリー。
ベジテーションシリーズを中心に、アカシブランドのウッドは勿論、
ツナミルアーやヒヨコのドリラーなんかも入れていく。
当然、ノリーズのトップも混ぜていく。
ロッドはハードベイトSPの56Lを2本。
コンクの50と100でプラグサイズに合わせてローテーションする。
100にはコブラの20LB、50には16LBを入れる。
たまにはこんな割り切ったセッティングも良い物で、何だかとってもワクワク。
しかし、開始一時間以上も一発もバイトが無い。
ここってこんなもんなのーって明石君に聞くと、
”こんな感じですよ。特に今の時期みたいに暑くてピーカンになっちゃうとかなりのもんですねー。”
と普通の表情。
”俺たちトップの人間は一日に数回バイトがあれば良い訳で、こんなとこまできてデコなんて
しょっちゅうですから。”
ちょっとグッと来てしまう言葉だ。
なんかイメージでは誰も知らないようなパラダイスを見つけて楽しんじゃうのかなー皆。
って思っていたフシもあったのだが。
全然そんな感じじゃない。
それよりもロケーションを選んで、バスのコンディションを選んで、
ボートを持ち込んで逃げ場の無い世界でトップ真っ向勝負といったスタンスなのである。
そーいえば明石君と片倉ダムで釣りをしたときも、亀山ダムで釣りをしたときも、
出ませんねーなんて言葉は一語も無く、黙々と釣りをしていた記憶がある。
それよりも、たとえノラ無くてもブッシュの奥へ投げ込んで、ゴボッと出して
よーし出た出たって喜んでいたのが印象的なのだ。
今回の編集の江波戸さんも、朝一1時間以上もバイトが無いことなんて丸で気にしていないようだし、
こんな感じの世界なのかなーとオレなりに理解していく。
で、10時を過ぎた頃、オレのビハドウにまず1本来る。
サイズは45CMくらいで、虫着きマッディ系の良い魚だ。
その後、何発かベジテーションにバイトがあったが乗らず。
で、昼を前に一回上がって飯を食べに行く。
更に1時間くらいシエスタタイム。
これまた普通のリズムのようだ。
午後は3時ごろから再開。
すると、明石君操るジュピタに良いサイズが来る。
更にウォッシャーでも釣る。
オレのほうはジュピタでばらし、更にもう一発追加でばらす。
水温30℃を越す中で、葦の付け根ギリギリにキャストして無理やり出しているだけあって
バイトが浅い。
この日、夕方5時を過ぎたあたりから急にバイトが遠のき、薄暗くなるまで全くだめになってしまう。
完全に地合が去ってしまった感じだ。
最近良くあるのだが、夕マズメだから凄いってことはいつもあるわけではない。
特にトップなんかやっていると、夕方のプライムタイムに期待してしまうがそうでもないわけだ。
次の日、朝一から明石君がジュピタで52CMを釣る。
今回一番の活躍はジュピタ。
強めでドカンといった感じだ。
その原因はバスが奥の奥へ居るからで、しっかり引っ張れるルアーのほうが良いってことだ。
この日も前日と同じように乗らないバイトが多発。
さらにばらしも多発。
オレ的にはどうなっちゃってるんだと言う感じ。
しかし、最終にやっと一発ジュピタで取り、取材は無事終了。
それにしても2日間、トップだけを投げ倒したのって20年ぶりって感じだ。
とても面白かったわけで、更にやっぱり明石君は上手ですよ。
この手のプラグだけを投げ倒しているだけあって、その攻めは半端じゃないわけで。
アクションとかポーズとかそういったことよりも、キャスト制度とそして回収。
そのリズムが抜群なのである。
重量級ウッドプラグだからできる、カバーを突き抜けるキャストと、
ジギングスプーンのように揺らすと取れるスナッグレス性能。
正にその優位性を最大限に生かした釣りを、とことん体験しちゃったわけで、
今期のカバートップは俺の中でも一番のトレンドになっちゃったわけなのです。
コメント (1)
トップ堂の記事はとっても楽しそうでしたね♪
最近の自分は、ボートの釣りを始めて、約1年ですが、デコばかりなので、余裕がなくなっている感じです・・・
たまには、こんな感じでのんびり、楽しく、釣りをする事も大切なのかも!と言う事を思い出せました!
ありがとうございます(ペコリ)
投稿者: こば | 2008年10月05日 01:04
日時: 2008年10月05日 01:04