« 8/26-27 ネオヘラで亀山へ | メイン | 9/1-2 山中湖へ »

8/30-31 ニレ池へ

 久々にトラウトの管釣り。ゲーム部早川、ノリーズトラウトプロスタッフ・早掛けマン木村と共に白馬のニレ池へ向かう。去年惜しくもこの世を去ってしまった、トラウトプロスタッフ佐伯君の一周忌、追悼の意を込めて、仲の良かった皆で集まろうと言うことになったわけである。
 二年ぶりのニレ池はやっぱり青く白い、独特のエメラルド系水色。オレとしてはかなり好きな釣り場だ。綺麗な鱒と、自然豊かなたたずまいのある丸池。釣りをしたり、バーベキューをしたり、みんなと話しながらリラックスをする。こういう時間もいいものだ。
 釣りのほうはと言うと、まぁまぁ苦戦。追いはあるけど中々食べてくれない。オレとしてはプラグの釣りを、前に行った時のように堪能したかったんだけど、今回はちょっと様子が違う。更にスプーンの表層引きもかなり難しい。木村とかは普通に釣っているんだけど、彼の釣りは特殊で、1.5gのウィーパーを使って、水面ギリギリを狙った鱒の目の前に、本当に一定の速度で引いて、食わせこんでしまうというシューティングの釣り。俺も教えてもらってやってみるが、どうもスプーンの上下動を無くして、一定ウォブリングで引くテクニックが難しい。かなりのハイテクニックなのである。

 そんな中、結構釣っている人間も居る。でも見ていると細いPEラインを使ったペレットサイズのボトムスプーン系の釣り。早川がそっと教えてくれたが、彼の周りには腹を出してしまっている鱒がウロウロしている。この手の釣りはラインを見て合わせて行くので、魚がラインに当たっていっても合わせてしまう。もの凄くスレが多いらしい。そのため、ダメージが大きく、リリースしても浮いてしまう鱒が多いのだという。確かに釣れているように見えるが、スレで上がってくる鱒が多い。この手の釣りはどんなものかと、トラウト業界でも賛否両論があるみたいなのだが、とりあえず釣果主義になってしまっている一般人達は本当に多くて、エキスパート達は口にかけることが出来るのだろうけど、、こうしたスプーンの売れ行きも良いので、色々事情もあると思うが、作って売った者勝ちという流れがあるらしい。勿論ノリーズトラウトセクションは、そうした釣りをプロスタッフたちが良しとしていないので、製品化の話なんて全く無いが、まぁオレとしては根本的に今のままで良いのかトラウト管釣り業界といった感じなのである。魚に優しくということで、あれだけラバーネットが普及したにも拘らず、スレが多発してしまう釣り方を、売れるからとか、人が来るからとかで容認してしまう。魚に対する愛や、自然に対する優しさや敬意を払うことを教えて行くことが、釣り普及の中にしっかりと組み込まれてなければいけないとオレは思うのだが。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年12月29日 07:50に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「8/26-27 ネオヘラで亀山へ」です。

次の投稿は「9/1-2 山中湖へ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。