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10/18-19 名張へ

 名張にあるプロショップかつきのセミナー&釣り大会に行く。かつきと言えば、三重県を中心に、このエリアのプロ志向の釣りを、昔から仕切ってきた超有名店。特に鮎釣り、そしてバス釣りはこの店の2大看板メニュー。訪れているお客さんも、かなりやり込んでいる人間が多いので、オレ的、そしてノリーズ的にも古くからお付き合いのある店だ。そんなかつきで久々のセミナー。来てくれていた人達は、昔からの人間も何人か居たが、殆どが新しく見る顔ぶれ。何と少年達も何人か居る。最近、少年達は本当に貴重な存在なんですよ。純粋にバスフィッシングが好きになり、釣りしたくってしょうがないって言う彼らの顔つきを見ていると、何だかとってもうらやましい。別にスタイルも無い。流行も無い。目の前にあるのはブラックバスという魚と、色んな形のルアー達。原点の面白さだ。オレだって勿論そんな少年時代を過ごして来たわけだが、はっきり言ってだんだんスレてくる。もっと刺激、もっとイケてる、とか思うようになってくると、どんどん複雑になってきてしまう。まー自分が求めていることを、やってきたらそうなっちゃったわけなので、そうした事が嫌なわけじゃないのだが、戻れない自分が居るのがちょっと寂しいのである。じゃー、だからって原点に戻るぞーっと叫んでみても、本当にそうなれる、無理やり自分に言って聞かせながらじゃないと、その領域には侵入できない。それもある意味表面だけは、アタリも分からず飲み込まれて釣れてしまった魚を、何の違和感も無く”釣れたぜー最高だぜー”って思えるのが原点だろって自分に言い聞かせて、そう感じることはやっぱり無理だし。このルアーで釣れてもつまんないとか、一匹釣れたら移動するぜとか、はっきり言って生意気なわけで。そんな生意気な奴は原点には戻れないのである。つまり、俺を含め、多分バスフィッシャーマンの殆どがそうなっちゃっているわけで、だからこそ少年達は貴重なのである。で、そんな貴重な少年達を、オレのセミナーは変にスレさせちゃうんじゃないのなんてちょっとは気にしつつ、でもだからって、自分の釣りを早く持てよなんて言っちゃってるわけで・・・。勿論この話に結論は無い。
 次の日は、青蓮寺湖での釣り大会。久々に会ったノリーズのプロスタッフ渋谷と同船する。状況を聞いてみると、やっぱり昔にも増してタフらしい。夏場はどうにかなるのだが、今の時期はかなり厳しいらしい。ディープをやればマメばっかだし、だからってシャローをずーっとやっても絶対に釣れるなんて言えるほどの確立はないという。でも大会は、一匹の重量勝負だって言うし。じゃーやっぱりシャロー勝負でしょっていうことで、二人で投げまくる。俺が使っていたのは、来期に出すための初期プロトタイプルアー。今あるルアーを色々いじくって、こういったクリアータフ系レイクでも釣れる動きに仕上げて行っている物。はたして青蓮寺ではどうなのっていう所が自分的にも面白い。そしてなんと開始1時間ほどで、700gクラスのナイスフィッシュが釣れてしまう。やっぱりですよ。こんな感じの動きなんですよーと、凄く嬉しい1匹。その後二人ともバイト無しで終了。ウェイインは40人中6~7人。やっぱりタフなわけで。その中、多分ハードベイトで釣られてきたのはオレの1匹だけって感じ。そんなコンディションだったわけで。そんな中だったからこそ、オレにとってはとても重要な日だったわけですよ。細やかな積み重ねで、自分の思うルアーへと仕上げていく。こういう作業ってかなり面白いわけで、ルアー作りはやめられませんね。

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2009年01月26日 22:25に投稿されたエントリーのページです。

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